2008年05月07日

産業建設常任委員会(5/7)

今日の午後、産業建設常任委員会がありました。所管事務調査の内容は以下の通りです。

1)月形大橋建設工事の進捗状況について(現地視察含む)

◆掛け替え工事の経緯と予定
  ・昭和50年頃 地元から掛け替えの希望
  ・昭和54年 掛け替え陳情開始 
  ・平成13年 月形大橋整備促進期成会の発足
  ・平成16年 調査開始
  ・平成18年 本体工事着工
  ・平成24年 完成(予定)
  ・平成25年春 供用開始(予定)
 
◆現在の状況
  ・橋中央部、石狩川の水面にかかる2本目の橋脚を建設中(写真参照)
  ・平成19年度末までに、全工事の21%が完了。予定通り進捗。

◆完成後の姿
  ・全長821mの連続桁(途中に繋ぎ目のない橋)
  ・車道8.5m+歩道2.5m(現在の中央最狭部は車道5.5mのみ)
  ・橋の上部はガードレール等の柵のみで、見晴らしのよしシンプルな橋
  ・総工費 109億円

2)農地・水・環境保全向上対策の取り組み状況について

◆農地・水・環境保全向上対策とは
・農村地域における農地や農業用水路などの資源の保全管理や、環境保全型農業への転換などの課題を、地域ぐるみ・農業者ぐるみで行い、環境負荷を大幅に低減する先進的な営農活動を、国と地方(道・町)が支援すること。平成19年度から実施。

◆支援内容
・活動対象地域の農地面積に応じて活動組織に支援金が交付される
 (月形町内は10組合。総額8,892万円)
・事業費は国(1/2)と道(1/4)と町(1/4)が負担。
・町の負担分のうち計85%に財政措置がなされる。
 (1/2は普通交付税で、残り分の70%は特別交付税で措置される)

◆実施状況
・各保全組合が独自に計画を立て実施。
・いずれの保全組合も、農村環境向上活動として「景観形成・生活環境保全活動」を選択。
・3つの保全組合が「営農活動支援」という2階建て部分も実施している
 (月形町内の実施率は18%。全道では1%程度)

3)その他

◆「上育453号」の試験栽培実施
◆バイオエタノール研究用「北海飼308号」の試験栽培実施
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月形町内で現在進められている月形大橋掛け替え工事は、計画通りに順調に進んでいるとのことで安心しました。
現場で間近に見せていただきましたが、
●鉄鋼が大量に使われていること
●リースやリサイクルを有効に使い経費を抑えていること
●技術の進歩により、より安全で快適な建造物が造れるようになったこと
●河川内に建造物を建設する際(水中橋脚の建設)は、河川管理事務所と連携するとのこと。それぞれ所管する事務が違うことで安全性が確保されるのだと、再認識しました。

農地・水・環境保全向上対策についてはまだ始まったばかりで大きな成果は見えていませんが、農業者が地域を巻き込んで活動することの展開に期待を持っています。これからの社会で農業は重要であるとの位置づけがなされるでしょう。その時に農業者が自ら考え行動し、地域を作っていくことは大きな力になるはずです。今後の展開が楽しみです。

2008年04月24日

平成20年度第1回月形町土地開発公社理事会

本日午後、上記理事会が開かれました。
3月末に議決された「平成20年度の事業計画と予算」に変更が生じたためです(当初計画には入っていなかった土地の売買が発生したため)。質問等ありましたが、議案通り可決され終了しました。

2008年04月14日

第56回北海道女性議員協議会の第2回実行委員会

本日午後、岩見沢市役所会議室において前回に引き続き第2回実行委員会が開かれました。

参加者(順不同)は平出会長(道議)、(岩見沢市議)山田さん・酒井さん、(美唄市議)吉岡さん、(三笠市議)岩崎さん、(江別市議)鈴木さん・高橋さん、(砂川市議)中江さん、(滝川市議)大谷さん、(栗山町議)重山さん、(長沼町議)吉本さん、(南幌町議)熊木さん、(月形町議)宮下の13名で、前回より広範囲から多くの参加となり本番へ一歩近づいた感があります。

今日は、協議会当日の日程や役割分担を決め、大まかな形が見えてきました。
◆1日目は総会のみを行い議案審議に充分に時間をとること
◆2日目にはDIG(災害図上訓練)の手法に関する講演会や演習を行うこと
◆交流会では実行委員の出身自治体のPRを行うこと

私が最も楽しみにしているのは、1日目の「議案審議」です。超党派の議員達が議案に対し意見をぶつけ、納得できる(あるいは妥協できる)点を導き出し「全会一致」で承認できる意見書等(後に関係機関に提出)を作製します。このやり取りや議長団の裁き方などを間近で見ることができるだけでなく、裏方として別の側面からこの場面に参加できるのは実行委員ならではのもの、考えただけでもワクワクしてきます。また、この興味深い内容に充分な時間が与えられているということにとても嬉しく思います。

またDIG(災害図上訓練)に関しても、参加者が自分の地域に持ち帰り応用できるような企画で準備を進めています。単純な情報だけでなく、身近で実践的であり女性の視点を生かすような内容で、こちらも興味深いです。

今日で2回目の実行委員会でしたが、顔なじみも増えて打ち解けた雰囲気になってきました。新しい出会いとチャレンジの機会に、多いに楽しみながら学びたいと思います。

2008年04月10日

さけ稚魚放流会

「わたしたちの川に 大きくなって 戻ってきてね」
サケの稚魚は、月形小3年生、札比内小2〜6年生、花の里保育園年長組の約50人による「願いの言葉」をかけられ、約4ヶ月間育てられた「ふるさと」を後に、長くて大きな旅に出発しました。

このサケの稚魚は、昨年10月12日に恵庭市の道立ふ化場で採卵され、12月3日に発眼卵の状態で月形町にやってきました(約1,000個)。月形小、札比内小、花の里保育園、月形町役場でそれぞれ大切に育てられ、仔魚から稚魚へ、体長も約5cmとなって今日の日を迎えました。

飼育途中、あまりの低温に水槽全体が凍ったり、水が合わなくて弱ったりしたこともあったそうですが、最適積算温度を保つために水槽の場所を変えたり、月形の名湧水「北郷の名水」をわざわざ汲んで使用したり、ひとかたならぬご苦労があったようです。
飼育の担当者や、育ち具合を毎日観察していた子供達にとって、今日の日を迎えられたことは感慨もひとしおだったことでしょう。私も役場玄関を入る度に「サケ」が気になっていたので、我が子の旅立ちのようで嬉しいです。【観察日記1
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さて実際の放流は、ちらいおつ遊び塾裏手の須部都川で行われました。主催者である月形町と「花の里つきがた水と緑を愛する会」のみなさん手作りの「放流台」は、雪解け水で増水した川に安全にゆっくりと放流できるように工夫されたもので、竹製の樋(とい)がくくりつけられていました。

放流は保育園生から始まり、小学生、そして大人へ。総勢120余名。

稚魚が数匹入ったコップを手渡されると、中のサケが勢いよく暴れ出し
「ぼくは生きてるんだ。さあ、旅に出かけるぞ!」
と、サケの意気込みが手の中から私の全身に伝わってきました。それを樋(とい)の淵から水といっしょにゆっくりと流すと、サケが遡上するように水の流れに抵抗してしばし姿を留めています。しかしそのうち川面に落ち、水面付近でスルスルッと身体をくねらせて
「じゃあ!」
と言って力強く川の流れに消えていきました。

放流の後は、(財)石狩川振興財団 沖さんによる「川のお話」。
・今日放流したサケが、これからどういう経路をたどるのか
(須部都川 → 石狩川 → 石狩湾 → アリューシャン列島(2〜3年)→ 同じ道を戻る) 
・紙芝居「川の水はどうして無くならないのか」「どこから来るのか」

そしてその後の交流会では、月形産ジャガイモ「北あかり」と月形産米のカレーライスを囲んで今日までのご苦労をねぎらうとともに、この先サケが戻って来られるように「須部都川の魚道の整備※」の話をして解散になりました。
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「サケの放流事業」は今年初の試みでしたが、私は「サケ」という生きものを介して、実に多くの関連性を学びました。
・月形には良い水があり、それを守っている人がいる。
・水を守るために森があり、森に関係したたくさんの仕事がある。
・サケが戻ってくるためには、帰れるような川にしなくてはならない(魚道の整備)
・生物多様性と遺伝資源の保護
・サケの稚魚の飼育により、子供達が「サケ」「郷土」に関心と愛着を持つ。
・この事業を進めるにあたり、関係する公的機関は多方面におよび、様々な繋がりと協力が必要なこと。

折しも放流をした場所は「知来乙」。アイヌの言葉で「イトウの住むところ」。
昔イトウが悠々と泳いでいたところに、今度はサケが泳ぐ姿を想像しています。

※須部都川の魚道・・・現在、石狩川から須部都川の放流地点までの間に3つの堰(約1m)があります。サケは下ることはできても上ることはできません。大きくなって戻ってくるまでの間に、魚道を整備していただきたいと切に願っています。
(現在建設中の石狩川頭首工には3種の魚道が整備されています。)

2008年04月07日

平成20年度月形中学校入学式

今日は町内のあちこちで、ピカピカの一年生と晴れやかな保護者の方を見かけました。入学式が各所で開かれ、町全体が動き出したような印象です。
私も午後の月形中学校に来賓として参加させていただきました。

今年の新入学生は24名。制服がぎこちなく、緊張感からか顔がこわばっているようにも見えました。
そんな姿を見て、自分自身の中学入学式を思い出そうとしたのですが、あまりに昔で・・・。それでも、新しい中学校生活、新しい友達、初めての制服、初めての上下関係、緊張するのはムリがないことは容易に想像できました。

それから会場の体育館は卒業式の時とほとんど同じ装飾でしたが、その時とはうってかわって穏やかで清々しい雰囲気でした。きっとカーテンを全て開け、春の柔らかい太陽光がいっぱいに降り注いでいたからだと思います。入学式にふさわしい、晴れやかで希望と力を感じさせる演出に感心しました。

これから中学校生活の始まる皆さんが充実した学校生活を送れますように。
心も体も大きく変化するこの3年間、その中で「自分のよりどころとなるもの」を見つけてくださいね。きっと一生の宝物になるはずです。

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