2012年01月08日

平成24年 月形町成人式

全国的に、成人の日(1月9日)を含む3連休のどこかで成人式が行われますが、月形町では例年連休の初日(土曜日)に行われます。今年は暦の関係で最も早い7日に開催されました。

会場の交流センターには、「ハレの日」を迎えて誇らしげに旧友や恩師と談笑する新成人、子ども達の成長の区切りを迎えてホッとした表情の保護者の皆さん、お祝いに駆けつけた町内の皆さんと関係者とが集まり、華やかで和やかな雰囲気がいっぱいでした。

新成人の皆さん、おめでとうございます。

それにしても、成人式っていいですね。その場にいるだけで「希望」や「郷土愛」「若い力」をお裾分けしてもらえたような感じです。すっごく元気が出てきました。
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そうそう、今回の成人式にはNPO法人コミュニティーワーク実践センターの利用者Eさんも新成人として参加していました。彼女は昨年春に月形町に住民票を移し、住み込みで農作業や地域行事、ボランティア活動などに参加して普通の町民以上に様々な多くの町民とつながりを持ってきました。

そんな彼女のハレの日を祝うため町内の皆さんが家に眠る晴れ着を提供したり、成人式に集まったり、祝宴をもうけたり・・・様々な形でお祝いしてくれたそうです。素敵ですよね。
(この様子は同NPO法人の月形での活動を紹介するブログ「月形日記」に掲載されています。)


成人式で、またも月形町の魅力を発見できました♪

2012年01月07日

2012年(平成24年) 今年もよろしくお願いします

寒の入りも済み、松の内も明け、七草粥を食した1月7日。今年初めてのブログになります。

写真はいずれも平成24年元旦に撮ったもの。

右は、まもなく初日の出を迎える月形町役場と樺戸博物館。夜明けの中で刻一刻と表情を変える空色と、暗がりから一瞬で浮かび上がった建物がとてもきれいで、新年の幕開けにふさわしい希望に満ちた瞬間です。

そして下の写真は、須部都川にかかる柳橋から撮った初日の出。川面から川霧が立ち上り始め、幻想的な雰囲気の中で初日の出を迎えました。おぼろげな光は現在を表現しているかのようですが、この後明るい日差しをたたえ、穏やかな三が日を迎えています。

みなさん、2012年(平成24年)もどうぞよろしくお願いいたします。

さて今年のお正月、私は今まで以上に「心の充電」に努めました。昨年の震災で知らず知らずのうちに開いてしまった心の穴を埋めるにはやはり心の栄養が必要ですね。意識的に家族との時間を大事にしたり、伝統的なお正月行事に関心を持ったり実践したり、趣味の手芸に没頭したり・・・。

心が満たされると自然に「やる気」も「元気」も湧いてくるものです。ここ数日は議員としての意識が強くなり、「月形町の今年の課題と展開」「議員活動報告書の草稿」「月形町の将来展望」などが常に頭に浮かんで・・・
さあ、仕事が待っています。

今年も気合を入れて、前向きに行きましょう。
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お正月休みに読んだコラムの中で印象に残ったものがあったので、紹介と感想を記します。

■戦後社会が終わり「災後社会」がやってきた (猪瀬直樹の「眼からウロコ」2012年1月4日 nikkei BP net

コラムの主旨は … 日本人は今まで「戦後○○年」という捉え方して「戦後社会」を生きてきたが、これからは「災後社会」を生きていかなければならない。 … というもの。

確かに東日本大震災の影響は大きく、社会の捉え方の基軸を変えなければならないと私も感じてはいたものの、「戦後」と「災後」を同一に捉えるまでには至っていませんでした。ただこうして指摘されると、確かに!! はっきりとした言葉に置き換えられたことで、課題と展開が明確になりました。

東日本大震災後、被災地だけでなく日本全体・日本各地として多くの課題が浮かび上がってきたと感じます。「絆」を意識した精神面だけでなく、一層支援が必要とされる地方の問題、高齢化や過疎化。生命の安全に大きく関わる原子力や食の問題、産業や日常にとっての電力の問題など。震災後に発生した新たな問題に加え、震災前から顕在化していた問題が喫緊の課題になったと言えます。また今後、復興に関わる増税や社会構造の変化が避けられないでしょう。加えて今まで先送りにしてきた社会保障や格差対策、国債残高の増大、外交や為替、経済・・・

問題点を上げればキリがありませんし、なにか暗黒時代のような印象を受けてしまいます。が、これを「災後」と捉えれば・・・戦後の復興期のように、とにかく前に向かって進むしかないと覚悟ができます。未来が今より良くなるように、子供たちに負のつけを回さないように、と今の私たちに何が出来るのか、最善を尽くさねければ!

東日本大震災の前と後とでは様々な状況が大きく変わっているのに、その渦中にいる私たち(特に未来に向かう仕事をする政治や行政関係者)は案外理解できていないのかもしれません。

とすると、月形町議会議員の私にいま求められている仕事とは、3月定例会の平成24年度予算審議でこの「災後」を充分意識した審議と判断をすることですね。前向きに、前向きに行きましょう。
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どこに書いてあったか忘れてしまいましたが、
「脳を活性化させるには身体を動かすしかありません。身体がスイッチになっているからです。だからまず動きましょう。朝「眠い」とそのまま寝ていてはいつまでたっても起きれないけれど、起きてしまえば目は覚めてくるのです。」
とありました。なるほど〜。

2011年12月31日

私の2011年は『命』を意識した年

もう少しで2011年も終わります。

今日は朝から澄み渡り、凛とした青空が広がっています。東の方角には遠く大雪山系の山並みもくっきりと見渡せました。1年の終わりを振り返るにはちょうどいい雰囲気に包まれています。

毎年の恒例として、この1年を振り返ってみます。

2011年、やはり3月11日を区切りに世の中も私自身も変化したといわざるを得ません。想像だにしなかった地震や津波そして原子力発電所の事故。一瞬ですべてが変化するのを目の当たりにしました。そこには多くの人の暮らしや自然があり、多くの『命』が息づいていたのに・・・
私にはこの震災による直接的な被害はありませんでしたが、それでも心に大きな重石を持ってしまい、しばらくはその重石に敷かれたような感覚でした。目には見えなくとも『命』はつながり、互いに影響しているのを実感した出来事でした。

それから夏のある日、町内某所で食べ物を喉に詰まらせた人を助ける経験をしました。
特別な訓練は受けていないものの知識だけは持っていた私が、現場で立ち往生している友人の「宮下さん、助けて!!」の声でスイッチが入り、いつの間にか体が動いてハイムリック法を実践していたのです。けいれんを起こしどす黒くなっていた人の顔が、ほんのちょっとの隙間から入った空気で瞬間に赤みが差し、あっという間に戻ってきたのを目の当たりにして、人の命の危うさと強さに驚きました。

そしてもう一つ。家族が骨髄バンクのドナー候補の連絡を受けました。精密検査後ドナー候補ではなくなりましたが、『命』を考える大事な機会になりました。


『命』を意識する様々な体験を通し、私の周りには多くの命と、それらが織りなす日常があることを再認識しました。けれどその『命(日常)』は思いの外あっけなく崩れることも、とはいえ復活する力強さを持っていることも、そしてそれらは何らかの力で広く大きく繋がっていることも体感しました。


私は一つの『命』を持っています。それをどう活かすのか、目に見えないもので繋がっている周りの『命』とどう連動していくのか、そしてこれから生まれ育つ『命』に何をつなげていくのか・・・
今まで以上に大きな視野、高みからの視点が求められ、それを感じられるようになったのかもしれません。


政治に関わる者(首長・議員)の仕事とは、今ある現状を踏まえて未来を創造することだと考えます。いつでも未来の展望(ビジョン)を語ること、答えることが求められていると思います。それが出来なくなった時は別の誰かにそのポジションを受け渡し、役割をつなげていくことが必要でしょう。

私たちの暮らしはどうなるのか? どうしていくのか。
月形町の将来像は? どんな町にしていくのか。
日本の未来は? どう働きかけていくのか。         こんなことを考えた1年でした。


最後になりましたが、東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、あわせて被災された皆さんが一日も早く日常を取り戻されますよう願っています。



東日本大震災に限らず災害の多い2011年でしたが、どうかこの大晦日で区切りとなりますように。
そして、2012年が平和で穏やかな日常であり、未来に希望が芽生える1年になりますように。

2011年12月30日

穏やかな暮れですが、先日のドカ雪の風景を紹介

師走の忙しさにかまけているうちに明日は大晦日、年の瀬も迫ってきてしまいました。

最近の話題の中心は、なんといっても「雪」!
12月に入ってほぼ1週間毎に大雪や吹雪があったのですが、極めつけは12月25日〜26日にかけての降雪。我が家の前で測ってみると、一晩で約70cmも降りました。

そのときの様子を納めたのが左の写真。
26日の朝、我が家の玄関前。

家の前の歩道に除雪車が入ったので、そこまで除雪して通り道を開けています。歩道の奥は車道(国道275号線)との境界線。つい3日前に国道の排雪があり、ここに雪はなかったはずなのに・・・

右の写真は、雪に埋もれた我が家の車。


そして最後の写真は26日夕方の月形市街地、道道(岩見沢月形線)沿い。まだ排雪が行われていなかったために車道と歩道の間には2.5mにもなる雪山が出現、車道の幅もずいぶん狭くなっています。車道を走る車の大きさと比較するとよくわかりますね。

雪に埋もれた印象の月形町ですが、27日以降は比較的穏やかに経過しているので排雪や屋根の雪下ろしなど出来るところからドカ雪処理をしています。(月形市街地も排雪され、見通しよくなっていました。)
そして現在(12月30日午後11時)の積雪は135cm(データ:北海道開発局 道路情報)。


年が変わるまで1日とちょっと。このまま穏やかに年が越せますように。

2011年12月18日

もちつき交流会【主催:コミュニティワーク】

20111216c.jpg12月16日(金)の午後、特定非営利活動法人コミュニティワーク研究実践センター(略称:コミュニティワーク)が主催する「もちつき交流会」が開催されました。これは、今年から月形町内で本格的に活動を始めたコミュニティワークが「この1年の感謝とこれからもよろしくお願いしますの気持ちを込めて」企画したものです。

会場には月形町内の老若男女、世代も地域も仕事も越えて様々な人達がひっきりなしに訪れていました。この1年、町内の様々なシーンにコミュニティワークの職員や利用者が顔を出し、関係を築いてきた成果だと思いますし、この「もちつき交流会」に向けて、知恵を借りる目的で積極的に助けを求めた結果でもあると思います。それに当日の午前中の街宣車による広報が効いたのかもしれません。

また、札幌方面からの短期利用者さんの姿も数多く見かけました。夏場農作業で見知った農家のお母さんと笑顔で話しをしたり、餅を丸めながら地域ボランティアの人達と世間話をしたり、初体験の餅つきに大はしゃぎしたり、皆さんこの催しを十二分に楽しんでいたようです。

「餅つき」そのものでは、2つの臼と2つの餅つき器がフル回転。真っ白な餅に始まり、草餅、紅ショウガ餅、胡桃餅、豆餅などをついては丸め、次々と平たい容器に並べて重ねていきます。
そのつきたて餅は、お雑煮やお汁粉、納豆からみ餅、ゴマからめ餅など、色んな味で楽しめるようにトッピングが用意され、参加者の誰もがお腹いっぱい食べて帰って行きました。
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人と人とが関わり関係を築くためには、困っている人に手をさしのべる(受け入れ側の)気持ちと寛容さが大事だと思っていましたが、それ以上に「助けてください」「教えてください」という(求める側の)積極性も大事だと、コミュニティワークの活動を見て感じました。

ただそのバランスは難しいですね。
これからも試行錯誤の連続だと思います。頑張って!!

コミュニティワークの活動は、就労困難な若者達が新しい働き方や新しい暮らし方を見つけるためのもの。現在の社会通念や制度からは少し外れて亜流を生きている彼らの秘めたパワーを引き出し、新しい居場所と生きる力をつけてもらうためには、今までとは違った視点と価値観が必要です。

彼らだけが(今の社会にあわせようと)変わるのではなく、私たちももっと様々な価値観や生き方を受け入れる柔軟性を身につけなければ。それを見つけるきっかけが、このコミュニティワークの活動にあるように思います。

そうした結果、彼らだけでなく私たちも、日々抱える様々な問題から解き放たれるのではないでしょうか。

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