2019年10月18日

続報2・浸水米 行き先決定!【台風19号被害】

おかげさまで、浸水米の行き先が決まりました。
「バイオマスレジン南魚沼」に引き取っていただき「お米のプラスチック」に活用されます!
 
みなさんに色々な形で助けていただいたおかげです。
ありがとうございました。
みなさんの温かな気持ちと行動に感謝しています。
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今朝、いただいた情報をもとに「バイオマスレジン南魚沼」に連絡を取り、状況を説明しました。米の状態、運搬コストや輸送状況なども含めて確認し、最後は実家の弟と先方が直接やり取りして話がまとまりました。
 
先方から数日中にトラックが来て、浸水米の上部の乾いている米(全体の7〜8割)を無料で回収してくれるとのことです。
なお、床近くで今も湿っている部分は泥が混じっているので使えないとのこと。その部分は自前で堆肥化することになりました。
 
弟に話しを聴いたら、当初の米の量は3トンどころではなかったよう。今となっては細かな数字を聴いてもしょうがないので、これらの米がそれぞれに行き先をみつけられ、活用されることを喜びたいと思います。
 
発災から6日目、家族には疲れも出てきていますが、毎日物事が着実に進んでいるので大いに励まされているよう。たくさんの方に助けられている毎日は愛にあふれ、感謝しかありません。ありがとうございます。
 
※ 写真は現在の倉庫の様子。浸水した米袋は破れやすくなっていて、持ち上げると米がこぼれてしまうそう。このままの状態で迎えが来るのを待っています。当初のような乱雑さがなくなって落ち着いた雰囲気になりました。

2019年10月17日

続報・浸水米【台風19号被害】

1つ前の投稿に、たくさんのシェアとコメントとアイデアをありがとうございました。
状況が進展していますので、先程より詳しい状況をお知らせします。
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今日、倉庫に入れるようになったあとのこと。
 
米袋(玄米)は1袋30kg。荷崩れを起こしているので素人では運び出すのも至難の業。そこにプロ集団(民間の米取引業者)が心配して駆けつけてきてくれたそう。米の状態を見極め、水に浸からなかった米を救出してくれました。
 
床近くにあった米は、米袋の中も泥水が入っていて、しっとりと吸水していて即廃棄状態。その上に乗っていた米は袋に多少の汚れは有るものの、中身はサラサラとしていて問題なさそうに見えるけれど・・・ 一度水に浸かった米はカビるので食用にはできない。(浸水した可能性も含めて)廃棄の対象に。
 
そんなこんなで救済できた米は全体の1/3。
倉庫に残ったのは2トンの米。
 
農業法人経営者である弟2人で協議。2トンの米は何かに活用できれば使ってもらいたいけれど、そうでなければ廃棄することに。(廃棄=堆肥場に運んで堆肥化。もしくは、米のまま田んぼに撒いて自然肥料化)
 
もう廃棄することも覚悟したので、これ以上ここに手間をかけないと決定。つまり、米がカビるだろうけれど他の作業が終わるまでこのまま放置するということ。まずは今すべき作業を優先。機械や車の修理、田んぼに入ったゴミの片付け、○○の刈り取り、麦蒔き・・・ 並行して自宅の片付け。
 
秋は農作業の最盛期で本来は仕事が目白押し。そこに被害の片付けも加わったのでやるべきことはたくさん。でも、できないことも大量にあるので、諦めることもたくさん。とにかく経営者として優先順位をつけて、少しでも損害を減らし稼げる策を講じています。
 
みなさんから寄せられたアイデアの中で「株式会社バイオマスレジン南魚沼」は水没米も活用してくれるとのことなので、早速明日連絡を取ってみます。

みなさんからのアイデアや励まし、とても嬉しかったです。
ありがとうございました。

アイデアと力を貸してください(←一旦休止)【台風19号被害】

※Facebookで同様に呼びかけたところ、たくさんのアイデアをいただきました。なので、この件は一旦休止にします。ありがとうございました。
なお、この記事は災害の備忘録としてそのまま残します。ご了承ください。

台風19号の浸水被害にあった栃木県鹿沼市の実家。その倉庫には出荷前の新米が3トンほどが2段のパレットに積んでありました。倉庫は敷地内の比較的高いところにあったのですが下の何段かは水に浸かってしまい、その影響で荷崩れを起こして・・・
 
水が引いてからすぐに対処したかったものの、倉庫の入口には(米の盗難を防ぐために)車が駐車してあり、その車は浸水で動かせなくなっていて・・・ 何も手をつけられないまま今日(発災5日目)に。
 
今日、ようやく業者が来てくれて車を動かすことができ、倉庫内の米を動かすことができたそう。ただ食用にはならないので、ほとんど廃棄することになりそうだとのこと(悲)
 
で、みなさんにご相談。
この一度水に浸かった米、何かに使えないでしょうか?
 
家畜の飼料も考えたけれど、カビの心配があるので難しそう。
再乾燥をするには場所も設備もない。廃棄するかもしれないモノに手間も時間も資材もかけられない。運び出す車もない。そんな状況です。
 
何かの資材や原料になるとか・・・
私にはアイデアがないので、みなさんのアイデアと力を貸してください。
 
娘としては、この米が何かに活用できたら父親たちの気持ちも少しは軽くなると思うんです。台風の大雨が続いているとき、父が真っ先に頭に浮かんだのが「米を守らなくちゃ」だったそう。倉庫に水が入ってこないように、そのへんにある物をかき集めて土のうのように積んていたけれど(川が決壊して)一気に水が押し寄せ、みるみるうちに水位が上がってきたので諦めたそう。
 
先日、父が「あの時は米のこと以外、頭になかった。車を避難させようなんて思いつかなかった。やっぱり俺には米が一番なんだ」と。電話でその話しを聴いて私の方が涙が出てしまった。父は根っからの農家で、全力で米づくりをしていたんだとわかったから。
 
その米だから、ただ廃棄するんじゃなくて何かに活用したいんです。
どうか、力を貸してください。

【追記:2019年10月30日】
当初「倉庫には3トンの米があった」と書きましたが、実は21トン(700袋、30kg/袋)もの米があったそうです。
結果として、2/3は被害がなく食用米として販売。浸水米となった1/3のうち4〜5トンは「お米のプラスチック」として再利用(無償提供)、そして残り(3〜4トン)は泥やカビなどとの分離が難しいので廃棄(堆肥化)となりました。
詳細は、続報〜続報4に掲載していますのでご覧ください。

2019年10月16日

活発なグループ協議展開中【第3回月形町地域拠点施設整備等審議会・傍聴】

昨日(2019年10月15日)午後4時から開催された「第3回月形町地域拠点施設整備等審議会」を傍聴してきました。傍聴者は4人で、私の他は町外の人(うち2人は建設業界新聞記者)
 
今回協議されたのは以下の内容
■1 視察研修報告(9月18日、26日、27日) 
・民説民営による公共複合施設の運営(恵庭市複合施設「えにあす」)
・校舎の再利用(南幌町生涯学習センター「ぽろろ」)
・バスターミナル機能を備えた交流拠点施設の運営
 (浜頓別町交流館・道の駅「北オホーツクはまとんべつ)
 (名寄市 駅前プラザ「よろーな」)
 
■2 審議事項について
・この審議会に諮問されている事項がどれも重要で大規模なので、同時に進められない。まずは地域拠点化施設(バスターミナル複合施設)を優先的に検討し、その後に皆楽公園再整備を協議することにした。
・当初は年内に結論を出すことになっていたが、委員からの要望もあって協議の場を複数回設けることにした。数回のグループ協議を追加し最終結論は来年2月に。
 
■3 地域拠点施設の整備方針について(グループ協議)
(1)施設整備のコンセプト
(2)拠点施設の建設地
(3)拠点施設の機能
※委員固定の3グループで上記3点を1時間程度協議。終了後に途中経過報告。2〜3回の協議を経て結論を出す。12月には全体協議。
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今回のメインはグループ協議。視察研修で先行事例を見て来たばかりだったり、委員に若手や女性や初審議委員が多いこともあって、活発に話し合いが行われていました。町が主催するこの手の協議会等とは全く違った雰囲気。とても良い感じです。
 
傍聴席だったので、遠くから聞こえてくる会話に耳をそばだてる状況。途切れ途切れを盗み聴きする感じでしたが、どのグループも同じような方向性の話をしていました。会話を引っ張る中心人物の認識が同じだからかも。それでも1人1人の小さな意見を大事にしていて好感が持てました。
 
これからのまちづくりを語り合うとき、やっぱり若者と女性は外せないですよね。そういう人を加えると必然的にフレッシュなメンバーになり、新しい視点や発想もでてくる。その見本みたいな審議会だと感じました。
 
※ ここでもう一言加えると嫌がられますけれど、あえて。
 
審議会を立ち上げるときに町側がこのスタイルや進め方をイメージしていたとしたら・・・議会への説明や予算などでもっと工夫が必要だと思った。これまで通りの予算取りや資料で「これまでと違ったやり方で進める」と説明されても「なら、どう進めるの?」となるだけ。そこで終わってしまうから理解が深まらないし広まらない。溝ができるだけ。
議員が理解できないと思ってる(?)のかもしれないけれど、やりたいことがあるならそこは頑張って伝えて欲しい。プレゼン力を磨いて欲しい。その熱量で事態は変わっていくから。
 
それから、
この審議会の性質なのか協議段階の問題なのか解らないけれど、財政的な話しが全然出ていないのがちょっと心配。夢がどんどん広がるのは本当に素敵なんだけれど、懐事情を知っている私は心配になっちゃった。全部は叶えられない。現実を知ってもらう必要もあるなあと。
 
最後に、
今回の協議で皆楽公園再整備計画は後回しになった。試問されたテーマが多過ぎ大き過ぎだから優先順位をつけるのは当然だと思う。と同時に、コテージガーデンの抜けた「つち工房」、経営の厳しい振興公社、老朽化する公園設備・・・ 時間の経過とともに厳しさが雪だるま式に膨らむ方を後回しにせざるを得ないのって、どうなの? そもそも同じ審議会で協議するのに無理があったんじゃ・・・ 皆楽公園再整備計画はどちらかと言えば後処理的。夢を語るより現実を直視する難しい課題。そここそ迅速に果敢に立ち向かう必要があると私は思ってる。

2019年10月15日

時は流れる【コテージガーデン閉店・つち工房のこれから】

月形町内でガーデニング苗等を販売している「コテージガーデン」。昨日で閉店しました。冬期休業ではなく本当の閉店。月形に都会の風を送り込んでくれたオシャレな場所がなくなって寂しくなります。
 
最終営業日の昨日、午後からお店に伺って社長の梅木あゆみさんに会ってきました。お疲れさまの意味もこめてスカビオサをプレゼント。
 
梅木さんは全国的に有名なガーデナーであり、お弟子さんも多数。そして事業家、月形の顔。人が引いた頃を見計らって行ったつもりでしたが、次々と馴染みのお客さんが訪れて名残惜しんでいました。これで月形を訪れる理由が1つ減ってしまったのですね。
 
梅木さん、お疲れさまでした。これからはフリーの「庭のデザイナー」として活動したり、働き方改革として自由な時間も作っていくとのこと。自営業だからこその自由な時間を楽しんでくださいね。また何がご一緒できたらと思ってます。
 
※ 私が布小物ブランド「Weed Seeds」の商品を本格的に販売したのが、コテージガーデンのトマトイベント。昨年9月、私の初参加が最後のトマトイベントだったのも思い出深いです。トマトの生地を探したな〜。懐かしい。梅木さんのお声かけのおかげでした。ありがとうございました。
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コテージガーデンが営業していたこの場所は、皆楽公園内の「つち工房」。町施設の指定管理者(指定管理料0円)として長らく施設の維持管理と活用をしてくれました。閉店したものの今年度末までは指定管理者として維持管理してくれるとのことです。
 
(町の問題ですが)この施設、来年度からはどうするのか?
今、皆楽公園再整備を進めるべく月形町地域拠点施設整備等審議会で話し合われています。コテージガーデンの閉店はその議論に少なからず影響を与えると思うのですが・・・(どうでしょう?)
 
本日(10月15日火)午後4時〜役場大会議室で、第3回月形町地域拠点施設整備等審議会が開催されます。バスターミナル複合施設もあわせて検討している会議ですので、大いに気になる!! 傍聴してきま〜す。

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