2010年02月16日

行政区対抗ミニバレーボール大会(2010)

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2月14日(日)に月形町総合体育館で、毎年恒例の「行政区対抗ミニバレーボール大会」が開催されました。参加は男子12チーム、女子8チームと、昨年より1チームずつ減ったものの、体育館内は老若男女、選手や応援する人であふれかえりました。

minivoll223.jpg右の写真は駐車場。この写真を撮ったのは昼過ぎで、既に半数のチームは試合を終えている時間。それでもこれだけの車があるのは・・・町民的行事の証拠です。

それから会場の総合体育館は、昨年11月に床の全面改修と防護ネットや照明の更新を行ったので眩しいくらいに明るく、普段の姿からは想像できない情熱的なプレーをする人々を側面から盛り上げていました。またロビーのテレビ前では、バンクーバーオリンピックの女子モーグル決勝に釘付けになる人達も。会場のそこかしこでは久しぶりに顔を合わせる人が会話に花を咲かせる姿もありました。

ミニバレーの試合だけでなく色々と楽しめた素敵な休日でした。
大会を運営してくださった体育協会や体育指導委員、月形バレーボール協会、教育委員会の方々、お世話になりました。ありがとうございました。

なお試合結果は、男子優勝が赤川Aチーム、女子は市北チームでした。

ちなみに私たちの市南チームは、男子は予選で早々に敗退、女子も決勝トーナメント1回戦で優勝した市北チームに敗れ、決勝が始まる前に懇親会に突入したのでした。

色々楽しい大会でしたが1つ残念だったのは、ケガ(アキレス腱断裂)をした人が出てしまったこと。この大会では時折起きることで、みなさん注意はしているのですが・・・早く治りますように。
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余談ですが、総合体育館の改修・更新は麻生政権時代の平成21年度補正予算によるもので、もともと計画されていた事業の前倒しです。

毎年少しずつ計画的に改修する方法だと「新しくなった」「キレイになった」「使いやすくなった」とは気付きにくいことも、これくらいまとめて行えば多くの人が気付き、【お金が回っている】と実感できるのですね。
それと同時に「こんなに新しくしなくても」という声も聞こえてきて、お金の使い方は本当に難しいです。 

2010年02月15日

劇団がたっこ第5回公演「ケンジ先生」

2月13日(土)夜に「劇団がたっこ」の5回目を迎える定期公演がありました。(過去の公演の様子 → 第4回ビューティフルサンデー第3回ザ・シェルター

会場には小さな子どもから年配の方まで200人近い観客が集まり、これまでの公演とはまた違った期待感にあふれていました。「劇団がたっこ」は町内の小中高校生有志による児童劇団ですが、年1回の定期公演に加え町内での活動(慰問公演、自主公演、樺戸神社カラオケ大会出場ほか)で認知度が上がったことや、団員の人数が増えたこと(現在20名ほど)も一因かもしれません。

今年の演目は「ケンジ先生」。西暦2110年が舞台。既に学校は無く、教育はパソコンで各自が行うスタイルに。14歳の孫娘レミの教育に何かが足りないと感じたお婆ちゃんが、100年前に製造された教師型の中古アンドロイド(人型ロボット)をプレゼントするところから物語は始まります。
問題を解くことではなく「自然や生きていることから学ぶ」ことの大切さを教えるケンジ先生に、レミの家族や友達も感化されて・・・

2時間にも及ぶ公演でしたが、最初から最後まで観客が引き込まれていたのは「劇団がたっこ」の実力が上がったことに他ならないのですが、歌あり踊りありのミュージカル仕立てだったことも要因でしょう。それに教育が題材で誰もが何かを感じる内容であったこと、嫁姑の対立やその間で情けなくも優しい夫、多才で味のある店主など、様々なエッセンスが加えられていたことも共感できる要素でした。

見ている時はあっという間の2時間でしたが、これだけのものを仕上げるのはどれほどの時間と情熱を要したのか・・・見終わって振り返ってみて、改めて感動した次第です。(公演の次の日、行政区ミニバレーボール大会に集まった町民の中でも話題になっていましたよ。)
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今年も「達成感を味わった子ども達の顔」は素敵でした。そして毎年思うのは、この笑顔によってどれだけの人が元気とやる気をもらっているのだろうかと言うこと。子どもの力は、計り知れないものです。

団員は学校での勉強の他に、+放課後の部活動、+劇団の活動、+生徒会(児童会)、+塾、+アルバイト、+月中雪祭実行委員・・・など、それぞれの「やりたいこと」を同時進行でこなしています。(もちろん学校と劇団に集中している子もいます。)
こんなにもたくさんの「やりたい」を実現させるためには、保護者や地域の人の協力なしには叶いません。それがごく当たり前にできる月形町の教育力はスゴイと思いませんか!

もちろん子どもの人数が減って、やりたくてもやれないこと(大人数を要するスポーツ等)もありますし、少人数だから誰かがやらければならないこと(やらされていると感じること)もあります。

それも含めて、「○○をやりたい!」と発すれば何とか支えようとする大人が現れる、子どもが集う、それが月形の暮らしです。

2010年02月12日

心があたたまった、素敵な『第3回月中雪祭』

「建国記念の日」の昨日午前、第3回の月形雪祭(ゆきまつり)が開催されました。

先週までの厳しい寒さとはうってかわって、風もなく陽も差し込む穏やかな天気で「暖かくて良かったね」と話題に上るほど(とは言ってもー5℃くらいの気温です)。3回目にして初めて天気に恵まれた雪祭です。(過去の様子→ 第1回中止編第1回プチ開催編第2回予告編

会場には学校関係者(生徒、保護者、先生、行政)だけでなく、たくさんのちびっ子やお婆ちゃん、お爺ちゃんの姿も。みんな笑顔満開で過去最高の人出でした。

それもこれも第3回という実績と事前のPRの成果でしょう。右の写真は2月10日の朝刊に折り込まれたチラシ。中学1年生のデザインで学校のプリンターで作成したとか。他にも町内にポスターが張り出され、町報や新聞にも記事が掲載され、楽しい雰囲気が発信されてワクワク感を盛り上げていました。

とはいえ雪祭の規模は今までの1/2〜1/4。雪像数体とイス、2つの雪山に滑り台が数本、そして小さなステージ。普通に考えれば「少しさみしい雪祭」になりかねないところ、心あたたまる笑顔満開の雪祭にしたのは実行委員(1・2年生の有志)の『おもてなしの心』と、その気持ちのお手伝いをした『大人の存在』でした。

高速のチューブ滑り台では、実行委員がチューブを下から上に運んだり、チューブの安全な座り方を手伝ったり、怖がっている子どもにやさしい声をかけたり、スピードが出すぎないように介添えしたり・・・。
尻滑り台では順番を整えたり、何度も何度も挑戦するちびっ子とハイタッチして盛り上がったり・・・。
遠巻きに子ども達の様子を見守っている大人達には、温かい飲み物や食べ物を配って歩いたり・・・。
座り心地の良いイスとカウンター(もちろん雪と氷)ではジュースをサービスしたり・・・。
ステージでは「ココア早飲み大会」の司会で、大人と絶妙な掛け合いで場を盛り上げたり・・・。
他にもあちらこちらで『おもてなしの心』が感じられ、いつしか会場全体がほんわかとした雰囲気と笑顔に包まれていました。

そのほんわかした雰囲気に一役買ったのが、これまた大人の有志の方々。教育委員会がその中心ではあったものの、そこにお父さんやお兄さん、近所のおじちゃんが加わって飲み物(ココア・甘酒)を暖めながら焼き鳥や焼き芋をふるまっていました。この食材のほとんどはこれら有志の方々のご厚意!
「子ども達の喜んだ顔が見れるだけでいいから。」
「まちを盛り上げようって頑張ってる子どものことを応援したいじゃない。」
「寒い場所だから温かいものがあったらいいよね。」

人と人の心が紡いだ、本当に素敵なステキな【月中雪祭】でした。
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この【月中雪祭】発祥は、現月中3年生の『月形の冬イベント「SNOWフェスティバル」の楽しさを再現したい!』との想いから。SNOWフェスティバルは、町外からもたくさんのお客さんを集める町をあげてのイベントだったのですが、様々な理由で平成17年を最後に終了してしまったのです。

過去2回の月中雪祭は、その学年が総合学習の時間と休み時間を使って企画制作しました。そして今年は・・・3年生は受験で引退。総合学習の時間が使えなくなったり、新型インフルエンザの影響で冬休みが短くなったり。色々な条件が厳しくなる中、想いを受け継いだ1・2年生の有志が実行委員会を立ち上げ、放課後を利用して頑張って、この日を迎えたわけです。

想いは繋がる。そしてどんどん膨らむ。

私も月中雪祭から素敵なプラスのパワーを受け取って、新しい種を播きたくなりました。
月形町が元気になるような種。月形町民が繋がっていくような種。
頑張って実にしますよ♪

2010年01月20日

北海道中小企業家同友会南空知支部 2010年新年交礼会

1月18日夜、岩見沢市ホテルサンプラザにおいて「一般財団法人北海道中小企業家同友会南空知支部 2010年新年交礼会」が開催されました。私も町内の会員の方にご案内いただき、初めて参加してきました。
この「北海道中小企業家同友会」ですが、昨年創立40周年を迎え一般財団法人に移行し、現在12支部、12の専門委員会をもって活動しているとのことです。

交礼会は二部構成で、第一部の「新春講演」では旭川支部政策委員会委員長の久保あつこ氏から中小企業振興条例の意義と取り組みについての発表があり、第二部は会員同士の親睦と情報交換のための懇親会でした。

今回のテーマは「条例」なので普段より行政や議会関係者の出席が多かったとのことで、私以外にも岩見沢市議や新篠津村議、桜庭月形町長の姿もありました。
(余談ですが、桜庭町長はこの会の勉強会に以前から参加しているとのことでした。また今回は不参加でしたが、月形町職員も研修の目的で毎回数人が参加し、グループ討論などを行っているとのこと。会員の方々から「月形町は積極的に勉強をしていて素晴らしいですね。」とのお声をいただきました。)

それから発表者の久保さんは焼き鳥専門(有)ぎんねこ(旭川市)の取締役ですが、旭川市議会議員も務めています。私が議員になる前に地方自治土曜講座で知り合い、その後も自治体学会や各種セミナー、北海道女性議員協議会など様々な場面で顔を合わせ、情報交換させていただいています。聡明でバイタリティーあふれる久保さんは議員としての方向性をしっかり持っている方で、私のめざす議員像のうちの1人でもあります。

以下に印象に残った発表内容を記します。
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『地域づくりと中小企業振興条例の果たす役割! 
  〜旭川の事例から、南空知地域の未来を考える!〜』

  発表者) 焼き鳥専門(有)ぎんねこ取締役 久保あつこ氏
       (旭川支部政策委員会 委員長)   

【旭川市中小企業振興基本条例制定要望書 提出までの経緯】
◆2007年(平成19年)政策委員会委員長に就任。中小企業振興条例に取り組み始める
・旭川市はこの時既に中小企業振興条例を有していたが、補助金条例の色合いが濃かった。
・条例の中に「市長の責務」がうたわれており、市側は「改正の必要なし」の結論。
  ↓
◆理念を盛り込んだ条例を作りたいと先進地(帯広市)視察。旭川市とのギャップを感じる
・強力なリーダーがいる
・何年も前から取り組んでいる
・関係者が、理念条例の必要性に気付いている
  ↓
◆まずは同友会内の勉強会から(行政、同友会、企業家がいっしょに旭川の実態を勉強)
  ↓
◆情報を共有し、足元を固める活動へ(業種別意見交換会の開催)
・旭川市内の業界を5つの業種に分類し、それぞれに意見交換会を行う
・意見交換会には、対象業種の代表+経済団体+大学+行政
・各業界には事前にレポート(現状、今後の見通し、問題点と課題、対策)を提出してもらい、
 それを基にプレゼンテーション。その後、全体で意見交換。懇親会。
  ↓
◆どの業界にも共通する問題点の発見
 1) グローバル経済の影響を受ける
 2) 後継者不安(順調な業界、企業であっても抱えている問題)
  ・継ぐ人がいない。継がせられない。
  ・技術者の高齢化
  ・規模拡大しなければ成り立たない状況(世相)
 3) 業界内の連携がとれていない(連携をとる力がない)
  ↓
◆2年間の活動で、理念条例の必要性を企業、経済団体、行政、市民等が理解
・2009年7月、商工会議所、商工会、青年会議所、同友会が連盟で
        「旭川市中小企業振興基本条例制定要望書」を提出
・2009年9月 旭川市議会定例会で現行の「旭川市中小企業等振興条例」の
        改定か新条例の制定を進めることを旭川市が表明
(政権交代の影響を受け、条例制定は国の動きを見ながら進めることになった。)

【要望書の中で、特に力を入れた点】
・前文を設けると共に目的と基本理念を明記すること
・市の工事発注の際、中小企業の受注の機会の増大に努めること
・中小企業の組織化と連携、相互協力
・大企業の役割(地域社会の構成員、中小企業振興策への協力、地域経済発展への寄与)
・市の努力(施策が中小企業経営に及ぼす影響への配慮、学校教育における職業観の醸成教育)
     
【なぜ条例化が必要か?】
◆業界や団体が連携をとることがこの時代を乗り切るためには必要だが、
 その時の共通理念や精神的バックボーン(支え・裏付け)として条例が必要
◆形だけの条例では意味を成さない。
 条例制定と同時に政策展開ができるよう、関連づけながらやっていきたい。
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久保さんの発表は条例制定までの展開が具体的に示され、非常に有意義な内容でした。

今回の事例は経済活動に限らず様々な場面に応用できると思います。
生活の中で問題意識はあるものの、それを解決する具体策が見つからないとき、諦めず、まずは足元を正直に素直に見つめ返すことで問題の本質を見極められるということ。その解決策も関係する様々な人の連携と知恵で、少しずつではあっても見えてくるということ。
今私が取り組んでいる「議会改革」などでも応用できそうです。

この北海道中小企業家同友会は「学ぶ」ことを基本とする団体だそうで、懇親会での会話や姿勢からも「何かをつかみたい」「現状を打破したい」という積極的なオーラを感じました。「経営者として、会社や従業員を守るのが自分仕事だから」という強い自己認識の現れだと思います。
そういった前向きな雰囲気の中で、月形町職員が研修を行っていることに嬉しい驚きを感じると共に、これからの政策展開において成果が現れるのを期待せずにはいられません。

また私にとっても、今まで関係の薄かった経済団体や経営者と知り合えたこと、経済活動の現場の課題や対策などを学べる機会を得たことは有益でした。この会へお誘い下さった会員の方々に、お礼申し上げます。

「どこも一緒なんだ。」と諦めるのではなく、「どこも一緒ならば、成功例はそのまま生かせるはず。」という前向きな姿勢で、自分の足元から活動していきたいと思います。

2010年01月10日

平成22年 月形町成人式

22seijinn1.jpg成人の日を含む連休の前日、1月9日(土)の午後、平成22年月形町成人式が行われました。

今年は会場を交流センターに移し、真新しく明るく手作り感たっぷりの雰囲気です。参加した新成人は35名(男性21名、女性14名)、他に来賓や主催者、保護者など約50名がお祝いに駆けつけました。

式典では宣言文や町民憲章の朗読、答辞などで新成人が演壇に立つ場面もあり、代表者だけでなく新成人全体が緊張感に満ち、「大人の顔と態度」を見せてくれました。
一方、式典後の「成人を祝う会」はざっくばらんなお茶会の雰囲気で、級友や恩師と談笑する姿に子どもの頃のあどけなさが見え、二十歳が大人の入り口であることを認識させてくれました。

22seijinn2.jpg成人を祝う会の中で恒例の餅つきが行われたのですが、今年は女性のみが餅をつきました。新成人みんなに声をかけたのですが、男性陣は・・・。
振り袖で餅をつくのはとても華やかでお祝いの席にぴったりでしたが、やはり晴れ着を汚してしまわないか心配はつきもの。お母さんが介添え役となり、袖を縛ったり直したり、親の有り難みを感じる場面でもあったようです。
私は今回で3回目ですが、毎回雰囲気が違うものですね。これもまた個性なのでしょう。

新成人のみなさん、社会に揉まれながらも「自分」を確立し、それを活かし輝けるよう一つ一つ積み上げていってください。あなたたちの故郷月形町はいつも見守り応援しています。そして疲れた時には癒やす場にもなってくれるでしょう。

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