2018年10月12日

流石プロ! 面白かった〜【狂言鑑賞会 in つきがた】

昨晩、月形町多目的研修センターで狂言鑑賞会がありました。

和泉元彌さん(和泉流宗家 家元)と和泉祥子さん(十世 三宅藤九郎)による姉弟共演の舞台とワークショップで90分間。会場は満員(定員200名)で大盛況でした。(会場内は撮影禁止なのでチラシのみ)

プログラムは
1.狂言の解説と楽しみ方のお話
2.狂言「盆山」
3.狂言「仏師」
4.狂言の所作と発声のワークショップ

ステージ上に、大松の幕、本舞台を表す柱、橋掛かり、一の松、二の松、三の松などが設置され、狂言の舞台が設えられました。

登場したお二人は流石プロ! 
所作がとにかく綺麗。修練の賜なんですね〜。
さらに、和泉元彌さんが解説などお話しの担当なのですが、とにかく発声が素晴らしい! 響きのある声で身体の中にしみ込むようでした。狂言を演じているときはもちろん、解説は(比較的早口で)話をしていたのですが、耳の遠いお婆ちゃん達にもしっかり届いていました。

また、十世 三宅藤九郎さんの表情が素晴らしかった! 
顔にある全てのパーツを自由自在に動かし、心情を映すように変化する表情のお陰で狂言がよく理解できました。

この90分間の狂言鑑賞会は、とても練り上げられたプログラムだと思います。狂言初心者を対象に地方を回って普及啓発しているのでしょう。基本から鑑賞まで全てにおいて実にわかりやすく、面白くて好奇心を満たす内容でした。
(他の自治体のみなさん、オススメします)

町民大満足、満面の笑みで会場を後にする姿が印象的でした。

2018年10月05日

こんなに冷えているのに・・・【台風25号に備えて】

もう、いやになっちゃいますね。台風!

月形の今朝の最低気温は1.4℃。冷えてカラッとした空気は大陸高気圧そのもの。もう冬の気配が感じられるというのに、今週も台風対策です。

今回は・・・台風21号で一部倒壊し復旧させたスターチスのハウスのビニールを剥がしました。まだ残っているのですが、気温が下がるこれからを考えると商品になるものが少なそうなので。修復したといっても風に弱いのは当然。残すリスクと収穫できる金額を天秤にかけての判断で、このまま雪の下にできるように作業を進めました。

今日も花切りと撰花の合間に、台風対策という名の冬支度作業です。

ちなみに、お隣の田んぼは今日稲刈りするそう。準備していた米農家の父さんが「台風前に刈り上がりそうで良かったヨ〜」と。この晴天のうちに作業を進めなくっちゃね。


台風25号は全国に影響を及ぼすコースですし、24号の被害が回復していない状況で到来すので要警戒です。どうぞ皆様、ご安全に。

2018年10月04日

私の活動の原点【土曜講座・最終回のおしらせ】

私が「市民自治」「地方自治」という概念を知ったのが、この「土曜講座」。議員や町長に立候補したのもここでの学びがあったから。自分の見解を持ち、自らが行動することの大切さ・必要性を確信したからです。

14年前に一参加者からスタートした私が、今年は実行委員会共同代表として名前を連ねている・・・時の流れと、場のエネルギーを感じています。

そして今回、共同代表(森啓先生・内田和浩先生・宮下)で協議し、土曜講座としての意志を明確に示して「完結」することにしました。

最終回である10月13日(土)は、参加者が未来を切り拓く術を得られるよう土曜講座の根本にある松下理論(自治体理論)を再考・再確認する場にしました。松下圭一先生追悼「松下理論の今日的意義」をメインにテーマに
・元岩波書店社長の大塚信一さん
・東京大学名誉教授の西尾勝先生
・自治体政策研究所で土曜講座実行委員会共同代表の森啓先生
が講義と鼎談を行います。詳しくはチラシ(写真をクリック)をご覧ください。

多くの方とこの場を共有したいです。ぜひ、お越しください。お待ちしています。

2018年09月30日

備えあれば・・・【台風24号に備えて】

台風24号は今まさに日本列島を横断しようとしていますが、北海道月形町は夕方から小雨がぱらつき始めましたものの今はまだ穏やかです。

台風の進路からは外れているものの、強度最大級の台風に対して備えはるのは当然! 
というわけで、昨日から花切り・撰花の合間を縫って対策を進めました。

晴天無風の昨日は越冬ハウスの破れ補修。台風21号で屋根に枝が刺さったり、妻や腰がちょこちょこ破れてたり。テープで補修できるところもあれば、ビニールをずらして穴をふさいだり、ハウス全体を古いビニールで覆ったり。大した破れじゃないのに「台風が来る」となるとキッチリ対応するから案外時間がかかりました。

そして今日は全てのハウスをキッチリ閉めきり、飛びそうなものは片付けたり重石を乗せたり。できることは全部やって、あとは台風が過ぎ去るのを待つのみ。


日本全国、被害が最小限で済みますように。
みなさん、ご安全に!

2018年09月20日

議員定員10→8【月形町議会定例会/傍聴報告】

9月4〜14日まで開かれた月形町議会。台風や地震で日程変更もあり、私も被害対応で全ては傍聴できなかったのですが、それでも時間を作って【町議会議員の定数変更】と【町立病院の経営】だけは傍聴してきました。月形町民にとってとても大事なことが話し合われていますので、1つずつ報告します。まずは・・・

■月形町議会議員定数の削減 来年4月の選挙から10→8■

9月14日(金)の最終日に発議として提出された。月形町議会では発議をする場合、通常は事前に「全議員一致で賛成」を取り付けているので、本会議での質疑も討論もない。今回も金子副議長が「提案理由の説明」を淡々と読み上げたあと、全会一致で可決された。
その「提案理由」の要点は・・・

・平成19年に定員15→10、以降変更していない。
・議員定数を考える前提として「住民の数」「多元的意思の反映」がある。
・「議会として機能する人数」「地域への配慮」を念頭に、「全員協議会」で検討を重ねてきた。
・「人口減少」「厳しい町財政」を鑑み、議員自ら目に見えるかたちを示すべきとなり、定数を10から8に削減する。

■私の意見

提案理由はもっともらしく聞こえるけれど、私は納得できない。
だって、議会本来の役割(町民の代弁者として、多様な意見を戦わせて合意形成をする)を果たすには、様々な人が議員になれる余地が必要で、そのための手立てを何も打たないまま、町民に意見を聞くこともないまま、議員だけで議員定数を削減してしまったから。(月形町議会は59歳以上の男性のみ)

議員定数は町民が議員になるための大事な情報なのに、定例会直前に北海道新聞(9月1日)が記事にするまで、町民には全く知らされていなかった。今年2月の議会報告会はJRと病院のみ、全員協議会の日程は非公開、パブリックコメントも求めていない。町民は蚊帳の外で、議員自らの身分に関することを議員だけで決めてしまった。
他にも細かい矛盾がいっぱいある。

■どんな議論をしてきたのか

「提案理由」で全てを表現できないのも理解できるので、これまで月形町議会がどんな議論をしてきたのかを知りたい!

ということで9月14日、「議員定数に関する全ての議論」について情報公開請求しました。2週間以内に開示されますので、詳細は後日報告します。
※ 写真は北海道新聞の記事。1枚目は9月15日、2枚目は9月1日

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