2017年03月09日

平成28年度〆と平成29年度町政執行方針【月形町議会・平成29年第1回定例会の傍聴】

3月7日(火)午前10時から、月形町議会の平成29年第1回定例会が始まりました。

初日は今年度最後の補正予算(1年間の総清算的なお金の動き)と、新年度に向けた町政執行方針(上坂町長にとって初めての執行方針)と教育行政執行方針があるので傍聴してきました。以下、定例会1日目の報告です。

なお、今後の日程(予定)は
3月13日(月)、14日(火) 一般質問
3月15日(水)〜17日(金) 予算特別委員会
3月21日(火)       本会議・最終日
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【平成28年度補正予算】一般会計総額 34億3千万円、国保会計総額 6億1千万円

私が特に問題を感じたのは
・月形温泉ホテルの赤字補填   +2000万円
・町立病院の赤字補填      +3900万円
・地方創生交付金の9割減(=予定の1割しか交付されなかった) −2400万円
・財政調整基金の繰入はなし。ただし公有財産整備基金の繰入は1億1700万円(予算通り)
・国保の療養給付費の大幅増   +4000万円

温泉ホテルと町立病院の経営が厳しいのは予想していたものの、この時期にこれほどの持ち出しがあるとは! 自治体が「経営する」ことの難しさを如実に語っています。

また、地方創生交付金は当てが外れたということ。つまり、地方創生のイメージが月形町と国とでは全く違っていた訳で、交付金を当てにした計画や事業設計だとしたら再考が迫られているということです。重要ポイントなのに誰も関心をよせていなかったのが気になりました。

国保会計は高額医療を必要とする患者がでたことによるもので、来年度の保険料にも影響するほどの事態。医療が必要な人に保険を使うのは当然ですが、加入者数が少ない自治体の運営課題を浮き彫りにしていると感じました。


【平成29年度町政執行方針】

上坂町長が就任して初めての予算編成と町政執行方針。月形町の今をどのように捉え、課題解決のために何をするのか、どんな色が描かれるのかを聴きたくて傍聴したのですが・・・ 

月形町第4次総合振興計画に沿った内容は桜庭前町長とまるで同じ。現状の課題認識も、力点の置き方も、課題解決手法も同じと感じました。つまり、新たなアイデアの投入より既存の補助制度の充実が柱になっています。大きく展開する新たな事業は見当たりません。(私は現段階で新年度予算書を見ることができないので詳細はわかりませんが)この執行方針で前年度比 5.1%増、総額 36億4千万円の予算が組まれたことを考えると、どうしてそうなったのか、詳細までチェックする必要があると感じました。

上坂町長が執行方針の最後に、声を張って強調した部分があったので掲載します。

「私は、就任以来、変えるべきものは変え、先人が培ってきた我が町の大切な伝統や文化などは、一層育み、そして守りたいと言い続けてきました。小さなことの積み重ねがまちを大きく変革し、次の世代に残すべき大切なまちの財産を守り続けていくことが、まちの個性を形づくっていくものと考えております。
 国内外の先行き不透明感がぬぐえない中、本町においてもJR札沼線の維持・存続をはじめとした難しい諸課題が山積していますが、こうした課題から目を背けることなく、積極的に取り組み、「誰もが安心して豊かに暮らせる共生のまちづくり」の推進に向け、町民の先頭に立って力の限りを尽くす決意であります。」(配布文書の一部抜粋)


【平成29年度教育行政執行方針】

こちらも全く変わりばえもなく具体的な課題提示も施策展開も示されなかったので、残念ながら印象にも残りませんでした。未来を切り拓く人材を育成する教育分野に何の変化も感じられずにワクワク感もないなんて、とても、とっても残念です。
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写真は、月形町議会の議場周辺(月形町役場3階)。昨日投稿した恵庭市議会との比較用に撮ってきました。

※ 平成29年3月14日追記 : 月形町議会/堀議長からの指示により、議場内で撮影した写真は全て「消去」することになりました。議場内は撮影禁止にもかかわらず許可なく撮影したことが「傍聴規則違反」「盗撮に当たる」とのことです。
傍聴規則は議事を滞りなく進めるために作られたものであり、議事運営に支障のない場合(開会前、休憩中、閉会後)は、撮影等問題ないと一般には解されています。また、「開かれた議会」をめざす方向性において、議場の写真は議会を身近に感じ、町民参加を促す効果も期待されることから、近年は解放される方向になっています。
私の場合、これまで許可なく撮影しましたが、撮影は全て休憩中か開会前です。堀議長以前の議長の時に(この方法で)注意を受けたことはありませんでした。また、堀議長が就任して以降も今日まで注意されたことはありませんでした。

今回のことを受けて、堀議長に「ならば、改めて議場内の撮影を許可して欲しい。もちろん議事進行中ではなく、休憩中や開会前などの時に」と、申し入れしたところ、堀議長は「報道には公共性があるものの、私的なブログに使うための写真撮影に対して、私は全く必要性を感じない。一切許可することはできない」と言われました。

以下の文章は撮影時の説明として書いたものです。文章は削除する必要はないのでこのまま残します。どのような目的で写真を撮影したのかご理解いただけると思います。

1枚目:議場の中(基本的な作りは同じ。左側の壁には議会中継用モニター画面があるが、画像配信は役場庁舎内のみ)
2枚目:傍聴席入口手前の廊下。傍聴資料(議事日程、各種報告書、議案書、町政執行方針、教育行政執行方針)と傍聴受付用紙(一覧表に住所と氏名を記入する) 
3枚目:傍聴席の入口。階段を上がって傍聴席へ。左側は記者席、正面は一般席
4枚目:傍聴席(入口の反対側から撮影。イスは固定式で27席)

2017年03月08日

議会はそれぞれ。違いを比較しよう。【恵庭市議会の傍聴】

ただ今、各地の自治体議会が定例会のまっ最中です。今年度最後の補正予算や新年度予算を審議したり、条例を改正したり。私も例年なら自分の議会で忙しい時期なのですが、今年はフリー。なので都合が合えばあちこちの議会を傍聴したいと行動してます。

今週初め、3月6日(月)は恵庭市議会の一般質問最終日だったので傍聴してきました。

恵庭市議会は議員定数21(男性18人、女性3人)です。会派制をとり、自民党会派12人、公明党会派3人、無所属市民の会2人、諸派(民進党1、共産党1、無所属2)4人の構成です。一般質問最終日は諸派3人が質問に立っていました。

【傍聴受付と傍聴席】
議場は市役所の3階にあり、傍聴席は議場の裏手から狭くて暗い階段を上がって中2階部分にあります。

まず、傍聴席の下にある受付で個票に氏名と住所を記入し、設置されたポストに投函(個人情報保護の観点から最近はこの方式が広がっている)。置いてある資料(当日分の通告書、傍聴規則、アンケート)を持って、暗くて狭い階段を上がって傍聴席の扉を開けると・・・

中2階という傍聴席の配置と議場の壁の白さで、とても開放感のある議場です。(写真は傍聴席入口の反対側=リフトが設置されている側から撮影)。


傍聴席左手端には、傍聴者用車いすリフトが設置されていました。リフトはガラス張りで視界が遮られないようになっているため、圧迫感がありません。傍聴席最前列には車いす専用のスペースも設けられています。傍聴席は昨年、傍聴者用車いすリフトを設置したのに合わせて改修されたそうです。

※ 月形町議会の傍聴受付は一覧表に記入する方式。どこの誰が傍聴に来ているのか廊下を通る人にも丸見えでで、個人情報に配慮できてません。議会事務局にその旨を指摘しているのですが改善なしです。さらに、傍聴席の入口には階段があり、傍聴席内にスペースもありません。議場のある役場3階まで上がる手段も人力(エレベーターはない)ですし、車いす対応トイレは町民サロン(1階)のみ。車いすの方が傍聴したい場合はバリアフリー化された町民サロンで議会中継を見ることになるでしょう。役場3階の議場がバリアフリー化されるのはまだまだ先ですね。

さて、本題。

一般質問の内容はそれぞれの自治体の課題と直結しているので詳細は省きますが、論点はどの自治体でも同じだと感じました。より一層の市民参加を求める議員と現状で十分という行政、市民福祉の向上を求める議員と効率化のための方策という行政・・・

【質問と答弁】
一つ気になったのは、議員の質問や提案に対して行政側が「それは考えていません」「実施する予定はないです」と即時に全否定していたこと。私も議会で理事者に対して厳しい一般質問をしましたが、一応の提案の趣旨は受け止めた上で「現状ではできないが、今後検討することもある」という答弁をされていたので、提案の全否定の姿勢には驚きました。これまでいくつかの議会を傍聴していますが他でも聴いた記憶がないので、これにはちょっとビックリでした。


【質問時間】
恵庭市議会では、会派毎に基礎時間1時間30分+会派人数×20分で時間が振り分けられ会派内で配分するそうです。諸派の場合は1人50分まで。この質問時間は、質問者と答弁者の両方をあわせての時間なので、不必要に長い答弁は時間を浪費し予定質問が終わらないことも。そのあたりは質問者の運びもありますが、議長采配も関係するでしょう。質問の量と質とにもよりますが、50分は短いと感じました。

※ ちなみに、月形町議会も質問と答弁を合わせた制限時間があります。ただ、自己申告で最大質問時間を設けられるのと、質問者が質問1つについて何分という時間設定ができるので、重たい話題の場合は(良識の範囲で)相当の時間をとることができます。私は1問40〜60分で、合計2時間くらい要求していたような・・・ 長くやれば良いということではないのですが、問題の本質に迫るにはそれなりの時間も必要だと思います。

【一問一答制】
恵庭市議会では、最初に質問者が通告書に書かれた全ての内容を流すように質問します。それに対して行政側(概ね市長)が、通告内容に対する答弁を項目全てに対して簡潔に行います(ここまでで10分程度)。そのあと、再質問は回数制限なしの一問一答制になり、一つ一つの項目に対してかなり細かい質問と答弁の応酬にになっていきます。回数制限のない一問一答なので、会話のように展開されるのを初めて見ました。気のない会話風であったり、丁々発止の臨場感であったり、質問者によって雰囲気が違っているのを感じられるはライブならではです。

※ 月形町議会の場合は、回数制限(往復4回)のある一問一答制。1つの項目について通告書の趣旨に基づいた質問を議員が行い、それに対する答弁を町長か教育長が行います。再質問は3回までなので、答弁内容を掘り下げながら意見や提案を盛り盛り込んで3回で着地できるように進めて行きます。込み入った内容の時は答弁漏れの扱いが微妙になりますが、質問者側が時間を設定できるのと1つの話題に集中できるので、これはこれで良い方法だと感じています。ただ、議員数や質問者数が多い議会では難しい方法でしょう。

【議場の配置】
恵庭市議会では最初の質問を議長席下の演台で行っていました。国会のイメージです。(再質問は自席)。予算審議等は議員席側に「質問席」を設えて対峙するとのことですが、一般質問は違っていました。

※ 月形町議会では、一般質問は議員席側に質問席(演台と着席できる席)を作ります。1回目の質問は質問席演台から、2問目以降は着座できる質問席で起立して行います。最初から最後まで行政側と対峙しながらできるので、どんどん盛り上がっていく感じはあります。
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以上、恵庭市議会と月形町議会を比較して、議会の姿をレポートしました。

みなさんの地元の議会はどんな議場で、どんな傍聴席で、どんな議論のやりかたですか?
気になったら、ぜひ議会を見に行ってみましょう。住んでいるところだけでなく、他の自治体の議会を見るのも面白いです。違いがわかって気づくこともありますし、熱心に傍聴に来ている地元の人と会話するのも楽しいです。恵庭市議会の傍聴席でも毎回傍聴に来ているという高齢の男性と話が弾みました。若い(?!)女性が傍聴に来るのは珍しいので、どこに傍聴に行っても必ず声をかけられ議会談義で花が咲きます。これも私の楽しみです。

このブログでは報告していませんでしたが、昨年12月に道外を旅行する機会があったので、三重県議会の常任委員会と、足立区議会の特別委員会も傍聴してきました。いずれ報告をしたいと思っています。

2017年02月12日

何を目的にするのかが重要。【「町民と議会との懇談会」に参加して】

先週から月形町内で「町民と議会との懇談会」が開催されていますが、町民のみなさんはご存じですか? 
2カ所は既に終了していますが、最後の会が明日(2月13日)月曜日の午後2時〜札比内コミュニティーセンターで開催されますので、ぜひ参加してみてください。

私は2カ所目、2月10日(金)交流センターの時に参加してきました。

「町民と議会との懇談会」のチラシが配布されたのは1月20日のお知らせ号。月形町議会として初めての懇談会が開催されると知って、もう嬉しくて楽しみにしていました。
だって、私は議員になったときから「議会だよりの発行」と「議会報告会の開催」を訴えてきたんですから。議会だよりは実働部隊は少人数でも対応できるので、1期目最後には第1号を発行できたのですが、議会報告会は全議員の理解と参加なくしては難しく、近隣で開催されている議会報告会や懇談会を視察に行こうと誘っても一緒に行く議員もなく、現役時代は半ば諦めていたくらいです。

それが私が辞職した同じ年度に形になったんですから、それはもう嬉しいの一言。「議会報告会」ではなく「懇談会」だったとしても、議会が町民と真摯に向き合う機会を設けたのは、とても大きな前進だと思ったので、はやる気持ちを抑えて当日会場に足を運びました。

会場入口で名簿に名前と住所を記載すると次第書とお茶が配布され、会場に案内されました。会場前方には全10人の議員の席。それと対峙するようにイスとテーブルが並んだ町民席。議会事務局の席はどこかな〜と思いつつ、始まるのを待ちました。
町民の参加者は最終的に9人。平日の昼間の割りには集まったと思います。それに、町が主催する町政懇談会は行政区長等が半分以上を占めますが、この日はそれとは違ったメンバーが集まっていて「色」の違いを感じます。集まったのもほぼ同数でしたしね。各議員との関係性で集まった人もいるとは思いますが、純粋な個人的興味で参加した人もいましたし、町政に関して「行政」と「議会」の2つの窓口があることは重要だと感じました。

懇談会の司会は、議会運営委員長の楠議員。開口一番に
「今日の懇談会は、議員が個人的に町民のみなさんの話を聞くために開いた懇談会で、たまたま全議員が揃ったと考えてください。なので、質問があれば議員個人の見解をお話しすることはできますが、議会としての統一見解や方針などはお話しできません。」
と説明したのです。これには驚きました。

言われてみれば、チラシにも次第書にも「月形町議会主催」とは書いてありませんでしたが、標題には「議会」とあり、連絡先には議会事務局が記載されていたので、てっきり議会が主催しているものと勘違いしていました。確かに、会場内に議会事務局職員の席はなく(職員は受付を手伝っていましたが、会場内にはいない)、記録は議員自身がとっているようでした。

まあ、細かいといえば細かいことなのですが、議会という組織を知っている人間としては何とも微妙な位置づけの懇談会なのだと。ここで議論されたことが議会でどう活かされるのか、一気に不透明になりました。一応「ここで話し合われたことは議会だより等で公開してほしい」と要望しましたが、曖昧な返事で・・・どう取り扱われるのか疑問。ちょっと残念でした。

とはいえ、こうして議員が個人的にでも広聴の場を設けるのは(私以外には)初めてだったので、一歩前進したと言えるでしょう。議会が開かれた方向に行くのは大歓迎です。

さて、内容。

懇談会のテーマとして2つ(JR、町立病院)が用意され、ぞれぞれのテーマ毎に状況の説明を議長が行い、その後、参加者と議員とでディスカッションするという展開です(くわしくは末尾に記載)。
どちらのテーマも関心が高く、その他の話題を含めてノンストップの2時間10分。町民から様々な意見が出る中、議員が個人見解を話すというやり取り。議会が主催であれば議決したことの説明に根拠となる詳細な資料を提示するのでしょうけれど、今回は個人的な場だったことからか資料を用意した議員はなく、具体的な話しというよりは「考えの提示」に留まった感じでした。それでもかなり濃厚な時間だったと思います。

形式や位置づけはどうあれ、この懇談会が意味あるものとして活かされるには
・議会は何をする機関なのか
・町民との懇談は何のために必要なのか
の「目的意識」を明確化・共通化しておくことが重要です。

今回の場合は現時点では曖昧だったようですが、まだ間に合います。もし懇談会を実施しながら町民と向き合うことで見えてきたなら、実施した甲斐があったというもの。少なくとも会場で出た様々な意見や提案や論点は、全議員が聴いていて共通化できてるはずですので、これをどう結果に結びつけていく(形にする、町民に投げ返す、新たな展開を示す)過程で目的をハッキリせざるを得なくなるでしょう。そのことは各議員に、そして議会に課せられているといえます。

議員が勇気を持って踏み出した第一歩、その歩みが確実に前に進むよう期待しています。

なお、JR札沼線の存続問題に対する私個人の考えを、ある議員から懇談会の場で問われました。その場でも答えていますが、道のワーキングチームの情報なども絡めて、改めて(詳しく)ブログに掲載します。少々お待ちください。
※懇談会で私が発言した内容は、以下に、他の人の意見や質問と分けずに掲載しています。
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「町民と議会との懇談会@交流センター」での意見交換内容
※宮下メモ。全てを書き取れなかったので不掲載の部分あり。ご了承ください。

【JR北海道を巡る動向について】
■議長が資料を示し、簡単に説明
・JRから月形町に正式な提案はされていない。(町からの情報)
・平成28年7月に、3町(新十津川町・浦臼町・月形町)の3議長が正式に顔を合わせて懇談。それ以降、顔を合わせる度に私的な話し合いをしている(正式な会合はなし)。直近では2月7日に顔を合わせた。道のワーキングチームの答申を受けて展開はスピードアップすることが予想されるとの見解で一致した。
・議会も必要に応じて町からの話しを聞く体制になっている。

■町民からの質問・意見
・JRは乗る人が少ないから赤字でやっていけない。JRが止めると言い出したらもうダメだと思う。騒いでも仕方ない。バス転換を受け入れた方が良い。
・町から町民への説明がなされていない。新十津川町、浦臼町、当別町では住民向けの説明会と意見集約等を行っているようだが、月形町は全く動いていない。情報提供と意見交換の場を!
・JRの問題に対して悠長に構えている時間はない。2,3年後に廃線になるくらいの勢いで話は進んでいる。まずは基本的な情報を町と議会と町民で共有しないと話にならない。
・JRから月形町に正式な説明はあったのか、なかったのか?
・新聞をとっていないので全体の話しが全く見えない。町民への説明はないのか?
・町議たちは、国会議員や道議に働きかけているのか? 国会議員や道議の動きが全く見えない。
・過去にバス転換になった自治体の状況を調べたのか? 転換後すぐに赤字で廃止になっていないか?
・バスを走らせても赤字なのは織り込み済み。あとはどれだけの本数や利便性を確保できるのか、条件闘争しなければ。
・過去にバス転換した自治体では、バス赤字分を交付税で補填される措置があったのではないか。町は存続一辺倒ではなく、具体的なデータを集めて比較検討する必要がある。何も調べないで、次の日から方向転換はできない。水面下での情報収集は必要。
・赤字額3億円というが、それは運行経費なのか?設備費なのか? 何もわからないで数字だけ上げても話にならない。内訳等詳細なデータを示して欲しい。
・「JRがなくなったら困る」という人は、必ずしも鉄路がなくなったら困ると言っているわけではない。公共の移動手段がなくなったら困るということを言っているだけ。バス転換して公共の足が確保されるなら、それでもいいという人はかなりいる。キチンと調査すべき。
・夢のような提案として聴いてほしい。町内に宅地開発業者を入れて毎年50世帯×10年間、住宅を建てれば、10年間で1000人人口が増える。その人にJRを利用してもらえば赤字解消もできるのでは。まずは人口減少対策をしっかりやってほしい。月形まで電化してもらってもいい。

■議員の個人的見解
・人口減少社会でいずれJRはなくなる。ただ今はJRを守りたい。その時が来たら条件闘争する。
・町から議会への説明は夏から2回だけ。上坂町長は今まで一度もJRと正式に話したことはないと言っている。今はまだJR存続の要請活動をする時期。まだ余裕はある。
・月形は札幌に近く、札幌の一員という意識。赤字額は3億円程度で、赤字額としては他の路線より少ない。粘り強く存続活動をして月形までの鉄路を残したい。
・JRが赤字なのは国の交通政策失敗による。国に責任がある。
・最近、道のワーキングチームが方針を出し、国会議員の先生も意見を言い出した。ようやっと役者が揃った雰囲気がある。これからの議論だ。
・JRは地元のものだけではなく誰が乗ってもいい鉄路。インバウンドの利用で札沼線に乗るかもしれない。地元の利用や利便性だけでなく広い視点で考えることが必要。
・良い意見(宅地開発・人口増・電化)をもらった。未来に夢が広がるような提案がいい。
・町には、情報提供をするよう要請する。
・町には、水面下で動いてもらうよう進めて行く。


【月形町立病院診療日程について】
■議長が資料を示し、簡単に説明
・1月末で整形の常勤医が辞め、内科の常勤医1人になった。
・整形外科の診療は外部からの派遣で対応し、外科の搬送先は確保してある。救急はその都度対応することになっている。
・しばらくはこの体制で対応する
・平成30年度には医療制度改革が予定されているので、それにあわせ平成29年度中には、町立病院の抜本的見直しを行うと、町側が言っている。

■町民からの質問・意見
・町立病院の赤字が増えるのは目に見えている。病院の体制変更に対して、議会から提案などはないのか?
・議会は道外視察などで、地域包括ケアや訪問看護などの現場を視察している。せっかく視察に行っているのだから、それを活かした提案をしてほしい。
・病院の縮小(診療所・19床)も考えられる。その上で、訪問看護ステーションを立ち上げ、看護師やリハビリの先生を派遣することもできる。様々なアイデアを検討すべき。
・病院と鉄道はいらないと思っている。
・病院経営の不採算に対する交付税額はいくらか?
・救急指定による交付税減額と、廃止によるコストを比較する必要がある。単純に廃止にはならない。住民の利便性とコストの計算必要。

■議員の個人的見解
・今後の方向として、内科に特化したり、救急返上もあり得る。町民と何度も相談する。
・町立病院の累積赤字は7億5千万円以上。今後も膨らむ。
・議長と副議長で相談し、水面下で案を出している。
・病院会計は企業会計であり、公会計システムも入った。議員も勉強中。
・昨年10月に長野県川上村を視察してきた。その成果として議会から提案できるようにしたい。

【その他】
■町民からの意見》 以前議会を傍聴した。議員の質問に対して答弁者が「見解の相違だ」と言って、それ以上の答弁をしなかった。これは答弁拒否にあたる。議会を軽視している重大問題だ。本来ならそこで審議を止め、答弁者に注意すべきもの。議会(議長)はしっかりした対応をしてほしい。

■Q:町民》 11月の臨時会で議員の期末手当を3.95ヶ月から4.3ヶ月に一気に上げた(町長等は4.2ヶ月 → 4.3ヶ月)が臨時会での発議のため、この事実が町報に掲載されず、議会だよりにもまだ掲載されていない。なので町民は上がった事実を知らない。さらに、本会議の発議理由説明も簡略化され、質疑もなかったので議事録にも載っていない。期末手当を上げた理由は何か。また、議会だより等に掲載するか?
 A:議長》 月形町議会議員の期末手当は空知管内でも低い方。(1)足並みを揃えることと待遇改善を考えた。また、(2)議員のなり手もいないことから、上げることで議員の担い手確保の意味もある。(3)手当を上げるタイミングがいつでもあるわけではないので、町側と一緒に、同じ程度まで上げた。
 Q:町民》 その理由であれば、上げたことを広報し町民に周知しなければ担い手対策にはならない。選挙前になって「調べたら上がってました」では、議員が自分の報酬欲しさに上げたように見られてしまう。議会だより等に掲載して広く周知してほしい。

■Q:町民》 議員報酬は税金からだから、議員同士で勝手に決めるのではなく町民の意見から判断することはできないのか? デフレの時代に報酬を上げることが理解できない。
 A:議員》 町民の意見を聞くために、遅まきながら懇談会を開催している。これから努力する。

■Q:町民》 12月の定例会で「議員年金復活の意見書」を全会一致で通したが、その理由は?
 A:議員》 全道議長会からの依頼。議員の身分の不安定さを考慮して、全会一致で採択した。深い議論はなかった。

■意見:町民》 月形町の行政は「してやってる」意識が強い。驚く。改善できないのか。
 

2016年11月26日

え”〜 どんだけ〜【議員の期末手当引き上げ/臨時会の傍聴】

昨日、臨時会があったので傍聴してきました。

議案は職員・町長(特別職)・議員の、給与や報酬の改定。それに伴う補正予算。
人事院勧告による職員報酬引き上げは、毎回そのまま適用しているので、今年も同様。
町長等の特別職も準拠してきた(これに対して私は毎回、準拠の理由を町長に求めてきたが、この件は長くなるので今日はスルーする)。今回、期末手当(年間)を0.1ヶ月分引き上げ、4.3ヶ月になった。

問題は議員の期末手当の引き上げ。

これまで2回引き上げを見送ってきた。理由は「議員の報酬は地域の実態に見合ったものにすべきで、町民の所得が上がっていない状況から引き上げる時期ではない。」という私の意見に他の議員も同調・理解を示していたから。私の任期中(9年間)に引き上げたことはなく、年間の期末手当は3.95ヶ月だった。

今回は議員発議の形式で、3.95 → 4.3ヶ月に一気に引き上げた。
説明に立った副議長は、「人事院勧告に準拠して期末手当を引き上げる。」とだけ言い。その後、議長が「質疑と討論は省略する。」と言って、何もなく議決された。

発議の場合、事前の全員協議会で「議員の合意がとれているから」という理屈で、本会議での議論を行わない慣例になっているが、意見の相違があれば発言することは可能。私はそうしてきた。
今回、何もなく進んだということは、議員はこの引き上げも、その理由も、納得しているということになる。

過去に見送ってきた時の意志はどうなったの?
議員が1人抜けるだけで、こうも方向が変わるのか?
私が議員を続けていたら、議会は同じ判断をしたのか?

前回の臨時会の衝撃(選任された副町長は議長の弟)と相まって、議会の存在意義を考えずにはいられない。そういえば、上坂町長は選挙戦の時からずっと「町と議会は、車の両輪」と言ってきた。まさしく、それを実践している。

★現在、社会の趨勢は「町と議会は、機関対立の関係」である。さらに「議会と議会事務局が、車の両輪」なのである。残念!

2016年03月31日

具体性に欠ける事業目的と設計、これで大丈夫か?【平成28年第1回定例会・報告4/新年度予算】

定例会報告もいよいよ最後。新年度(平成28年度)予算関係です。

国の新年度(平成28年度)予算が過去最高の96兆7千億円で成立したとのこと。借金体質の上に過去最高だなんて大丈夫なのか? 不安ばかりがよぎります。
その要因の1つである「地方創生総合戦略」。国に踊らされているようでしっくりこないのですが、それでも乗ってしまった船は漕ぎ出してみなければ。約1000万円もの費用をかけ、15名の審議委員が半年かけて作った戦略だからこそ、すぐにでも取りかからなければと思うのは当然でしょう。

月形町は平成27年度中に「月形町人口ビジョン」と「月形町創生総合戦略」を策定。平成28年度からの事業展開に関心を寄せていたところ、町長から「平成28年度はそれぞれの施策について町民や関係団体の意見や要望を聞き、本格的に実施するのは29年度から」という発言があったのです。ガッカリ↓

確かに町長の任期はあと半年。予算委員会最終日には「来期は出馬しない」宣言もしました。(→ 写真は平成28年3月17日北海道新聞朝刊)ですが、
この総合戦略は、人口ビジョンで想定した2060年(平成72年)の月形町人口が1500人になるよう、平成27年度〜31年度までの5年間で様々な施策を打つというもの。計画の初年度(平成27年度)は総合戦略の策定途中だったことから既存事業+α程度でもしかたないとしても、本格実施が29年度からとは!!

それに、現実の人口は既に想定(3757人)から200人も少ない状況で、計画の信用性や実効性に疑問符が付く状況なのに、それなのに・・・

ちょっと悠長に構え過ぎていないだろうか?

ここで私個人の考えを書いておきたい。
国が示した地方創生は、あまりに一方的で押しつけ感がぬぐえない。国が規定した補助内容に添ったとしても全ての地方が活性化するとも思えない。今まで広域連携や人材育成に消極的だった月形町の場合、形だけを繕っても実は結ばないと思う。そこまで先駆的な自治体との力の差があると感じている。
ただ良かったこともある。地方創生の名の下に町民が現状を理解し、未来に危機感を持ったことで、多少なりとも「まちづくりのきっかけ」ができた点である。
だからこそ、補助金(国からの飴)に惑わされることなく、今、月形町にとって本当に必要なことに取り組むこと(実行)や、将来に向かって育つ種を播くこと(投資)が必要だ。目先のちっちゃい利益に捕らわれていたら大義を失ってしまう。今こそ、理念や目的が重要になると感じている。

予算の話に戻します。
予算はその町の姿を映しています。身近な議員や職員に予算の中身を聴いてみてください。
細々と、色々と、気になるものはあるのですが、ここでは特に記録しておきたいものを掲載します。
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【月形町一般会計】平成28年度当初予算 34億6300万円(前年度より1億9400万円減)

■基金繰入金 2億5858万円(財政調整基金1億3000万円、公有財産整備基金1億2558万円) 
・前年度当初予算では 2億2190万円 繰入
 → うち財政調整基金から 1億3000万円、公有財産整備基金から8417万6千円
 → 最終的に、2つの基金からの繰入ナシ 0円
※)公有財産整備基金の使途が、公共施設の細々とした修繕等であることに疑問が残る

■町長公用車の更新 561万1千円
・現在の町長公用車(クラウン・マジェスタ)は、平成13年車で24万9千km走行。年間稼働日数約230日。エンジンの不調有り。冬道の安全性向上のためにも更新。
・新車は、クラウン・ロイヤル 2500cc 4WD ハイブリッド車。
・4月30日に車検切れになるので、その前に更新する。
・町長「稼働状況からも町長専用車は必要。専用車には町長以外に乗る人はいないので、ワンボックスタイプは不用。町を代表するトップが乗る車なので贅沢ではない。」
※)現町長の任期は今年の10月2日まで。この時期に高級車の更新が必要なのか? 車検切れする4月から任期終了まで、専用車でなく他の公用車を使用することもできるだろうに・・・

■地域おこし協力隊事業 836万4千円
・平成28年度に2名を採用予定。(国から1人当たり200万円/年の交付税措置あり)
・協力隊員の報酬は、18万円/月(嘱託職員の位置付け)
・募集要項や資格要件などは今後検討。
※)地域おこし協力隊の予算はつけたものの、何をしてもらうのかの明確なコンセプトはない。協力隊に応募してくる人はスーパーマンではないので過度な期待は禁物。また、月形町は全国的な知名度が低く特色も少ないので、全国的に募集が殺到している今、応募者を集められるのか? 地域おこし協力隊に対する認識や検討不足を感じる。

■不妊治療費用交付金 45万円
・夫婦のいずれかが町民であり、年齢制限はなし。対象となる治療内容は未検討。
・1組に対し、15万円×3回分を交付
・平成28年1月〜12月の治療実績に対し申請を受け付け、交付する。
※事業設計が曖昧すぎる。もし希望者が殺到した場合に、どのように優先順位をつけるのか?
プライバシーに深く関わる事業であるのに、不妊治療そのものの知識や状況調査が不十分。申請を受け付けるまでに、慎重な事業設計をすべき。

■衛生センター管理および塵芥処理経費>燃料費 504万5千円
・平成27年度実績(定例会1日目の補正予算:当初予算750万9千円 → −384万4千円減額)を踏まえ、大きく減額
・内訳:軽油代 396万8千円(パッカー車2台、トラック2台、作業機械4台分)
    灯油代 105万3千円

■随意契約ガイドラインの作成
・一般質問で追求してきた「一者特命随意契約」に関係して、「町長任期は半年しかない。いつまでにガイドラインを作成するのか?」と問うたところ、「順次見直しを行い、できるだけ早く作成する。」との答弁。
※)早急な対応に好感を持つものの、出来上がったガイドラインが実効性のあるものでなければ意味がない。コンプライアンス条例(月形町職員の公正な職務の執行の確保に関する条例)策定時も相当な時間と議論を経て出来上がったにもかかわらず、今回の場面では機能しなかった。要注視。

■観光まちづくり基本構想策定業務 477万円
・町内の観光施設(主に皆楽公園と周辺施設・博物館)をどう活用するのかの構想
・プロポーザル方式で業務委託(6月発注、2月策定)
※)プロポーザルにかけるため基本方針(業務概要、採用理由、参加資格、審査概要など)が明確でなかった。有効な業者をどう選定するのか? また、業者選定の公平性をどう担保するのか? この構想にかける発注側の意図が汲み取れなかった。

■商工振興事業>商品券発行事業 640万円
・プレミアム商品券発行経費
・商工会とJAからの強い要望による
※)短期的には商店の売り上げ増に繫がるが、あくまでその場限りのもの。単発の補助金に過ぎず、地域振興の起爆剤にはなっていないと私は感じている。将来的な投資の意味での振興策になっていないと感じる。

■月形温泉管理業務 2366万9千円
・このうち、月形温泉関連施設の指定管理料は 2052万円
・保守点検費用(7種類の業務委託費) 314万9千円(前年度 265万円 経費増による)
※)これまで指定管理料は0円だったが、前業者が赤字撤退したことから2052万円に。指定管理者は月形振興公社だが、温泉・宿泊・飲食の運営は(株)ファウンドに業務委託の形を採用して4月1日から再開。特殊で微妙な運用形態だと感じている。

■いじめ問題対策経費 15万4千円 >子ども会議
・子ども会議は、町内の小中高代表者を集め話し合いを行うもの(平成25年度〜)
・これまでも「いじめ」をテーマにしてきたので、関連事業に包括した。
※)各学校の代表者=児童会・生徒会役員であり、小中高が各1校なので生徒会等の役員は所属は変わってもほぼ固定されている。「いじめ対策」をテーマに毎年ほぼ同じメンバーで会議を持つことに意味はあるのか? 更なる工夫が必要と感じている。

■給食センター整備事業 423万円
・小中学校配置の配膳台、殺菌庫、炊飯釜等の更新
・現在の設備と人員とで、日食250人分を調理
※)一般質問(我妻議員)で「月形高校への給食提供の可能性」の提案があったことから、給食センターの調理能力が話題になった。平成21年7月の常任委員会調査で1000食分の調理能力が確認されていたが、その後の機器更新でどうなったのか? 充分な回答が得られなかったのが残念。この件については、平成28年度の常任委員会で調査予定。

【国民健康保険月形町立病院事業会計】
平成28年度 収益的収入および支出 6億2156万1千円(前年度より1億8644万5千円減)

■減額の主要因は、外来薬局が院外へ移行したことによる
・外来薬局がこれまでの院内から院外へ(入院・救急用は院内。薬剤師1名在籍)
・医薬材料費や薬剤師の人件費等の減少が大きい

■院長の定年延長
・本来は平成27年度末で定年退職予定だった院長。後任が見つからなかったことから、定年を2年延長することに。
・副院長も退職する祭は後任を確保することを約束している。

■月形町立病院への操出金 2億985万5千円
・このうち 赤字補填分(医師確保対策経費)は 7667万2千円
 (平成27年度は当初予算で 8346万円4千円)
・操出金が減額できたのは、平成27年度の患者数が平成26年度より若干増だったことによる。

■病院管理業務 1687万9千円
・平成28年度から入札に。
・詳しくは、→ 右の写真(平成28年3月16日の北海道新聞朝刊)

 

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