2011年09月22日

台風15号

台風15号の動向から目が離せない状況です。

台風は現在、岩手県沖を北上中で、あと数時間後(22日朝)には北海道根室沖に最接近するとのこと。関東・東北地方では川の増水で避難勧告・指示を受けている人が数万人に達していると報道されています。

ここ北海道月形町も夜遅くから雨が降り始め、先程から雨音が少し強くなってきましたが、まだ風はないようです。猛スピードで駆け抜ける台風15号、これからどうなるか、外の様子に注意を向けながらの一夜になりそうです。


今月初めの台風12号、そして今回の15号。全国各地に大雨をもたらし、自然の脅威を見せつけられています。たった台風1個が通り過ぎるだけでこれ程大きな影響が出るとは・・・今更ながら思い知らされた感じです。

私たちの暮らしは自然の中にあって、その微妙なバランスの中の安定した一部分をよりどころに、ほんの少し不安定な領域にはみ出しながら折り合いをつけて成り立っている。ちっちゃな存在であると実感します。


※写真は昨日(21日)の夕景。
外作業をしていたら、にわかに辺り一面がピンク色に染まりだし、みるみる明るさを増してきたのでハッと空を見上げたら・・・空を覆う雲に夕陽が反射し、空全体がピンクからオレンジに輝きだしていました。空一面こんなに輝く夕焼けは記憶にありません。しばし呆然、見とれてしまいました。

2011年09月09日

台風12号は去り、いつもの月形に

全国的な台風12号の被害は甚大でしたが、幸いにも月形町ではほとんど被害を出さずに済みました。

 

左から順に9月3日朝、9月5日朝、9月8日朝の須部都川です。
右端の写真では、堤防の下から1/3までが泥で黒く汚れているのが見て取れます。大水が出た時のもの(左端)と比べると、いかに凄い水量だったか!!

今回ほとんど被害を出さずに済んだのは、台風の進路がずれたことが大きいです。加えて、過去の水害を踏まえて堤防が強化された結果ですし、樋門や排水路など設備と管理が整っていること、消防署職員や消防団および関係者による予防的な対応などによります。

私達の生活を守るために、風雨の強い中、昼夜関係なく働いて下さった皆さん、ありがとうございました。
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テレビや新聞の映像や写真に映し出された奈良県と和歌山県の様子は、台風の凄まじさを見せつけ、自然の脅威を再認識させます。被害に遭われた多くの皆さんに対して何ができるのだろうか・・・考えさせられます。

3月11日の東日本大震災と合わせ、平成23年は「自然の脅威」を意識する年になりました。

また、被害の大きかった奈良県十津川村は、お隣の新十津川町の母村。120年前、十津川村で起きた大水害から避難して来た人によって生まれた町が新十津川町ですが、この移住の折、樺戸集治監の囚人が手伝ったとか。なにがしかの縁のある町・村です。

縁の有る無しにかかわらず、被害にあった方々に今回も何かできないものか・・・
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それからこの大水で思い出したことが。

今からちょうど10年前にも今回と同じくらいに大水が出たことがありました。
その時も雨台風が接近し、ずっと大粒の雨が降り続いていました。夜中になっても雨の勢いはおさまらず、須部都川の水位は上がるばかり。

いつ避難勧告があるのかと不安を募らせながら花の撰花をしていた時、ラジオからの第一報
「旅客機がツインタワーに突っ込んでいます。信じられません。何か事故が起きたようです。」

そう、2011年9月11日。アメリカでの同時多発テロがあったその瞬間でした。

大水とともに生々しい記憶が蘇り、何とも不安の残った台風12号による被害。
平和で安心のできる暮らしを作るには、日々の努力と備えがいることを再認識したしだいです。

2011年09月03日

台風12号!! 警戒中

ゆっくりとしか進まない台風12号。
各地で大雨と強風の被害をもたらしています。

月形町内では今のところ目立った被害は出ていませんが、降り始めからの雨量も相当なもの。石狩川は上流域も含め各地大雨のため、昨日の夕方から目立って水位が上がっています。

今朝9時30分、石狩川の月形観測点で水位が12.3mを超えたため「氾濫注意情報」が出されました。

写真は今日(9月3日)午後5時すぎに、石狩川の支流にあたる須部都川の長谷川樋門(市南1)近くで撮影したもの。水位は13.0mです。

右の写真はこの樋門の内側。ここは市南地区で最も低い場所で、排水路によって内水が集められる所です。通常は石狩川の水位の方が低いので、この樋門を通じて内水が排水されるのですが、今日のように石狩川の水位が高くなると逆流してしまうため、今朝閉じられました。

樋門を閉じると内水の出口がなくなりこの場所が水没するので、トラクターに積まれた大型ポンプが設置され強制排水の準備が整えられました。基準水位を超えたらポンプを始動させます。

須部都川の水位、堤防を挟んで農地と比較すると、既にこの地域全てが水没する高さ。我が家のビニールハウスも全て水没しそうです。30年前の月形町が水没した洪水以降に堤防が強化されたので、今は安心です。また消防や役場の職員、消防団等も警戒に当たってくれているので心強いです。

ただこれ以上雨が降ると・・・気を抜かないようにしなければ。
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雨も風も今のところ小康状態ですが、今夜半から激しくなるとのこと。
まだまだ警戒が必要です。

皆さん、もう少し頑張りましょう。

2011年05月15日

農作業は遅れていますが、月形は*花*の季節

しばらくぶりの更新になります。みなさん、お元気ですか?

私の方は、5月は2日の初議会に始まり様々な団体の総会に出席。その合間を縫って、(特にゴールデンウィークを中心に)滞っている農作業を精力的にこなしていました。というのも、北海道はこの春、天候不順。日照時間が少なく雨も多い、結果として低温で推移しています。そのため、畑や田んぼが乾かず起こすことができないからです。我が家も作業手順を変えて対応しています。

ちなみに、お隣の岩見沢市はタマネギの主産地で植え付けが1ヶ月近くも遅れている様子。既に収穫量の減少が予想されています。(北海道のタマネギは気候の関係から収穫時期が決まっています。植え付け時期が遅れればその分生育期間は短くなり、小さな状態で収穫することになります→収量減少。)

水田も例年ゴールデンウィーク中に荒起こしを行い、今時期は代掻き作業の真っ最中のはずですが、今年はまだ荒起こしも終わっていない田んぼがちらほら。晴れ間を縫って農作業が急ピッチで進められています。もっも苗の生育も(低温の影響で)遅れている様子。例年5月20日頃から始まり月末までには終わる田植えも、5月末から6月上旬がピークになるのではとのことです。

そんな月形の状況ですが、それでもやっと*花*の季節がやってきました。

まずは「桜」。最初の写真は「樺戸博物館」裏手で咲き始めたものです。今か今かと待ち望んでいましたが、例年より1週間くらい遅れて町内のあちらこちらで咲き出しました。気候が不安定なせいか、既に散り際のものがあったり、これから咲き出そうとするものがあったり、バラツキが多いようです。でもその分長く楽しめそうですね。

続いて「キタコブシ」。写真は役場正面玄関前の、おなじみの木です。ぷっくりと厚い乳白色の花びらが日一日と大きくなって圧巻です。この近くを通ると見入ってしまうのは私だけではないでしょう。今から1週間くらいが見頃です。

そして「新緑」。須部都川の河川敷のヤナギは緑の新芽を勢いよく吹き出しています。

庭や山の木々も、緑、黄緑、黄、赤、紫、ピンク・・・と、淡い色調の色とりどりの新芽をふかせ、まさしく「春の紅葉」。写真では上手く写せなかったので、ぜひ北国の春をその目で確かめに来てください。


それから空き地や土手などには、様々な野草が競って花を咲かせています。4月の始めに顔を出した「フキノトウ」は蕗の葉っぱを従え、50cmほどに育って大きな頭に白い花を咲かせています。モリモリと生い茂った葉の中に「ニリンソウ」の白い可憐な花もアクセントになっています。

既に盛りは過ぎていますが、真っ青な花の群落で人目を引くのは、マメ科の「エゾエンゴサク」。

そしてピンクの絨毯のように見えるのは「ヒメオドリコソウ」。

あちらこちらの花壇では「スイセン」の黄色い花が風になびいて揺れています。今が真っ盛り。その脇で、やっとチューリップが色づき始めました。今年のチューリップは草丈がグッと低くて、足腰の強いどっしり構えた姿に。地に足がついている分、長持ちするかな? これから色が乗ってきて多いに目を楽しませてくれることでしょう。

 ●いよいよ月形も*花*の季節です
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