2011年05月15日

農作業は遅れていますが、月形は*花*の季節

しばらくぶりの更新になります。みなさん、お元気ですか?

私の方は、5月は2日の初議会に始まり様々な団体の総会に出席。その合間を縫って、(特にゴールデンウィークを中心に)滞っている農作業を精力的にこなしていました。というのも、北海道はこの春、天候不順。日照時間が少なく雨も多い、結果として低温で推移しています。そのため、畑や田んぼが乾かず起こすことができないからです。我が家も作業手順を変えて対応しています。

ちなみに、お隣の岩見沢市はタマネギの主産地で植え付けが1ヶ月近くも遅れている様子。既に収穫量の減少が予想されています。(北海道のタマネギは気候の関係から収穫時期が決まっています。植え付け時期が遅れればその分生育期間は短くなり、小さな状態で収穫することになります→収量減少。)

水田も例年ゴールデンウィーク中に荒起こしを行い、今時期は代掻き作業の真っ最中のはずですが、今年はまだ荒起こしも終わっていない田んぼがちらほら。晴れ間を縫って農作業が急ピッチで進められています。もっも苗の生育も(低温の影響で)遅れている様子。例年5月20日頃から始まり月末までには終わる田植えも、5月末から6月上旬がピークになるのではとのことです。

そんな月形の状況ですが、それでもやっと*花*の季節がやってきました。

まずは「桜」。最初の写真は「樺戸博物館」裏手で咲き始めたものです。今か今かと待ち望んでいましたが、例年より1週間くらい遅れて町内のあちらこちらで咲き出しました。気候が不安定なせいか、既に散り際のものがあったり、これから咲き出そうとするものがあったり、バラツキが多いようです。でもその分長く楽しめそうですね。

続いて「キタコブシ」。写真は役場正面玄関前の、おなじみの木です。ぷっくりと厚い乳白色の花びらが日一日と大きくなって圧巻です。この近くを通ると見入ってしまうのは私だけではないでしょう。今から1週間くらいが見頃です。

そして「新緑」。須部都川の河川敷のヤナギは緑の新芽を勢いよく吹き出しています。

庭や山の木々も、緑、黄緑、黄、赤、紫、ピンク・・・と、淡い色調の色とりどりの新芽をふかせ、まさしく「春の紅葉」。写真では上手く写せなかったので、ぜひ北国の春をその目で確かめに来てください。


それから空き地や土手などには、様々な野草が競って花を咲かせています。4月の始めに顔を出した「フキノトウ」は蕗の葉っぱを従え、50cmほどに育って大きな頭に白い花を咲かせています。モリモリと生い茂った葉の中に「ニリンソウ」の白い可憐な花もアクセントになっています。

既に盛りは過ぎていますが、真っ青な花の群落で人目を引くのは、マメ科の「エゾエンゴサク」。

そしてピンクの絨毯のように見えるのは「ヒメオドリコソウ」。

あちらこちらの花壇では「スイセン」の黄色い花が風になびいて揺れています。今が真っ盛り。その脇で、やっとチューリップが色づき始めました。今年のチューリップは草丈がグッと低くて、足腰の強いどっしり構えた姿に。地に足がついている分、長持ちするかな? これから色が乗ってきて多いに目を楽しませてくれることでしょう。

 ●いよいよ月形も*花*の季節です
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2011年05月01日

H23町議選総括3(選挙運動費用の報告)

既にトップページには掲載していますが、今回の選挙費用を公開します。ホーム > 議会・議員・選挙 > 選挙運動費用

今回は2期目の選挙なので出費をかなり抑えることができました。
実質的な支出は 53,140円 です。
(選挙運動収支報告書の金額は 142,279円)

※この差額がなぜ発生するかについては「選挙運動費用」のページで説明しています。また項目別の詳細な費用や、4年前の選挙時との比較も同時に掲載しています。どうぞご覧下さい。質問等がありましたらコメント欄にどうぞ。

なお、今回の選挙費用が前回に比べ少なくなった要因は、看板やスピーカーなどの機材が既に揃っていたこと、選挙運動員が夫のみだったことが大きいです。また、ポスターやハガキをほぼ自前で作成していること(デザインを自前で行い、印刷のみ外注)も、もともとの選挙費用を少なくする要因になっています。


以上で、平成23年度の月形町議会議員選挙総括を終了します。
3部にわたる長文におつきあいいただき、ありがとうございました。
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議員にとって選挙は、4年に1度表れる大きな関門です。
その関門をくぐり抜けるために、候補者は多大なエネルギーを費やします。
が、それは4年に1度、その日のためだけに心血を注ぐものではないと、私は考えます。
特に現職議員にとっては4年間の日々の積み重ね、日頃の議員活動の評価として関門が存在するのだと思っています。

その評価を下すのは町民のみなさんです。
町民のみなさんが何を評価軸にするのかで、議員の行動も質も変わってきます。

もし一過性のお祭りや地縁や血縁より議員の資質の向上を願うのであれば、今日から始まる議員任期4年間の議員活動を見て下さい。どんな活動をし、どんな発言をし、どんな視点を持っているのか、みなさんの目で確かめて下さい。そして次の関門での評価でその意思を表して下さい。

町民のみなさんの視点や行動で、議員も議会も変わります。
それほど町民のみなさんは大きな力を持っています。

私もその評価に耐えうるよう、最善を尽くして議員活動を行っていきます。

明日、5月2日は初議会です。これから4年間の議会内人事が決定します。

2011年04月30日

H23町議選総括2(選挙運動から見えてきたもの)

今回の選挙から、私が見えたもの・感じたことなどについて、ご報告します。
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【選挙スタイル】

私は選挙を『候補者の考えや想いを示し、次の4年間の活動をお約束するもの。それを有権者に選んでもらうこと』と考えています。
またこれまで4年間の議員活動を通して感じたのは、選挙スタイルがその後の議員活動に大きく影響するということ。議会での自由な発言と発想のためには、しがらみのない、全町民を対象にした選挙運動をすることが重要だと感じていました。

そこで今回は、連呼をせず、挨拶廻りもしない、後援会による活動も行わないことにし、夫と2人で街頭演説を行うという選挙運動を行いました。

5日間の選挙期間中、町民のみなさんに身近なところで演説を聴いてもらえるよう町内各地隅々まで回り随時街頭演説を行う他、今回初の試みとして、定時定所での街頭演説(毎夕5時半、JA月形町前)を取り入れてみました。これは前回の選挙で「街頭演説を聴いてみたいけれど、どこに行けば確実に聴けるのか?」という問い合わせをいただいたことによります。

合計126回の街頭演説ができたことで私自身の議員力(特に発言力・行動力)が磨かれたことはいうまでもありません。が、それと同時に町内各地を回ったことで、町民のみなさんの様々な想いや声、評価をいただくことができました。
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【選挙を通して得たもの、感じたこと】

◆ 各地で多くの方が『ゆみこの議員活動報告書』を高く評価

演説中「ゆみこの議員活動報告書」の下りで、聴衆のみなさんから拍手や○のサインを数多くいただきました。報告書がみなさんのお手元に届いていること、読んでいただいていることを実感でき、とても嬉しい出来事でした。
その中で、特に高齢の女性の方々の反応が良かったのは、町政に関心があるものの足を運べない事情があったり、町とのパイプが細く情報が入ってこない状況があるように見えました。町の会議の参加者・構成員のほとんどは男性であることもその要因の一つとも思えます。


◆ 町民の町政や議会に対する関心は高い

各地で街頭演説をしていると「他の候補者の考えも聞きたい」「なぜ他の候補者は考えを語らないのか」という声が多く寄せられました。
選挙である以上、たくさんの選択肢の中からより良い者を選びたいのが信条です。それだけ町政や議会に感心があるのだと感じました。いつか栗山町が行った合同個人演説会が開けたなら、町民のみなさんをより満足させる選挙運動ができるのではないかと思うのですが・・・まずは底上げから。


◆ 町政や議会の活動は、全町民向けに行われるべきもの

今回の自粛ムードの選挙運動により、「今年は選挙があるのかい?」と問われる場面が何度もありました。特に市街地から離れた、町の周辺部でよく聞かれた言葉です。
多くの候補者が、自粛ムードの中で特定の支持者や応援者のみを対象にした囲い込み(引き締め)選挙運動を実施したようで、その対象にならなかった人にとっては選挙そのものからも阻害された印象を受けたようです。

町政や議会の様々な活動は、全ての町民が等しく享受できなければならないものと考えます。町議会議員の選挙戦術としては一定数の有権者を確保すれば目標達成なのでしょうが、議員としての本分としてはどうなのか・・・考えるべき課題だと思います。


◆ この4年間で、私は成長できていた

初めて立候補した4年前も今回同様に街頭演説中心の選挙運動をしましたが、ただただ「自分の考えを伝えたい」一心の演説で、お世辞にも上手いとは言えない代物だったと思います。
今回数名の方から、「前回より数段演説が上手くなった。」「声がハッキリと聞き取りやすい演説だった。」「ちょっと感動しちゃった。」などの声が寄せられました。とても嬉しい言葉です。

議員になってからの4年間、16回の定例会で毎回欠かさず一般質問を行い、答弁に対して何度も再質問をして目標とする答えを引き出すことに努力してきました。理事者と議員が「町民の福祉や生活の向上」という同じ目標を念頭に議論をしていれば、必ずや議論が噛み合い、それなりの成果が得られるところまで到達できたように思います。
演説や発言もやはり訓練。どれだけ数をこなしてきたかで、表現方法も理論も切り返しも磨かれていきますし、何より確固とした自信が持てるようになります。まだまだ充分ではありませんが、少しは前進できていたことを実感できました。
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【反省点】

◆ 町民のみなさんとのパイプをどの様に作っていくか

今回の選挙では後援会活動を一切行いませんでした。また選挙運動員に関しても夫以外は誰一人頼むことなく、事務所も自宅としたため、町民のみなさんが出入りしにくい状況を作っていたと思います。
旧来のお祭り型選挙が必ずしも良いとは思いませんが、それでも普段会うことのない人同士が顔を合わせ、町政について意見交換できる場が持てていたことは、選挙の本質に通じていたと言えます。やはり「顔を合わせ、会話のできる場」が必要だと痛感しました。

議員の役割は本来、町民のみなさんの近くに寄り添うことです。にもかかわらず、しがらみを断ち切ることを優先させたために、既にあった様々なパイプも断ち切ってしまったことを反省しています。今まで様々な場面でお世話になった方々、支持していただいた方々に対しても不躾な対応をしてしまったこと、本当に申し訳ありません。

この反省の気持ちは、町民のみなさん全体に対して、議員活動を通して埋め合わせしていくつもりです。大所高所に立ち、志に従って「町民全体の福祉と生活の向上」に向けた最善の議論と活動をしていきたいと思っています。
特に今回の選挙でみなさんにお約束した「議員2期目の決意」、その中の「茶話会の開催」は早急に実行しなければと思っています。

2011年04月29日

H23町議選総括1(こんな選挙を!・・・栗山町/合同個人演説会)

町議会議員選挙から1週間。いくつかのテーマに分け、今回の選挙の総括をしたいと思います。

今回の選挙は東日本大震災の影響を受け、従来とは全く違った様相を呈しました。
自粛ムードにより「無意味な連呼」がなかったことは喜ばしいことだと思っていますが、それと同時に、候補者の存在や意見までもが「自粛」され、多くの議員が町民全体に対して何も働きかけがなかったことは残念でした。

『身内組織を固めること=当選』の構図は選挙戦術としては正当ですが、町民にとっての『4年に一度の議論の場』を奪ってしまっては将来的な発展が望めないと考えます。

月形町では毎回の選挙、たとえしこりを残そうとも激しく戦うことによって正常な世論を形成してきました。現状の問題点や課題、議員の有り様などを町内のあちらこちらで正々堂々議論できる機会を提供してきましたし、また、お祭りのような要素で普段町政に関心のない人々を引き込むこともしてきました。こういう過去からの積み重ねがあったからこそ、今の月形町がほぼ健全な形で存在できているのだと思っています。

しかし、今回はどうだったか・・・

当事者の一人として申し訳なく思うのは、今回の[従来型選挙の自粛ムード]を、[討論型選挙]に転換できなかったことです。

3月半ば、東日本大震災直後に現職議員で今回の選挙に対する対応を検討する機会があり、「自粛」「選挙カーを使用しない」という申し合わせをしてはどうかと提案がありました。(以前から、現職議員間では選挙運動に関する様々な申し合わせをしていたようです。)
私は「選挙運動で演説を行い、考えを町民に示したい。だから選挙カー自粛の申し合わせには参加できない。」「ただし、もし候補者全員による公開討論会や合同個人演説会を実施するのであれば、自粛してもいい。」と提案しましたが・・・

合意に至らず、自粛ムードの[何も語らない選挙戦]に突入してしまったのです。
もし今回、選挙のあり方を転換することができたら、月形町の議会は[地方分権][議会改革]の面でどれほど飛躍できたことか。


そんな中、北海道新聞(4月22日朝刊・空知版)からこんな記事を見つけました。

町議選立候補者 初の合同演説会
【栗山】24日投開票の栗山町議選で、立候補者による初の合同個人演説会が21日、カルチャープラザEkiで開かれた。=写真=
 有権者の判断材料にしてもらおうと、栗山地区商工連盟、町農民協議会などでつくる合同個人演説会推進委(松原正和代表)が呼び掛けて実現。立候補者15人全員が出席した。
 演説に先立ち松原代表は「初の試みです。1票でも投票が増え、今後の選挙の手本になることを望みます」とあいさつ。候補者達は1人8分の持ち時間で、行財政や議会改革、教育、福祉、産業振興などの政策を発表。訪れた約430人の町民は熱心に聞いていた。合同個人演説会は22日、南部公民館でも開かれる。

これこそ私がめざしていた選挙のあり方です!!!

議会は「言論の府」。(本来は)発言でしか物事の取り決めはできません。議員である以上、自らの考えや方向性を示すのは最低限の仕事。その基本的な能力と考え方を町民前で自ら示し、選択してもらう選挙は理想です。

この合同個人演説会、公職選挙法の縛りがあり準備等が必要になります。また、多くの候補者が賛同し参加しなければ意味をなしません。その中で栗山町は推進委員会を立ち上げ、候補者全員が参加したことが素晴らしい!
栗山町議会が先進的に取り組んできた議会改革の流れ、そしてそれを支える町民の意識と行動力に感動しました。やはり栗山町は、先進地として私達の数段先を行っているのです。
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今回、月形町では合同個人演説会は実現できませんでした。今まで連呼ばかりの選挙をし、議会報告会も開けない議会という事実を考えれば当然のこと、高望みだったと反省しています。一つ一つ階段を踏みしめ上がっていかなければ、理想の高みには到達しないということがハッキリ解りました。

そのために今私がすべきことは、
[めざすもの]を明解に提示すること(=栗山町のような議論を中心とした審議を行い、それらを公開して町民とともに考え行動する議会にすること)。
それを実現するために、たとえ私一人であっても行動すること(=常に公の場面で議論を行う。その議論を公開する。町民と共にある。)

選挙を通して様々なことがハッキリと見えてきました。

2011年04月26日

月形町議会議員選挙 開票結果

onnko.jpg平成23年4月24日執行の町議会議員選挙、開票結果がわからないとの問い合わせを多数いただきました。

通常は月形町のホームページに掲載され、トップページからリンクが張ってあるのですが、当初私も見つけられませんでした。
サイトマップ>総務課>総務課総務係>選管top>投票結果H23 で、たどり着くことができます。

町内向けには、つい最近供用開始になったIP端末で開票当日夜に情報が提供されましたが、町外の人にとっては情報不足は否めません。役場関係者に改善してもらうように伝えます。

ということで、この場にも結果を掲載します。
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平成23年4月24日執行 月形町議会議員選挙 開票結果

      選挙当日の有権者数  3,233人
           投票者数  2,631人
            投票率  81.38%
           有効投票  2555.999票(按分票による調整 0.001票)
           無効投票  75票

   当選☆ 鳥潟真二 (現)  372票
   当選☆ 堀 広一 (現)  316票
   当選☆ 笹木英二 (現)  311票
   当選☆ 大釜 登 (新)  266票
   当選☆ 金澤 博 (現)  246.572票
   当選☆ 宮下裕美子(現)  230票
   当選☆ 楠 順一 (現)  207票
   当選☆ 金子廣司 (現)  184.427票
   当選☆ 宮元哲夫 (現)  179票
   当選☆ 平田文義 (現)  142票
   次点  出村 隆 (新)  102票 

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