2011年04月25日

当選!! 再び町議会議員として

まずはご報告。

平成23年4月24日執行の月形町議会議員選挙に当選し、議員として2期目を迎えることができます。

ご支持、応援、お祝いの言葉など、月形町議会議員としての「宮下ゆみこ」を気に掛けてくださっている方が、町内外にこれ程たくさんいらっしゃったことに感動し、勇気と元気が湧きました。嬉しかったです。




今回の選挙戦は今までにない異例のものでした。東日本大震災の影響もあって自粛ムード、選挙カーを使用した選挙運動をしたのは私1人だけでした。

どの様な状況であっても『議員としての想いを伝え、次の4年間の活動をお約束する』のが選挙であると考えている私は、選挙カーを使って前回同様に町内各地で126回の街頭演説を行い支持を訴えてきました。
ただ今回は、連呼をせず、挨拶廻りもしない、後援会による活動もしない、(ホームページによる以前からの情報提供と)ただただ夫と2人の街頭演説のみの選挙運動。このことに賛否両論、様々なご意見をいただきました。

しかしながら、この選挙運動を行ったことで物事の本質も見えてきました。
今回私に投票してくださった230人の方々は、純粋に私の4年間の議員活動を評価し、これからに期待してくださったものだと考えられます。全くのしがらみのない票をいただけたことで、これからの議員活動、私の志に従って進めることができる、本当に有り難い230票です。

選挙の戦い方は、その後の議員活動に大きく影響します。だからこそ、意味のある選挙戦ができ、意味のある結果をいただきました。(このことは後日詳しく)

私は、今回の選挙経過や結果から受け取った多くのみなさんの「想い」を、議員活動を通して表現していきます。宮下ゆみこの2期目の議員活動をどうぞ厳しい目でチェックし、ご意見やご要望など遠慮なくお寄せ下さい。

2011年04月18日

明日から選挙期間

統一地方選挙後半戦。
月形町議会議員選挙は明日(19日)が告示で、24日(日)が投票日です。

選挙期間中に入りますので、公職選挙法の規定によりブログの更新ができなくなります。
選挙が終わるまで、しばらくの間お休みさせていただきます。

なお、ホームページや過去のブログは閲覧可能です。このホームページのあちこちに、私の想いや活動がちりばめられていますので、もしお時間が許しましたら、この機会にどうぞご覧下さい。

またこの期間中、町内一円で街頭演説を行います。特に毎日夕方5時半からはJA月形町前(月形商工会前)で、ちょっと長めの街頭演説を行います。心を込め、気持ちをのせて、思いの丈をみなさんにお届けするつもりです。お耳をお貸しいただければ幸いです。

それから、ブログの更新はできなくてもコメント等のチェックは欠かさずしています。
ご意見やご感想、質問や苦情など何でもお寄せ下さい。メールでもかまいません。
お待ちしています。

2011年04月13日

岩見沢市議会・民生常任委員会を傍聴

4月12日午前に開催された、岩見沢市議会・民生常任委員会を傍聴してきました。(写真は、岩見沢市の最終処分場。帰りに見てきました。)

普段(議会改革などの視察目的以外に)他の議会を傍聴することはありません。しかし、今回は『きれいなまちづくり検討会議の答申について』という、岩見沢市のゴミ問題に関係する重要な事項がテーマであること、この動向が月形町の今後のゴミ処理にも影響する(現在、岩見沢市と美唄市と月形町によるゴミ広域処理が発議されている)ことから、傍聴し情報収集することにしました。

岩見沢市役所3階委員会室には、報道も含め20人近い市民と、民生常任委員(石黒委員長他、計7名)以外にも多くの議員が傍聴に訪れていて、岩見沢市全体の関心が高まっていることが解ります。

まずは説明員(副市長を筆頭に環境部の職員)から『きれいなまちづくり検討会議の答申』について概要が説明され、その後、質疑応答になりました。

これら一連のやりとりの中から、私の印象に残った事項について内容を要約して掲載します。なお、傍聴者には資料配付がなかったので口頭での説明を文章に起こしています。落ちや漏れがあるかもしれませんがご了承下さい(確認できた内容は補足しました)。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

■答申内容
 ・今回の説明内容は、先日行われた学習会での内容とほぼ同じ
 ・他に情報として
   □岩見沢市の1人あたりのゴミ埋立処分量は、全道平均の約3倍(平成20年度)
   □岩見沢市のリサイクル率は17.7%(全道平均19.4%、全国平均20.3%)
   □岩見沢市のゴミ処理三原則
      ・廃棄物の減量を推進すること
      ・廃棄物の再生利用を推進すること
      ・自然にやさしい処理を行うこと

■質疑応答から
・生ごみを分別する=複数の処理施設を持つこと。コスト高につながる。
・岩見沢市のゴミ量は年間33,000トン。うち約3割が生ごみ。
・生ごみ堆肥化の問題点は、できた堆肥の受入先の確保と高齢化(分別徹底の限界)。
・市民ゴミの堆肥を農家が使うのかが疑問(不純物の混入、重金属、生産履歴への記載の問題)

・検討委員会は課題の整理と今後のゴミ処理への提言が目的。ゴミ問題の原因究明が目的ではない。
・岩見沢市は20年間分別の取り組みをしてきたが、未だ不徹底。これを踏まえた上での提言。

・溶融処理を導入しているのは、道内6ヶ所、道外80ヶ所
・溶融処理について、答申資料の中では「建設費+維持管理費」が最も安い処理方法。
・溶融処理を導入している江別市では、当初トラブルがあった(作業員の不慣れによるもの、
 分別の不徹底による破砕機の故障、他)。その後対応ができ、今は順調に運転している。

・渡辺市長の「答申を最大限尊重する」は行政の常識的な発言。どの答申に対してもそう答える。
 (あえて強調したものではない。決定事項でもない。)
・答申は答申であって決定したものではない。答申を受けて全庁的な議論をした上で決定したい。

・「ゴミのよりよい始末を進める市民会議」の代表委員32名は、4月4日の代表委員会議の場で辞任を申し出た。市として意思疎通がなかったことを反省している。辞任の理由は知らない。聞く機会があれば聞きたい。

・今後のスケジュールについて。平成26年度末までしか今の最終処分場は使えない(昨年度のゴミ問題発覚後覆土を多くしているので、平成26年度末まで持ちこたえられないかもしれない)。
そこから逆算すると6月決定になるが、議会改選もあることなので決定時期をどこまで遅らせることができるか、雪解け後測量する予定。

・補助金を受けるためには、近隣自治体との広域処理が必要。補助金を受けずに処理施設を建設することはコスト高につながる。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

この答申はあくまで「岩見沢市のゴミ処理の最適化」を答申したもので、ゴミ量や分別に関する基礎データも方式も、現状の岩見沢市単独を想定しています。一方「補助金を受けるためには広域処理が必要」としていて、広域処理を前提にしているようにも受け取れます。

矛盾を感じたのは私だけ?

岩見沢市の最適なゴミ処理方法は、必ずしも広域にとっての最適なゴミ処理ではないと考えます。
もし「広域処理」を念頭に置くのであれば、最初から関係者を交えた検討があってもいいはず。岩見沢市は今後どうやって広域処理を進めるのでしょう?
小さな自治体の意向はどうなるのか?

今回、岩見沢市に「ゴミ処理三原則」があることを初めて知りました。「減量推進」「再生利用推進」をうたっていながら分別や有料化、堆肥化にも消極的で、ここにも矛盾を感じてしまいました。
先日「ゴミのよりよい始末を進める市民会議」の代表委員全員が突然辞任したのも、私の抱いた感覚と同じだったのではないかと・・・邪推してしまいました。

月形町のゴミ処理をどうするか・・・やはり町民とともに考える場が必要だと、強く感じます。

岩見沢市議会・民生常任委員会を傍聴の続きを読む

2011年04月10日

雪融け(4月10日の月形風景)

今日は朝から春霞、やわらかな陽射しに包まれています。

4月は2週目に入ってから気持ちのいい青空が続き、日中の気温が10℃を超える日もありました。また8日には雨が降って一気に雪融けが進んでいます。

須部都川は水量を増しながら川岸の雪を溶かし、その堤防のあちらこちらには「ふきのとう」がふっくら膨らみ、足元に春の色を添えています

今日は統一地方選挙前半戦の投票日。月形町では知事選のみ(道議会議員空知選挙区は無投票で決定済)。私も先程投票してきました。どんな結果になるか・・・

そういえば、最近のブログは3月の議会関係中心だったので写真も3月中のものがほとんど。ちょっと季節外れでした。今日は、今の月形町の姿をお伝えします。随分と春らしくなってきましたよ♪

【左の写真】は月形町市南の田んぼ。畦は高いのでその分積雪が少なく早く融けます。その畦が額縁のように田んぼを浮き上がらせています。

左奥の焦げ茶色の田んぼは融雪剤を濃く撒いているところ。既に土が顔を出しています。手前の田んぼは融雪剤の撒き筋がよく分かりますね。右手奥は何もしていないので、まだ真っ白。

農家によって作業手順や田植え時期が違うので、それぞれ融雪具合も違ってきます。

【右の写真】は我が家の圃場周辺。中央が越冬ハウス。中にはお盆用の輪菊の苗や、メコノプシス(ヒマラヤの青いケシ)の実生(種から発芽した芽)も育っています。
奥の方にはハウスの骨。これから順番にビニールを掛け、今年の作付けに備えます。

その周辺の茶色い土が出ているところは、ご近所さんの田んぼに転作された秋まき小麦。雪腐病を防ぐためにしっかり融雪剤が撒かれ、一番先に乾いています。春の日射しを受けた小麦の若芽は数日のうちに緑色に変化し、モリモリ育って半月後には『春の絨毯』ので・き・あ・が・り。


関東では桜が満開のこの季節、北海道ではまだこんなに雪がありますが、私達にとっては『もうすっかり春』。

北に帰るマガンや白鳥も宮島沼(美唄市にあるラムサール条約登録湿地)に集まりだし、ときどきV字飛行する姿を見かけます。田んぼが雪融け水で満たされ、この辺り一帯が『野鳥の楽園』になるのも、もう間もなくです。

どんなに日常が変化しようとも、季節がめぐれば花が咲き、鳥が歌い出します。この季節、自然の大きさと深さ、そして、人がその中で生かされていることを、五感の全てで感じます。

2011年04月09日

平成23年第1回定例会(一般質問)

3月14日、平成23年度第1回定例会の第2日、一般質問が行われました。
(左の写真は3月14日当日のもの。雪雲がかかり一日中ドンヨリとしていて、午前中はみぞれ交じりの雪が降る日でした。最高気温+4.5℃、最低気温ー1.8℃)

昨年から、第1回定例会における一般質問は「町政執行方針や教育行政執行方針への質問も含む」内容となったため、他の定例会より多くの議員が質問に立つようになりました(今回は6名)。

以下に私の一般質問と答弁の要約を掲載します。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

【質問者 宮下裕美子議員】

1.平成23年度における重点的取り組みについて [答弁者:町長]

Q) 平成23年度の町政執行方針は総花的な印象であった。総合振興計画に沿って述べられているため分野別の取り組みは理解できるが、それらを統合した上での月形町としての方向性が見えにくい。
 平成23年度の注目すべき分野、または重点的に取り組む課題とは何か。町長に伺いたい。

A) 月形町の行政課題として、平成19年度までは財政改革、平成21年度は市町村合併の取り組み(自立によるまちづくり)が大きかった。
 平成23年度では全てが重要な課題であり、それぞれをより光らせていくことがテーマになっている。これらを一言で言えば「まんまるハート月形町」になる。


2.協働を進めるにあたっての、行政と町民の信頼構築について [答弁者:町長]

Q) 「協働によるまちづくり」は行政と町民の信頼構築が欠かせない。
 その対応として示されているのは、地域担当制による活動、職員の意識改革や自己研修等による資質向上、通称コンプライアンス条例による職員倫理や責務の提示である。これらの取り組みの多くは職員個人に努力を求めるもの、あるいは職員個人に向けての支援や働きかけである。
 行政として信頼構築を目指すのであれば、組織体として直接町民に働きかける必要があるのではないか。町長の考えを伺いたい。

A) 協働のまちづくりによる信頼構築はもっともなことで、他自治体における過去の大災害においても、地域住民による活動で災害を最小限にした事例が見て取れる。
 月形町職員も町内行事などへの対応において、以前は寄付(金銭的支援)中心であったが、参加や協力(人的支援)するようになり評価を得ている。協働でまちをつくるとは共に働き合うことであり、都会にないものをしっかり光らせることが大事である。


3.行政担当分野間の協働(教育と福祉の連携・融合)について [答弁者:教育長]

Q) 社会教育による「地域づくり」を進める上で、教育と福祉の協働を加えることはできないか。
 具体的には、生涯学習にボランティアの要素を取り入れること、あるいは教育的側面から福祉サポート、教育ボランティアのボランティアセンターとの融合等。教育長の考えを伺いたい。

A) 生涯学習とは、自発的意志で取り組むべきこと。生涯学習で身につけたものを社会へ活用することは充分あり得るが、あくまでも参加者の意思による。
 教育ボランティアは学習支援が目的で、国の施策である。言葉通りの縛りがある。
 社会教育において「地域づくり」は第一義(主な目的)ではない。ただし情報の発信はあり得る。


4.教育委員会移転後の総合体育館の安全管理と活性化について [答弁者:町長及び教育長]

Q1) 今年初め教育委員会が総合体育館から(役場庁舎内に)移転したが、人気の少なくなった体育館は寂れた印象がぬぐえない。日中の利用者は子どもが多く、施設も大きいことから、非行防止や安全確保の面で不安が大きくなっている。加えて、施設の利活用と管理経費の削減目的から様々な公共施設に組織が分庁舎されている時代に、逆行していないか。
 これらの課題を解決するためにどの様な対策を取っていくのか。町長、教育長、それぞれの担当分野での対応を伺いたい。なお、教育委員会の移転の目的についても合わせて答弁願う。

A:教育長) 子ども達の活動の場において、非行防止や安全確保などの目的で、地域や大人の目がある対応をしたい。委託職員(新たに受付1名&管理1名)を配置する。
 近隣市町村において、役場庁舎と教育委員会事務所の分庁舎・同庁舎には地域差がある。南空知はほとんどが同庁舎内、中空知・北空知は分庁舎が多い。今回同じ庁舎内に移転し連携が上手くいっている。

A:町長) 切手事件が発生したのは教育委員会が分庁舎されていたため、危機感が伝わらなかったからと考える。
 教育委員会を本庁舎に戻したことで総合体育館の管理経費がかさむことは事実。現実的な問題については、早急に対応する。ただし、3役が近くにいることで意思疎通が迅速になった。

Q2) 総合体育館の非行防止や安全確保、管理経費の削減を目的に、新たな組織の入居は考えられないか。例えば、月新水道事業団や高齢者事業団、あるいは民間事業者への事務所としての貸し出し。

A:町長) 貸し出しは参考になった。検討する。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

平成23年度、町政の方向性が見えないまま一般質問が終わってしまいました。確かに一つ一つの事柄を大事にして輝かせることは重要ですが、その先にどんな月形町が待っているのか、月形町の未来像が想像できなかったことが残念です。

町政執行方針には「選択と集中」との文言が登場しますが、何を基準に選択をするのか、どの方向に向かって選択していく(優先順位をつけていく)のかが示されていませんでした。
また、一般質問の後に開催された予算委員会でも同様の質問を行いました(「東日本大震災を受けて、交付税が削減された場合、何を優先するのか?」)が、これに対しても「今後状況に合わせて検討する」とのこと。これでは後手後手を踏んでしまいます。この非常事態に対応できるのか、最善の選択ができるのか疑問です。

今回の一般質問も、結局のところ噛み合わないで終わったように感じます(特に2番目の質問は全くダメでした)。考え方が違っているのは仕方ないとしても、論点が食い違っては言葉のキャッチボールになりません。最終目的が同じであれば、もう少し建設的な議論ができると考えているのですが・・・
再度精進します。

<<前の5件 160161162163164165166167168169170

▲TOPへ戻る