2019年03月05日

定例会1日目は、色々あって長丁場。やっと帰宅。【平成31年第1回定例会/その1】

定例会初日は思いがけないことの連続でした。
 
朝のバトルの話しは追々するにして・・・ 
本会議、一般会計補正予算関係での私の質疑が多かったのと答弁不十分とで昼をまたぐことに。
 
午後1時半に再開してすぐに「午後2時に月形大橋を爆破する」という予告電話があったとのことで議会は中断。(危機管理や確認作業を終えて)30分後に再開(←結局何事もなかった)。質疑を継続。
 
その後【平成31年度町政執行方針】が終わった段階で午後4時半を廻っていたので《会議の延長》の手続きをとりました(←本会議は午後5時までと決まっているので、それを越えそうなときは事前に延長しなければならない。うちの議会ではたぶん2回目)。
 
つづいて【平成31年度教育行政執行方針】。終わったのがちょうど5時。そのあと新年度予算と関連議案を、予算特別委員会に付託するための手続きに入り、色々あって終わったのが5時半でした。
 
それから記者と情報交換したり、役場内で足りない資料を集めたりして帰宅。着替えて町内のお通夜へ。
 
朝からずっとアドレナリン出っぱなしで疲れましたが、お通夜でお経を聴いて、元気な笑顔が印象的だったオバチャンにお別れをしたら、ふっと肩の力が抜けました。
 
明日の正午が一般質問の通告〆切なので、今日の議論も含めて、これからもう一度練り直し、完成させます。

2019年03月04日

熱い市民と冷たい議員?【美唄市立病院建て替えを考える市民会議・傍聴】

3月3日(日)午前に、お隣の美唄市で市民団体が主催する「市民会議」が開催されると北海道新聞(3月2日朝刊)に出ていたので、これはぜひ現場の空気を感じたいと(市民じゃないけれど)行ってきました。

近隣で、市民が行政問題をテーマに大規模な集会が開かれるのは久しぶり(合併問題以来?)。テーマである市立美唄病院は以前のかかりつけ病院(小児科)で、厳しい運営状況や施設の状態は知っていましたし、今回の新聞記事で議員の関わり方に問題がありそうな雰囲気も。
でも参加した1番の理由は、この建て替えに関連して開催されていた「市民委員会(市が要綱で設置した市民からの提言を求める委員会)」に公募で参加していた友人が、噛み合わない議論に消耗していたのを知っていたから。実態を知りたかったんです。

当日は会場に50人近くが集まる大盛況。これまで3回(市内で小さく)集会を開いてきたそうですが、4回目にして初めて多くの人が集まったとか。道新記事の効果もあったと思いますが、市民が本気で「市立病院の建て替え」を考え出したのだと感じました。

■ 問題の経緯 ■
当初は35億円だった建て替え費用が、計画が進むにしたがって40億円(保健福祉センターも併設)になり、労務単価や資材費上昇をふまえて50億円(基本設計・平成30年1月)になった。その後の市民説明会で懸念の声が上がったことから、市は実施設計の延期を決定(平成30年3月)。
平成30年7月、50億円の基本設計はそのままに、市は市民向け説明会を再開(多数実施)。それと前後して「市民委員会」が設置された。

市民委員会は「市立美唄病院の建替え等について、市民からの意見等 を参考に検討し、市長に提言を行うこと」を目的に、公募の市民(2)+医療・介護関係者(4)+商工農業関係者(5)+学識者(1)の計12人で構成、委員会を6回開催。平成30年11月に提言書を市長に提出して終了。

提言書には
「市立美唄病院の建替え等の必要性は理解したところでありますが、将来負担 やその他の事業への影響の懸念から、依然として反対意見も根強くあります。
持続可能な自治体経営に向け、無理のない財政計画の設計に基づいて、事業費の 抑制や有効な財源確保に引き続き取り組んでいかれることを強く要望いたします。」
と明記。

しかし、市は平成30年12月の定例会で
「市民の皆様の意見や、市民委員会の提言、さらには市議会における議論などを通じて市立美唄病院の建替えおよび保健福祉総合施設の整備の必要性につきましては、ご理解をいただけたものと考えており、今年1月にまとめた基本設計を基本として、中断しておりました実施設計を改めて進めていくこととしたところであります。」

■ 市民会議 ■
市民委員会の委員有志が中心となって、委員会での情報を市民に伝える勉強会として「市民会議」を開催。現状をより深く知るために講師を呼んで学んだり、全議員(14人)に説明を求めるアンケートを実施した。(←2度のアンケート実施も有効な回答がない状態。1人回答を寄せてくれた森川議員は急逝。)

■ 第4回市民会議(今回)の開催目的と状況 ■
3月4日〜定例会が始まることを念頭に、市議会議員全員に出席を求め、定例会に計上される「実施設計の予算」に対する考えや説明を各議員からもらう予定にしていた。
これに対して2人の議員から欠席の連絡があったものの、他11人からは連絡なし。当日の会場に用意された議員席は空のまま。現役議員の参加は0だった。

多くの参加者を集めたものの議員の参加がなく、予定していた内容を変更して開催。市立美唄病院がどうあるべきか(立て替え反対の意見だけでなく、あるべき病院の姿や市域全体の医療体制など)について参加者で意見交換が行われた。また、現状進んでいる50億円規模の建て替え計画に対しては多くの人が反対の意向を示し、どのようにすれば設計変更などが可能なのかも話し合われた。
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市民が自分たちのこととして病院を語った本当に良い機会だったのに(間際の開催案内だったとは言え)そこに現職議員が誰一人いなかったのは非常に残念でした。
議員は採決にあたって市民以上の情報を持っているわけで、真剣に説明を求める市民への説明を放棄してしまった(今回に限らず、アンケートへの回答も不誠実だった)のは返す返すも残念でした。

ひるがえって、うちの議会は、町は、どうなのか・・・

JR問題にしても、現在進行中の町立病院のことにしても、議会や行政という機関としては不十分だと感じています(実施したというアリバイ作り程度で、町民の理解は得られないままに進んでいる印象)。本当に不十分です。
だから、せめて議員個人としては誠実に対応したいと考えています。
 
美唄市は市議会議員と市長選挙が今年6月に行われます。
月形町は町議会議員選挙がこの4月、町長選挙は来年9月です。
 
選挙だけが民意をはかる場でなく、日々の活動が市民(町民)に寄り添うものであって欲しいですよね。

2019年03月01日

1度のチャンスを活かすために【議案書配布/もうすぐスタート】

3月5日(火)から始まる月形町議会定例会。3日前が告示日なのですが役場の休日になるので、その前日の今日(3月1日/金)午後、議案書が配布されました。
 
3月定例会はとにかく資料が多い!
年度終わりの予算調整と条例改正で議案書は2cm厚。さらに新年度予算書は5cm厚のリングファイル、町政や教育の執行方針、各種報告書にその他の連絡書類。ざっと厚さ10cm。
さらにさらに・・・去年12月21日に補欠当選で議員になった新人としては(これまでの町政の流れを把握するために)今年3月〜12月までの各定例会と臨時会の議案書と今年度当初予算書、常任委員会の資料、議会に配布された各種計画ももらってきたので、抱えるほどの量になってしまいました。
 
帰宅して何気に議案書を開いたら・・・補正予算のお金の流れが目にとまって・・・歳出/歳入を行ったり来たり。他の定例会の補正予算までたどったり、他会計への繰り出しやら債務負担行為やら。あっという間に日は暮れて、議案書は付箋と赤字の書き込みでいっぱい。
 
あ〜あ、2年半のブランクは大きい。毎回ほぼ欠かさず定例会を傍聴していたのに知らないことがいっぱい。全員協議会で相当な説明がされていたのね〜と思いながら、実態を把握すべく資料と格闘中です。
 
それと並行して一般質問の準備も。任期4ヶ月の補欠選挙に立候補したのは、たった1度のこの一般質問のため。与えられたチャンスを最大限活かすよう、しっかり準備を進めています。

2019年02月28日

月形の課題を鋭く考察【北海道大学教育学部「地域調査実習」報告会&交流会@月形】

昨晩(2月27日)月形温泉ホテルの一室で標題の報告会があるとのことで行ってきました。発表したのは北海道大学教育学部・辻智子先生のゼミ生(主は3年生5人+4年生+院生)。参加者はこの調査に協力した町民約30人。

辻先生のゼミが調査対象地域を月形にして2年目の今回は「農村の地域づくりと若者」がテーマでした。
 
ゼミ生たちは1年間月1回JRで月形に足を運び、町内各所に出向いてたくさんの町民と対話しながら調査を進めました。その中で各人が具体的課題を見つけだし、追加のインタビューなどで深掘りして考察につなげ、報告会での意見交換でさらに深め、最終的に論文集のような冊子を発行するという流れです。
 
ゼミ生が選んだ具体的課題は
1)青年と地域活動:農協青年部の事例から
2)農村社会における世代間のコミュニケーションはなぜ難しいか
    :月形の歴史と三世代へのインタビューを通して
3)月形町における新規就農の実情
4)月形町の観光とまちづくり
5)月形町にとっての月形高校
 
以前紹介しましたが、私は(3)と(5)の関連でインタビューを受けたり、1年間を通して圃場見学(農作業紹介と植物生理の解説)でゼミ生たちと関わって来たので、とても興味深く報告を聞かせていただきました。
 
ゼミ生たちの素直な問いとそこから見えた月形の実態・・・彼らは、私たちが見えていなかったもの(見て見ぬふりをしていたもの)を白昼にさらしてくれたのです。それをどう解決していくか、私たち町民にボールを投げられたと感じました。このまま受け取って終わりにするか、そのまま打ち返すのか、磨いて投げ返すか、町民側の行動にかかってます。小さな動きを大きな成果に発展させるための行動をしたいと強く思いました。
 
この調査研究は学生が主役なのですが、それを支えている辻智子先生に私は目が止まりました。学生が地域に入って調査を進めるには調整が必要で、若いが故の不躾さを辻先生が上手くフォローしたり、町民からの過大な期待や要求には言葉巧みにキチンと線を引く・・・ こういう丁寧で人間的な先生がいるからこそ現地調査ができるんですよね。辻先生の実力を改めて感じた報告会でした。
 
若い人がやりたいことを実現できるような環境を整えるには、誰かが裏方としてキッチリ行動することが必要なんですよね。辻先生が1つのロールモデルになりました。

2019年02月27日

ぜひ、傍聴に♪【月形町議会 平成31年第1回(3月)定例会 日程】

間もなく始まる「月形町議会 平成31年第1回(3月)定例会」は以下の日程で行われます。
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3月 5日(火)10:00〜 議案審議(今年度最後の補正予算)
         平成31年度町政執行方針、教育行政執行方針
3月12日(火)13:30〜 一般質問(1日目)
3月13日(水)10:00〜 一般質問(2日目)
3月14日(木) 9:30〜 予算特別委員会(新年度予算審議)
3月15日(金) 9:30〜 予算特別委員会(新年度予算審議)
3月18日(月) 9:30〜 予算特別委員会(新年度予算審議)
3月19日(火)10:00〜 本会議(承認と意見案等)
 
※審議の進捗状況により日程が変更になる場合があります。
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3月定例会での一般質問は変則的で、会期が始まった3月6日(水)正午が通告〆切、7日(木)午後に順番が確定します。これは「町政執行方針」「教育行政執行方針」の内容に対して一般質問できるとなっているため。私は多数の一般質問を予定しています。
 
月形町議会は今年4月に選挙があるので現職議員にとっては今回が最後の定例会です。どんな視点を持っているのか=どんな発言をしているのか、(発言しないことも含めて)選挙の判断材料にもなりますので、お時間を見つけてぜひ傍聴にお越し下さい。

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