2016年01月16日

農業(花き栽培)の魅力と可能性は伝わったかなあ?【酪農学園大学「実践農学」で講義】

この冬は自分の考えを発表する場面を多数いただいています。その1つがコレ。

平成27年12月18日(金)に、酪農学園大学の授業「実践農学」で講義をしてきました。テーマは「花き栽培の魅力と可能性」。対象は1年生約130名。

授業主旨と講義内容は、酪農学園大学の専用ページ(http://www.rakuno.ac.jp/article-41851.html)に掲載されているのでご覧ください。

酪農学園大学の学生の多くは、酪農に興味を持って進学した人達。同じ農学を志していても、動物と植物では相当な違いがあります。我が家が新規就農する時も、酪農や畜産などの動物系は全く頭にありませんでした(実際、私は学ぶ機会も触れる機会もなかったので、全くイメージできていませんでした)。なので、どれだけ伝えられたかは・・・。

それでも、生物(=植物・動物)を育てる魅力や経営の面白さや困難さなどは共通する話題で、共感できた部分もあるはず。それに、卒業後の進路がJAや農業関係企業が多いとのことなので、様々な農業に触れて理解を深めることが仕事にも役立つでしょう。
そう期待して、後日、大学から送られてくる「授業の感想」を楽しみに待ちたいと思います。

学生の前で講義するという貴重な場を与えてくださいました担当教授の猫本先生には、この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。

《余談ですが・・・》
ここ10年くらい、私は地方自治や議員関係の学びを続けてきたので、大学に行くとすれば北海学園大学や北海道大学政策公共大学院が中心。政治や法学等の文系校舎に出入りしていました。今回、酪農学園大学に初めて足を踏み入れて、久々に農学系の校舎の雰囲気に触れ、母校(宇都宮大学農学部)を思い出しました。場所は違っても農学部は同じなんですね〜。それに、農学系と文系の校舎って、こんなにも違っていたのか!と。
時代の違いじゃなく、専門性の違いだったんですね。再認識しました。

懐かしさとともに学生時代の記憶が戻り、気持ちが若返ったのは言うまでもありません。それに、次の世代に考えや知識を伝える機会があることそのものが、意識を若返らせる=生き生きさせる効果があるのだとも思います。

世代をつなぐ仕事を続けていきたいし、多くの人をつないでいきたいとも思っています。


2016年01月10日

「ゆみこの議員活動報告書13」を発行しました

20160107.jpg報告が前後しますが、1月7日(木)に「ゆみこの議員活動報告書13」を発行しました。既にホームページ(トップページ)では公開していますし、町内向けには7日の朝刊に折り込んでいます。

今回から用紙を A3二つ折り → B4 に変更しています。配付方法が新聞折込中心のため、チラシサイズに合わせることで、他のチラシに紛れ込むことを防ぐのが目的です。紙面面積が8割弱になることから、一度に掲載できる記事量も減ることになるのが難点ですが、そこは回数を増やすことで対応しようと考えています。

報告書の内容は、12月定例会一般質問のうち「一者特命随意契約」の部分について、質問と答弁に解説を加えて詳細に掲載しました。

町長答弁には「精算はしたことがなかった。」「燃料の使用数量は把握していない。」「書類はない。」など、税金を扱う行政にとって問題となる事実が次々と明らかになりましたが、「町に不作為も瑕疵(かし)もない。」と言い切った町長には驚きました。それにもまして驚いたのは、議会が調査特別委員会の設置をまたしても否決したこと。問題となる事実が新たに出てきたにもかかわらず、調査をしないと決めるなんて!!! この部分は次回の報告書で。

新年を迎えても過去の問題を追求し続けなければならないのは、私としても不本意です。

地方の小さい自治体にとっては(地方創生などが叫ばれたとしても)厳しい時代であることに変わりはなく、これから先は益々厳しい財政になっていくことでしょう。だからこそ、過去に向き合い、問題点を認識し改善することで、投資のための財源を確保する必要があると考えます。

この問題の追求は、メンツの確保でも過去の問題追求だけでもない、将来の政策に結びつく未来志向の一端であることをご理解いただけたら幸いです。
町側も、議会も、そのことに早く気付いて欲しい。

今年もよろしくお願いします。

2016年、初めての更新になります。
みなさま、今年もよろしくお願いいたします。

今年の議員活動は既に始動していまして、公式行事は例年通り
20160105.jpg■1月5日 月形消防出初式
 朝からの吹雪模様の中、一瞬の止み間での分列行進でした。厳しい条件での出初式は珍しく(例年この日は穏やか)、隊列を組む消防団員の耳や首元が真っ赤に冷たそうなのが見ていてもわかる程。恒例とは言え、雪国での出初め式は過酷ですね。消防団という使命の重要性と厳しさを感じた瞬間でした。


20160108.jpg■1月8日 月形町新年交礼会
 会費1,000円で誰でも参加できる、月形町・農協・商工会が主催する交礼会で、来賓は月形刑務所長、月形学園(少年院)園長、美唄駐屯地指令、岩見沢警察署長。当日は町内外から200人程が参加していて、多くの方と新年のご挨拶を交わすことができ、また元気なお姿を拝見することができました。今年目を引いたのは美唄駐屯地からの緑制服組。たくさんお越しになっていたのは、昨年結んだ災害協定の関係なのかも。


20160109.jpg■1月9日 月形町成人式
 町内出身者だけでなく、町内在住の新成人23名を祝いました。新成人の誇らしくて、はにかんだ笑顔が成長の証ですね。若さのパワーと希望を感じました。今年から議会議員は式典のみの参加になりました。式典後の茶話会で新成人の成長ぶりを見るのが楽しみだっただけに、(新成人世代を子どもの頃から知っている私としては)ちょっと残念。


新年に伴う公式行事はこれで終了です。
連休明けからは議員活動が本格化。
今年も信念を持って議員活動に注力、がんばりますので、どうぞよろしくお願いします。

2015年12月31日

私の2015年は「満ちる・溢れる」

部屋にはお節の筑前煮を煮染める匂いが立ちこめているものの、大晦日であることを忘れてしまいそうになる今年最後の日。もう間もなく新年を迎えます。

今年はこれまでの1年とは質の違った1年でした。
活動の場が広がりをみせ、たくさんの方と出会い、様々なことにチャレンジ・・・。
役職、課題、学び、企画、講演、執筆・・・と、自ら望んで得たものもあれば、与えていただいたもの、巡り合わせで出会ったものなど、実にたくさんの経験をさせていただきました。

それもこれも、関係したみなさんや家族の協力があってとのこと。みなさんが私に場を与え、環境を整えてくださったお陰の経験です。ありがとうございました。

この1年、いつも目の前の課題をこなすことに無我夢中でした。今もそうです。
1日という単位も昼と夜という区切りもあまり関係なく、日常がず〜っと続いているような毎日。こんなので大丈夫なのかと思う一方、課題を達成できたあとには成果と達成感があり、気付けば「満ちた」状態になっていました。

そして今は・・・
町政、国政、学びや伝えるなど、あらゆる場面で・・・
やりたいこと、やるべきこと、言いたいこと、感情が次々と湧き出し、私の外側に、私の器を超えて溢れだそうとしています。

世界の平和が揺らいでいる時代を、経済優先で何かが足りない時代を、地方が疲弊していく時代を、物事の本質が何かと問うている社会を、どうにかしたい。
どうすれば心豊かに、平和な世界が気付けるのか、行動を起こしたい。

この溢れだした想いを、こぼれさせてしまっても良いのか、もう一つ大きな器を用意して満たすようにするのか、これは年明け早々のテーマになりそうです。

あ〜、もうすぐ日付が変わります。年も改まります。
積み残したことは、これまで通り一歩一歩進めていきますね。

みなさん、今年1年、大変お世話になりました。
来年も、どうぞよろしくお願いします。

2015年12月12日

《異例の対応》一般質問は14日(月)の午前9時〜 再開【平成27年度4回定例会一般質問/その1】

当初会期1日(12月9日)とした平成27年第4回定例会は、月形町議会初の延会となりました。
会期を5日間とし、再開は12月14日(月)の9時〜

残ったのは私の一般質問のみ。と言っても、議案審議や前の質問者が長引いたのではありません。私の一般質問の1問目、1回目の町長答弁途中に町長から休憩の要請があり、その後、議会運営委員会やら全員協議会、議会と町の日程調整があって延会となったのです。 ※ 写真は北海道新聞2015年12月10日朝刊

以下、詳しい状況を記します。ご意見やご感想などありましたら、ぜひお寄せください。
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定例会は10時に開会し、午前中に議案や同意案、意見案等すべての審議が終わり、一般質問も順番1の松田議員まで終わるという、ほぼ予定通りの進行でした。午後は1時半に再開。一般質問・順番2の楠議員も予定通り約40分間。そして私の番。2時10分頃に始まりました。

議長が「宮下議員から事前に資料配付の申し入れがあり許可した。既に配付済みである。」と説明があり、一般質問がスタート。(資料は当日朝には全議員の控え室机に配付。町側出席者には開会前に議場の机の上に配付。これとは別に、前日昼頃に正副議長が資料を持って副町長を訪問。)
※配付資料は → こちら

私から配付資料を用いて質問を開始。通告書で「情報公開制度により資料を入手し精査したところ、契約内容や金額、執行状況等に疑問点・問題点を発見した。十分な説明を求める。」としていたので、資料1〜3の中にある疑問点を8項目あげ、その答弁を求めました。

《答弁を求めた8項目》
[資料1]
(1)金額の一致 ・・・ 契約金額/見積金額/発注決議書積算額の一部:水色・ピンク
  Q 金額一致の理由
  Q どういうやり方で、この金額が出たのか? 

(2)H18年度の一者特命の理由 ・・・ 発注決議書の摘要欄:黄色
  Q なぜ、単年度契約なのに「5年間の償却期間があるから」が理由になるのか?

(3)H19〜H26年度の一者特命の理由 ・・・ 発注決議書の摘要欄:3色
  ・「長年当町の収集業務に従事・・・」は、一者特命の理由には当たらない。
  ・富士工業は美唄市の会社であり、もっと近い岩見沢市内にも同業者はいる。
  Q 「近隣」とはどこまでを指しているのか? 
  Q この理由で、なぜ「富士工業しかない」と言えるのか? 理由は?

[資料2]
(4)H21年度の車両経費の取扱い
  ・H21年度途中に車両の更新を行っている。
   取得日:パッカー車(H21.9.15)、2tトラック(H21.12.14)
  ・古い車両は業者所有車だったが、新しい車両は町所有車として更新。
  Q H21にパッカー車の経費が一切計上されていない理由は?

[資料3]
(5)燃料費の負担理由
  ・使用車両には、町所有貸与車(資料4下部)と業者所有車がある。
  ・燃料費を町が直接負担するものと、業者が負担(委託料で計上)とがある。
  Q どんな区分をしているのか?

(6)燃料費の見積方法 ・・・ 薄緑、薄青色
  ・独自入手資料から、H19年度の燃料費内訳は
    燃料費(3台分)軽油 :2,500ℓ/月×116円/ℓ×12ヶ月
    燃料費(フォークリフト分)ガソリン:30ℓ/月×116円/ℓ×12ヶ月
  Q H20〜H26の積算の仕方は? (使用量と単価)

(7)燃料費と補修費の精算 ・・・ 緑色、青色
  ・H22〜H25の仕様書には「実績に応じて支払い最終月に精算する」と明記
   されている(資料4)
  ・支出命令票は毎月定額支払い。精算の痕跡なし。
  Q 精算はどのように行われたのか?

(8)業者所有車両の維持修理費(H20以前のパッカー車と2tトラック)・・・ 右端 
  ・H20以前のパッカー車と2tトラックは業者所有車両。
  ・その維持修理費を委託料に含めて町が支払っている。
  Q 町所有車両と業者所有車両の区分はどうなっているのか?
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ここで町長が答弁台に立ち、以下のような内容(要点)の発言を行いました。

■これまでの一般質問では通告書に質問内容がはっきり書かれていたが、今回は「様々な疑問点がある」とだけで何を聞きたいのか解らなかった。
■8つの質問項目は、今、初めて聞いた。答えるのは担当者からになる。
■私(町長)は通告書を読んで、9月の決算特別委員会や「ゆみこの議員活動報告書12」が指摘していた「一者特命随意契約の違法性」について質問されると予想し、その答弁を準備した。
■質問に対する答えではないが、通常の一般質問通りに準備したものを読み上げたい。(議長に許可を求め、了解される。)

このような前置きのあと、
◆30年間にわたる随意契約の経緯
◆一者特命随意契約が違法でない根拠
 ・地方自治法167条の2
 ・月形町財務規則140条の2・1項1号
 ・「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の施行令4条 1項 1号
◆北海道町村会顧問弁護士の見解。最高裁判例。
◆最後に、現在の委託料は低く抑えられているとして、平成25年度と26年度の委託料を道単価(北海道が予定価格を決める時に用いる単価)を使って試算した結果を示した。

このあと、質問のあった8項目について担当者から答弁させるとして着席。休憩を要請。

【以下、本会議休憩中】
●正副議長、議運委員長と事務局と町長他とで話し合い
 ・通告書に質問が書かれていなかったことを町側が抗議
 ・正確な答弁を行うには調査に時間がかかるとして、延会の申し入れ
 ↓
●議会運営委員会:延会の申し入れを受け入れ
●全員協議会  :説明と日程調整
 ↓
【本会議再開】延会の手続き。
次回は12月14日(月)午前9時〜。町長側の答弁(保留部分)から。
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さて、このような流れだったのですが、私には解せないことがいくつかあります。

1.通告書
 町長は「通告書にはっきりした質問内容がなかった。」と非難していたのですが、本来通告書は要点を簡潔に書くもの。詳細まで書いている議員はいません。むしろ、私は毎回ポイントを絞って書いていると言えますし、通告書以外の質問をしたことはありません。
 今回も「情報公開制度で得た資料を使って質問する。」と明記しました。配付資料は私が作ったものですが、その元資料は町が提供したものであり、町が長年行ってきた行政の執行記録です。町側が把握していて当然と考えています。
 また、通告書は議会運営委員会で確認したあと、すぐに町側に提示されます。本会議の約1週間前です。これは、通告書の内容を十分吟味し、質問者と町側とが建設的な議論ができるようにするための準備期間。つまり、通告書の内容に疑問がある時は、質問者本人や議会事務局に問い合わせ確認することができる期間です。(私は毎回欠かさず一般質問をしていますが、2期目以降は1度たりとも町側から事前問い合わせを受けたことはありません。一方、他の議員には町から質問内容の確認が行われているとのことです。)
 つまり、正当な手続きをしないまま(質問内容がわからないにもかかわらず、確認作業を怠りながら)「質問が解らなかった。」というのはお門違いも甚だしい。批判の矛先を私に向けているようですが、正式な手続きをとって出された通告書ですので、議会批判に当たります。

2.配付資料と質問内容
 一般質問での資料配付は原則禁止で、配付の場合は議長の許可が必要です。今回の質問には細かな数字等が不可欠でしたので、資料配布の希望を議会運営委員会に伝え、本会議の前日朝に正副議長の決裁を受けました。
 その際、正副議長から質問内容の確認があったので、(当日の質問に入れることが)確定していた3項目を説明しました。その上で私から「資料は膨大なので、事前に町側や議員に配付させてほしい。」と要望すると、正副議長から「かみ合った議論をするためには必要だろう。」と許可がおりました。その後、正副議長は資料を持って副町長を訪ね、資料と3つの質問項目を説明したとのことです。
 このように、議会からの情報提供は十分しているにもかかわらず、町長は「資料は今朝の配付、質問はたった今聞いた。」と答弁しています。正副議長が副町長のところに行って説明したことは町長に伝わっていないのでしょうか?

3.質問されていないことを答弁
 一般質問とは、議員の質問に答える場です。一切質問されていないのに、予想した答弁を延々と演説するのはどういうことでしょう。議長に許可を取れば何でも良い? 
 月形町議会は質問回数の制限とともに時間制限もあります。町長が勝手な答弁を永遠と続け、私の質問時間を浪費しているのです。これを許可した議長には厳正に対処するよう要請します。

一般質問はまだ途中ですので、これらのことも含めてしっかり対処していきます。
お時間の許します方は、ぜひ傍聴にお越しください。

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