2018年11月21日

みんなで意見交換したかったぁ【市南行政区 防災勉強会】

昨晩は、私の住む地域(市南行政区)主催の防災勉強会。

毎年1回防災に関係する活動が行われているが、今年は9月のブラックアウトの経験を受けて、災害時にどう対応するかを学ぶ勉強会だった。約250戸で50人弱の参加者はまずまず。予想だにしない長期停電を体験してからの勉強会なので関心も高かったのだと思う。
 
こういう催しを、地域が主体になって継続しているのは本当に素晴らしい! 
まさに地域力の賜。
 
勉強会の内容は、
・市南行政区在住の防災士2名のブラックアウト体験談と講話
・北海道地域防災マスターによる災害全般についての講話
・月形町防災マップ(2007年発行)の内容説明
・防災グッズの紹介
など。予定時間(1時間)では収まらないボリュームだったので、時間に急かされてしまったのが残念だった。
 
残念といえば・・・ 参加者が発言する場面が設定されていなかったこと。質問や困りごとやアイデアなど、誰もが体験した災害だからこそ話したい・伝えたい・一緒に考えたいことがいっぱいあったと思う。(講話を聞きながら小声で自分の体験を話している人が多かった。女性の参加者が多かったからかも。企画側=行政区役員に女性はいないので、そういう感覚にならないのかもしれない。)多くの人が一堂に会した場だったので、ちょっともったいない気がした。 
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月形町内ではワークショップ形式やワールドカフェ方式の集会は皆無、対峙式の会議が主流。どうやって参加者と交流を持つかのノウハウがないんだと思う。(企画側に役場職員もいるけれど、やはり経験がないのだと思う。)
 
「町民の声を聴く」には、テクニックも必要なんだよね〜

2018年11月20日

暗黒舞踏に、昔写真に【この土日の出来事】

この土日は町内イベント盛りだくさん。
 
■11月17日(土)の午前は「ボランティアセンターまつり」
・講演:「歴史の町 月形町」の魅力
・鑑賞&展示:月形の昔の写真
・鑑賞:月形中2生徒制作「月形町のCM」(←見られなかった。残念)
樺戸博物館があることで繫がるご縁の話しも、懐かしい風景や初めて見るお宝写真も、たくさんの人とともに同じ空間で共有するのは楽しいですね。みんな気持ちが若返ったみたい♪
 
■11月18日(日)の午後は「舞踏公演」
最果ての地の雰囲気漂うススキ野原に囲まれた「のらのら劇場」。実際は、うちの圃場の奥に住む清水さん宅。その1階をステージと客席に作り替え、暗黒舞踏の流れをくむ「田中ハルと極北会」のみなさんによる「舞踏公演 知らぬがホトケ」が上演されました。
舞踏を見るのは初めてで・・・私にはまだまだ遠い世界のものでした。舞踏は感じることが大事とのことですが、理解しようとするから難しい。ただ、そこから放たれるエネルギーの凄まじさ。とても消耗してしまって、帰宅後は何もできずに早々と布団に入ることになりました。
 
こんな前衛的な催しが、この月形町内で開催されるんですから驚きです。それを引っ張ってくるネットワークの強さ、多様さ、不思議さ。
 
 
月形の底力を強く感じた週末でした。

2018年11月17日

今年はトップバッター【酪農学園大学での授業】

毎年1回、酪農学園大学で「実践農学」の授業を持たせてもらってますが、昨日がその授業日でした。
 
酪農をメインに学ぶ大学にあって、「実践農学」は様々な農業をダイジェスト的に学ぶ半年間の授業です。授業がスタートする秋口は公的機関の方が講師になり農政や新規就農の支援体制などを学び、初冬からは農業者(主に新規就農者)が招かれて講師を務めます。
 
私はこれまで農業者のトリ(最後)を担当していたのですが、今年は最初に変更になりました。というのも、例年最初を担当していた厚真町の方が地震の被害でできなくなったから。ピンチヒッターは責任重大! 
酪農をめざす学生さんに様々な農業の面白さを知ってもらうことは、幅と奥行きのある豊かな農業者・農業関係者になるための一助だと思っているので、最初の授業でグイグイと興味を引きださねば、ネ💕
 
私は
「花き栽培農家」として、花づくりの流れや技術
「施設園芸による新規就農者」として、施設管理のリスクと対処法、新規就農に必要な心構えや実態
「元町議会議員」として、地域社会との関わりの必要性
などをお話ししたあと、未来ある若者にエールを贈りました。

今年は例年より多い160人もの学生が受講していてビックリ。学生からもらうエネルギーも強かったです。しばらくして送られてくる授業感想文が楽しみです。

2018年11月15日

災害に役立つサイトの紹介【北海道花き生産流通セミナー】

昨日(11月14日)午後は、花き生産者としての勉強会@札幌。
月形町花き生産組合も加盟する団体の主催です。

お目当ては、気象予報士でHBCウエザーセンター気象キャスターの森山知洋さんの講演「異常気象と自然災害にどう備える? ー天気のみかた・使い方ー」。
  
講演の後半で、自然災害に関係する有用サイトの紹介がありました。
以下のキーワードで検索してみてください。(検索することで、メインサイトだけでなく、使い方や応用のサイトなども出てきます。)
  
■ 重ねるハザードマップ
■ 地震ハザードカルテ
 
住所を入力することで、その地域の危険度を表示してくれるので、防災対策・減災対策に役立つでしょう。

2018年11月11日

手応えアリ【2018女性プラザ祭・憲法カフェ3「政治を変える。女性議員を増やす。」】

標題のイベントが昨晩(11月9日@札幌かでる2・7)開催され、講師を務めてきました。

手前味噌ですが、想いが伝わり手応えを感じたひとときでした。志ある女性の背中を多少なりとも押せたかなぁ。
 
イベントは2部構成で、第1部が講演、第2部がグループトーク。
講演は2本立てで「女性議員を増やす方策」を研究者と実践者が提案するというもの。
 
最初に相内眞子先生(北翔大学の元学長・名誉教授)が『女性と議会 ー女性の参加で政治は変わる ジェンダー・ポリティックスの視点から』と題して、世界や日本やアメリカの統計分析を元に、女性の政治参加の実態を考察して提案しました。
さすが大学教授! 広い視点から論理的に責める手法に理解が進みました。なるほど、私が議員活動で感じてきたことの背景はこういうことだったのね。アメリカの1970年代の政治実態類型と考察にとても納得できました。
  
続いて私から『暮らしと議会 ーそこに代弁者はいるかー』と題して、基礎自治体議会(市町村議会)に求められる議員像や議員の実態を紹介した他、私の人生経過や実体験を元に
・生活者としての問題意識があれば(基礎自治体の)議員は勤まる
・議会に女性が必要なことを、女性自身が気づき行動すること
 =女性の立候補者がいなければ女性議員は生まれない
などについてお話ししました。
先生の講演とは異なって実体験を元にした狭い範ちゅうの考察でしたが、実体験の積み上げは共感を呼ぶことも多く、演説張りの勢いも相まって手応えを感じました。
 
この後のグループトークでは参加者のみなさんと意見交換をし
・講演で元気をもらったわ。
・宮下さんは、問題意識を素直に行動に移せるのね。
・立候補すると決めたとき、家族(夫、子ども)の反応は?
など、私自身も新たな気づきや視点をいただきました。ありがとうございました。
 
 
実は、来年1月に農業女性を対象にした同内容の講義を依頼されています。今回の経験を踏まえ、内容に磨きをかけて臨みたいと思います。
 
そうそう、今回のポスターで私の名前をみつけて連絡をくれた方や、会場に足を運んでくれた方が何人かいました。その中には懐かしい人も(数年ぶりの再会)。「宮下さん、頑張ってるわね〜」の一言がどれほど嬉しく、元気を与えてくれたか。私も心が動いたときは迷わずに声をかけよう!と強く思いました。

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