昨日(8月4日)臨時会が開かれ、コロナ対策を中心にした予算審議がありました。
・追加のコロナ対策に 1億7604万7千円
・これまで実施したコロナ対策の残額分 −2516万9千円
・コロナ禍によって中止や縮小した事業分 −1390万8千円
・災害見舞金等 +60万円
これらにより、一般会計は1億3757万円の増額で、総額58億1226万7千円に!(平常時は35億円程度)
これほど大きなお金が動く年はない! まるでバブルのよう。そして、これらは全て未来へのツケ(国からの臨時交付金は赤字国債による)。だからこそ、現状の課題解決と将来の希望に繫がる使い方をしなければ!と、今まで以上に強く感じています。
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色んな事業がある中で、私が最も注目したのはエアコン設置事業。
■コロナ対策(マスク着用による熱中症対策等)として、以下の施設にエアコンを設置する。(工事費込みの予算額)
・役場庁舎(会議室等)・・・主に冷房のための普通エアコン 5台 590万円
・避難所利用の公共施設・・・換気型エアコン(冷暖房可能)
多目的センター(全館) 11台 1332万円
札比内コミセン(全館) 9台 1119万円
・学校施設への換気型エアコン(冷暖房可能)
小学校 6教室6台 990万円
中学校 6教室6台 990万円
※これとは別に商工事業所の店舗改修(エアコン設置等)にも1事業所50万円までの助成金事業あり。
エアコン本体の価格は、普通エアコン 42万円/台、換気型エアコン 84万円/台とのこと。家庭用のイメージからするととても高い! それに輪を掛けて、換気型は倍!!!
コロナ対策では換気が有効。35℃を超える猛暑日が続く本州なら窓を開け放したら熱中症になるからエアコンが必要というのは理解できます。真夏の数日の数時間だけ30℃を超える月形町でエアコンが必要? 疑問を持っていた私ですが「マスクの着用で熱中症の危険が高まっている」という説明に一応納得しました。
ただ、月形町で最も対応が求められているのは真冬の換気です。
○日中でも0℃以下の真冬日が何十日も続く中で、窓を開放して換気ができるのか?
○せっかく温めた空気を排出してまた温める、そのエネルギーロスへの対応は?
○暖房設備(概ね灯油)は完備されている。それを活かすシステムが必要では?
質疑を通して、暖房のことまでは考えられてないことがわかりました。
そこで
◎コロナ対策で最も重要なのは換気。冷房時も暖房時もエネルギーのロスを少なく換気できるシステムの導入が最優先。
◎暖房は完備されているのだから、冷房は普通エアコンで対応。換気には熱交換型換気扇(ロスナイ)を設置すれば、年間を通して快適で効率的な換気ができるのではないか。
を提案しました。エアコン設置時には国からの交付金があっても、ランニングコスト(エアコンの電気代だけでなく暖房の灯油代)は、町が払い続けなければならないのですから。
町側から「再検討する」との答弁が得られたので、原案に賛成しました(→ 全員一致で原案可決)