2020年06月14日

露地栽培のあるある【農作業日記】

昨日から始まった露地のスカビオサの定植。白黒マルチの照り返しは雪山か砂浜かって感じで、まぶしさと暑さ満点でした。
 
で、午後からは「議会事務局研究会のZoom研究会」に自宅から参加。(とても学びの多い内容だったので別立てで報告しますね。)
午後1時〜5時過ぎまで、窓から農地が見える部屋でパソコンに向かっていたのですが・・・
 
2時台からスマホの気象アラートが鳴りだし「○○分後に雨が降ります」「雷雲が発生しました」「30km圏内に落雷がありました」・・・ 3時過ぎに目の前の樹木が風にあおられゴーゴー唸りだしたと思ったら・・・ あ〜マルチが剥がされているーーー
前線通過の雷と突風だったんですよね〜。
 
研究会終了後に表に出ると、既に雨も風もおさまって穏やかに晴れた中で夫が一人、剥がれたマルチを修繕中。私が気づいたのはほんの一部で、見えないところで広範囲に相当数のマルチが剥がされ・・・風雨の現場で悪戦苦闘していた夫。あ〜ゴメンね。イラ立ちと疲れのオーラが放たれてました。
 
無言で作業に取り掛かったのは言うまでもなく・・・
 
全ての修繕作業が終わったのは午後8時頃。日が長い(日没は19:15)時期で良かった。
疲れ果てた二人は夕飯後に泥のように眠ったのはご想像通り。そのお陰で夫婦円満、優しい笑顔で朝を迎えましたとさ。おしまい。
 
 
これまで手動式マルチャーを使っていたのを、今年から(JAが貸し出す)耕運機とセットになった自動マルチャーを使うように。ピシッと張れて安心してたけど、この時期の突風にはひとたまりも無かった(涙) 
 
露地のマルチ栽培のあるある。めげずに頑張ります!

2020年06月12日

2.新型コロナ禍での学校教育支援(ICT環境整備)【令和2年第2回定例会】報告⑤一般質問

《一般質問 2.新型コロナ禍での学校教育支援(ICT環境整備)について/答弁者:教育長》

●質問:宮下●
突然始まった休校が3ヶ月も続いたことで、子どもたちの負担はとても大きかったと推察する。学校と保護者と教育委員会が1つになって対応したと聞いているが、様々な課題が見えたのではないか。私自身は早急なICT環境整備の必要性を痛切に感じた。
そこで、以下の点について教育長に伺いたい。 
(1)各家庭のICT環境はどうなっているのか。
(2)月形町でICTを活用したオンライン授業を展開しようとしたとき、何が障壁になるのか。
(3)国によるGIGAスクール構想があるが、今後のスケジュールと費用の概算のほか、近隣自治体の動向(新型コロナ対策として導入を急いでいる自治体も多いことから、機材不足等も含めての情報共有)。

◆答弁:教育長◆
町内小中学校の休校期間は、2月27日〜3月24日(そのまま春休み〜4月5日)、新学期は4月6日〜通常登校したが町内感染発生と緊急事態宣言で4月16〜5月31日まで休校になった。
休校期間中、週1回のプリント配布とDVDで授業の補完。5月11日〜分散登校、6月1日以降は対策(マスク着用、消毒、換気、三密防止)をとった上で通常登校している。行事は、運動会と修学旅行は延期、社会科見学と学習会は中止にした。
なお、文科省が全国のオンライン授業の状況を4月16日に調査した。取り組んでいたのは5%しかなかった。

(1)各家庭のICT環境
5月8日に小中全校生を対象に調査、84世帯(99%)が回答。項目と結果は以下の通り。(※特に必要な部分のみ抜粋)
・PC、タブレット、スマホの有無を調査。どの家庭にもどれかはある(=インターネットに接続可能)。
・ネットワーク環境を調査。多くは光回線無制限だが、無線回線有制限も14世帯あった。
・午前9時〜午後7時に子どもが一人で自由に使えない家庭が7世帯あった。

(2)オンライン授業の障壁
・各家庭の通信環境に差がある。オンライン授業は「無制限」でなければ難しい。
・家庭用機材(タブレット)は令和2年度中に全員配布したいので9月に予算化するが、入手困難で間に合わないかもしれない。
・学校側の機材(撮影用のカメラ・マイク)も無い。こちらも入手困難な状況。
・ソフトは8月までに決定する。
・端末の使い方が解らない子どもへのサポートも要検討。
・現在、オンライン授業は授業時数に含まれないことも課題。今後の見直しもあるので注視。

(3)GIGAスクール構想と現状
・令和元年にGIGAスクール構想が持ち上がったため、当初予算に組み込めなかった。
・令和2年度は小中学校の回線整備(アクセスポイント、LANケーブル、電源キャリア等)を行う。6月定例会の補正予算で1121万9千円を計上した。
・全ての児童生徒と教員に1人1台配布するタブレット等の端末は、当初の構想では令和5年度までに準備することになっていたが、コロナ禍によって令和2年度中になった。9月定例会で補正予算1433万円を計上する予定。ただし納入は年度末までに間に合わないかもしれない。
・近隣町村(南空知地区)もほぼ同様のスケジュールで進んでいる。機材不足は同様。
・指導は学校の先生が基本だが、他の体制も含め要検討。

●質問:宮下●
家庭の通信環境調査では、思いのほか普及していると感じた。各家庭でオンライン授業を受けるには一部改善の必要な部分があるが、それもあと少しといった印象である。むずがしい部分もあるが、工夫して取り組んで欲しい。
そこで提案がある。各家庭が無制限のオンライン環境を整えるまでの補完的な方法として、町内の公共施設等に充分な通信環境を整えてはどうか。その場でオンライン授業を受けたり、データをダウンロードして家庭で視聴することができる。教育委員会の入っている総合体育館や、避難所に指定されている各地区の公共施設、図書館や学童保育所など。

◆答弁:教育長◆
※ 避難所等の通信環境は次の質問で町長が答弁
学童保育所については検討していきたい。
オンライン授業の検討はしていくが、学習の効果は対面に勝るものはないと考えている。
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《宮下の所感》
月形町が平成22年に公共事業で光回線を全町設置したことが生きる時代になった。この恩恵を全ての家庭の全ての子どもが受けられるよう、導入促進策を別途検討したい。継続的にかかる通信費についても就学援助金等で支援できないか、ネット社会に対応した補助と支援のあり方について情報収集を強化したい。

長期休校による子どもたちへの影響は様々な分野に及んでいると思う。特に学力格差の広がりに強い懸念を抱いていたので今回はICTに特化して質問を行ったが、パソコンやインターネットなどで補完できる部分が少ないことも理解する。教育長が言うように《対面の学習効果》も確かにある。新型コロナ禍による新しい生活様式が常識になる中で、どうすれば学習の目的を達成できるのか、今が知恵を絞るときなんだと思う。また、生活習慣や意欲等も含めて充分にケアする必要があるだろう。子どもたちのこと全般を注視していきたい。

2020年06月10日

1.新型コロナ禍での地域支援【令和2年第2回定例会】報告④一般質問

ここからは一般質問の報告です。
 
今回の定例会では以下のテーマで一般質問を行いました。
■1.新型コロナ禍での地域支援について
 (1)民間支援の方針
 (2)感染症対策支援(特に高齢者施設)
 (3)財源と人員の確保
■2.新型コロナ禍での学校教育支援(ICT環境整備)について
■3.新型コロナ禍での災害対策(避難所運営と通信環境整備)について

 
新型コロナ禍関連は緊急で身近な話題のため、いつも以上にみなさんに知っていただきたい内容になっています。なので、それぞれの項目に分けしてお伝えしていきます。長くなりますが、どうぞよろしくお願いします。

※ 写真は、庭で咲き始めたシャクヤク。眩しい赤が印象的♪
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《一般質問 1.新型コロナ禍での地域支援について/答弁者:町長》
 
(1)民間支援の方針
  
●質問:宮下●

新型コロナウイルスは様々な形で私たちの暮らしに影響を与えている。長期化する中で疲弊しつつある地域社会を守るため、国・道・町が分担しながら支援を行っているのが現状である。
現段階で町は、商業者を中心に売上減少率や対策の有無などを基準に支援金支給等を行っている。今後はより広範囲の業種に影響が出ると考えられるが、どの範囲のどの程度まで支援をしていく考えか。
 
◆答弁:町長◆
経済と生活の支援を行ってきた。これが全てではない。金銭+新しい生活様式のための対策に長期的に取り組んでいく。
これからは建設業や農業への支援も求められるだろう。ただ、事態を掌握していないのに闇雲に支援するわけには行かない。国や道と連携しながら、町民・商工会・JA・弱い立場の人たちとみんなで協議しながら進めたい。事業者をしっかり守りぬく。
 
●質問:宮下●
町長が地域を守っていくという意気込みは理解した。ただ、支援の原資は公的資金=税金である。新型コロナ禍は緊急事態であり多くの人が大変な状況だからこそ、行政の施策(支援)には公平性と透明性が強く求められる。支援資金(原資/税金)には限りがあるので、どこかで線を引くしかない。どんな意図を持って線を引くのかが方針。それを示して欲しい。
また、支援の目的は様々あるので、現象を整理して目的を明確化する必要がある。例えば
・感染防止策
・感染発生時対応=緊急事態対応=危機管理
・経済対策(生活維持対応、景気浮揚策)
・(憲法や法で与えられた)権利の保障=教育を受ける権利
等のように、施策の目的を明確にした上で支援内容や金額を示すことで透明性や公平性が確保できると私は考えるが、町長の考えを。
 
◆答弁:町長◆
公的支援には平等性の観点、つまり一律にならなければと考えている。個別の状況、個別のニーズに合わせてやっていきたい。
 
●質問:宮下●
一律に行うことが平等なのか? 公平なのか?
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(2)感染症対策支援(特に高齢者施設)
 
●質問:宮下●

現在の支援策は経済対策中心であるが、感染症対策にも支援強化する必要がある。特に高齢者施設はクラスター発生と重篤化のリスクが高いために対策に大きな負担を強いられているが、支援はない。月形町は高齢化率42%超という現実からも、高齢者施設が平常通りに運営できることが町民の安心にも繫がる。実際にデイサービスはほぼ通常通りに受け入れているし、クラスターも発生していないからこそ町内が回っている。高齢者施設への支援をどう考えているか?
 
◆答弁:町長◆
元(障がい者)福祉施設長だった経験から目配せしている。新型コロナ禍で通常より手間と経費がかかっているので、今回の補正予算で、町内の入所施設(高齢者と障がい者)5箇所全てに、使途を限定しない支援金一律20万円を支給する。また別に衛生資材(マスク・フェイスシールド・ガウン・消毒薬等)も配布したい。
 
●質問:宮下●
入所施設全般への目配せは大事だが、新型コロナ禍において最もリスクが高い高齢者施設の重要性をより強調したい。それを踏まえて・・・
クラスターが発生した場合、各施設の通常備蓄ではすぐに底をつく。発注をかけて入荷するまでの間、町の備蓄品を提供する=町がストックヤードとしての機能もって対応することが必要だと考える。町はこれまでの緊急事態の想定を超える備蓄品を準備し、必要とするときに必要とする量を供給する体制にしてはどうか。
 
◆答弁:町長◆
それぞれの施設では以前からインフルエンザやノロウイルスなどの感染症があり対策や備えをしっかりやっている。だから現状で上手くいっている。とはいえ、クラスター発生も想定しながら、備蓄も考え、しっかり対応する。
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(3)財源と人員の確保
 
●質問:宮下●

新型コロナの影響は今後も続き、少なくとも今年度中は地域支援が必要だと考える。その際の財源は、国や道からの交付金等はもちろんのこと、町独自に確保しなければならない。
そこで提案したい。新型コロナの影響で延期や保留にした今年度実施予定の事業は基本的に中止の決断をし、即刻減額補正をして新型コロナ対策基金(新設)に積み上げてはどうか。財源が明確になることで対策規模や範囲を町民と共有できる他、透明性や公平性を担保できると考える。また、事業の再検討に係る事務を減らして人員(職員の余力)を生み出すことができる。
 
◆答弁:町長◆
令和2年度の事業のうち「実施できない」か「縮小」しなればならない事業予算は新型コロナ対策に振り向けるよう、対策本部会議の中で既に指示している。今後も状況を見ながら、基金に積むという考えには縛られることなく、しっかり対応していきたい。
人員については・・・ 平時でも少ない職員数で一生懸命に仕事をしている。例え事業を中止にしても余力の発生には至らない。対策に全力であたりたい。
 
●質問:宮下●
既に予算を振り替えているということだが、全く解らなかった。だから私たち議員や町民にも解るように基金化するよう提案した。基金化しないのであれば、何がどうなるのか知らせて欲しい。現状では全く伝わっていない。
人員に関しても、余力がないからこそ仕事量を調節するのが上に立つ者の仕事では?
 
◆答弁:町長◆
今、本当に大変なときだからこそ、他人への尊敬とか信頼が社会の土台になる。
町民へのアナウンス不足は以前から宮下議員に指摘され続けてきた。足りないかもしれないが、町民の命と暮らしを守ることを、任期満了の10月2日までやっていく。
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《宮下の所感》
いつものことながら、最後は精神論で終わるのがとても残念。「命と暮らしを守る」のは町長としての当然の使命で、それをどうやって果たすのかという方法論を聴いているので、そこを答えて欲しかった。
 
これを別のたとえで説明すると・・・
料理人「私はお客様を、美味しい料理で幸せにします。」
私  「それはどんな料理ですか?」
料理人「誰もが幸せな気分になる美味しい料理です。」
私  「?? それはどんな材料を使いますか? どんなレシピで作るのですか?」
料理人「ここにある材料で、一生懸命に作ります。」
私  「どんな料理が出てくるのか全然想像できないです。それは本当に美味しいんですか? それで幸せな気分になれるんですか?」
これでは期待もできなければ、信用もできないです。
 
(1)の答弁中「公的支援には平等性の観点、つまり一律にならなければと考えている」とあった。こういう考え方から「町民全員に1人30枚のマスクを郵送する」という施策が出てきたのか(ガッテン!) 
でも私は、この考え方は間違っていると思う。これは「ほどこし」からの発想で、自治体運営ではないと考える。私たちが生きているのは物と金が自由に流通する社会であり、その中で各個人が自分で選択する自由を与えられている。その前提をふまえた上で公共(=行政=町)が担うのは、社会の仕組みからこぼれてしまう部分のサポート(=セーフティーネット)。つまり、支援を必要とする人に対して、その人が求める支援を一定の枠の中で提供することだと考える。だから社会の全員が一律にはならないし、支援の基準も必要になる。そして検証できるように透明性が必要なのだ。
これが現代の社会保障の基本だと私は考えている。
 
これら基本的な部分を町長と共有できていないのは、とても悲しい。

2020年06月09日

これからのこと【令和2年第2回定例会】報告③議決事項

定例会報告③は「これから」に関すること。令和2年度の補正予算や条例改正や同意等です。1つ前の報告②専決処分は、既に行われたこと(過去)の承認だったので、見ている方向が違います。
 
令和2年度の「これから」は、新型コロナ対策が中心になることは言うまでもなく。令和2年度補正予算での新型コロナ対策は既に書いたのでここでは割愛。参考までに → こちら(当初の説明)と、こちら(一部の方向転換)
コロナ以外で私が重要と思う点を記します。
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《令和2年一般会計補正予算》8346万5千円増額 (総額 56億7469万7千円)
 
■新型コロナ対策  6839万3千円
 
■町内を走る新しい公共交通 → 月形町予約運行型乗合交通事業  179万6千円
・以前から検討していた、町内移動のための公共交通がいよいよ実証運行段階に。
・対象者を絞って検討。市街地以外に居住する人で、年齢(70歳)と免許の有無等で区切り。
・乗車対象者は事前に登録をした上で利用前日までに予約をする。
・令和2年度は3つのパターンの実験を実施。
 第1期 8〜9月  :対象)市街地以外に住む70歳以上の高齢者
 第2期 10〜11月 :対象)市街地以外に住む70歳以上と、69歳以外の無免許者、障がい者
 第3期 1〜2月  :対象)第1期、第2期の状況を見て確定
・平日4便、土曜2便の運行。スクールバスが走っていない時間帯
・1回1人400円(一般タクシーよりも安く、福祉輸送よりも高い)
・タクシー車両を使い1回最大4人まで。それ以上の場合は予約を断る←車両の大きさも検討項目
・経費)運行可能日数×回数=442回運行×1回2850円(タクシー運賃で計算)=197万円
 利用者からの収入)1回1人が利用したとして 400円×442回=約17万円
 差額 179万6千円が運行実験の補助金として予算計上しているが、実績で支出する。
 
〈宮下所感〉
「町内での町民の足確保=地域交通」は以前から求められていた。当初はJR代替バスと同時並行で進められてきたが、JR代替バスが先行し今年4月1日に運行開始できたことから、ようやく地域交通の検討に入った。町民にとっては身近な移動手段の方が関心が高く、多数の議員も関心を寄せていたのだが・・・ 
今回予算化されたが議会に対して事前の内容説明はなく、私には唐突な印象。5月22日に「地域公共交通活性化協議会」が書面開催されていたが、内容がホームページで公開されたのは6月4日(定例会閉会の翌日)。5月29日に全員協議会があったのだから、そこで説明があれば良かったのにと思った。
登録者(市街地以外に住む70歳以上)と一緒に、対象以外の人が同乗希望したとき(例えば、年齢に達しない家族)はどうするのか? ← 答弁では「課題」として結論は示されず「まずは実証運行をやってから」とするが・・・ 
町民の利用を促すためにも、議員の理解と広報力を活用した方がいいと思うのだけれど、執行部との意見の相違があるように感じる。
※ 参考資料】月形町デマンド交通(実証運行)の概要 ← 町ホームページ公開資料より
 
 
■小中学校に通信環境整備 → 小中学校情報機器整備事業 1121万9千円
・国のGIGAスクール構想のための施策。
・財源)国補助:475万8千円 + 町債(過疎債):520万円 + 一般財源:126万1千円
・全校生徒がタブレット等を使ってオンライン通信できるように、学校の通信回線を強化する。
・小中学生全員分のタブレット購入は、9月議会に予算計上、納入は令和3年度の見込み
 
※ 関連性があるので、詳細は一般質問報告で
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《その他》
■月形町国民健康保険税の税率改正
・令和2年度の国保税は少し下がる。
・令和12年に北海道内自治体の税率を統一する方向で進めている。それにあわせて、所得割(応能割)と均等割(応益割の一部)は据え置くも、平等割(応益割の一部)は若干下げる。一方で、課税限度額は少し上げる。
・結果、町民から徴収する保険税を 1823万8千円減額。国保会計の財政調整基金から2052万7千円を繰り入れる。
 
■農業委員11名、全員同意 (任期 令和2年7月20〜令和5年7月19日)
 
■工事請負契約
・新こめ工房の機械整備工事    3億6135万円
・青果物集出荷施設の新築工事   4億9280万円
・青果物集出荷施設の機械整備工事 1億3178万円
 
■株式会社月形町振興公社の経営状況
・短期借入金 3300万円
 (借入日:令和元年11月14日、令和2年3月30日/返済日:令和2年4月10日)
・令和2年度の皆楽公園等周辺施設等の管理の指定管理期間は、4月1日〜9月30までの半年間
・第27期(令和2年度)事業運営計画には、各項目ごとに「改善事項と課題」が掲載されている。
 
〈宮下所感〉 非常に厳しい状況だが、強い危機感は感じられなかった。 

2020年06月07日

コロナ対策中心でしたが、他にも重要なことが進んでいます【令和2年第2回定例会】報告②専決処分

定例会の報告に戻ります。報告②は専決処分された内容を詳しく。

6月に開催される令和2年第2回定例会は、3月31日の令和元年度年度末で処理をした【専決処分】を承認する作業があります。大まかには「令和元年度予算の最終確定」「法令改正に伴って令和2年4月1日から施行しなければならない条例の文言等修正」です。その中で私がみなさんにお知らせしたいのは以下の点。

※月形町の専決処分は年度末精査のみです。新型コロナ対策は全て通常の審議と議決を経て決定しています。
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■国が実施した消費税対策プレミアム付商品券は利用3割
 
・令和元年10月の消費税アップの影響を押さえるために、住民税非課税世帯と3歳未満の子育て世帯に限って実施された国の事業。地元で使える2万5千円の商品券を2万円で販売するというもの。プレミアム率25%。
・対象者(962人)のうち商品券引換券を取りに来た人は約4割。その人によって買われた商品券は予定金額の約3割(割り当てられた満額を買わなかった人もいた)。
・使われなかった分を国庫に返納するために約400万円を一般会計補正から減額。
・なお、全国で行われたこの国の事業、どこの自治体でも同じような割合しか利用されなかったとのこと!
 
《所感》
○ プレミアム付き商品券の限界が示されたと思う。予定額の7割も使われなかった理由として「プレミアム付商品券を買うために2万円用意できない」「プレミアム分が少ない」ではないかとの分析に同感。さらに言えば「町内のお店で2万5千円も買う?」というのもあるように思う。
○ 行政(国も町も)はこの手の施策で非課税世帯と子育て世帯を一緒に扱うが、そもそもそこが違っていると感じる。非課税世帯の人は手元現金がない、一方、子育て世帯にはそれなりの現金はあるけれど、買いたい物や必要な物が身近なところで入手できなかったり、将来的な心配に備えたい。行動の元になる心理に気を配らなければ、思うような成果は出ないのではないか。
○ 毎年予算をつける町独自施策のプレミアム付商品券も、コロナ対策を行ったプレミアム商品券+クーポン券も、その結果の十分な分析と検証で将来に繋げて欲しい。
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■町立病院への操出金を 1000万円減額(操出金総額 2億0157万円)
(支出)患者数減少もあり薬品費 −700万円。
(収入)外来収入減(−300万円)と入院収入増(+600万円)によって、病院収入は300万円増。
    収支を調整し、一般会計からの操出金を−1000万円できた。


■少雪で除雪委託料が大幅減(−2225万1千円)
・当初の委託料は 6895万円 → 4671万円
・少雪で稼働時間が減り、排雪も少なかったことから


■ふるさと納税を下方修正
・ふるさと納税が好調(前年の7倍)のため年度途中で上方修正。3億4千万円を見込んだが・・・
 年度末実績は 2億9300万円だった。
・返礼品関係や「ふるさと納税基金」の積み立て額を実績に合わせて減額

■令和元年度一般会計総額は 49億2081万5千円(−8304万3千円)

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