2014年01月16日

月形町の幼稚園教育について 一緒に考えてみませんか?【保護者主催勉強会のご案内】

昨年末から月形町内で話題になっている『幼児教育環境の問題』。

私は12月定例会での一般質問と、年末に発行した「ゆみこの議員活動報告書 No.11」で取り上げたこともあって、非常に注目し関心を寄せています。

同様に、当事者(幼児を持つ保護者)の関心は高く、議会の傍聴を皮切りに、「情報を得たい」「現状を理解したい」という欲求が高まり、「月形町の幼稚園教育を考える会」を発足させ、以下の日程で勉強会を主催することになりました。



「月形町の幼稚園教育について 一緒に考えてみませんか?」
                   (保護者主催の勉強会)

日 時: 平成26年1月24日(金) 10:00 〜 12:00
場 所: 多目的研修センター 講堂 (花の里保育園横)
対象者: どなたでも参加できます。
主 催: 月形町の幼稚園教育を考える会(代表:斎藤)


この勉強会は、役場担当者(教育委員会、住民課)を交え、
■大谷幼稚園閉園の経緯と今後の方向性
■幼稚園・保育園・認定こども園・認定外保育施設の仕組み
■施設別の保育料や補助金の違い
■通園方法の課題
■受入先の決定時期
などについて、説明と質問を通して理解を深めようとするものです。

事前に「月形町の幼稚園教育を考える会」がいくつかの質問項目を役場担当者に提出しています。それについて説明を受け、その後、参加者からの質疑応答という展開です。


月形町の幼児教育環境の問題に関心のある方は、保護者に限らず誰でも参加できますので、お友達やお仲間、おじいちゃんやおばあちゃん、もちろんお一人でも大丈夫ですので、どうぞご参加ください。

なお、お子様連れでも大丈夫なように会場内に「プレイマット」を用意します。お気に入りのおもちゃや本を持ってくれば、子ども達を遊ばせておくこともできます。
__。__。__。__。__。__。__。__。

私は今回の件で「幼児教育環境」について色々調べましたが、実に複雑な仕組みになっていて閉口しました。そもそも幼稚園(文部科学省)と保育園(厚生労働省)という区切りがあり、それぞれ別の視点から幼児教育に関わってきたという文化があります。それを少子化や共働きといった時代の変化に合わせて一本化しようと、仕組みを改善してきて・・・

時代に合わせた新たな施設として「認定こども園」が提唱されていますが、これも4タイプあり、母体が何か(学校法人、福祉法人、NPO法人)で形も縛りも違いますし、補助金や運用も変わってきます。

月形町のこれからの保育がどんな形になるか、想像するためには基本的な仕組みを理解しなければイメージを描くこともできません。

このことは当事者だけの問題ではありません。一度決まれば10年20年の単位で税金が投入されますし、月形町の人口にも影響してきます(今回の問題で町外へ転居する家庭もあるほど)。となれば、税収、地域の活性化、小中校の教育全般にも影響が出てくるでしょう。

いずれにせよ大きな決断の時が迫っています。
それをただ傍観するのではなく、一緒に考えませんか?
ぜひ、ご参加ください。

2014年01月06日

2014年(平成26年)もよろしくお願いします

今年もよろしくお願いします。

月形町は比較的穏やかに明けました。
写真は初日の出。
初詣に向かう途中、ひと時だけ初日を拝むことができました。このあとは雪雲に隠れ時折雪も交じるようになり、翌日からは連日除雪車が出動しています。

お正月休みは1年ぶりに揃った家族で団らん。子ども達の成長や自分たち(夫と私)が歳を重ねたことにしみじみしたり、遠く離れた親たちの心遣いを感じたり、爆笑あり、馬鹿話あり・・・
日常とは全く違う時間軸を過ごしているうちに、あっという間に過ぎていきました。浦島太郎もこんな感じだったのでしょうね。

そして例年通り、1月5日の月形町消防出初式から議員の仕事をスタートさせました。


さて、今年はどんな年にできるでしょう。

日本社会全体が何か一方的な力でどこかに進んでいるように感じます。個人の生活も考えも多様になっているのに、それらを考慮せず、配慮もなしに物事が決まっていくような雰囲気。これは国も地方も同じです。
それに、私の子ども時代(今から40年前。昭和40年代)から見ても、文化的にも物質的にも豊かになっているのに、それに気づかないくらい満足感が少ない日常。
どうして?

これらを何とかして改善する一年にしたいです。

人々が日常のチョットした変化を気にとめ、そこに触れること・関われること・創造することができ、足元から満足感や達成感を感じられる社会。

それを築くために議員でなければできないことがあるはず。
私の感性・能力・人脈で少しでも理想の社会に近づけるよう、頑張ります。

2013年12月31日

私の2013年は『底』

年の瀬も押し迫ってきました。
例年のごとく今年を振り返り、それを表す漢字を考えてみました。

私の2013年(平成25年)は『底』です。

昨年大晦日の日記を読み返してみました。2012年は『過』に象徴されるように、様々な状況に反発しようともがいていた私がいました。
そして今年・・・

その反発も虚しく、撃沈して底に沈んだ状態からのスタート。外向きのエネルギーが一向に湧かないまま時間だけが過ぎ、ひたすら停滞する日々。ブログも更新できず、活動報告書も発行できない。気持ちも考えも「底」でぐるぐると廻り、いつになったらここから這い出せるのかと高いところにある遠い空を見上げ、何もできない自分に腹を立て、いつしか虚無感も生まれて・・・

どうして良いのかわからなくなった時、まずは現実(=何もできない自分)を受け入れ、日常の暮らしを大切に、「今できること」「今しなければならないこと」だけを実行してみるという助言に従い、やってみたら・・・

不思議と心と体が軽くなり、全体が見えてきました。『底』は「底なし沼」じゃなく、地に足が着いた状態であり、今は遠い空を見上げるより足元を固める時期だと気づいたのです。それからの日々はあっという間でした。

そして今日振り返ってみたら、「ああ、今年は『底』だったんだなあ」と。
もう『底』を脱したから、ハッキリと『底』が見えます。

何事も渦中にある時は全体の状況がわかりません。しかし、そこから少しそれれば客観視できる。つまり、置かれた状況(視点、論点、目標、行動)を意図的にほんの少し変えればいいのです。何か変だと思ったり、辛い状況なら、迷わず何かを変えればいい。挑戦すればいい。考えてばかりいないで身体を動かしてみたらいい。
課題や問題は、変化を生むための種でありヒントなのだと理解しました。

2013年を終えて、また1つタフになれたように思います。
みなさん、ありがとうございました。

さて、2014年はどんな年になるでしょう?

それぞれがお互いを尊重し、相互理解が深まりますように。町内も、国も、世界も。
経済一辺倒でなく、多様性を認め合い、楽しめる社会に。
力でなく、知恵で 平和な世界を築きましょう。

2013年12月26日

ゆみこの議員活動報告書No.11 本日発行!

20131226.jpg本日、「ゆみこの議員活動報告書No.11」を発行しました。

町内向けには今朝の朝刊に折り込みしています。
それ以外の方には、ホームページ上で閲覧できるようになっています。

今回は「特集 月形町の幼児教育環境を考える」と題し、先日の一般質問の内容を中心に、幼児教育環境に関する情報提供を充実させました。この報告書を元に、みんなで未来について考えられればと思います。

ご意見、ご感想、お待ちしています。

2013年12月22日

議会は千差万別【当別町議会・妹背牛町議会の一般質問を傍聴】

今日は冬至。
人間の感覚にかかわらず、時間は着実に積み重なって過ぎていきますね。もう冬至かあ〜。

クリスマスの商戦、駅伝、有馬記念、年賀状の〆切、年末商戦・・・
人の暮らしは年末年始の区切りに向けて追い立ててきます。

と、今日はそんな情緒的な話しでなく、先日行った他の議会のこと。12月13日(金)にはお隣の石狩管内当別町議会を、12月17日(火)には同じ空知管内の妹背牛町議会を傍聴してきました。どちらも一般質問です。

前々から他の議会の様子を見てみたいと思っていたのですが、定例会はほぼ同じ頃に開催されるのでなかなか機会がありませんでした。が、今回はドンピシャ! それも一般質問を傍聴できたのは良かったです。ちなみに、今まで傍聴したことがあるのは、岩見沢市議会の常任委員会くらいです。
__。__。__。__。__。__。__。__。

【当別町議会/一般質問】

当別町議会の一般質問は「一括質問方式」。そして、質問者は議長席のすぐ下にある演台で議員に向かって質問を行うやり方。これは“一番古い方式”で、私は初めて見ました。

※ ちなみに月形町議会は、回数制限(4回)と時間制限(質問・答弁を含めた制限時間を議員が設設定して通告)のある1問1答方式。質問者は議員側中央に一般質問の時だけ設置される「質問席」で、行政側と対峙する形で質問を行います。

「一括質問方式」は、議員が様々な分野の質問を最初の質問で一気に話します。傍聴者には通告書(細かな内容まで記載されている)が配布されているので、話題が飛んでも着いていくことはできましたが、ずっと質問者の話ばかりを聞いていたので、いざ町長が答弁し始めた時は話しの細かな内容を忘れてしまい、結局通告書を読み直して思い出す・・・みたいな感じでした。

それから質問者が演台の脇に並んで座っている町長に話しかけるので、時に訴えかける場面では身体を横向きによじるようにして言葉を発していました。それを受ける町長は時々質問者側に向き合うように振り返る体制をとりますが、基本は正面を向いています。語気の強い議員もいましたが、対峙できていないのは残念。もし議員席側に質問席があれば常に町長と視線を捉えて対峙できるのにと思いました。(あっ、でもこれは国会の本会議と同じ形でした!)

当別町議会では1回目の質問を終えた議員は、議員席側に設置された「質問席」に移り、行政側(主に町長)の答弁を聴きます。その後、その場で再質問/再々質問を行いますが、再質問/再々質問は少なく、再質問をしない議員もいました。また、再質問の形をとっていても「要望」ということで答弁を求めない議員も多数。ここも月形町議会とは違っていました。
なお、質問時間は「質問と答弁をあわせて1人30分以内」です。

※ 月形町議会では「要望」は御法度。私が議員成り立ての頃、質問の語尾に「お願いします」や「ありがとうございます」と言っただけで後から注意を受けました。議員に考えがあるのなら、要望でなく提案をするようにと。「○○ということが考えられるが、町長はどう対応するか?」みたいな感じです。

そしてもう一つ。傍聴席にはテレビモニターが2台設置されていました。当別町議会は議場が2階、傍聴席は3階の作りなので、傍聴席の最前列に座っても議員席はのぞき込まなければ見えない状態です(後部座席なら議場の天井しか見えない)。なので、傍聴席全体に議場の様子を伝えるためにモニターがあると思われます。
この映像が庁舎内に流れているのかは分かりませんでしたが、議会中継として町民向けの配信はされていないようです。

この日の傍聴者は私も含めて16人(女性は私1人)。結構な傍聴者の数です。聞いたところによると毎回このくらいの傍聴があるとかで、羨ましく思いました。当別町の人口は約17,600人で、月形町の約3,700人の約5倍。それを鑑みても、毎回傍聴者がいるというのは良いことですね。

余談ですが、当別町議会は「議会報告会」を平成25年3月から実施していて、これまで2回開催されていますし、報告書はインターネットで公開されています。これもまた月形町議会とは違い、相当進んでいます。
__。__。__。__。__。__。__。__。

【妹背牛町議会/一般質問】

こちらも「一括質問方式」。ただし、質問席は(月形町議会と同じ方式で)議員席側に設置され、行政側と対峙するようになっていました。

一括質問方式ですが、傍聴者に配付される資料は質問の項目のみの簡単なもの。メモをしっかり取りながら傍聴しなければならず、答弁との整合性を図るのはなかなか大変でした。

1人あたりの質問時間は、「質問と答弁を含めておおむね2時間以内」というのが暗黙のルールとのこと。6項目を質問した議員もほぼ2時間で終えていました。きっとちょうど良い時間のなのでしょう。私も毎回2時間以内をめざして時間設定をしている(最大3問、1問40分が限界だと思っている)ので、感覚として納得できます。

※ 各議会の質問時間の違いは議員定数(当別町議会:定数17/妹背牛町議会:定数10/月形町議会:定数10)や、質問者数と質問項目数(今定例会における数=当別町:6人16項目/妹背牛町:6人14項目、月形町:4人7項目)と質問項目数の違いもあるのでしょう。

妹背牛町議会で特徴的だったのは、行政側の答弁。再質問、再々質問がフルに行われていて論点が深まっているのを感じましたが、その答弁者が基本的に担当課長というもの(農業系の質問では、農業委員会の会長や事務長も答弁していました)。「考え方」や「私見」等にも踏み込んだ発言があり、行政職員というより政治家的にも見えて驚きました。
あとで聞いたのですが、町長答弁は再々質問で行われ、時にはないこともあるとか。これこそ文化なのでしょう。議会運営は様々です。

傍聴者は私も含め10名(妹背牛町人口 約3,300人)。この日、一般質問に先駆けて町長2期目(選挙後初議会。無投票当選)の所信表明があったこともあり、いつもよりは多いとのこと。毎回傍聴に来ているという年配の男性とお話しができたことも良かったです。

それから、妹背牛町議会の本会議場(3階)はコンパクトで機能的。傍聴席も議員席のすぐ後ろで臨場感たっぷりです。ここに2台のカメラが設置され、議会の様子が庁舎1階の町民ロビーにテレビ中継されています。

この日、私が妹背牛町役場に到着した時は既に本会議が始まっていたのですが、ロビーのテレビ前には数人(職員らしき人も)集まり、一般質問と答弁に聞き入っていました。音声と画像でここでも臨場感はバッチリ。情報の共有に良い取り組みだと、改めて感じました。

ちなみに、議場のカメラは庁舎を建てた時(昭和60年頃)に設置したとのこと。スゴイ! 
それに妹背牛町議会の「議会だより」はNo.157にもなり、相当早い時期から広報に力を入れていたのが分かります。議会報告会が行われているのかはわからなかったのですが、日常の様々な取り組みで「開かれた議会」を実践しているのを感じました。
__。__。__。__。__。__。__。__。

2つの議会を傍聴しただけですが、その取り組みや雰囲気はそれぞれ。月形町議会とも違っていました。その町の歴史や文化が議場の規則や雰囲気をつくっているのでしょう。やはり地方議会は千差万別ですね。

だからこそ、自分たちの議会がどうあるべきか、議員自らが考えて実践していく必要がありますね。改めて認識させられた傍聴でした。

<<前の5件 125126127128129130131132133134135

▲TOPへ戻る