2018年03月08日

高めあう仲間と最新情報交換【平成29年度 就農アドバイザー会議】

3月6日と7日は、年1度の就農アドバイザー会議(全道から就農アドバイザーが集まり、研修と情報交換を行う)に参加してきました。

■1日目は安平町での研修

安平町では新規就農支援施策は2本立て。まず実践農場で「アサヒメロン継承対策」の具体的な展開を研修受け入れ農家の林出さんと高橋さんから伺いました。
移動後会議室では、安平町の新規就農施策全般を役場担当者から、続いて「有機農業での就農」の支援状況と実態を、就農アドバイザー仲間で北海道有機農業組合の代表理事組合長である小路健男さんから伺いました。

私たち就農アドバイザーは常に本気トーク。生々しい現状も含めて活発に意見交換できて有意義な研修になりました。

■宿泊と交流会は、厚真町の宿泊施設「こぶしの湯」

今年から就農アドバイザーになった千葉澄子さん(標茶町で酪農経営、指導農業士、JAしべちゃ監事)とツーショット。前からお名前は知っていたものの初対面。感激!

■2日目は会議@こぶしの湯

新規就農に関する農政や就農実態などの最新情報を共有したり、各就農アドバイザーからの問題提起・意見交換など、次から次に話題が飛び出す濃厚な会議でした。
私が気になったことを備忘録として書き留めておきます。

●(景気が良くなった影響で)新規参入者は減少傾向だが、農業従事者全体は微増傾向。
●就農希望者に独身者が増えている(日本全体として独身者が増えている影響がある)。その一方、受け入れ自治体は「夫婦」を前提としている場合が多く、門前払いもある。せっかくやる気のある人なのに・・・(独身で就農し家庭を持った実例がある。就農アドバイザーもいる。)法人就農やヘルパー研修だけでなく、独立就農に導くには何ができるのか(課題)
●就農希望者がいても研修を受け入れられる農家が少なかったり、研修はできても農地が不足したり・・・ 広域ネットワークの仕組み作りが必要では(課題)
●農政が「規模拡大」を進めた結果、新規就農者が入れる規模の農地がない。地域に人がいない。限界を超えた限界集落・・・
●農業の課題、地域の維持、生活インフラの維持 ← 全てまちづくりと連動。でも、縦割り行政の中で連携がとれていない。早く手を打たなければ限界を越えてしまう。危機感の共有ができていないのが歯がゆい、諦め感もある。
●就農希望者には、農的暮らしを求める人と農業経営をめざす人がいる。その見極めとそれぞれへのサポートを。
●道内には様々な形態・規模の農業がある。多様だから魅力がある。どんな形であれ農業を継続していくことに価値がある。

就農アドバイザー=それぞれが自分のめざす農業を追求している人達
とにかく熱い農業者の集まりです。農業の形態や規模が違っていますし、具体的な作業などは初めて聴くことも多いですが、根底に流れる考え方や姿勢のベクトルが同じなのですぐに共感できるのです。分野の違う農業だからこそ、新たな視点が面白くて参考になっています。

就農アドバイザー会議への参加は私の知識と思考を高めるためのもの。ここで得たエネルギーが様々な活動に繫がっています。この2日間、寸暇を惜しんでしゃべり続けたので、とても刺激が多くて、楽しくて、面白くて・・・ 心地よく疲れました(笑)

2018年03月06日

おしゃべりは大事【パークゴルフ・お茶飲み・買い物での会話】

実は昨日、たくさんの町民の方とお話ししました。

午前中はパークゴルフ協会の練習日(冬季間は土間アリーナで週1回実施)。不良会員の私は、夏冬1回ずつは参加しようと思っていて、昨日はその日。準備から片付けまで3時間。9ホール4ラウンドを回る間、会員のみなさん(人生の先輩方)約20人と一汗かきながらのおしゃべりは楽しかったです。

午後は仲良しおばあちゃんグループと、そのあとは同志のおじいさんと。話があっちこっちに飛ぶのも気心が知れているから。話題豊富でとても楽しいひとときでした。

そして最後に地元Aコープで買い物しながら知人と一言二言。あいさつ程度でも言葉を交わすと気持ちが安らぎます。元気な声を聞けてよかったです。

用事を足し終えて家に帰る頃はすっかり暗くなってました(笑)

お話ししたみなさんの誰もが月形のこれからを心配してました。JRも町立病院も温泉も確実な情報がないから噂が先行して不安感が大きくなっているようです。その中で、新年度予算の火葬場待合所の新築は関心が高かったです(必要ない、ムダという意味で)。
意外だったのは大雪の影響。大変で心配だけど受け入れている感じ。みなさん経験豊富で肝が座ってるんですよね。ちょっとやそっとの雪ではめげない。

みなさんとおしゃべりしてる頃、JRに関する町長の記者会見が行われてたんですよね。そのことは誰も知りませんでした。もし知ってたら・・・話題は全然違ってたでしょうね〜。

記者会見、知らせてくれたらいいのに【JR札沼線存廃問題】

JR札沼線の存廃問題は、昨日(3月5日)急に動き出したようだ。

「JR札沼線の沿線4自治体は、JRと個別協議に入ることに決定」
夕方、月形町役場で記者会見が行われたとのこと。テレビ各局がニュースで伝えていたそうだが、普段テレビを見ない私は全く知らず。
友人がfacebookでシェアしてくれていたので情報を得た。
https://www.htb.co.jp/news/archives_845.html

今朝(2018年3月6日)北海道新聞は1面を筆頭に、関連記事が計4ヶ所に。大々的な報道(→写真上は道新1面、下は空知面)

こんな発表をするなら、全戸に設置されているIP告知端末(テレビ電話)で「本日午後4時、JRに関する記者会見を行います」もしくは「JR記者会見、夕方のニュースで放送」くらい入れてくれてもいいと思う。だって、IPでは町の施策(高齢者を対象にしたお茶会/図書館の開館日変更/暴風雪への警戒/観光PRのテレビ放映/町立病院の診療予定・・・)や議会日程などが流されているのだから。本当に町民が知りたいことがマスコミ経由や外部情報でしか知らされないのは・・・ 悲しい。

※ 新十津川町では町民有志の「新十津川駅を勝手に守る会」の会員らに説明したという記事が、道新に写真付きで出ていた。新十津川町は以前に町民説明会も実施していて、町民と開かれた関係になっていて羨ましい。

それにしても「JRと個別に協議をはじめた上で、4町全体で存廃を決定する(HTBニュース/他)」とはどういうことなのか? 

各自治体で状況は違うし、新十津川町長は廃止やむなしの雰囲気なのに、月形町長はバス転換容認ではないという。「全体で決定」は何を意味するのか? ちっとも解らない。
解るように説明して!

今日から月形町議会3月定例会が始まる。が、今日は傍聴に行けない。知る術がない。

2018年03月04日

準備は着々と【北海道自治体学会/運営委員会】

3月3日は午後から北海道自治体学会の運営委員会でした。

暴風雪一過で穏やかな天候だったものの前日までの影響が残っていて、多くのJRが運休している中、会場の北海学園大@札幌には参加予定の運営委員はほぼ定時に集まっていました。(片道6時間の運転やバス乗車7時間の人もいるんです。北海道は広い!)

今回の運営委員会では5月19日(土)に開催する政策シンポジウムの内容を詰め、準備を進めることがメイン。3時間半にわたって集中した議論で一気に話が進みました。様々な経験や知識が集まる相乗効果はスゴイですね〜。面白そうなシンポジウムができそうです。

4月初めにはプレスリリースの予定。どうぞ、お楽しみに。

なお、2月26日に「北海道自治体学会ニュースレターNo.82」を発行しました。今回の特集は「行動する職員・市民・研究者」です。私も「行動する市民/傍聴を糸口に、市民自治を考える」を寄稿しています。他にも興味深い内容がありますので、ぜひ読んでいただきたいです。

※ 北海道自治体学会ニュースレターは、会員向けに年3回発行する機関紙です。入会(年会費3000円)することでバックナンバーも含め講読できます。ぜひご入会ください。
入会は → http://jititai.net/hokkaido/?page_id=16

2018年02月26日

今シーズンは大雪!【月形の雪状況/うちの圃場・市南地区】

20180226a.jpg今朝はかなりの雪でしたが昼前には晴れ間も見えはじめました。
午後3時、夫が除雪を終えた頃を見計らってハウス周りの写真を取りに行ってきました。

何もない平地の積雪が240cmなので、至るところ迷路の壁のよう。普通に道を歩いていたら、周りの様子が全くわからない状態です。さらに、越冬ハウス脇の雪を飛ばした場所はすでに高さ5〜6mの小高い丘になっています。そこに上って眺める景色の良さ! 

この眺望はこの時期しかみられません。これだけはサイコー♪

越冬ハウス以外の雨よけハウスは、初冬の頃に上部の弓をはずしているので、圃場にはハウスの足(150cm)が整然と並んでいる状態なのですが、当然全部雪の中。全てが平原のようです。
ちなみに、昨年暮れ(12月30日・オレンジ色のスキーウェア)に撮影した写真にはハウスの足が綺麗に写っています。今日、同じ場所で撮影。同じモデルなので、雪の量の違いが一目瞭然。スゴイでしょ!
20180226b.jpg 20180226c.jpg

これがあと50日もすれば全部融けちゃうんですから・・・
口では言ってみたものの、雪融けなんて全く想像できない2月26日の午後です。

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