2007年12月24日

2007冬至 キャンドルナイトin月形

12月22日冬至。キャンドルをモチーフに環境を考えるイベント「キャンドルナイトin月形」が、月形町知来乙小跡地の「ちらいおつ遊び塾」にて開催されました。

私も所属する「地球を愛する会@月形」にとって、このイベントの開催は今年の夏至に次いで2回目ですが、今回は空知支庁の「移動エコラウンジ」と一緒に、ちらいおつ遊び塾の協力も得られたので、企画から当日に至るまで大人数でじっくりと取り組むことができました。大人数になったとはいえ、「一人ひとりがイベントを作り上げる」「一緒に楽しむ」という精神はそのままで、手作りの温かいイベントになったと思います。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

さて当日は、15:00〜 第一部「スノーランタンとミツロウキャンドル作り」を、空知支庁の移動エコラウンジの方々が指導してくださいました。

スノーランタンはバケツと一升瓶さえあれば誰でも簡単にすぐにできるので、次から次へ作り続け、あっという間に会場の周り一杯になりました。日が落ちてくるとランタンからこぼれる灯りが道のようで、とても素敵な光景でした。みんなで一緒に作ったからこそアッという間に出来たと思うと、喜びもひとしおです。

ミツロウキャンドルは、溶かしたミツロウ(滝川市の養蜂家から入手・地産地消)にロウソク芯を浸けては出し、浸けては出して作ります。根気のいる作業ですが、手を動かす度にロウソクが育っていくのはとっても楽しく、大人も童心に返ってはしゃいでいました。キャンドルは直径2cmくらいの雫型になったところで完成です。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

dai2bu.jpg18:00〜 第二部は「キャンドルナイト」です。元体育館の会場にロウソクの灯りが映えるなか、フルートとピアノの演奏(岩見沢市の中学生による)で幕が開きました。優しい調べとともに、大きな「かまくら」のような不思議な空間の出現です。
耳に残る「ユポイ ヤイヤ エーヤ」の歌と手遊び、環境クイズ、全員で合唱した「大きな歌」。時間とともに会場内が一体化していくのを感じます。
この後、第一部で製作したミツロウキャンドルに火を移しながら、環境について一言話す自己紹介。ゆったりと流れる時間の中で、日ごろの生活を見つめるちょっとした「きっかけ」になりました。
そして「静粛の時間」。リラックスした体勢で目を閉じ、五感をとぎ澄まし、自由に思考をめぐらす時間。途中に朗読(「世界が100人の村だったら」「ハチドリの一滴」)もあり、最後はユーフォニュームの静かな音で目覚めました。

最後に恒例の「手形押し」。大きな白い布に、キャンドルナイトの度に色を変えて手形を押していきます。今回は黄色。いつかこの白い布が色とりどりの手形でいっぱいになり、「記念の旗」が完成するのが楽しみです。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

大きなイベントをやり終えて、満足感と心の安らぎを感じます。

仲間がいたからできたこと、
一緒にいたから感じられたこと、
限られた灯りや音しかなかったから見つけられたこと、
「キャンドルナイトin月形」から、沢山の恵みをいただきました。

こういう豊かでゆっくりとした時間がいつまでも持てますよう。
世界が平和で、穏やかな暮らしができますよう。

祈るだけでなく、行動していきたいと思います。

2007年12月21日

「企業と市民の連携で進める温暖化防止」情報交流会

12月20日、札幌のエルプラザ(北8条西3丁目、札幌駅北口すぐ)内の札幌市環境プラザ環境研修室にて、表題の情報交流会が開かれました。主催は「NPO法人環境コンソーシアム えこらぼ」で、札幌市の市民環境提案事業の一つとして委託されたものです。

この情報交流会の目的は「企業・市民双方に役立つ温暖化防止行動やそのヒントを学ぶこと」で、6つの事例紹介がありました。約40人の参加者は情報を受け取るだけでなく、自分達の日頃の生活や活動と照らし合わせ、疑問点や問題点を積極的に発言し、活発な情報交流がなされました。

以下、6つの事例紹介で私の印象に残った点を記します。

1) 北海道リコー株式会社
・環境保全と経済価値の追求は同軸である。
・環境に配慮した商品(長寿命商品、リサイクルしやすい商品)を沢山売ることで利益を上げる。
・お金の援助が主ではなく、活動を通して(地球温暖化防止に)取り組んでいく。 

2) ウインド・カー株式会社
・カーシェアリング事業の展開。
・今の自家用車はプリペイド(前払い)方式のために「あるのに使わないのはもったいない」と余計に使う。しかしウインド・カーは後払いで全ての経費が見えるため、利用者が経済性を考慮しながら必要があるときにだけ使う。結果、使用頻度が減って家計にも優しく、二酸化炭素排出量も減る。
・地球温暖化対策として、観念だけでなく数字を追求していく。

3) 生活クラブ生活協同組合
・共同購入の容器を、規格統一・整理し、リターナル瓶として利用するグリーンシステムの実践
・グリーンシステムを維持するための鍵は回収率
・良いものを買うのではなく、作っていく精神
・環境を守るということは、『地域』という単位を考えることであり、『地域』がキーワード

4) NPO法人 北海道グリーンファンド
・白熱電球を電球型蛍光ランプに替える「省エネ電球モニターキャンペーン」の実施
・自分達だけでなく地域の電気店と協働することにより、幅広い層の参加があった

5) NPO法人 ひまわりの種の会
・省エネルギー住宅の普及活動

6) 札幌市
・さっぽろエコ市民運動
・各自が取り組める二酸化炭素排出抑制行動を、エコライフレポートに書き込み宣言することによって、温暖化防止に取り組む運動。
・四季によりテーマを変えたり、プレゼントを提供することによって、継続できるように配慮
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

様々な実践の発表に刺激を受けてきました。

今回の事例紹介は、札幌市を中心とした都市圏で活動をしている団体の事例で、彼らが環境の鍵としてあげた「地域」という「繋がり」や「小さい単位」は、私達の月形には確固として確立されいます。この財産を活かすべく、都市圏とは違った方法で取り組む必要があると思いました。

たまたまかもしれませんが、今回の事例紹介者(各代表者)は、企業関係は男性、NPO関係は女性となっていました。そして、それぞれの活動に取り組む姿勢も、前者は仕事の目線から、後者は生活者の目線からとなっていて、環境問題においても男女の視点や立場の違いを感じました。
観点や手法が違っても、目指すところは同じ。様々な場面で様々な議論の場が設けられたらと思います。


「地球温暖化防止」も「まちづくり」も、それぞれの地域にあった独自性が求められ、様々な個性の協力によって前進するのだと思いました。


2007年12月17日

役場のペレットストーブ・その後

ペレットストーブ周りはこんな風に変化していました(←)。

このペレットストーブは、ペレットストーブの普及促進のために現物を見てもらうことを目的に、道の補助を受けて設置されたものです。ですから燃焼効率や燃費などの検証はできないと言うことで、私の最も知りたかった経済性については有効なお話は聞けませんでした。

annnai.jpgただ、何種類かのペレットストーブの資料や、ペレットの入手先のパンフレットなどが近くに用意され、興味のある人が手に取ることができるようになっていました。また、もっと情報が欲しい人に対しては担当者(産業課)が直接説明をしてくれるということです。

地球温暖化防止の観点はもとより、灯油高騰の折、ペレットストーブに関心が高まっているのは事実です。ただ、経済性を抜きにして導入することはできません。実物展示はいいのですが、それにはペレットを燃やすというコストもかかっています。また、カーボンニュートラルという考えがあるにせよ、今まで以上に温かくしていたのでは結果的に二酸化炭素排出量を増やしていることになります。

不完全な実験系しか組めないにせよ、その中でどのような現象が起きたのか、きちんと検証し、経済性や環境負荷などを考察していかなければ普及促進には繋がらないと思いました。

2007年12月15日

平成19年度 公開授業研究会(月形中)

昨日は午後から月形中で公開授業研究会(公開授業と研究協議)が開かれました。この研究会は町内の関係者(教職員、教育関係、一般人)を対象にしたもので、月形中の実践研究の1つに位置づけられています。

私は今回の一般質問で「教育の質の向上」を取り上げたこともあって、この研究会にはとても興味があました。この研究会には町内の先生方(小、高の管理職と、月中の教員)の他、教育委員会委員1名と同期議員1名の姿もあり、私も興味深く授業を拝見しました。
その後の研究協議は月中の先生方を中心に行われましたが、様々な観点で授業の進め方や到達点などを話し合い、より良い授業に向けて積極的に取り組む姿に、ちょっとした(嬉しい)驚きがありました。その中で、空知教育局指導主事の方の細やかな観察と指摘、問題解決のための手法の提案など、専門的で建設的な発言が印象的でした。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

さて実際の公開授業は、3年生の国語で、魯迅の「故郷」再開の場面から「登場人物2人の心情を読み取る」というものでした。幼い頃は親友として過ごしていた二人が、しばしの時を経て再開したときには主人と使用人という身分の違いが厚い壁となり、それぞれの心が揺れるという場面です。

先生が丁寧に登場人物の言葉から心を読み解くヒントを投げかけ、それに子供達が応えていく・・・先生が子どもと同じ立ち位置で授業に望んでいて、私にはとっても良い雰囲気に見えました。また授業の最初に先生が通読していたのですが、私はその言葉の響きとトーンで物語に引き込まれ、登場人物と同場面にいるような感覚になりました。

このお話は中国の歴史や身分制度など奥の深い作品ですが、この授業で私は単純に「この世の壁」を感じました。それは今の時代でも通じる「格差」「男女差」などです。
また強者(この物語では「わたし」こと魯迅)にとっては何気ない差が、弱者(幼なじみの「閏土」)にとってはとてつもなく大きく重い壁だという感覚は、わたしが社会に出てから感じる「男女の社会的地位の格差」や「セクハラ」に共通する感覚ではないかと、授業を受けながら考えていました。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

この研究授業も、先日の月高公開授業も、ともに学校現場を知る(知らせるための)機会ではありましたが、わたし自身の内面と向き合い、学ぶことの楽しさを再確認させてくれる時間でもありました。また、「学びの裏側」を知る機会でもあり、子供達がこのような積み重ねられた教育理論や情熱の上に、学ぶ場を与えられていることに驚きと感動を覚えました。先生方には感謝でいっぱいです。


なお、この実践研究の研究主題は『自らの学びを高める生徒の育成〜一人ひとりの学習意識を高め、確かな学びを習得させる指導の研究』で、校内研修(全7回を予定)や他校研修などで進めていくもので、1年を通じて幅広く、深く研修していくと言うことです。また今年から町内の教職員による3校(月中、月小、札比内小)交流なども行われるようになり、より一層充実してきているということです。

先生方、より一層の『教育の質の向上』に向けて、よろしくお願いいたします。

2007年12月12日

12月定例会 閉会

予定通り、12月定例会が閉会しました。

2日目の今日は
議案14件と意見案5件、会議案1件を審議し
原案通り決定しました。

今回の定例会は補正予算がたくさん提出されていて
事業の内容を再確認しました。
補助が国から道に変更になったものや、
事業が終了して不用額が発生したり(予算より安くできた)、
予算より多くかかってしまったりしたものなど、様々でした。

午後からは議員協議会が開かれ、
今進んでいる事業の説明や提案など
活発な意見交換をしました。

12月定例会は2日間でしたが、中身の濃いものでした。

これで年内の、議会に関する公式の仕事は終わりです。

【写真は冬期閉館中の樺戸博物館本館。樺戸集治監時代は本庁舎(事務所)、その後は役場庁舎、そして北海道行刑資料館として利用された後、現在に至る】

<<前の5件 259260261262263264265266267268269

▲TOPへ戻る