2014年06月16日

最適を分かちあって、共存できたらいいね♪

先週から雨降り&曇天続き。

乾燥に耐えに耐えた《草木》《作物》《生きもの》《大地》への恵みの雨で、細胞の隅々、地下深くまでやっと水分が行き渡って、ふっくらと生気を取り戻しました。
そして今は長雨の気配。
今度は《菌類》の繁茂に最適な高湿度。

自然は巡り巡っているのですね〜。

全てのものにとって最適な環境が同じではない以上、みんながちょっとづつ《最適》を分かち合い、《ともに生き続ける》ことができたらいいですね。

2014年05月21日

ステキなものを見ちゃった♪【日暈(ひがさ)と環水平アーク】

昨日(5月20日)の午前10時半頃。
農作業中、夫に声をかけられ空を見上げると・・・

目を引いたのは、樹木の後ろで虹色に輝く雲。虹のようだけれど虹でなし。
弧を描かず、透明感があって、絹糸が浮いているような感じ。虹色が鮮やかになったり、消え入りそうになったり。

そしてその上方、太陽の周りには大きな丸い暈(かさ)。こちらは太陽のように白く眩しく光り、外側に向けて糸を放っているよう。

その2つの雲は刻一刻と表情を変え・・・
ずっと見ていたい。
あ〜、でも眩しくて、眩しくて・・・ 手をかざしたり、目を細めたり。

あっという間に20分。
す〜っと何もなかったかのように消えていきました。
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調べてみたら、太陽の周りにあったのが「日暈(ひがさ)」。その下方に虹色に見えたのが「環水平アーク」。一緒に出現することは珍しいとのこと(ラッキー!!)。それと、お天気が悪くなる前兆の気象現象とか。

案の定、午後からは雲に覆われ、夕方にはポツらポツら雨が・・・。
それに翌日(今日)の天気予報は「曇りのち雨」。

私たちは、壮大な空間と時間の中で暮らしているんだと実感した一日でした。

ふとした瞬間に「宇宙の一員」だと思えるのも、農業をしているからこそ。
夫と二人、共通体験を分かち合えるのも、農業をしているからこそ。
大きく息を吸えば芽吹きの匂いがし、耳を澄ませば小鳥のさえずり、目をこらせば土色に化けた小さな虫の姿・・・身の回りに「命」がいっぱいあることを感じられるのも、その「命」からエネルギーをもらえるのも、農業をしているからこそ。

心を満たしてくれるステキな一日でした。

2014年03月25日

ちょっとブレイク。月形には新鮮な春風が吹き込んでいます。【月形里のわくわく雪遊び】

堅い話題が続いたので、今日はちょっと一息入れて、雪国に新鮮な春風が吹き込んだような楽しいイベントのご報告です。

3月17日(月)定例会の休会日に「月形里のわくわく雪遊び」というイベントがあったので参加してきました。これは「ひきこもりやニートの若者の就労を支援する団体」であるNPO法人コミュニティーワーク研究実践センターの月形事業所「わくわーく」が主催したイベントです。

「わくわーく」が月形町内で本格的に事業展開(都市部の若者が月形町に長期滞在orショートステイをし、農家でのアルバイトや社協での高齢者支援、一般の方からのお手伝い依頼などを通して就労体験を積み、自律した暮らしのための力をつけていくという事業)を始めて3年。「わくわーく」の活動の幅は広がり、町民の認知度も上がってきました。

そこで彼らの目に留まったのが《月形の自然》。この豊かな自然を生かした余暇活動や遊びを提案することで、町内と町外、利用者と一般、若者と幅広い世代とを繋ぎ、新たな可能性と広がりを生み出そうとイベントが企画されました。「月形里のわくわく雪遊び」は、スノーシューでの雪原ハイクと鹿肉をテーマにした交流会とで構成されています。


当日の参加者は「わくわーく」の声かけで集まった20数名。町内はもとより札幌方面、江別方面の大学生と関係者など。ツアーガイドとして北海道教育大岩見沢校の山田亮先生、鹿肉講師として猟師であり月形町役場職員の今井学さん。年代は幅広く、初対面の人も数多く。初めから「新鮮」な雰囲気が漂っていました。
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まずはスノーシューでの雪原ハイク。

場所は「雪の聖母園」の私有地〜月ヶ湖。私有地であるが故に人目に付かないひっそりとした雰囲気をたたえ、雪原であるが故にどこにでも足を踏み入れることができる自由、春の日射したっぷりで気持ちの良い青空の下の開放感、身近な場所にこんな所があったのかと「新鮮」な感覚を呼び起こすツアーになりました。

参加者同士でおしゃべりしたり、自然の音に耳を傾けたり、自然の中にはまり込んで自分と向き合ったり・・・山田先生のレクチャーする「自然の楽しみ方」で、目の前の景色に奥行きが出てきます。また、ツアー途中ではいくつかのレクリェーションも。

私のお気に入りは「カメラとシャッター」ゲーム。

2人組になり、1人は目をつぶってカメラ役。もう1人がカメラ役の手を引いて、自分のお気に入りの場所まで誘導して行き、シャッターを切る(目を開けて風景を見せる)というもの。

先導役のセンスが問われる上、足場の悪い雪の上で目をつぶっている相方を誘導する時の気遣いなどは人間性の表れるところ。知らない者同士がこのゲームをやったら親密になること請け合いで、「婚活に良いかもね。」なんて声も。

ちなみに、私は旧知の男性(一回り上)とのペア。自分たちの中では「婚活に良いね〜」なんて言っていたけれど、周りからは「老老介護みたいで微笑ましい」とのこと。これもまた楽しいひとときでした。

※ちなみに上の写真は、私のシャッターポイント。どうですか?


ツアーの後は、場所を南地区広域集落会館に移して昼食交流会。

メインメニューは鹿肉カレー。鹿肉はもちろん猟師からの提供。スパイスの効いた味付けは野菜ソムリエの資格を持つ「わくわーく」の職員。お米は月形町内産の5分づき米。デザートの「梨のコンポート」は秋に庭先で採れたものを甘く煮て漬け込んだ保存食。他に漬物など。月形の山の幸と里の幸で作られた豊かな食卓です。
ガツガツ食べたのは言うまでもありません♪

一息ついたところで、猟師の今井さんから「猟師の一日」の話し。

装備品(実物)の紹介から猟の様子の映像など、興味はあっても知らなかったことが次々語られ、狩猟に対する関心が高まったところで、鹿肉の実食。熟成させた鹿肉を目の前で調理して食べさせる・・・これぞ猟師の醍醐味とばかりに、今井さんは次々と提供し、それを次々と頬張る参加者。最後は足肉の解体も。

参加した誰もが羨望のまなざしで猟師今井さんを見つめていたのは言うまでもありません。猟をしてみたいという大学生もいて、活気あふれる交流会となりました。
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日常の暮らしでは気づかないことも、その道のプロの解説や助言で全く別の価値を生み出します。「豊かな自然=宝」であり、その宝を磨いて価値あるものに昇華させた今回のイベントは、その良い事例になったではないでしょうか。

こんな企画ができるのも、人材を集められるのも、この先この事業を展開できるのも、「わくわーく」という新しい感覚を持つ若い力のお陰。彼らもまた「月形の宝」だなあと感じました。

縁あって月形に集った人たちが、これからも新たな価値を生み出す活動ができるよう、私も何かお手伝いができないか・・・やる気と元気が湧き上がったイベントでした。

2014年02月17日

お見舞い申し上げます。【関東方面の記録的大雪】

先週末(2月14日,15日)の関東方面を中心にした記録的な大雪。特に甲府の様子(最大積雪114cm。全てが雪に埋もれた状態)はまるで雪国そのもの。あの甲府でこれほどの雪が降るとは! 驚きました。

これだけの短時間降雪だと、備えが万全な雪国であっても対応は大変なのに、降雪を前提にしていない街のつくりや設備、装備・・・影響が大きいことはすぐに理解できます。

これから雪が融け、徐々に生活は復旧されるでしょう。けれど、今度は農作物や農業施設への被害が露わに・・・。農業、特に果物王国の山梨だけでに、影響が長引かなければいいのですが・・・。

被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

2013年10月18日

台風26号の教訓を生かさねば!!

一雨毎に空気が変わっていくのを感じます。

先日の台風26号によってもたらされた寒気で、周辺の山にも雪が降りました。例年より少し早め、昨年よりは1ヶ月近くも早いでしょうか。
月形周辺に被害はなかったものの、道内には大雪でハウスが潰れたり、停電のところも。

一方、伊豆大島では土石流による痛ましい状況が今も続いていて、映像を見るだけで心が痛みます。真夜中の豪雨や土石流は相当な轟音だったでしょう。どれほど不安になったことか。現場を知らない私には、想像してもし尽くせない現実なんだと思います。

被害に遭われたみなさんには、心からお見舞い申し上げます。
犠牲になられたみなさんには、両手を合わせお悔やみ申し上げます。
また、救援活動をされているみなさん、本当にお疲れ様です。
どうか関係するみなさんの日常が、できるだけ早く取り戻せますように。
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今はまだ断片的な情報しかありませんが、
大島町のことでは考えさせられる点がいくつもありました。

危機管理体制の不備、気象警戒時の理事者の不在、土砂災害警戒情報の伝達不足、
特別警報の発令基準の問題・・・

今後の検証で、行政の体制や制度は改善と整備がなされていくでしょう。
でも、最も大事なのは「判断」と「決断」
これは、いくら形を整えても完全にはならないモノ。人の力に頼るモノ。
この感性は育てていくしかないでしょうし、感性を持った人を選ぶしかないでしょう。
やはり最後は「人」、そして「自分自身」なのだと痛感しました。

月形町は大丈夫?

今回の犠牲を無駄にしないためにも、当事者意識による(教訓を生かすための)考察が欠かせません。

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