2012年01月18日

平成24年第1回臨時会

1月18日(水)、平成24年になって初めての臨時会が開催されました。審議したのは以下の2件です。

※写真は1月18日朝の樺戸博物館と役場庁舎前風景。昨年の同時期と比べても雪量が多いのは明かです。樺戸博物館の屋根雪は一部下ろした形跡はありますがそれ以上進められなかったようです。駐車場の一部は排雪が間に合わず、切り通しの壁のようになっています。
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1.月形町税条例の一部改正
以下の3つの町税について税率などを一部改正する。
■個人住民税
□退職所得にかかる個人住民税の10%税額控除を廃止
 (平成25年1月1日以降に支払われる退職手当などから適用)
□平成26年度から平成35年度までの間、個人住民税の均等割の税率を年額500円引き上げる。
 (現在3,000円/年 → 3,500円/年。
  なお、同時に個人道民税も年額500円引き上げられ、1,000円/年 → 1,500円/年)
    ↓
・東日本大震災を受け、平成23年〜27年までの5年間に地方自治体が実施する防災費用の財源
 として税率を引き上げる。(今以上に防災に力を入れるようにという国の方針)
・個人住民税記引き上げによる税収増加は年間約80万円

■町たばこ税(平成25年4月1日〜)
・納税者にとっての税率に変更はない。
・道税の一部を減額し、町税が増額になる。= 税源移譲
・紙巻は1000本につき644円分(町税:4,618円 → 5,262円)
 旧三級品は1000本につき305円(町税:2,190円 → 2,495円)が、道から町へ委譲される。

■その他の改正
・東日本大震災に関係する雑損控除額等の特例について、所得税改正の字句改正


2.公の施設にかかる指定管理者の指定
■月形温泉ゆりかご、旧月形温泉ホテル、はな工房、この3施設を管理する指定管理者を指定
・指定管理者:株式会社 オオタ  (夕張郡栗山町)
・指定期間 :平成24年4月1日〜平成29年3月31日までの5年間
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防災強化のための財源が確保されました。年間約80万円をどのように使っていくのかが注目されます。設計としては、今年から5年間の防災のための費用を今後10年間で集めるということです。つまり一過性やその場しのぎではなく、継続的で裾野が広がるような防災活動が求められています。視野を広げ、教育や福祉などとの連携も模索しながら進めてほしいと思います。

温泉関連施設の指定管理者については、今日の審議で業者が決定し、今後は協定に向けた細かな詰めの作業に入ります。経営の安定化と施設の有効活用は当然ですが、町民の福祉の向上にも期待しています。民間の知恵と活力でぜひとも成功させてほしいです。他力本願のような言い方で申し訳ないのですが、行政が経営することの限界が見えている今、民間に期待するところは大きいです。

2012年01月14日

連日のヒドイ雪です

あ〜〜〜〜〜〜 それにしてもひどい雪です。
 
写真は月形町市街地、国道275号線沿いの歩道です。昨夜の交礼会が終わった後、知人数名と2次会に行った帰りに撮影したものです。午後10時半頃だったでしょうか。

この場所はクリスマス頃に一度排雪去れ、すっきりキレイになったはずなのに・・・排雪からわずか3週間で既に2m以上に積み上がり、雪の迷路のようになっています。すぐ横の国道を走る車の気配も感じません。

この時間、降雪と強風で吹雪き模様。迷路の中も激しく雪が舞い飛び、約1km先の我が家にたどり着く頃には「雪だるま」一丁上がり! でした。
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ついつい文句を言ってしまっていますが、こうして日常生活が送れるのは除雪してくれる皆さんがいるから。文句を言う前に、感謝の気持ちと言葉を表すべきだなあと思いました。

除雪してくださっている皆さん、お陰様で月形で暮らせています。ありがとうございます。

この雪の迷路だって、毎朝毎朝早朝からロータリー除雪車が走って道を開けてくれるから通行できるのであって、この状況なら降雪や吹きだまりがあるから、次の朝もしっかり走らなければならないでしょう。もちろん車道だって、家の庭先だってそうです。

それに屋根の雪下ろしも欠かせません。古い住宅はスガモリ(家の暖気で屋根近くの雪が溶けて氷になり、張り付いてしまった状態)がひどく雪が落ちませんし、納屋や車庫は火の気がないのでやはり張り付いたまま。無落雪住宅でさえこれほどの積雪を想定していないから雪下ろしが欠かせないのです。
雪を下ろす先もスペースが必要で、これほどまでの雪量があると排雪をしなければなりません。

我が家の場合、夫がトラクターにつけた除雪機であちこちやってくれますし、大家さんも小型除雪機や屋根に上って雪切りをしてくれるので、事なきを得ています。本当にありがとうございます。
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先日、IP告知端末で町内の降雪・積雪状況のお知らせがありました。

平成24年1月10日午前9時現在   観測地:月形町月ヶ岡
積算降雪量 656cm  (昨年同日値  232cm)→ 昨シーズン総降雪量 805cm
積雪量   198cm  (昨年同日値)  56cm)

雪の降り方や積もり方は年によって全く違うので単純比較はできませんが、昨シーズンの場合、12月と1月の降雪が極端に少なかったので、1月10日時点では普通の月形では考えられない積雪と降雪量でした。もっとも2、3月で500cmもの降雪があり(これも2、3月にしては珍しく多い驚きの数字)、シーズン総降雪量は例年より若干少ない程度になっています。

今シーズンは、降り始めからずっと大雪。降り止むことがない上に、気温も低くて融けません。
1月10日以降も毎日それなりの降雪があったので、総降雪量は800cmに近づいています!

こうなってくると雪害も出てきています。
ビニールハウスが潰れてしまった話もちらほら聞きます。またIP告知端末からは

「FF式ストーブの排気管が雪に埋まらないよう、ご近所も含めて注意してください。」

「雪の屋根おろしの時は命綱をつけて! 一人作業は避けて。」

「除雪車の雪詰まりを直すときはエンジンを切って!」

と注意喚起のお知らせが連日流れています。人的被害だけは絶対に避けたいですね。


今後ですが、例年ですと寒中は大雪が降る確率が高く、立春以降は降りが収まり日差しも強くなって積雪が減っていくのを肌で感じられるようになります。

あと1ヶ月ですね。    あと1ヶ月か〜〜。

平成24年 月形町新年交礼会

1月13日(金)午後6時から多目的研修センターで、毎年恒例の「月形町新年交礼会」(主催:月形町、月形商工会、月形町農業協同組合)が開催されました。このスタイルで交礼会を開催するのは桜庭町長が就任してから。今年で7回目とのことです。

参加者数は公式発表で220名とのことでしたが、雰囲気的にはもっと少なかったように感じました。毎日毎日ひどい雪(この夜の段階で積雪200cm!!!)で、とても外に出たくない(出られない)状況の月形町では、申し込みをしていても当日こられなかった人も多いのでしょう。

さて今年の交礼会は、主催者や来賓の挨拶(町長、議長、月形刑務所長、月形学園町、陸上自衛隊美唄駐屯地指令、岩見沢警察署長)に始まり、名誉町民や町政功労者、平成23年度に国や道から表彰を受けた方々も壇上での紹介があって、そして月形商工会会長の乾杯で幕を開けました。

20120113c.jpg会半ばではステージ上で年女年男による餅つきが行われ、(月形産まんまる納豆を絡めた)納豆もちとなって振る舞われました。

ちなみに写真で元気に杵を振っているのは、今年84歳を迎えられる小林龍男さん。過去には議長の経験もある町政功労者で、現役農家でもある小林さんの餅をつく音は元気と若さそのもの。力強い音が会場内に響き渡り、一瞬どよめきが起こったほどです。会場全体(もちろん私も)いつの間にか笑顔になって幸せを分けてもらった感じでした。

会場内には月形産品も並びました。写真手前は月形町振興公社が販売している「かぼちゃパンナコッタ」「メロンゼリー」「まんまるトマトゼリー」。トマトゼリーから始まったこのシリーズも、メロンゼリーが増えてカラフルになりました。
その奥は【ふれあいの店 はな・花】製造の「笹おこわ」(お母さんの味は絶品!)。 そして昨年の「うんまいべ料理コンテスト グランプリ」を受賞した「ごはんDEシュー(=米粉を使ったシュークリーム)」が並んでいます。

この他、【そば打たん会による月形産手打ち蕎麦】【ベーカリー萌木の月形産小麦の手作りパン】【レストラン北喜常による地元食材を使った料理】も食べることができました。

最後は主催者の一人、月形町農業協同組合の組合長による一本〆で終了です。
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参加者の人数も、お料理の量や種類も、ちょっと減ってしまったのは残念でしたが、町民の多くが集まるこの会は魅力的です。普段からおつきあいのある方々と新年の挨拶をすることはもちろんですが、しばらく会っていなかった方とも顔を合わせお話しすることもできましたし、先日発行した【議会だより】の感想を聞かせていただけたり、町政や議会に対する要望や意見もいただいたり・・・有意義な時間でした。

準備・運営してくださった皆さん、ありがとうございました。

それから【餅つき】はやっぱりいいですね。会場が元気になります。昨年は企画から外れ残念でしたが、復活して良かったです。

企画といえば・・・この交礼会はやはり【月形】を意識し、徹底したいですよね。月形町に関係する来賓の方々のご挨拶もいいのですが、町民に根ざした人々(町政功労者や表彰を受けた方々)のお声を普段聞く機会がありません。こういうハレの日にほんの一言ずつでもあったら良かったなあと思いました。

餅つきもそうですが、よく見知っている身近な人が何かをするから共感が湧くのだと思います。交礼会が地産地消なども含めた「まちづくり」の一つの道具であるとすれば、格式や体裁より“共感”であるし、傍観より参加だと思います。
あっ、そうそう、郷土愛と町民の誇りを醸成するには「町歌」も一つの素敵な道具だと思います。

2012年01月12日

3市町共同ゴミ処理施設の情報【2012.1.12/北海道新聞朝刊より】

岩見沢市と美唄市、そして月形町による「広域ごみ処理」は、10月21日に交わされた首長間の基本合意で既定路線となり、10月25日の全員協議会で月形町議会も了承。続く町政懇談会や広報等で町民に広く周知されました。

その後は(月形町)議会に対する報告はなく、負担割合や建設費の検討経過はわかりませんでしたが、本日の北海道新聞/朝刊/空知版に新たな情報が掲載されていたので、ここに転載します。

3市町 共同処理施設127億円 維持管理費は年6億円           【北海道新聞 2012年1月12日朝刊】

【岩見沢】市は11日の市議会民生常任委員会で、岩見沢、美唄、月形の3市町が共同で建設し、2015年度から運営するごみ焼却炉や最終処分場の施設整備費について、総額が127億1700万円に上ることを明らかにした。

 内訳は1日100トン処理できる焼却炉に77億5千万円、ガラスや陶器類などの燃やせないごみの破砕選別機施設に11億7千万円、新たに造る最終処分場に25億9千万円を見込んでいる。
 財源に国の交付金や合併特例債をあてる方針で、3市町の実質負担は48億4200万円。このうち岩見沢が39億6200万円(82%)、美唄が6億2100万円(13%)、月形が2億5900万円(5%)となる見通し。

 これとは別に、維持管理費は年間6億1200万円で、3市町が合意した共同での処理期間の15年間で計91億7400万円と試算している。
 この負担割合は、岩見沢が81億8800万円(89%)、美唄が7億2200万円(8%)、月形が2億6400万円(3%)と見込んでいる。

 建設予定地は岩見沢市内で、現在、地権者と交渉中といい、年度内に公表する方針。

この記事とは別に、同紙面に以下の見出しもありました。

岩見沢市 紙類、「資源ごみ」に  13年度中 減量へ有料化と同時

岩見沢市の常任委員会で報告された数字なので、これが現段階での正確な値なのでしょう。
色々思うところや疑問点はありますが、月形町議会議員としては現段階で理事者からの正式な報告を受けていないので、この情報に対するコメントは控えたいと思います。おそらく1月18日に予定されている臨時会の全員協議会で説明があると思われます。そのときの報告で詳しく。
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<個人的な備忘録として>
■今回示された数字の詳細はどこまでの費用を含むのか?
 ・「3市町の共同ごみ処理場」本体3施設にかかる建設費と維持管理費だけなのか?
 ・新たな処理場建設に伴う月形町単独の追加設備分や経費も含まれるのか?
   ・追加設備(新処分場への運搬用パッカー車の増車分、一時保管用ストックヤード建設)
   ・運搬経費

■施設の性能と運用
 ・焼却炉の性能と耐用年数、ゴミ量減少時や燃焼温度低下への対応
 ・破砕選別機の性能、粗大ごみの対応
 ・最終処分場の計画運用年数
 
■その他
 ・3市町の共同処理ゴミ量の推計
 ・供用開始までのタイムスケジュール
 ・新処分場建設後、岩見沢市のリサイクル品分別はどこで行われるのか(新規処理場内?)
 ・美唄市の生ゴミ処理はどうなったのか?
 ・月形町が現在運用している衛生センター(最終処分場・リサイクルセンター)の維持管理費は
   どの程度縮小できるのか?
 ・総合的な「月形町ごみ処理経費」の推移(推計も含む)

2012年01月09日

平成24年 月形消防出初式

日付は前後しますが、1月5日に月形消防の出初式がありました。

この日は未明から朝にかけて(石狩市厚田と月形町付近だけの)局所的大雪でしたが、日が昇り出してから落ち着き、出初式開会時間には風も止み晴れ間ものぞく穏やかな日和になりました。

月形消防の出初式は3部で構成されています。

まず、岩見沢地区消防事務組合月形支署前で「開始宣言」があり敬礼や観閲(=消防の状況を、関係者等が検閲すること)が行われます。

続いて分列行進。月形支署前を出発し役場前を通って交流センターまで、消防団本部(女性団員を含む)を先頭に第1分団、第2分団、消防関係車両(消防団配備のポンプ車や消防支署の広報車、工作車、救急車等)の順に隊列を作り、勇ましいラッパの音とともに行進します(写真)。

そして最後が交流センターで式典。メインは団員(定員80名:現在78名 うち女性11名)と職員の表彰です。
1.消防庁長官表彰   /功労章 門脇団長
2.北海道知事表彰   /勤労章(20年)2名、表彰状(10年)4名
3.北海道消防協会長表彰/特別功績章 1名、勤続章(20年)3名、勤続章(10年)4名
4.月形消防団長表彰  /優良団員表彰(平成23年度の消防団活動への参加率85%以上)9名
5.岩見沢分会勤続章  /勤続章(15年)6名、勤続章(5年)5名

式典での挨拶や祝辞では、日頃の消防活動に対する感謝の言葉とともに東日本大震災での消防団や消防職員の活躍と被害(殉職者 約270名)にも話題が及び、住民の生命財産を守るために危険を冒しても活動する消防という仕事について再認識することになりました。
また平成23年は災害の多い年で、全国各地で水害があり避難勧告や実害が出たこと、月形町においても9月の台風による石狩川警戒水位超えにともなって内水の排水ポンプを設置したことの話もありました。
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毎年のことですが、出初式を通して「消防」というものを色々考えさせられます。特に今年は東日本大震災での消防団活動を目の当たりにしただけに、より一層その重要性と危険性を認識しました。

人口の多い市などは消防職員の数も多く、火災が起きた場合でもある程度職員で対応できると聞きますが、月形町のように小規模自治体で市街地が分散しているような田舎では、町民による消防団がどうしても欠かせません。特に冬場、大雪の時などは移動にも時間がかかるために、地元での初期消火が何よりも欠かせないでしょう。

また高齢化が進み独居宅が増えている現実から、女性消防団員による火災予防巡回も需要が伸びているとのこと。いままで家族や地域、民生委員などが対応してきた分野へも(形は違っても)消防団が関係していかなければならない状況になってきていると思います。

月形町は岩見沢市と一部事務組合を設置しているので消防団員の待遇も同一ですが、住民生活における消防団の役割は自治体の規模や状況により違っています。だからこそ、その重要度に見合った報酬や処遇を考え、実践していくべきだと私は考えています。
私は理事者でなく、消防議員でもないので、直接提案できないのが残念です。

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