2012年03月03日

議員協議会(2012.3.2)豪雪対策【参考画像:パイプハウスの状態】

3月2日午前、急遽「議員協議会」が開かれました。

通常、議員と町側の協議は「全員協議会(公開/正式)」として開催されますが、今回は案件の内容(「記録的な豪雪による農業被害対策」=急を要する案件でありながら内容が流動的。支援内容の公平性、情報(数字)の一人歩きを防ぐ目的)から「議員協議会(非公開/非公式)」の形となりました。

現段階で詳しい内容は書けませんが、町と議会とも、この記録的な豪雪災害に対して、何とか「産地としての力=生産力」を維持しようと検討を重ねています。

月形町の基幹産業は農業であり、その生産額の1/2は施設園芸(花き・果菜)が占めていて、町内には農業生産用のビニールハウス(パイプハウス)だけでも1,500棟以上建っています(用途:花き・果菜・水稲育苗・他)。

今年の豪雪によるパイプハウス倒壊の全容はまだ把握できていませんが大打撃を受けているのは間違いなく、生産基盤をなくした農業者の営農意欲減退(=離農者の増加)も懸念されます。

これから「産地」として存続できるか、非常に危機的な状況と言えます。

そこで町は、今までにない規模の農業振興策(生産力維持のための施策)を考え、議会との協議に入りました。一般会計33億円の自治体にとって、とても規模の大きい支援になるだけに「公平性」「透明性」など様々な視点での検討も必要になりますし、今年の営農への影響を最小限にするためには「スピード」も重要になります。

「記録的な豪雪による農業被害対策」は近々公表されるでしょう。
この施策によって「産地が守られる=生産力が維持される」ことを願ってやみません。
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ここに掲載した写真は、月形町農事会のパイプハウスの現状(平成24年3月2日撮影)です。

【1枚目】雪の下に埋まったパイプハウスを掘り出したところ。雪の重みでパイプが肩の部分で折れています。

【2枚目】掘り出したハウスの全体像。ハウスの幅の半分まで掘り出したところ。パイプは全体的に変形し、ひしゃげた状態。一部は1枚目の写真のように完全に折れています。
ハウスの上には50cm以上の雪が積もった状態で、雪全体が圧縮・沈下し荷重がかかっています。雪表面の少し下(約5cm)には融雪剤(炭の粉)の黒い層が見えます。
融雪剤は太陽光(太陽熱)を吸収し表面(上層)から融かしていきます。黒い層は、融けた雪が融雪剤と混ざって氷の層になっている状態。この層が雪表面にあるうちは融雪が進むのですが、散布後にまとまった降雪があり、雪表面はまた真っ白になってしまいました。時期を見てまた融雪剤のまき直しです。

【3枚目】ハウスを掘り出しているところ。この場所は越冬ハウスの横に位置しているので除雪車が入れるスペースが確保されています。まずは除雪車で脇をギリギリまで開け、そのあとはひたすら人力。スコップを使って掘り出していきます。

※パイプハウスの立地によっては機械が入れず、雪の奥深くに埋まったパイプハウスを人力のみで掘削しなければなりません。2m以上の積雪がある現状では雪を捨てる場所もなく、人力にも限界があり、まだまだ手がつけられない状態のところがたくさんあります。
どの農業者も、被害が拡大しないように最大限努力していますが限界もあります。時間があれば掘り出しているのですが、雪が降れば全体に埋まり、吹雪になれば低い場所(掘ったところ)ほど雪が溜まりやすく、徒労感が否めません。これから気温が上がり、雪も降らないことを祈るばかりです。

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■降雪状況(平成24年2月29日現在 : 月ヶ岡での目視観察)
 ・総降雪量 13.34m ・・・ 昨年:6.68m ・・・ 過去最高値 12.99m(昭和60年)
 ・積雪深   2.40m ・・・ 昨年:1.05m ・・・ 過去最高値  2.8 m(昭和45年3月25日)
 ※昨年3月の降雪量 1.34m 

2012年02月21日

まちづくり常任委員会(2012.2.21)年間総括・雪害対策情報

今年度最後の「まちづくり常任委員会」が本日(2月21日)あり、この1年の総括として、報告書の取りまとめを行いました。

昨年まで2つの常任委員会があったときは各定例会で閉会中の事務調査内容を決め、次の定例会で報告するという流れになっていました(委員会開催は3ヶ月に1回程度。)
今期(今年度初めの改選後)から常任委員会は「まちづくり常任委員会」一つになり、委員会の会期を通年、調査内容も行政全般となりました。月1回ペースで委員会を開催し、1年をかけ行政全般について調査を進め、年度末の3月定例会で報告するという運びで進めてきました。

報告書の内容は、これまで委員会開催の都度(全てではありませんが)このブログで紹介してきたことを要約したものなので、今回は省略します。1年分をかなり端的にまとめています。
報告書の形式や記載内容、資料の添付などで検討の余地があるとの意見も出ましたが、初年度なのでまずはやってみて、次年度以降の検討課題となりました。
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常任委員会の冒頭、委員長より雪害対策状況の情報が提供されました。
町民の皆さんも興味のある内容だと思うので、ここに掲載します。

■降雪状況(平成24年2月20日現在 :月ヶ岡での目視観察)
 ・総降雪量 12.91m  ・・・ 過去最高値 12.99m(昭和60年)
 ・積雪    2.6m   ・・・ 過去最高値  2.48m(昭和60年)

■町外からの支援
 ・北海道トラック協会へ、町からダンプの紹介依頼
   → 道東エリアから6台、2月20日到着。宿泊しながら町道の排雪作業に従事

■排雪情報
 ・町道の集中排雪・・・今日(2月21日)〜29日まで
          市街地を中心に3地区に分け、3日間ずつ
          進捗状況は天候にも寄るが、余裕があれば公共施設も
 ・道道の排雪  ・・・今日(2月21)日に実施予定
 ・その他    ・・・排雪ルールの徹底も必要(作業が滞らないために)。検討課題

■町の雪捨て場の状況
 ・現在の雪捨て場(赤川地区)はまだ余裕がある。今回の集中排雪でも対応可。
 ・不測の事態に備え、担当課は次の場所も検討しているが、今のところ問題ない。

■その他
 ・農業被害(ハウスの骨組みの損傷)拡大している

2012年02月15日

平成24年第2回臨時会(豪雪対応)

本日(2月15日)午前、臨時会が開かれました。

議案は「豪雪対応のための補正予算」でしたが、折しも今朝は猛吹雪。当初の開会時刻には札比内地区(月形町内北部)の議員2名と昭栄地区(町内南部)の議員1名が、役場までも来られない状況でした。開会後、審議入りまで1時間休憩を挟むことで昭栄地区の議員が到着でき、議案審議は8名(欠席2名)で進められました。

ちなみに、私は役場から約600m南側のところに住んでいるので歩いて向かいましたが、北風が吹きすさぶ吹雪模様と吹きだまりで、長靴・帽子・手袋・スキーウエアの完全装備でも大変でした。
写真は役場に到着してホッと一息安堵の表情。一緒に写っているのは大釜議員(役場の北側約750mに居住。車で登庁)。

このように、吹雪で議会に来られない議員がいる状況は、私には初めてのことです。議員控え室(役場3階)から町内を見回しても雪に埋もれている感じですし、駅前の町営住宅には大きな雪庇が張り出し見るからに危険。
月形町にはアメダスの積雪計がないばかりに報道されませんが、降雪は既に12m、積雪も2.5m。いくら除雪に対し装備や体制が整っているとは言っても、もう限界間近です。(詳しい状況は審議の中で説明あり。以下参照。)


さて審議について。
補正予算そのものに対しては誰からも異議はありませんでしたが、町の「豪雪対策」に対しては多くの議員から様々な疑問や指摘がありました。もちろん私も発言しています。

以下、臨時会の内容を報告します。
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1.一般会計補正予算(第5号)・・・豪雪対応

■歳入歳出総額  33億4944万円  (+3254万6千円)
■補正予算の内容:今冬の豪雪に対応するため
[歳入項目]地方交付税(普通交付税)
[歳出項目]
 □農地融雪促進事業         433万8千円
  ・豪雪により融雪時期が遅れ、作付けや生育への影響が懸念されるため
  ・融雪剤の購入に対する補助:農地10aあたり150円を上限に補助。対象耕地面積 2891.9ha   
 □除雪対策経費           2820万8千円
  ・除雪車の修繕費(+114万6千円)
  ・雁里地区除雪委託料(+182万4千円)
  ・月形地区除排雪委託料(+2523万8千円):当初予算 4837万8千円 → 7361万6千円 

【豪雪への対応、現状、被害の説明】

■経過 1月16日 災害対策連絡会議設置
          ・・・職員により独居高齢者宅戸別訪問・確認→緊急対応必要なし
    1月30日 降雪量10m超、積雪2.25m・・・高齢者宅再度訪問
    1月31日 豪雪対策本部設置・・・午後〜2月1日職員20人で高齢者宅除雪実施(24軒)
         農業被害の調査、除雪費の89%を執行
    2月8日〜 風を伴う雪害 → 町道除雪が厳しくなったため、開発局や道などに支援要請
    2月11日〜(2〜4週間) 札幌開発建設部よりロータリー除雪車1台借り受け(資料
    2月13日、14日 道からの支援・・・通学路を中心とした除排雪 
    2月14日 月形町職員による高齢者宅の除雪(15日も予定していたが悪天候で延期)
       
■2月14日現在の記録(月ヶ岡での目視観測)
    総降雪量 11.99m  積雪 2.5m

■農業被害 ・ビニールハウス倒壊 19棟
       (今後、雪解けに伴い「雪の下にしたハウス」に、相当数の被害が予想される。) 
      ・畜舎の倒壊 5棟(それに伴い、牛の被害 3頭、農機具など)
      ・人的被害(雪下ろし等によるケガ) 3名

【質疑】・・・私の特に重要と思う点を中心に記載

Q 豪雪対策本部を立ち上げたが、その効果は?
A 各担当ごとの縦割りから、危機管理係を中心とした組織として対応することができる。

Q 土日の除排雪作業はもっとできないのか?
A 降雪があれば実施している。また、病院等は日曜(休診日)を狙って排雪を行っている。
  連日の降雪でオペレーターも限界に近い。また、排雪を実施したくてもダンプが確保できない。
  (空知管内の降雪状況や、冬期間に集中する客土事業による。)

Q 町道の歩道用除雪機は1台しかなく、故障で除雪できない時期があった。予備機が必要では?
A 状況は認識している。平成24年度予算で提案予定。

Q 国の除雪対策費23億円が出ることになったが、どのように配分されるのか?
A この部分についての情報はまだない。
  今確定しているのは、通常3月に交付される特別交付税が、一部2月に交付されること。

Q シーズン当初から降雪が続き、オペレーター等の作業環境悪化・健康管理が懸念される。
  町として、指導や指示はしているのか?
A 常識の範囲で「対応していただきたい」と言っている。

Q 対策本部は、職員のみの対応だけでなく、各種業者や区長等との連絡が必要なのでは?
A 対策本部立ち上げ時と現在では状況が変化した。早速『拡大対策本部』を検討したい。

Q 対策本部を設置後、住民に対して中身のある説明必要。
  IP告知、ホームページ等で情報を流すべきでは?
A 対応を検討し、情報を周知していきたい。

Q 対策本部の対応は、除排雪と高齢者宅対応中心のようだが、学校関係はどう対応している?
A 職員が出向き、通学路の確保(道路や雪庇対策)をしている。
Q 先週から臨時休校等が数回あるが、その連絡が遅れたり不十分になっている。
  教育委員会だけでなく学校やPTA等も交え、吹雪等の対応を検討すべきではないか?
A 教育委員会と学校との連絡は密にしている。学校と保護者の連絡は学校側の責任である。
  吹雪時の下校は教職員の引率や、除雪車先導によるスクールバス運行で自宅に送り届けている。

Q 豪雪対策の対応が後手に回っているのではないか? 猛吹雪が始まって1週間になるのに
  「『拡大対策本部』をこれから検討する」というのは遅すぎる。
A 急な吹雪には対応できない。危険が伴う。ただし、緊急車両が通行できない状況はない。
  住民の命と安全を守るのが行政の使命。私たちのやれるところでやっている。
  大災害対策協定に従って(警察・消防・自衛隊と)連絡を取り、除排雪も行っている。
Q 現場が頑張っていることや、吹雪の中で動けないことは理解している。しかしソフト面の対応
  対策は吹雪の中であってもできる。吹雪開けに動けるよう、対策を練っている段階では?
A 今後、取り組んでいきたい。
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『豪雪対策』に対し、特に町民との連携不足を強く感じています。
答弁でも「連携は密にとっている」とありましたが、多くは行政内部や関連機関とのもので、通常業務の域を脱していないのではないでしょうか?

今回の豪雪は、月形町の降雪新記録を更新するような勢いで、とても「通常」の範囲内では収まらないでしょう。だからこそ対策を先手先手で進め、町民や民間業者も巻き込んで(少しでも多くの手や体、頭を使って)対策を講じなければならないと思います。

もちろん民間業者も町民も、もう限界に近い状況です。「これ以上何をしろというの!」という声も聞こえてきそうです。でも連携を密にし、ちょっと情報が増えるだけで安心感を得たり、無駄な動きをしなくてすんだり、効率的に手助けしたりできるんです。


例えば「登校時間近くになって吹雪いてきた朝」。
これまでの判断基準に従えば(臨時休校かどうか)判断できない状況が続き、ただ時間だけが過ぎていきます。何の連絡もないままに子ども達を登校させるかどうか迷って迷って・・・自宅待機させる家庭もあれば、「気をつけるように」と言って登校させる家庭もあり、既に保護者は出勤して子供が判断する場合もあり、親が吹雪をおして車で送る家庭もあるでしょう。

もし「登校時に吹雪模様の時は、登校時間を1時間遅らせる」という申し合わせがあって「今がその時」との連絡が回れば・・・判断する側は「臨時休校」を決断するまでに時間の余裕ができ天候や体制を確認できるでしょうし、保護者もその後の対応ができるでしょう。朝の通勤・通学の気忙しい時間を外すことで様々な場面で一呼吸でき、冷静になって上手い解決策が見いだせるかもしれません。何より子ども達の安全が確保されます。

これらのことも豪雪や吹雪がない年なら何ら問題なく過ぎていきますが、今年は「その時」なのです。例年の判断基準やシステムでは対応できない状況なのです。今だからこそ、現実に即した対策を練り実行しなければ!

今日の答弁を聴いて、「確かに現場は一生懸命頑張っている」と本当に感謝の気持ちがいっぱいになりました。ただ、それを管理する側=構想を練る側=戦略を立てる側は、それに見合うだけのことをしているのか???

キチンとしたビジョンや展望がないままに使われる(動かされる)人は、どれほど辛いか・・・

2012年01月20日

全員協議会(2012.1.18)ごみの広域処理

1月18日の全員協議会での協議から「ごみの広域処理」について、詳しく報告します。

なお、3市町はそれぞれの議会に同時に情報提供しており、岩見沢市議会民生常任委員会の開催された1月11日、月形町議会の正副議長と各委員長に対し説明があったとのことです。(関連情報は→こちら
月形町議会では全議員への説明を1月18日の全員協議会で行うこととし、資料のみ事前配布を町に要請。私の手元には13日に郵送されています。

以下、全員協議会での報告と質疑の内容です。

※写真は1月19日の須部都川。久々、朝からの晴天。
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3市町による、ごみの広域処理について【資料説明】

◆広域処理施設は【破砕処理機】【焼却炉】【埋立処分場】の3つの施設から構成される

◆自治体ごとに広域処理施設の利用状況が違う
 【月形町】・[燃やせないごみ]と[資源ごみ]は自前で処理 = 月形町内既存施設の活用
      ・[生ゴミを含む燃やせるごみ][粗大ごみ]は広域処理施設で処理 → 岩見沢市へ
      ・[焼却灰]も広域処理 → 岩見沢市の埋立処分場へ

 【美唄市】・[生ゴミ]は自前で堆肥化 
      ・[粗大ゴミ]の大部分は自前の破砕機で処理 
      ・[生ゴミ以外の燃えるごみ]のみ広域処理施設(焼却炉)を利用 → 岩見沢市へ
      ・ただし[焼却灰]は持ち帰る = 岩見沢市の埋立処分場は利用しない

 【岩見沢市】・広域処理施設で全てのゴミを処理
      ・広域処理施設内にリサイクル施設を建設し、資源ゴミを処理(岩見沢市100%負担)

◆施設の規模と建設費負担割合を決定する基礎になる数字が提示された(平成27年度ゴミ量推計)
 【月形町】 燃やせるごみ  996 t(うち 生ゴミ 384 t、生ゴミ以外 612 t)
       燃やせないごみ 431 t
       粗大ごみ     42 t
       資源ごみ    300 t
        計     1,769 t

◆それぞれの処理施設の利用量に応じて負担率が計算された(費用負担シミュレーション)
 【月形町】の負担割合・・・施設整備費全体  3.25%
  (焼却施設:3.80% 破砕選別施設:1.03% 最終処分場:3.30% その他:0〜3.80%) 

◆財源
 ・施設整備には、国からの交付金(広域ごみ処理への交付)、地方債(岩見沢は合併特例債等、
  美唄と月形は一般廃棄物処理事業債)と一般財源(一部交付税措置あり)をあてる
 ・維持管理費(計画は15年間)は全額一般財源から

◆現状での負担額(基本計画段階の数字。今後精査される)
 【月形町】
   ・施設整備費:127億円(総工費)×3.25%−各種補助金等=(実質負担額)2億5900万円
   ・維持管理費(15年間の計):総額の2.88%=2億6400万円
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【質疑応答】

Q 国からの交付金の交付率が通常より低く計算されているがなぜか?
A 近年交付率が下がっている。危険率も加味して計算した。

Q [燃やせないごみ]が全ごみ量の3割にもなっている。なぜこんなに高いのか?
  何を[燃やせないごみ]とするのか?
A ごみの割合は、全国的な標準値を使用した。実際にはもっと低くなると考えている。
  何を燃やせないごみにするかの分類はこれから。

Q ごみの広域処理のためにはストックヤード建設など月形町内での施設整備が必要であるが、
  その事業はこの試算に含まれているのか? 
  この事業に乗るかどうかで負担額は大きく違うのではないか?
A 今回の試算は岩見沢市に建設する広域処理施設の分のみ。月形町単独の事業は含まれていない。
  今後協議していきたい。

Q 広域処理施設は15年間の使用で想定しているが、それ以降についての検討は?
A 耐用年数はそれ以上あるので、期限以降の使用については協議できる。

Q 月形町の焼却灰は全量、岩見沢市の埋立処分場が受け入れることになっているが、
  必ず受け入れてもらえるのか? 住民感情的に大丈夫か? 15年間の期限以降は?
A 協定で15年間は受け入れてくれる。その先も(焼却炉の耐用年数があるうちは)協議できる。
  もし受け入れ不可となっても「月形町内の最終処分場に焼却灰を絶対入れない。」と地元地域と
  約束している。それは必ず守る。
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今回提示された資料を実際に見た感想として、負担割合等のシミュレーションが非常にきめ細かくなされていて、担当者の努力の跡が伺えます。今回の事業は短期間で進めなければならず大変だったと思います。お疲れ様でした。

一方、その基礎となるデータはまだまだ精査が必要とも思いました。特に「ごみの分類」によって処理量も仕様も大きく変わるだけに、迅速に、より正確に実態を把握しなければならないと考えます。

例えば[燃えないごみ]。一般的な標準値を使用したとのことですが、一口に[燃えないごみ]といってもその分類基準は各自治体でバラバラなので、データの取り扱いは慎重にすべきです。特に【製品プラスチック】をどう扱うか(どう分類するか)で[燃えないごみ]の割合が大きく変わると推察できます。

【製品プラスチック】は熱量が高く炉を傷めるなどの理由から、これまでは[燃やせないごみ=燃えないごみ]と分類されてきました。しかし、紙や容器包装プラがリサイクルされるようになり、相対的に生ゴミの割合が増えています。その結果、熱量が低下し燃えにくくなって・・・助燃剤として重油等が必要に・・・こういう状況が全国各地で起きています。

また【製品プラスチック】は、石油を原料にできていますが用途に合わせて様々な添加物が加えられています。見た目は同じに見えますがその性質は多種多様です。海外(特に中国)からも大量に製品プラスチックやリサイクル法規制外の容器類も入ってきています。現段階では【製品プラスチック】と【容器包装プラ】を同一に扱いリサイクルすることは難しいと考えます。

これらのことから、【製品プラスチック】を[燃えるごみ]にすることの方がメリットがあり、【製品プラスチック】を燃やすことを前提に焼却炉を建設するべきと考えます。焼却炉の建設が設計段階に入る前の今、焼却炉の容量や仕様も再検討していただきたい!! 強く願っています。

それから【焼却灰】の問題も懸案事項です。美唄市が持ち帰りをするとの報告を受け、岩見沢の住民感情が気になりました。「協定で決定している事項なので大丈夫」との答弁がありましたが、こと【焼却灰】に関しては契約でもなく、経済性でもなく、感情の問題に発展しやすいだけに心配です。
現に月形町埋立処分場の地元地域の方との「焼却灰は絶対に入れない」という約束も、過去からのごみ行政に対する不信感(感情)に起因していると思います。
いずれにせよ、【焼却灰】の扱いは慎重にすべきだと思いました。

2012年01月19日

全員協議会(2012.1.18)介護保険、119一元化、雪害

平成24年第1回臨時会にあわせて開催された全員協議会では以下の内容が協議されました。概要を報告します。
なお、「ごみの広域処理」については別項目で詳しく説明します。(→こちら

※写真は全員協議会当日(1月18日)の役場南側の風景です。どこも屋根雪がスゴイですよね。
この日は1日で50cmも積もるような降りでしたが、屋根の雪下ろしをしているところがありました。待ったなしの状況です。
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【議員間協議・報告事項】主たるもの

◆平成24年度予算(議会費、監査委員費)要求について
[議会費]議員活動経費:4397万5千円(−563万7千円)
     議会事務経費:144万2千円(−3万円)
・議員年金がなくなったことにより、議員共済費の公費負担分が大きく減少(−630万円)
・旅費増の要因は、正副議長の全国研修経費と、道外視察研修5名分(+66万円)
・議会事務経費は議員活動に伴って増減あり。備品購入完了が減要因
[監査委員費]監査委員活動経費:121万9千円(±0円)、監査事務経費:6万2千円(±0円)

【町側からの協議・報告事項】

◆ごみの広域処理について(詳しくは→こちら
・広域処理施設建設費用の試算が提示される

◆第5期介護保険料の推計について
・第5期(平成24〜26年)は施設入所者が増加する予想。
 特に平成24年4月からの藤の園30床増に伴う町内入所者増が大きい。
・毎年数千万円単位で介護給付費が伸びると推計された。
  ↓
・この推計を基にすると基準段階で 3,309円/月 → 5,964円/月(+80.2%)
・激変緩和措置として、一般会計から介護保険会計の基金へ5,000万円投入したい
 (平成23年度末までに対応することで、来年度の予算では保険料を抑えられる)
※3月定例会に補正予算提出したいとのことで、質疑はなし(質疑と審議は本会議で)

◆119番一元化と出動計画の変更について
[現状]・町内の固定電話で119番通報 → 月形支所:出動指令、本所への応援要請
    ・携帯からの119、緊急通報装置 → 岩見沢本所 → 月形地区分は月形支所へ転送
[一元化]平成24年10月〜を予定
    ・固定電話、携帯電話、緊急通報装置の全てを岩見沢本所通信室が受信 → 一括出動指令
      → 月形支所担当地区(月形町全域+北村地区の一部)が対応
・情報と判断を一元化することで、様々なメリットがある。
  例)時間的ロスの解消(応援要請や転送)、人員確保の迅速化、高度工作車の利用

◆雪害対策について
□降雪/積雪状況[平成24年1月16日 午前9時現在: 月ヶ岡での観測値]
 ・降雪量 812cm(前年同日比 +448cm)・・・過去最高値 1,299cm(昭和60年)
 ・積雪量 225cm(前年同日比 +149cm)・・・過去最高値  248cm(昭和60年)

□経過と対応
 ・1月11日〜 保健センターが【高齢者の見守り】の啓発活動開始(行政区長、IP告知)
 ・1月14日〜 消防が【落雪注意】【除雪事故防止】の啓発活動開始(広報車、IP告知)
 ・1月16日 「災害対策連絡会議」を役場庁舎内に設置。職員による対応を開始
   ○75歳以上の単身世帯(105世帯)と80歳以上の夫婦等世帯(29世帯)を対象に戸別訪問
    出入口、窓、煙突などの除雪状況を確認(職員2名×10班体制で対応)
    ↓
   ○以上の項目は問題なし。屋根雪に危険箇所あり。
   ☆ほとんどの世帯が既に対応できていた=地域で支えられていた。

□その他
 ・社会福祉協議会の除雪ボランティア(札比内地区4団体、新田地区)
 ・福祉除雪サービス(高齢者事業団に委託:本人負担1/2)
 ・緊急除雪支援(保健センター、地域担当職員)
 ・大規模災害時の協定に基づき、自衛隊等に情報提供をしている。

□懸案事項(検討課題)
 ・ビニールハウスの倒壊・・・既に7件(8棟)発生。今後の降雪と雪解けで誘発される可能性大。
 ・農地の融雪遅れ

□近隣の状況
 ・岩見沢市 12月16日 「豪雪対策本部」設置(1月13日現在の積雪量:165cm)
 ・三笠市   1月13日 「豪雪対策本部」設置( 同上      :162cm)
 ・美唄市   1月16日 「豪雪対策本部」設置( 同上      :134cm)
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[介護保険]
第5期の保険料が上がることは予想していましたが、これほどとは!!! 
激変緩和措置は必要です。ただ推計を見ると介護保険の支出総額は毎年増え続けるとなっていて、先の改善が見込めません。また介護保険料改定は3年に1度なので、来年度以降に対応も気になります。これらは将来の事業展開を見通す上でも重要な事項なので補正予算審議の時にきっちり確認します。

それにしても、いろいろな面で後手に回っているとしか思えません。介護保険基金が底をつきそうなのは2年以上前には明らかになっていましたし、私も指摘してきました。いつも「制度的に対応は難しい」との答弁で何ら対策を打ってこなかったために、「一気に」という感覚に陥ったと思います。地方分権時代なのにあまりにも中央の顔色を伺いすぎていたのではないかと・・・他の自治体のような「独自施策」が今の時代は求められているのでは。

[雪害]
職員が高齢者宅を巡回したところ「ほとんどが地域の支えで対応できていた」との報告は嬉しい限りです。雪の多さは尋常ではありませんが、それを想定しての町並みや家の配置があり、除雪装備も拡充してきた月形だからこそ、都市部より積雪が多くても被害が少なくなっているのでしょう。また地域の力や知恵があるのも心強いです。

加えて、「大規模災害等に関する協定」により既に自衛隊等に情報提供しているというのも心強いです。協定の運用も「今がその時」という認識を持てるかどうかだと思います。月形と同じような協定を各機関と結んでいる岩見沢市であっても自衛隊派遣要請でのトラブル(認識違い)が先日ありました。月形でも心して運用すべき事項だと感じました。

今のところ雪害による死亡事故は起きていませんが、ケガ等は発生しているとのこと。くれぐれも皆さん気をつけてくださいね。あと少し、乗り切りましょう。

それにしても昭和60年の記録はすさまじいですね!! 総降雪量が13mで、積雪も2.5mとは!!!

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