2019年02月06日

決断を先送りしたことのツケ【まちづくり常任委員会】

今日(2月6日)は午後から3時間にわたって議会(まちづくり常任委員会)がありました。3時間ずっと意見を言っていたような感じで、とても疲れました。
 
今日の所管事務調査は産業課。どれも重たい内容でした。
1)平成30年産農産物の生産状況
2)観光振興事業
3)(株)月形町振興公社の運営状況
 
◆月形町の基幹産業である農業。平成30年は悪天候(低温、長雨、日照不足、台風)でほとんどの作物が品質劣化と出荷量減。農家所得が低下するのは確実で、平成31年度の税収が懸念されます。
 
◆観光振興事業では、皆楽公園周辺施設をどう整備すればいいのかをコンサルタントに委託していました(平成30年度、750万円)。中間報告段階ですが・・・ 町民アンケートの回収率が悪い(2.9%)他、色々気になる点があって、現状把握や分析は難しいと感じました。
それでも何らかの成果を得るようにしてもらいたいものです。
 
◆(株)月形町振興公社については、収支があまりにも悪く、年度末に3000万円の借り入れしなければならない、これまでで最悪の財務状況です。にもかかわらず、具体的な収支改善策がないままに次年度の指定管理料を増額する方向とか・・・ 
 
 
同じことを繰り返しているうちに状況はドンドン悪くなっています。どこかの段階で思い切った決断(行動や思考を変えること)をしなければ、ズルズルと底なし沼に引きずり込まれてしまうでしょう。既に片足かけていると思います。精神論や一般論では解決できないんですよねーーー。(振興公社も病院も)もう待ったなし。
 
決断を下すべき人が、全てをかけて状況を変える決断をしなければ、雪崩のように崩れ去って元に戻らないところまでいきそうな空気が漂っています。

2019年02月03日

運営と財務管理はどんな組織でも大変【北海道自治体学会の運営委員会】

昨日(2月2日)は午後から北海学園大学で北海道自治体学会の運営委員会。全道各地から吹雪や降雪にも負けずに集まって議論しました。

※北海道自治体学会では会員の中から運営委員(上限30人)を選び、運営委員会での協議によって活動の方向を決定しています。政策シンポジウム等の企画立案やニュースレターの発行も運営委員が担っています。現在、私は北海道自治体学会の代表運営委員(3人)のうちの1人として活動しています。

 
今回の運営委員会は、様々な学会活動の進捗状況と財務状況の確認が主でしたが、合わせて今後の方向性や運営委員改選も話題に上って、重くて濃厚な議論になりました。
 
どんな組織もそうですが、活動を維持継続するためのマンパワーやお金のやりくりは大変。思うように全てはできないので、どこかで線を引いて諦める場面が出てくるので、少しでも関係者が納得できるような形に持っていければいいのですが… 弱小で貧乏な組織の宿命ですね。
 
会議は3時間半におよびました。お疲れさまでした。
次回は3月末から4月頃、5月に開催する政策シンポジウムの最終確認がメインテーマになるでしょう。


※北海道自治体学会では現在、来期(平成31年5月〜33年5月の2年間)の運営委員を募集しています。会員の方で興味のある方はホームページをご確認いただきご応募ください。よろしくお願いします。
http://jititai.net/hokkaido/

2019年02月02日

月形の魅力と課題をともに考える【北海道大学教育学部辻ゼミ生からのインタビュー】

今朝(2月2日)は札幌。北大構内で学生さんからインタビューを受けました。
 
北大教育学部 辻智子先生のゼミでは地域課題の解決に向けた取り組みを研究テーマにしていて、昨年度から月形町を研究対象に活動しています。
 
今年度春から私も関わるようになり、月1回の月形訪問時には我が家の圃場に来てもらい、その時々の栽培の様子や技術などを植物生理の解説を交えてお話ししてきました。
 
学生さんはそれぞれテーマを設定し今月27日の発表会に向けてレポートをまとめているのですが、その一環で私もインタビューを受けることに。
 
今日は、野末修平さんから「新規就農」についてのインタビューでした。彼は我が家の圃場で農業の話を聴くうちに農業に興味を持つようになり、このテーマを選んだそう。すでに役場や他の新規就農者のインタビューを終えていたので、個人的なことのみお話しさせてもらいました。
 
実は、1月13日(きたひとフォーラムの始まる前)にもインタビューを受けています。その時は、町議会議員の立場で「月形高校」についてのインタビュー。担当は同じ辻ゼミの平野未綺さんでした。
 
若い学生さんと話しをするのは実に楽しいです。事前に質問内容をもらって回答するのですが、私の話す内容は彼らの予想とは大きく違っていて(つまり一般常識や他の回答者とも違うので)戸惑いの表情を浮かべるものの、途中で納得できて表情がパッと明るくなる。新しいものに触れた喜びを目の前で見せてもらえて、私も明るく嬉しくなるのです。
 
月形は滋味深い土地柄です。じっくり関わると良い面が見えてくる。ありきたりの観光施策より、腰を落ち着けた交流事業の方が魅力を活かせるんじゃないかと、学生さんとのインタビューで強く感じました。

2019年02月01日

連日の衝撃的ニュース【月形学園(少年院)廃止】

今朝(2月1日)も道新紙面に月形の話題が・・・

町内にある月形学園(少年院)が2019年度末(約1年後)で廃止になるとのこと。
月形学園は昭和48年に開園し、町民が様々な形で関わって来ました。更生保護女性会のみなさんが学園のお祭り等に参加して家庭的な雰囲気を提供したり、町内の事業所が就労体験を担ったり・・・ 新年交礼会で月形学園長が「町民との良好な関係が月形学園を支えていて評価を得ている」と、あいさつしていたのを思い出します。

私もブログで月形学園を見学にいったときの様子や状況などを書いたことがあるのですが、それを検索して見つけた元園生が
「訓練などはとても厳しく正直とても辛い期間でした
ですが学園の先生や地域のみなさんが夏祭りや遠足など
色々な行事などを開催さてくれたりと今考えれば入ってよかったと実感しています。」
などと書き込みしてくれています。(その後も数年に1度くらいの割りで書き込みがあります)

収容人数の減少の大きな要因は少子化ですが、短期過程の施設に入所する人が減っているのは事実。こういう施設がなくなるのは時代の趨勢と共に良いことだと思います。
一方で、大きな施設に統合されることで家庭的な雰囲気や地域で助け合う暮らしを実感する場がなくなるのなら、それは本当に残念だと思います。人が人として成長するには、人との関わりが欠かせないですから。

いずれにせよ、月形町の1つの文化が終わるんだな〜と思いました。

※ 町議会には、私が議員に復帰する前に報告があったそうです。

2019年01月31日

【開催案内/北海道運輸局によるJR札沼線廃線に伴う代替交通の意見聴取会】

月形町が抱える大きな問題・・・町立病院もそうですが、JR札沼線の廃線問題もそう。昨日(1月30日)の道新朝刊に標題の意見聴取会が開催されることが出ていました。
 
JR札沼線の廃線を受け入れるまでの会議や議論は、一般人にはずっと非公開だったので、今回のように事前に案内があるのはたぶん初めて。早速傍聴を申し込みました。
 
一般の傍聴は先着20名とのこと。昨日昼の段階では数名の応募だそうなので、たぶん傍聴できると思います(確定するのは2月5日)。
  
 
それにしても傍聴までの手続きの煩雑なこと!
 
1)新聞に掲載された問い合わせ先に電話(以下の手続き方法を聞く)
2)北海道運輸局のホームページの「プレス情報>2019-1-29●鉄道事業の廃止届に係る公衆の利便の確保に関する意見聴取について」を開く
3)pdfの2枚目が「個人傍聴」申込用紙なので印刷
4)必要事項を記入して、指定の番号にFAX
5)傍聴人に確定した場合は、2月5日にFAXで「意見聴取の案内文書」が送られてくる(外れた場合は電話連絡アリ)
6)「意見聴取の案内文書」を印刷し、当日持参(入場券になる)
  
傍聴したいから、どんなハードルがあっても乗り越えますョ。
でも、今の時代にあわせて簡略化してほしい。
その方が、傍聴側・主催者側の双方にとって良いと思うんだけどな〜

<<前の5件 7374757677787980818283

▲TOPへ戻る