2013年10月01日

【ご案内】公開討論会 政治不信・議会不信の解消方策を考える

地方自治や議会、政治などに関心のある方に、ご案内です。

以下の内容と日程で公開討論会が開催されます。私も討論者(というか、パネリスト)の1人として登壇することになっています。テーマから考えて正解というものはないのですが、様々な視点から問題の核心に迫ることができればと思ってます。

興味を持たれた方、よろしければ会場にお越しください。参加は自由です。


このお話をいただいてから、司会の森先生が宿題(課題)を出してくれました。当日、論点をキチンと論じられるようにするための準備で、私も常に頭の片隅に置いて思考を巡らせています。が、討論会間近になって迷いや不安も出てきています。
果たしてこの考え方で良いのか・・・
見落としはないのか・・・
自分自身の経験に基づいて導き出された考えなのか・・・
上手く表現できるかは当日になってみなければわかりませんが、少なくとも考えは深まって来ています。

日々の暮らしは何気なく過ぎていきますが、時にこうして立ち止まりながら思考を深めることは、人生の豊かさや未来への備えに繫がっていくと考えます。今は自分自身の中で右往左往している苦しい段階なのですが、討論会当日は新たな視点や発想を得て、扉が開かれそうな予感がします。また、この公開討論会の趣旨である「民主政治の蘇生方策」が見いだされたなら、普段の議会活動・議員活動でぶち当たっている壁も壊せるかもしれません。
こういう機会を与えていただいたことに感謝です。
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 公開討論会  政治不信・議会不信の解消方策を考える

[趣 旨]議会不信は投票率の低下に現れており、投票率の低下は民主政治が危殆に瀕している兆候であります。代表権限逸脱を制御する自治基本条例を制度・政策・理論の観点から多角的に討論し民主政治の蘇生方策を考察する。

[主 催]北海学園大学開発研究所、NPO法人自治体政策研究所

[日 時]2013年10月 5日(土) 13時30分〜16時30分

[場 所]北海学園大学 教育会館AV4番教室
     
[論 点]・議会不信の現状認識 (それぞれに発言)
     ・なぜ、その状態が続いているのであろうか
     ・自治基本条例は何のために制定するのか
     ・自由民主党の「ちょっと待った-自治基本条例」
     ・自治体の権限はどこまでか
     ・市民の政治参加の方策

[開催趣意]北海学園大学開発研究所   小坂 直人(所長・経済学部教授)

[論点提起]NPO法人自治体政策研究所  渡辺 克生(副理事長)  

[討 論]自治体首長    高橋 正夫 (本別町長)    
     自治体議員    宮下 裕美子(月形町議員)  
     市民       秋山 孝二 (北海道市民環境ネットワーク理事長)
     北海道自治体学会 大坂 敏文 (事務局長)
     北海学園大学   内田 和浩 (経済学部教授)
     司会       森  啓  (開発研究所特別研究員)
 

2013年09月26日

民の力/個性と多様性がゆたかな農村を作る!【 Fieldays in Japan &トマトイベント】

一雨毎に秋が深まりますね。冷たい雨のあとは、キーンと冷えた空気に満ちた朝です。今朝の最低気温は5.8℃でした。

稲刈りも終盤戦。今日も稲穂が乾いてくれば、稲刈りの音と香りの一日になることでしょう。一層刈り跡のパッチワークが際立つ季節です。

さて、収獲といえば、農業系収穫祭も目白押し。その中で「ほ〜、なるほど!」と農村の可能性を感じた民間主催のイベントを2つ紹介します。
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【Fieldays in Japan】  9月21日(土)開催

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隣町、当別町のファームエイジ(株)特設会場で開催された畜産系収穫祭。
ファームエイジ(株)は牧畜用電気柵や箱ワナなどを作っている会社(月形町のアライグマ用箱ワナもここの製作)で、そこを核にして関係する人たちが主催。

●美味しいもの:農産物、羊と鹿の丸焼き、ミルクジャム、ソーセージ、ワッフル他
●美しいもの :手染めの毛糸、手芸品、花苗他
●楽しいこと :羊の毛刈りショー、
        体験もの(砂金とり・稲刈り・毛つむぎ&織物、園芸保育・・・)

私が覗いたのはお祭りの終盤。既にホッとした雰囲気も漂う中でしたが、お客さんが結構集まっていました。朝から昼にかけては札幌方面からの団体客もあったそうで黒山の人だかりだったとか。確かに、魅力的な昼メニューがたくさんありましたものね。(出遅れた私がGETできたのは極わずか。残念!)

出店者は、帯広方面やニセコ方面、もちろん地元(当別町、月形町)からも。ちなみに、月形町内からは、個性的で素敵な農業者のWさん(農産物と山羊の展示)、園芸保育のワークショップをしていたHさん、それにスタッフとして会場をくまなく歩いていたKさん。この他、お手伝いやお客さんとして多数の月形町民も参加していましたよ。

【個性的】【好きなことが仕事】【楽しい田舎暮らし】。こんな言葉がふっと浮かんでくるような、私好みのお祭り。田舎ならではの魅力たっぷりでした。
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【コテージガーデン/トマトイベント】 8月31日(土)開催



町内の園芸店「コテージガーデン」が主催する、トマトをメインにしたイベント。今年でたぶん5回目。社長の梅木あゆみさんは全国的に活躍するガーデナー。

様々な種類のトマトあり(もちろん試食も)、トマトを使ったランチメニューあり(月形の人気店が作るトマトラーメン[ポポット]とトマトカレー[北喜常])、地元農家の新鮮野菜や手作り雑貨、希少な植木鉢などのマルシェ。コンパクトな会場は宝の山といった雰囲気でいっぱい!

その中で特に変わり種は[金魚や金ちゃん]。町内で珍しい金魚を養殖している金ちゃんが初出店。大小の手作り水槽には水草が浮き、その中に色鮮やかな金魚が泳いでいて、涼やかな雰囲気。異色だけれど違和感のない、何とも夏らしい雰囲気を醸し出していました。
そこに、金魚すくいの全道チャンピオン(月形町役場職員Mさん)も。圧巻の技にお客さんは釘付けでしたよ。

それから、キッチンガーデンの展示。こちらはキッチンガーデン倶楽部(募集で集まった一般の人たち)が春から作業をして作り上げたもの。デザインはガーデナーの梅木さん。
ちょっと珍しい野菜(白いナス、黒いトマト、大きな唐辛子・・・)が入っているものの、植物の組み合わせは普通に手に入る野菜苗を使って応用できそう。小さな畑でも、立体的で機能的な使い勝手の良いキッチンガーデンできる、そんなアイデアあふれる展示でした。
ちなみに、イベント当日この場所で(町内のサークルによる)フラダンスが踊られたんですよ♪ これもまた新たな提案ですね。

そして一番興味のあった[トマトもぎ食べモニター]。

これは今年度月形町一般会計で予算化された【緊急雇用創出事業】の目玉。企業支援型として、新たな事業創出に補助金を出したものの1つ(全額、国・道からの補助金)。「イチゴ狩り」のように「トマト狩り」もできないかと、コテージガーデンが提案してチャレンジしているもの。
札幌方面などからモニターに応募した人たちが、ビニールハウス内で様々な種類のトマトをもいでは食べ、もいでは食べ、アンケートに答えていました。みなさん楽しそ〜♪

今年は料金設定とシステムづくりのためのデータ集めとのことで、次年度以降の雇用創出&事業展開にむけて、着々と進んでいるのが見て取れました。
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この2つのイベント、それぞれの得意な分野を全面に出して、魅力たっぷりでした。特徴がある=個性的であり、そこにいるだけで主催者の想い(意思や思想)を感じます。そこが魅力の神髄。

みんなのバランスを重視する公的なイベントもありですが、農村の可能性を追求するなら、(イベントに限らず)民の力を活用した個性的で多様な活動が、道を拓いていくと感じました。農村は組織(会社)ではないのです。個々が自営、独立、自立して生きていけるところが魅力だから。

今、何でもかんでも「組織化」「大規模化」「単純化」しようという流れだけれど、農村にもそういう大きな流れがやってきているけれど、それが農村の魅力を失わせているのも事実。
価値観の転換、魅力の再発見が重要です。そして、何かを創造する=アイデア=発想・着想が重要。となれば1つの頭よりたくさんの頭。→ 個性。多様性。

補助金も、そういう場面にもっと投入できたらいいのに。
そのためには、補助金を決定する側の頭も柔らかくなければ!

2013年09月25日

なぜ、これほどの不作為が?【JR北海道の保線放置問題】

今月19日に大沼駅構内で発生した脱線事故から明らかになった、JR北海道の保線管理の問題。

昨日までに道内97カ所で「異常と解っていたのに放置していた」と不作為があったという報道がなされていたが、今朝、ラジオからは「新たに100件以上(正確な数字は聞き取れなかった)も同様の状態だった。」との報道!!!

この不作為はどういうことか?

数年前からJR北海道での様々な事故が多くなっているのは感じていたが、その都度【対応策を取った】との報道があったのに。対応策って、何だったんだろう?

それにしても、これほどの不作為状態であっても、直接人命に関わる重大事故が起きていなかったのが不幸中の幸い。(と考えるしかない。)

まだ調査中なので、推移を見守りたい。

2013年09月22日

こんな仕事も【就農アドバイザーに就任】

秋分の日を含むこの連休(一般には3連休)。
秋晴れと肌寒いくらいの空気に包まれています。気持ちいい〜。
2日前には大雪山旭岳で初冠雪。例年より6日、残暑の厳しかった昨年より25日も早い観測だったそう。確かに今年の秋は一足飛びにやってきています。

只今、収穫作業最盛期。この晴天のもと、あちこちで稲刈りが進んでいます。日が高くなって稲穂が乾いて来ると、耳を済ますまでもなくコンバインの働く音がどこからともなく聞こえてきて、辺り一面は稲の香り=干し草のような、甘いお米のような、何とも言えない幸せの香り。
8月〜9月初めの長雨による遅れを取り戻すべく、みんな頑張っています。


さて、私の方は・・・
定例会の報告をするには、まとまった時間が取れないでいます。かといって、ブログの更新がまた途絶えるのも・・・考えもの。(私もこのままの状態では気持ちが落ち着かない。)
なので、しばらくは別の話題を織り交ぜつつ、時間ができた時に定例会の報告というパターンで、よろしくお願いします。



というわけで、一つ報告です。

この春、北海道農業公社からお話しがあり【就農アドバイザー】なるものに就任しました。任期は2年間で、北海道内で新規就農をめざす人や就農間もない人の相談相手という仕事内容。通常はメールや電話や面談で相談を受けますが、各地の研修会などに参加したり、年に1度の就農アドバイザー会議に出席することも。基本は無報酬のボランティアです。

ここしばらくは「就農アドバイザー名簿」に記載する原稿を書いていました。(写真はこれまでの発行物。改訂版に私も掲載されるそうです。)
内容は経営実態に始まり、プロフィール、就農の動機や家族の理解、自立までの道のり、就農の振り返り、そして、就農希望者へのアドバイスなど。自分の過去を振り返り、原点を見つめなおす良い機会になりました。
月形町に移住して20年目。色々あったな〜。

就農アドバイザーとしての次の仕事は、10月30日(水)に空知総合振興局が主催で岩見沢市で開催される「新規就農者・研修生等交流会(仮題)」にパネリストとして参加すること。フレッシュな農業者とふれあえる機会なので、とても楽しみです。
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議員活動をもっともっと発信していかなくちゃ・・・とは思っているものの、定例会の報告は話題が重いだけに筆が進まないでいます。私がもう少し簡潔に表現できたり、気楽な気持ちでブログに向き合えたらいいんですけれど。
まだまだ未熟な私です。スイマセン、最近こんなんで。
ちょっとだけ気長にお待ちいただけたら嬉しいです。

2013年09月18日

台風一過

台風18号はひどい雨台風でした。

京都桂川が決壊し、一面泥水に覆われている映像には心が痛みます。
他にも小規模だけれど深刻な状況になっている地域はあるはず。(北海道でも道東方面で被害が出ていて、今も断水している地域があります。)

報道に載らないために知ることができないだけで、地元のみなさんは大変な状況になっているのでしょう。復旧が早急に進むことを願っています。

月形町は幸いにも大きな被害を受けずに済みました。雨はしばらく続きましたし、台風一過とともに吹き返しの強風が吹き荒れましたが、対応できる範囲でした。(写真右)

上の写真は、昨日昼の須部都川。普段よりは水量が増し、河川敷の草地まで水が上がってきていますが、雪融け時くらいのもの。間もなく引いていくでしょう。


9月は最も災害の多い月。
毎年台風の被害が出るのも9月。
月形町で過去に水害が出たのも9月。

できる対策は取らなければなあと、気が引き締まりました。

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