2012年07月06日

自然の恵み・命の恵み・幸せな暮らし

今日はとっても幸せな気分です。
だって、たくさんの恵みをいただいたから。
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まずは今日の午後3時過ぎ、実に12日ぶりに雨が降りました。ヤッター♪ 

雨が最後に降ったのは6月23日。もっとも霧雨程度。その後、真夏並みの気温が続き、ここ数日は湿気に満ちた空気が全体を覆っていました。

昨日あたりから天気予報は「寒気が入り、大気が不安定になっています。」と雨を期待させる発言。道内のあちこちで記録的な降雨も観測されていました。

でも、でも、月形には雨の気配はなく、畑はパサパサ。大豆や小麦は乾きに耐え・・・

そんな中で今日の雨です♪ 
総雨量はきっと10mmもないでしょう。でもホッと一息つける雨でした。自然の恵みに感謝です。

※ こんな恵みの雨も、我が家の周辺数キロしか降らなかったようです。町内南部(中和、昭栄)からも、北部(札比内)からも、「今日も降らなかった。」との声が聞こえてきました。)

明日こそ、水を欲しているところに恵みの雨が降り注ぎますように。
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それから、命の恵み=絞りたての生乳をいただきました。

牛飼いの知人が最近、絞りたてのジャージー牛の生乳を届けてくれます。それはまだ温かくて人肌(牛肌)を感じられるほど。クリーム色で、ほんのり草の香りがしています。

まずはそのまま飲んだり、ミルクティーにしたり。絞りたての上に濃厚なジャージー牛乳はやっぱりおいしい♪ 
それから料理。シチュー、グラタン、クリームソース。

そして・・・ カッテージチーズ、ヨーグルト。
加工品にも挑戦!

カッテージチーズは牛乳の【タンパク質】を【酸(酢)】で固めたもの。
温めた牛乳にレモン汁を入れると瞬間的に反応が進んで、アッという間にモソモソしたものが。それを濾してカテージチーズの で・き・あ・が・り!  同時に、ホエー(乳清)もできました。

一方、ヨーグルトは牛乳の【タンパク質】を【乳酸菌】が固めたもの。
牛乳をお風呂くらいの温度に温めて、市販のプレーンヨーグルトをスプーン一杯投入。冷めないように全体をタオルで覆って常温放置。しばらくして冷めてしまったので、今度は50℃のお湯に容器を浮かべ、それ全体をタオルで覆って常温放置・・・そして半日が経過した頃、蓋を開けてみると・・・全体がゆるく固まっていて、酸味のある香りも。まさしくヨーグルトので・き・あ・が・り!

※写真は、右上から時計回りに[自家製ヨーグルト][ホエーでつくったホットケーキ]「自家製カッテージチーズ」

確かに、ネットを検索するれば作り方がすぐ分かる時代になりました。
しかし、原料から加工、そして食べるまで、全てが物々交換として(商品ではない状態で)流れ、目の前で(顔の見える関係の中で)できるなんて! 素晴らしい!! 感動です!!!

大学時代に「食品化学」の授業や「農産加工実習」がありました。それは食品会社に就職するための知識や技術だと思っていた私にとって、【生活の潤い】あるいは【豊かな暮らしの基】【幸福感の種】として今の生活に活きてくるとは・・・知識や経験が実生活と結びつくことの幸福感を改めて感じています。
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月形に暮らし始めて約20年。
人とも、自然とも、大地とも繋がり、どんどん広がっていくのを感じます。
そこからたくさんのエネルギーをもらって、満足感や幸福感が膨らんでいるのも感じます。

田舎は宝の山。エネルギーの泉。月形に移り住んで本当に良かった。

2012年05月16日

旧札比内小学校の桜

昨年閉校記念として植えられた桜が、この冬の雪でどうなったか・・・ふと気になって、閉校した札比内小学校に行ってきました。

5月15日夕方小雨。
札比内小学校校庭にある全ての桜(校舎前や校庭の大木も、植樹したものも)ほとんど散っていました。

その中で植樹した桜の若木はしっかりと根付き、全ての樹が元気に葉を茂らせていました。

もちろん枝が折れたものは何本もありましたが、残った枝は元気に天を突いています。
また、樹自体が幼くて花をつけいていないものが何本もありました。

これから折れた枝などの手入れがなされるのでしょう。

この冬を乗り切った桜は、この夏にすくすくと生長し一回り大きくなるのですね。

次の春は、桜の見頃に訪れたいと思います。

2012年05月15日

春爛漫

あっという間に5月も半分が過ぎました。
(左の写真は5月13日の夕方、陽が落ちてすぐの頃に撮影。春爛漫をお伝えするには不似合いの写真で、ちょっと反省。月形町の今の雰囲気だけでも味わってください。)

4月に入ってからの暖かな陽気と日射しで、あれほどあった雪がみるみる融けて、28日には積雪ゼロとなりました。例年より半月遅れだった春が、その後、駆け足でやってきて、今まさに春爛漫です。

桜は先週一気に咲いて既に名残。役場前のキタコブシも盛りを過ぎて、白い花びらが色を変えていました。道端ではエゾエンゴサク、ヒメオドリコソウ、ニリンソウが咲き乱れ、イタドリはすくすくと育って大きく葉を広げ、フキは既に花径を伸ばして大柄な植物に変身。山に目をやると、樹木が今まさに芽吹きの時。何とも微妙な色合いの春紅葉が心を和ませてくれます。

毎年春先に訪れるマガンと白鳥は雪融けにあわせてやって来るので、今年は遅れてゴールデンウィークがピーク。でしたが、いつもの年とは様子が違っていました。

これまでは田んぼの雪融け水がピチャピチャとあるの中で落ち穂を探し餌場を移動していたのですが、今年の春は一気に暖かくなったのと水田の暗渠工事が進んだのとで、平地にはたまり水がほとんどなかったのです。

その一方、須部都川には一気に融けた雪融け水が押し寄せ、1週間〜10日も大水が出て一時は警戒するほど。まるで湖のような状態でした。(右の写真は4月29日撮影)

マガンはほとんど近づくこともなく、白鳥は大群で須部都川の河川敷に陣を張り、ねぐらにしたり、牧草の新芽をついばんだり。今まで見たこともないような不思議な光景で、物珍しさにたくさんの人が堤防に集まるほど。こういうこともあるんですね〜。

さて、私の仕事は・・・

ここしばらくは年度初めの各種総会に出席、合間に興味のある勉強会にも顔を出し、その傍ら雑誌の原稿などを書いています。また農作業では豪雪被害のハウスを修復、一部は苗の植え付けを終えることができました。

この1ヶ月、目の前の仕事に追われて時間をとることができなかったのですが、ようやく一息つけ、ブログの更新もできそうです。これから追々お伝えしていきます。

2012年04月22日

雪融け! 劇的に変化する風景

4月も中旬以降、穏やかで暖かい日が続き、風景が刻一刻と変化しています。

4月中旬は月形町全体が一日中霧に包まれる日が何度も。

これは日射しが強くなって融雪が進み、たくさんの水分を蓄えた空気が積雪によって冷やされ、地表面に霧が発生したもの。日射しが強く無風状態が続くからこその霧です。

とても幻想的な光景でした。(写真は4月17日撮影)


そしてここ数日は春霞の穏やかで暖かい日が続きました。

朝の気温もいつの間にか氷点下まで下がらなくなり、日中は日射しとわずかな風で雪はどんどん融けていきます。その雪融け水は雪面の端から渾々と湧き出すようにして小川になり、圃場の中を走り去っていきます。

ハウスパイプのように熱を吸収するものの周辺や、地面の高いところで土が顔を出し始めました。いよいよクライマックス、長い冬の終わりで〜す。
(2、3枚目の写真は4月19日撮影)


そして本日。3月中に融雪剤(黒色の炭粉)を散布した所はほぼ全面すっかりと融け、黒々とした土が出てきました!!! (右の写真は4月22日撮影)

と同時に、無残なパイプハウスもあらわに・・・

我が家の場合、雪害で全壊したパイプハウスは 26 棟中 14 棟。部分損壊が 2 棟。
必死で守った越冬ハウス(ビニールを掛けた状態で冬を越したハウス)4 棟は無事=現在、種の発芽待ち&苗の育成&宿根草の生育に活用。
他に雪の下に収納した小さなハウスが 6 棟=こちらはまだ雪の下。

修復し作付けするまでには相当の労力と時間を要しますが、やらなければ収穫も望めないのが現実。ここは一つ頑張るしかないですね。(先日、1棟が修復を終え、ほぼ元通りに復旧できました♪)

とは言え、全ての復旧と作付けを同時並行で進めるのは至難の業。今年は作付け品目/労力/経費と相談し、できる範囲で復旧していく予定です。
具体的には、壊れたいくつかのハウスを修理後合体して1つのハウスに建て直したり、栽培時期に合わせてハウスを移動させたりすることも検討。景気低迷の折、極力負債を抱えず(お金をかけず)に知恵と体力で復活を目指します。

めげそうな程の状況ですが、『ピンチはチャンス』。こういうときこそ作業内容や手法を見直す絶好のチャンスであるはず。必然的に【本当に必要なもの】を見いだすことができます。
転んだからにはタダでは起きませんよ〜! ガ・ン・バ・リ・マ・ス!

2012年02月09日

吹雪と大雪

既にマンネリ化してはいますが、またも大雪の話題です。

昨日は猛吹雪、今日はスゴイ大雪・・・で、昼過ぎからは風が出てきて吹雪模様になっています。
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1月末から約1週間、気温は低く雪は多少降るものの時折晴れ間も見える穏やかな日が続きました。このつかの間の休息期間を利用して、皆さん屋根の雪下ろしをしたり、道路を広げたり、雪国の生活を維持するためのメンテナンス作業に精を出していました。

そして今週初めの6日(月)と7日(火)は暖気が入り、久しぶりにプラスの気温に[最高気温 6日:+0.4℃、7日:+1.3℃]。こういう暖気が入る時は実は結構危険で、色々な被害が出ます。町内あちこちで屋根にたまった雪が滑り落ちて歩道を埋め尽くしたり、隣の家を直撃したり。
雪祭り会場で雪像が崩れた事故も同じ時に起きています。

そして、暖気のあとは決まって猛吹雪。
暖気が入るのは低気圧が発達しながら北上するからなんです。

昨日[8日(水)]は未明から風が強く吹き、午前7時前くらいからは雪も降り出して、全く見えないほどの猛吹雪に。結局、町内小・中・高校とも今シーズン初の臨時休校。JRもバスも一部道路も完全に止まってしまいました。
それでも夕方近くなると雪が収まり、皆さん一斉に出てきて除雪。膝まで積もって重く吹き溜まった雪をかき、生活道路を確保。お天気の隙を見て除雪をやらねば日常生活を維持できないのが雪国の定めです。

夜は比較的穏やかでしたが・・・

今日[9日(木)]は朝方から音もなく静々と降り積もる大雪状態に。今朝除雪しておいたのに、昼過ぎに外に出てびっくり!! 既に50cmは降っているではないですか!!!

歩道はすっかり埋まっているので、郵便屋さんも膝までの雪を漕ぎながらの配達。いつもこんなに積もれば昼間に歩道の除雪が入るはずなのに、今日はなぜか、なしのつぶてです。

雪は普通の降りになってきましたが、風がついてきて吹雪模様。写真のように家の窓は雪が張り付いて真っ白になってきています。これから子ども達の下校時刻になろうとしていますが、どうなることか・・・

「事故だけは起きないで」と願うばかりです。

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