2009年09月16日

議長預かり

今定例会で予定した一般質問は3つ。しかし諸事情により本会議開会直前に2項目となりました。実際に行った質問内容については、別途掲載します。

以下の項目は現在『議長預かり』となり、疑義を明解にするための最善策を模索していただいています。
月形町議会において「行政委員長(選挙管理委員会)への一般質問」は前例がなく、様々な調整が入り現在に至っています。私の目的は『情報の公開』なので、最終的に町民に公開できる形であれば一般質問にこだわりません。
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[質問項目]先の衆院選における事務的ミスの経緯と再発防止について

[答弁者] 選挙管理員会委員長

[内 容] 先の衆院選において、期日前投票期間中に比例代表選挙に関する誤った投票方法の広報があり、その後、訂正があった。これら一連の経緯と、事務的ミスが権利の侵害に至らないための方策、および再発防止策について伺いたい。

[質問意図]
期日前投票期間中に、比例代表選挙の投票に関する広報ミスがあり(8月20日発行)、その後、訂正があった(8月25日朝刊折り込み)。確実に影響のあった人を特定することはできないが、その期間に衆議院総選挙の期日前投票を済ませた人は203人(全投票者数は2,724人、うち期日前投票者の総数は1,049人、投票率80.43%)だった。

この広報ミスが実際の投票に影響があったのか、比例代表選挙制度が導入された平成8年からの総選挙(計5回)における無効票数を調査した。以下は各回の無効票数
平成 8年・・比例:235、小選挙区:189
平成12年・・比例:252、小選挙区:89
平成15年・・比例:162、小選挙区:75
平成17年・・比例:147、小選挙区:117
平成21年・・比例:89、小選挙区:76
となり、今回の広報ミスと無効票との関係に優位性は見いだせなかった。

今回広報ミスはあったものの選挙そのものに影響が出ないよう、どのような方策がとられたのか。結果的に影響はなかったと推察されたが、場合によっては大きな問題に発展する可能性があったのも事実。広報ミスの再発防止策は?
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法律的に問題がないことも、筋が通っていることであっても、「慣習」「前例」の前に進めないこともあります(人によっては「進めない方が良い」といいます)。そのことは理解しますが、「時代の流れ」「進むべき方向」「未来のあるべき姿」を考えた場合、ここで立ち止まったり、あるいは過去に縛られたりすることが果たして良いのか・・・疑問です。

私の行動規範は「町民にとって、より良い町とは」というもの。
そのために議員の立場で何ができるか?
議員だからこそできることは?

私が議員として活動できるのは、私の考えや行動を支持してくれた人がいたからです。だからその時と同じように、自分の信念に正直に行動していきたいと思っています。もしそれが支持されない時が来たならば、それはこの町が私を必要としなくなったということ。信念を曲げて迎合することは、私が私でなくなる訳で、私が議員をやっている意味などないと思うのです。

議員は町民の鏡、議会は町の縮図です。
だからこそ、議会は常に真剣勝負。それぞれが想いを背負って、やるべきことをやらなければ!

2009年09月06日

第49回月形中学校学校祭

今日は月形中学校の学校祭、今年のテーマは『BRANDーNEW DAY 〜新たな自分の発見へ・・・〜』でした。会場には生徒の家族や卒業生などがたくさんの人が集まり、熱心に見入っていました。

内容は、開会後すぐに「吹奏楽部の演奏」。今年は多くの新入部員が入り大所帯。迫力ある演奏と綺麗なハーモニーで一気に学校祭モードに突入しました。

続いて「意見発表」。各学年代表2名ずつが壇上で自分の考えを発表します。緊張しながらも堂々と、6人全てが持てる力を出し切ったわけですが、その中でも最優秀賞の松本さん(2年)の発表は圧巻でした。『食の安全を考えて』というテーマに対し、新聞記事の引用や授業での取り組みから考えたこと、日常生活での疑問点や解決策など、思考の組み立てと幅の広さが素晴らしく、また自信に満ちあふれた言葉とまっすぐ見据えた視線から「強い意志」がビンビン伝わってきました。

その後は学年別に演劇と合唱がありました。
1年生は、思春期特有の異性に対するモヤモヤした思いをどう解決したらいいのか悩む「あこがれ」。等身大のテーマを演じることは難しかったと思いますが「この演劇を通して色々考えたんだろうなあ」と素直に感じさせてくれる劇に、胸がキュンとなりました。

2年生は家族のあり方や人間同士の繋がり、個人の生き方を考えさせる劇「ジャンバラヤ」。テンポの良さとキャスティングが絶妙で、個性が光る素晴らしい演劇でした。軽快だけれど、見終わったあとに何か一つ心に残る心地よさがありました。ちなみに私は「自分に正直になることの大切さ」を感じました。

3年生は部活(新聞部)での出来事をミュージカル風にした「これから先も僕たちの」。思い通りに事が進まない部員を熱演している姿が印象的でした。

合唱は毎年の事ながら、聴いているうちにいつの間にか涙がこぼれてしまいます。私だけでなく、周りのお母さん方も赤く目を腫らしていました。学年毎の他、全校合唱もあって大いに泣かされました。

そういえば、今年度は開会式と閉会式に「学校祭に向けた意気込み」「学校祭までの活動記録」の映像が紹介されました。今、目にしている姿はそれまでの努力の積み重ねだという事実を見ることができ、感動が増したのはいうまでもありません。ここでもまた「新しい発見」がありました。
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今日の学校祭全体を通して、生徒一人一人が何かを見つけようと、真剣に自分に向き合っている姿が心に残りました。小さい学校だからこそ全員が力を発揮するチャンスがあり、そのチャンスを生かすように一人一人が一生懸命楽しみながら取り組んでいる・・・月形の力の源を感じた一日でした。

2009年09月04日

9月定例会での一般質問は・・・

平成21年第3回定例会(9月定例会)は9月15日(火)〜18日(金)の予定で開催されます(途中、決算特別委員会あり)。その一般質問締め切りが本日午後5時でした。

今回、私が行う一般質問は以下の2点です。
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1. 高齢者に対する地域福祉計画(保健福祉総合計画)推進のための具体策について[答弁者:町長]

 急速な高齢化と人口減少、行財政改革による事業の効率化等の中、高齢者を取り巻く福祉ニーズは多様化しており、地域福祉の充実が高齢者施策において重要度を増すと考えられる。しかし、先の臨時会における「高齢者住宅建設」の説明では、地域福祉の観点が不十分との印象を受けた。
 今後、地域福祉計画を推進するにあたり、その具体的手法を伺いたい。


2. 行政における事務的ミスの再発防止と、今後の展開について [答弁者:町長]

 昨今、住民が不利益を被る事務的ミスが散見される。これらの再発防止策はどのようになっているのか。また、ミスの背景には業務量・業務内容・執行方法等に問題はなかったのか。
 地方分権による事務事業の増大、町民ニーズの多様化、行財政改革による職員数減少という現実を踏まえ、今後の展開を伺いたい。

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私の順番は1番目(受付順)なので、15日午前10時の開会後すぐです。どうぞ傍聴にお越しください。
なお、本会議場は改装工事(役場庁舎の耐震化・省エネ化工事。本会議場は天井を低くし暖房効率向上、照明改良工事)が修了し、明るく新しくなりました。こちらも合わせてご覧くださいませ。

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2009年09月02日

ニューカントリー9月号に掲載

関東から道東の海沿いを北上した台風が遠ざかると同時に、秋の空気を運んできました。昨日の午後から澄んだ青空と凛とした空気が月形上空を包み、北海道らしい秋を満喫しています。

久しくこんな天気を味わっていなかったので、農作業をする手もはかどり気持ちも晴れやか。農業をしていてよかったと感じるひとときです。また、今朝の気温は放射冷却も手伝って8℃台まで下がりましたが、日中は25℃近くにも。日格差が大きくなって、いよいよ収穫期です。温度変化で甘〜くなったり、熟したり、こんないい天気が今しばらく続きますように。

さて、北海道の農業者向け月刊誌「ニューカントリー」(北海道協同組合通信社)をご存じですか?
昭和29年に創刊された雑誌で、農業に関連した様々な記事が特徴です。また表紙は一般公募の若い女性なのですが、町内に住む私よりちょっとお姉さんの友人も「私も表紙に出たことあるよ。」と言っていたので、長い歴史を感じさせます。

その「ニューカントリー9月号」に意見を書かせていただきました。
「アンケート・このテーマ串刺し」というコーナーで、テーマは「どう進める農村の男女共同参画」。「農業界は男女共同参画が進まない分野の代表例として挙げられるが、どう推進するべきか」という内容です。

私の意見は「農村女性は営農の傍ら家庭や地域の担い手として活躍している。その経験や知識、アイデアは行政分野ですぐにでも生かすことができる。」というもの。

他に、
◆幕別町農業委員会委員 森勤子さん、
◆(社)農産漁村女性・生活活動支援協会 事務理事 齋藤京子さん
◆JA道央理事 宮北栄智子さん
も寄稿しています。

ご興味を持たれた方は、ニューカントリー9月号をご覧ください。

2009年09月01日

月形消防演習(札比内小学校にて)

今年も8月の最終日曜日(今年は年8月30日)に、月形消防演習が開催されました。

例年、月形小学校グランドを使っていたこの演習、今年は数十年ぶりに札比内小学校のグランドで行われました。これは「消防団は地域と共に」という団長さんはじめ関係者の考えと努力で実現したもので、素晴らしい展開だと思います。

会場には消防団員70名と消防職員の他、来賓として消防事務組合関係者、議会、地元行政区役員、札比内小学校校長、庁内企業など数十名、そして子供たちを含むたくさんの地域住民の方々の参加がありました。
今まで開催場所が遠く、間近で「お父さん」の勇姿を見ることができなかった子供たちや奥さん、お婆ちゃんの喜びと誇り満ちた表情と、会場からの「お父さん!」のかけ声に照れながらも微笑むお父さん団員の姿が印象的でした。きっと、いつもより数倍緊張したことでしょう。
また、女性団員の一生懸命走る姿も印象的でした。この演習に参加した全ての団員と職員の気持ちを現した姿だったように思います。

演習は「小隊訓練」「小型ポンプ操法」「ポンプ車操法」が行われましたが、それと平行して会場内では「煙体験ハウス」「消化器体験」「消防車乗車体験」の体験コーナーが設けられ、演習に集まった人達が楽しく参加しました。

私も「煙体験ハウス」に入ったのですが、真っ白な煙は濃霧よりも濃く、手が届く範囲でさえも見えないほど。ハウス内は煙が充満しているので姿勢を低くしても視界は開けません。入り口からほんの1〜2mのところで前の人のお尻が見えなくなると、一瞬パニックを起こしそうになりました。

何とか気持ちを立て直して再度出発! 窓から入る灯りで何となく方向を確認し、壁伝いに手探りで前に進むと「やっと」のことで出口にたどり着きました。しかし、出口が開いていたにもかかわらず煙でわからなかったのも事実。完全に外に出て視界が開けるまでは不安でいっぱいでした。

こんな私の煙ハウス初体験でしたが、実際の火災では熱さが迫り、刺激臭がしたり、有毒ガスが混じっていたり、窓がない部屋で暗かったり、考えただけでも恐怖です。パニックを起こさないで脱出できる自信がありません。
それでも今回体験できたお陰で心構えができました。私と同じように感じた人はたくさんいたようで、とても良い企画だったと思います。

消防団の行事は年に2度(夏の消防演習と年始の出初め式)ですが、いつも「自治と誇り」「清々しさ」を感じさせてくれます。消防団の皆さん、ありがとうございます。

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