2020年02月17日

情報収集中【食育講座「農薬と農業」@千歳市】

このまえの土曜日(2月15日)、江別市から向かったのは千歳市。千歳市グリーン・ツーリズム連絡協議会が主催する食育講座「農薬との農業」に参加してきました。2月26(水)に開催する「第2回農薬を知るつどい」の情報収集が目的です。会場の千歳市民文化センターには定員(50人)いっぱいの参加者で、関心の高さを感じました。
 
今回の講座は、1時間の講演と質疑応答。
 
講演「農薬に関する正しい知識を学ぶ」
講師 石本ゆに氏/(公社)緑の安全推進協会・農薬工業会

 
講演内容は、農薬の安全性がいかに確保されているかを中心に、使用場面での注意点などもあって、とても解りやすかったです。配布されたパンフレットも理解を深めるのにちょうどいい資料でした。
 
※ この資料は農薬工業会が制作し無料配布しているので、取り寄せて「第2回農薬を知るつどい」に配布しようと思います。
 
今回、講演だけでなく質疑応答もとても参考になりました。「なるほど、そういう視点で疑問を持っているのね!」と。やっぱり出かけて生の声を聴くのは大事ですね。いただいた情報とアイデアを本番に活かしたいと思います。
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「第2回農薬を知るつどい」は参加者を募集しています。
2月26日(水)13:30〜 会場:月形町多目的研修センター

詳しくは → こちら

コメント欄への書き込みでも申込みできます。
ヨロシクお願いします。
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千歳まで行ったら、やっぱり「駒そば亭」。
今回の講座の主催者の1人でもある中村由美子さんと、駒そば亭のお雛さまの前でツーショット。Wゆみこ♪

大流行を防ぎましょう【医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド(第1版)】

以下を読めば「新型コロナウイルス感染症」を知ることができます。ぜひご一読を!
※Facebookで滋賀県湖南市の谷畑市長からシェアした情報です。

パニックになる必要はありませんが、楽観できる状況でもありません。
正しい知識を持って適切な対応をし、大流行を防ぎましょう。
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『医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド(第1版)』(一般社団法人 日本環境感染学会)2020 年 2 月 13 日(抜粋)

[ウイルスの特徴 ]
 ヒトに感染するコロナウイルスは従来、風邪のウイルス4種類と重症急性呼吸器症候群コロナウイルス(SARS-CoV)、中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)の合わせて6種類が知られていました。新型コロナウイルス(COVID-19)はこれらとは異なるウイルスであり、主に呼吸器感染を起こし、病原性は MERS や SARS より低いレベルと考えられています。中国湖北省において致死率は2%超という数字が示されていますが、中国湖北省以外および国外では実際にはそれよりも低い数値となっています。
 新型コロナウイルスは、飛沫および接触でヒト−ヒト感染を起こすと考えられていますが、空気感染は否定的です。感染力は一人の感染者から2〜3人程度に感染させると言われています。

[臨床的特徴(病態、症状) ]
 新型コロナウイルスは呼吸器系の感染が主体です。ウイルスの主な感染部位によって上気道炎、気管支炎、および肺炎を発症すると考えられます。本ウイルスに感染した方全員が発症するわけではなく、無症状で経過してウイルスが排除される例も存在すると考えられます。
 感染者の症状としては、発熱、咳、筋肉痛、倦怠感、呼吸困難などが比較的多くみられ、頭痛、喀痰、血痰、下痢などを伴う例も認められます。一般的に呼吸困難を認める場合は肺炎を発症しているものと推測されますが、上気道炎の症状が主体であっても肺炎の存在が確認される例や、1週間以上の上気道炎症状が続いた後に肺炎が出現する例もあります。
 少数ながらみられる重症例は肺炎を発症していると考えられますが、さらに死亡例ではARDS や敗血症、敗血症性ショックなどの合併が考えられます。
 なお、新型コロナウイルス感染症の重症化のリスク因子ならびに、どの程度、細菌感染症が合併しやすいかについては、明確なデータは認められません。

[治療・予防(ワクチン) ]
 新型コロナウイルス感染症に対して、現在、有効性が証明された治療法はありません。ただし、抗 HIV 薬などの投与が有効であったという報告があり、特にロピナビル/リトナビル
については今後さらに治療効果が検証されれば治療薬としての可能性が期待できるものと思われます。
 現時点における治療の基本は対症療法です。肺炎を認める症例などでは、必要に応じて輸液や酸素投与、昇圧剤等の全身管理を行います。細菌性肺炎の合併が考えられる場合は、細菌学的検査の実施とともに抗菌薬の投与が必要と思われます。肺炎例や重症例に対して、副腎皮質ステロイドの投与については、現時点では有効性を示すデータは無く、推奨されません。
 新型コロナウイルスのワクチンは存在しません。

[感染対策]
1)標準予防策の徹底

 新型コロナウイルス感染症に対して、感染対策上重要なのは、まず呼吸器衛生/咳エチケットを含む標準予防策の徹底です。ウイルスを検出する検査を行わなければ感染例と非感染例を明確に区別することはできませんので、全ての患者の診療において、状況に応じて必要な個人防護具(PPE; Personal Protective Equipment)を選択して適切に着用してください。
 コロナウイルスはエンべロープを有するため、擦式アルコール手指消毒薬は新型コロナウイルスの消毒にも有効です。手指衛生は適切なタイミングで実施してください。

2)感染経路別予防策
 新型コロナウイルスの感染確定例および疑い例に対しては、飛沫感染予防策と接触感染予防策の適応となります。気道吸引、気管挿管などエアロゾルが発生しやすい状況においては、医療スタッフはゴーグル、ガウン、手袋に加えて N95 マスクの装着が推奨されます。
 なお、N95 マスクの使用に際しては、事前にどのサイズの N95 レスピレータが自分の顔に合うかを調べるフィットテスト、および着用の際に正しく着用できていることを毎回確認
するシールチェックを行うことが重要です。
 一般的にタイベックⓇスーツの着用は必須ではありません。

6)環境消毒
 新型コロナウイルスはアルコールに感受性を有します。高頻度接触部位、聴診器や体温計、血圧計等の器材などは、アルコールや抗ウイルス作用のある消毒剤含有のクロスでの清拭消毒を行います。病室内の環境清掃を行うスタッフは手袋、サージカルマスク、ガウン、フェイスシールドまたはゴーグルを着用します。

7)換気
 現在のところ、新型コロナウイルス感染症患者について、陰圧空調管理された個室に入室させることは必須ではありません。外来ならびにCT検査室、入院病棟などについては、部屋の換気条件(例. 6回転/時間など)を考慮して、再使用にあたり適切な換気を行うことを検討します。

8)職員の健康管理
 新型コロナウイルス感染症は、院内感染事例や医療従事者の職業感染は少ないものの、伝播性を有することから、医療従事者の健康管理は重要です。診療した医療従事者ならびにその際の個人防護具の着用状況、その後の健康状況を把握します。

[国内における患者の診療体制]
1)帰国者・接触者外来

 新型コロナウイルス感染症の疑い例を、診療体制等の整った医療機関に確実につなぐため、2月上旬を目途に、二次医療圏ごとに1箇所以上、帰国者・接触者外来が設置されることになりました。帰国者・接触者外来は新型コロナウイルス感染症の疑い例の診察を目的としたものであり、疑い例と他の患者と動線を分け、必要な検査体制を確保し、医療従事者の十分な感染対策を行うことが必要とされています。

2)感染者の受診調整
 帰国者・接触者相談センターが2月上旬を目途に各保健所に設置され、帰国者・接触者外来へと受診調整を行うことになりました。そのため、新型コロナウイルス感染症の可能性のある患者は、受診前に帰国者・接触者相談センターに連絡し、受診する時刻及び入口等について問い合わせる必要があります。もし疑い例に該当しない場合は、必要に応じて一般の医療機関を受診するよう指導されます。

3)一般の医療機関における診療
 一般の医療機関においては、患者が本来帰国者・接触者外来を受診すべき疑い例であることが受付等で判明した場合は、帰国者・接触者相談センターへ連絡の上で、帰国者・接触者外来の受診を案内することになっています。そのため、帰国者・接触者外来を有しない一般の医療機関では、疑い例は診療の対象外となります。

2020年02月15日

凝集した4次元空間【北海道自治立志塾2月例会】

昨日(2月14日)は自治立志塾の2月例会。いつもの北大教室から江別市大麻東商店街にあるゲストハウス「ゲニウス・ロキが旅をした」に場所を移して開催。山﨑幹根塾長、中島興世顧問、塾生(現職や元職を含む、町議・市議・道議:常連8人+初3人)、インターンシップ学生5人という大所帯で、5時間でも足りない濃厚で刺激的な時間を過ごしました。
 
例会は3部構成
1)堀直人氏「地域の課題を価値に変える」
2)山崎塾長「スマート自治体の意義と課題(AI/RPA)
3)各参加者提起によるディスカッション
 
発想、視点、捉え方、解決手法、具体策、経緯、最新情報、未来構想・・・
 
2つの講話でウォーミングアップしたあとのディスカッションでは、様々な事情を持つ道内自治体の課題を、独自の経験とスキルと個性を持った議員が自由な切り口で捉えて議論を積み上げていくので、それはそれは活気に満ちた刺激的な空間になりました。
 
各議会では第1回定例会がまもなく始まります。私もこの学びを活かしていく予定。
 
《おまけ》
今回の会場「ゲニウス・ロキが旅をした」(←通称ロキ)は、元江別市議の堀直人さんが共同経営するゲストハウス。変わった名前が印象的!なだけでなく、ここがゲストハウスの可能性を追求する社会実験の場になっています。地域課題を解決する手段としてのゲストハウスを完成させるために、現在クラウドファンディング中。その興味深いコンセプトがぎっちり書き込まれたページは → こちら。https://motion-gallery.net/projects/loci_complex 
ぜひご一読いただき、興味がわいたらご協力を! 

昨夜はロキに宿泊した私。今日は江別から千歳に向かいます。行ってきま〜す。

2020年02月14日

傍聴【令和元年度第4回子ども・子育て会議】

昨日(2月13日・木)の夕方開催された「令和元年度第4回月形町子ども・子育て会議」を傍聴してきました。

この会議の委員は9人(こども園保護者会1人、学童保育所保護者会1人、こども園職員2人、学童保育所職員1人、PTA連合会1人、社会教育委員1人、校長会1人、民生児童委員1人)で、今回は8人が出席。また、令和元年11月末で前任者の任期満了となったため、第3回(12月18日開催)から4人の委員が入れ替わって協議を続けてきました。
 
今回は、第2期子ども・子育て支援事業計画案と答申案の最終確認のための会議。前回の会議で「素案」に対して委員から出された意見を、役場内の2つの組織で検討し修正を加えたのが今回の「案」で、修正箇所は赤字で示されていました。
 
私はこれまでいくつもの計画策定会議を傍聴してきましたが、修正箇所を赤字で明確に示しているものは少ないですし、こんなにたくさんの修正があるものも見た記憶がありません。つまり、委員の積極的な発言と、委員と事務局の熱心で丁寧な取り組みがあったのだと推測できました。これは計画策定途中で委員の交代があったことも要因の1つでしょうが、委員の積極性と自由に話ができる雰囲気があるのでしょう。今回の会議でも発言が多かったのが印象的でした。
 
さて、第2期こども・子育て支援事業計画の中身ですが、令和2年度からの新事業等の予算措置も含め、議会には2月21日の全員協議会で説明があるとのことなので、その時の報告で触れたいと思います。その後、パブリックコメントを実施して計画が確定するとのことです。
 
 
これは私個人の問題なのですが、傍聴を終えてモヤモヤが残りました。
というのも、この計画は大規模なニーズ調査を元に積極的な議論で作り上げられたもので、充分に町民の意見を反映したものになっていると思います。一方で、私(議員)の元に寄せられる子育て支援の要望や相談は本当にレアケースで、切り捨てられることが多いです。でも、行政という公的機関が本来取り組むべきは何なのか? 大多数のニーズも重要だけれど、たった1つのセーフティネットも必要ではないのか? そのあたりの共通認識がどこまで浸透しているのか? 多様な主体が存在する「地域」の中で何をどこまでするのか・・・
 
モヤモヤが晴れないのは、月形町の方向性が見えないから。
こども・子育て支援が重要施策と言う一方で、ニーズ対応とニーズから出発した施策だけで本当にいいのか? どんな未来にしたいのか? どうやってそれを具現化するのか?
それをトップが示さない限り、羅針盤を持たない船は迷走するだけ。すでに迷走しているように感じています。


※2枚目の写真は、傍聴に行こうと車を走らせている時に見かけた風景。陽が沈んですぐの雪原をキタキツネがトボトボと歩いていました。ほぼ1日中プラスの気温で春の陽気だった昨日。キツネもモヤモヤしてたのかも。

2020年02月13日

まちづくり常任委員会・所管事務調査報告【2月5日開催/農林建設課・企画振興課】

先日の「まちづくり常任委員会・所管事務調査」の報告です。今回の対象は農林建設課と企画振興課。
 
1)2019年産・農産物の生育生産状況(農林建設課)
■米:春からの好天で生育良好、収量増。ただし8〜9月の高温で高タンパク傾向(品質低下)がみられた。販売単価は同じだったg出荷量増のため、平年よりも販売総額は増えて約10億円。
■小麦:天候に恵まれ生育・登熟とも良好。単価は若干下がったが出荷量が大増。販売総額は一昨年並みの約5500万円。(小麦は隔年で両不良を繰り返し。昨年は不作)
■大豆:好天だったが播種時期で生育にばらつきあり。全体として単価、集荷量とも増だが個人差あり。販売総額は例年並みの約4500万円。(昨年は不作)
■花き:好天に恵まれ出荷量は例年同等だったが、低単価で推移したために販売総額は1割減の約5億円。
■蔬菜:北海カンロは異常果(種苗の問題)があり収量が大きく減少。それ以外(メロン、スイカ、南瓜、トマト、ミニトマト)は好天により収量増。単価が低迷した影響で、売上総額は平年並み。販売総額:メロン5千万円強、南瓜5千万円弱、スイカ・カンロ・トマト約1千6百万円前後、ミニトマト約1億7千万円。
■生産者数:土地利用型は生産戸数横ばい。ミニトマトは増えている。一方で、蔬菜や花きは高齢化と人手不足で生産戸数減少。ミニトマトに作付け変更も増えている。
《所感》
土地利用型は順調だが、施設園芸は厳しい状況が続いている。中山間地の月形町で地域農業を守るなら施設園芸の振興は不可欠。より一層の戦略的で総合的な取り組みが必要と思う。
  
2)地域おこし協力隊の状況(農林建設課・企画振興課)
■現在の地域おこし協力隊員は4人(今年3月〜+1人)
・農業研修員(=新規就農準備)2年目。研修をもう1年延長し就農予定。
・農業支援担当(1年目):JAに派遣。産地づくりやブランド化を推進。2年目は労働力確保を中心に活動予定。
・地域振興担当(3年目:2020年4月30日まで):2年目までは農泊、3年目はJR・イベント・SNS発信担当。
・観光進行担当(1年目):観光協会に派遣。現在はJRラストランに注力。2年目は環境協会関係業務中心に。
・博物館担当(学芸員):2020年3月1日〜。博物館の価値向上やPRに期待。
《所感》
地域おこし協力隊制度の設立趣旨と照らし合わせ、本来の目的が達成できているかのチェックは必要。過大な課題設定をすれば教育や支援も必要になる。安易な配置は誰にとっても良い結果をもたらさないと感じた。
 
3)町営住宅管理状況(農林建設課)
・入居率98.1%
・町営住宅は本来、低所得者の住宅確保が目的。現実には、町内の住宅事情により「入居要件を柔軟に運用」している場合がある
・民業圧迫のないよう配慮していく
《所感》
住宅需要と所得状況などの詳しいデータを元に、月形町で求められている住宅の実態を把握する必要がある。現実には、低所得者向け一般町営住宅より高所得者も入居できる特定公共賃貸住宅が求められているのではないか。そうなれば現在進められている町営住宅長寿命化計画を見直すべき。
 
4)(株)月形町振興公社の運営状況(企画振興課)
・明確な経営改善は図れなかった
・トマトジュース製造販売に不安。昨年の材料不足による製造源で在庫不足。製造作業員の高齢化の材料確保が長年の課題(←解決できていない)
《所感》
・2019年度は「再生の方向性を見極める1年」として出発したが、現実は・・・。経営陣(社長は副町長)の経営判断が待たれる。
・生産者がほとんどいない桃太郎を使ったトマトジュースの製造は限界だと思う。来年度、町が支援してミニトマトの共同選別ラインが拡充される。そこからジュース用に原料調達できるのではないか。冷凍技術の応用など工夫できる余地はある! 
  
 
《全体を通して》
今回の所管事務調査の対象はどれも、これから月形が発展するときに核になるようなもの。お金や人の循環を生む大事な仕掛けの部分。投資と戦略の対象。
上手くいっていれば、夢やアイデアを具現化するための方策を話し合う楽しくて活気のある場になるはずが・・・ 
現実には、課題への対応をするだけで辛い時間だった。自治体の経営に戦略がないのと、近視眼的視点でものを考えているからだと思う。これは担当者というよりも経営者(=理事者=町長・副町長)の問題。明確なビジョンがほしい。

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