2020年02月28日

なんてチグハグ💢【新型コロナウイルス感染対策】

昨日からの新型コロナウイルス感染拡大対策の現実に消耗中。どうしてこうなっちゃうの?
 
一番のダメージは首相の「3月2日からの全国一斉臨時休校」「政府が責任を持って対応する」。
「え”」と声がでて開いた口が塞がらなかった。3月2日は月曜日、木曜日夜の発表で実質1日もない中で現場はどうなるのか💢 政府が責任とるって‼️ 学校だけ⁉️
 
昨日は午後3時から役場で開かれた《総合教育会議》を傍聴してきた。そこでは出席者全員がマスク着用、私もマスクを勧められた。終了後に「役場の会議は全員マスク着用になったんですか?」「一応そのように・・・」と言うものの明記もなければお知らせもない。町長も会議で「マスクが入手困難で大変」と。
なら他の方法を実践すればいいのに。顎マスクじゃあ意味がないし、部屋に手指の消毒もない。マスクを自宅から持ってくることもできた。
 
役場の会議室はそんな状況だけれど、役場内で働いている人は普段通り。マスク姿も人によりけり。来週からの議会も何の措置もしないらしい。
 
北海道内学校休校1日目。学童保育所の利用は6人(通常の約2割)、こども園は27人(約4割)。感染症対策中の開所・開園は気を遣うし、やることもいっぱいでしょう・・・ 
 
もっと科学的、総合的な対応はできないものか。
このチグハグさは消耗するし、何より、効果が薄い。

2020年02月27日

画期的💕【小中学校の臨時休校 → 学童保育所とこども園の対応】

道教委からの要請(新型コロナウイルス感染対策)を受けて、月形町では2月27日(木)〜3月4日(水)の7日間、小中学校が臨時休校になります。
 
それにともなって学童保育所と認定こども園がどう対応するのか気になっていましたが、以下の要件で開所することになりました。
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■学童保育所きららクラブ

開所時間 7:30〜18:30(日曜日を除く)

※ 上記期間は感染予防のため、可能な限り、家庭での保育をお願いします。
※ 普段学童保育を利用していない方で、上記期間中やむをえず家庭保育ができない方は下記にご相談ください。
※ 登所前は必ず体温測定し、報告してください。37.5℃以上ある場合は登所できません。
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■花の里こども園

開園時間 7:30〜18:30(日曜日を除く、19:30までの延長保育は実施しません)

※ 上記期間は感染予防のため、基本的に家庭での保育をお願いします。
※ 登園希望する日については、必ず事前にこども園に連絡お願いします。
※ 登園前は必ず体温測定し、報告してください。37.5℃以上ある場合は登園できません。


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感染症対策としての臨時休校なので閉所もやむなしと考えていましたが、このような形で受け入れを決定した役場に💕です。
 
もちろん賛否両論あるでしょう。でも、それぞれの家庭にも事情があるわけで、最後のセーフティネットは確保する必要があります。ファミサポなど代替策がない月形町で、行政がこのような判断をしてくれたことは画期的です。英断ですし、それに対応してくれる現場のみなさんにも感謝です。
 
※去年6月定例会一般質問で「ファミサポ開設」を提案、12月定例会一般質問で「臨時休校時の学童閉所」に疑問を投げかけました。どちら望むような答弁をいただけなかったのですが、今回このような対応をとっていただいて本当に嬉しいです。

2020年02月15日

凝集した4次元空間【北海道自治立志塾2月例会】

昨日(2月14日)は自治立志塾の2月例会。いつもの北大教室から江別市大麻東商店街にあるゲストハウス「ゲニウス・ロキが旅をした」に場所を移して開催。山﨑幹根塾長、中島興世顧問、塾生(現職や元職を含む、町議・市議・道議:常連8人+初3人)、インターンシップ学生5人という大所帯で、5時間でも足りない濃厚で刺激的な時間を過ごしました。
 
例会は3部構成
1)堀直人氏「地域の課題を価値に変える」
2)山崎塾長「スマート自治体の意義と課題(AI/RPA)
3)各参加者提起によるディスカッション
 
発想、視点、捉え方、解決手法、具体策、経緯、最新情報、未来構想・・・
 
2つの講話でウォーミングアップしたあとのディスカッションでは、様々な事情を持つ道内自治体の課題を、独自の経験とスキルと個性を持った議員が自由な切り口で捉えて議論を積み上げていくので、それはそれは活気に満ちた刺激的な空間になりました。
 
各議会では第1回定例会がまもなく始まります。私もこの学びを活かしていく予定。
 
《おまけ》
今回の会場「ゲニウス・ロキが旅をした」(←通称ロキ)は、元江別市議の堀直人さんが共同経営するゲストハウス。変わった名前が印象的!なだけでなく、ここがゲストハウスの可能性を追求する社会実験の場になっています。地域課題を解決する手段としてのゲストハウスを完成させるために、現在クラウドファンディング中。その興味深いコンセプトがぎっちり書き込まれたページは → こちら。https://motion-gallery.net/projects/loci_complex 
ぜひご一読いただき、興味がわいたらご協力を! 

昨夜はロキに宿泊した私。今日は江別から千歳に向かいます。行ってきま〜す。

2020年02月14日

傍聴【令和元年度第4回子ども・子育て会議】

昨日(2月13日・木)の夕方開催された「令和元年度第4回月形町子ども・子育て会議」を傍聴してきました。

この会議の委員は9人(こども園保護者会1人、学童保育所保護者会1人、こども園職員2人、学童保育所職員1人、PTA連合会1人、社会教育委員1人、校長会1人、民生児童委員1人)で、今回は8人が出席。また、令和元年11月末で前任者の任期満了となったため、第3回(12月18日開催)から4人の委員が入れ替わって協議を続けてきました。
 
今回は、第2期子ども・子育て支援事業計画案と答申案の最終確認のための会議。前回の会議で「素案」に対して委員から出された意見を、役場内の2つの組織で検討し修正を加えたのが今回の「案」で、修正箇所は赤字で示されていました。
 
私はこれまでいくつもの計画策定会議を傍聴してきましたが、修正箇所を赤字で明確に示しているものは少ないですし、こんなにたくさんの修正があるものも見た記憶がありません。つまり、委員の積極的な発言と、委員と事務局の熱心で丁寧な取り組みがあったのだと推測できました。これは計画策定途中で委員の交代があったことも要因の1つでしょうが、委員の積極性と自由に話ができる雰囲気があるのでしょう。今回の会議でも発言が多かったのが印象的でした。
 
さて、第2期こども・子育て支援事業計画の中身ですが、令和2年度からの新事業等の予算措置も含め、議会には2月21日の全員協議会で説明があるとのことなので、その時の報告で触れたいと思います。その後、パブリックコメントを実施して計画が確定するとのことです。
 
 
これは私個人の問題なのですが、傍聴を終えてモヤモヤが残りました。
というのも、この計画は大規模なニーズ調査を元に積極的な議論で作り上げられたもので、充分に町民の意見を反映したものになっていると思います。一方で、私(議員)の元に寄せられる子育て支援の要望や相談は本当にレアケースで、切り捨てられることが多いです。でも、行政という公的機関が本来取り組むべきは何なのか? 大多数のニーズも重要だけれど、たった1つのセーフティネットも必要ではないのか? そのあたりの共通認識がどこまで浸透しているのか? 多様な主体が存在する「地域」の中で何をどこまでするのか・・・
 
モヤモヤが晴れないのは、月形町の方向性が見えないから。
こども・子育て支援が重要施策と言う一方で、ニーズ対応とニーズから出発した施策だけで本当にいいのか? どんな未来にしたいのか? どうやってそれを具現化するのか?
それをトップが示さない限り、羅針盤を持たない船は迷走するだけ。すでに迷走しているように感じています。


※2枚目の写真は、傍聴に行こうと車を走らせている時に見かけた風景。陽が沈んですぐの雪原をキタキツネがトボトボと歩いていました。ほぼ1日中プラスの気温で春の陽気だった昨日。キツネもモヤモヤしてたのかも。

2020年02月13日

まちづくり常任委員会・所管事務調査報告【2月5日開催/農林建設課・企画振興課】

先日の「まちづくり常任委員会・所管事務調査」の報告です。今回の対象は農林建設課と企画振興課。
 
1)2019年産・農産物の生育生産状況(農林建設課)
■米:春からの好天で生育良好、収量増。ただし8〜9月の高温で高タンパク傾向(品質低下)がみられた。販売単価は同じだったg出荷量増のため、平年よりも販売総額は増えて約10億円。
■小麦:天候に恵まれ生育・登熟とも良好。単価は若干下がったが出荷量が大増。販売総額は一昨年並みの約5500万円。(小麦は隔年で両不良を繰り返し。昨年は不作)
■大豆:好天だったが播種時期で生育にばらつきあり。全体として単価、集荷量とも増だが個人差あり。販売総額は例年並みの約4500万円。(昨年は不作)
■花き:好天に恵まれ出荷量は例年同等だったが、低単価で推移したために販売総額は1割減の約5億円。
■蔬菜:北海カンロは異常果(種苗の問題)があり収量が大きく減少。それ以外(メロン、スイカ、南瓜、トマト、ミニトマト)は好天により収量増。単価が低迷した影響で、売上総額は平年並み。販売総額:メロン5千万円強、南瓜5千万円弱、スイカ・カンロ・トマト約1千6百万円前後、ミニトマト約1億7千万円。
■生産者数:土地利用型は生産戸数横ばい。ミニトマトは増えている。一方で、蔬菜や花きは高齢化と人手不足で生産戸数減少。ミニトマトに作付け変更も増えている。
《所感》
土地利用型は順調だが、施設園芸は厳しい状況が続いている。中山間地の月形町で地域農業を守るなら施設園芸の振興は不可欠。より一層の戦略的で総合的な取り組みが必要と思う。
  
2)地域おこし協力隊の状況(農林建設課・企画振興課)
■現在の地域おこし協力隊員は4人(今年3月〜+1人)
・農業研修員(=新規就農準備)2年目。研修をもう1年延長し就農予定。
・農業支援担当(1年目):JAに派遣。産地づくりやブランド化を推進。2年目は労働力確保を中心に活動予定。
・地域振興担当(3年目:2020年4月30日まで):2年目までは農泊、3年目はJR・イベント・SNS発信担当。
・観光進行担当(1年目):観光協会に派遣。現在はJRラストランに注力。2年目は環境協会関係業務中心に。
・博物館担当(学芸員):2020年3月1日〜。博物館の価値向上やPRに期待。
《所感》
地域おこし協力隊制度の設立趣旨と照らし合わせ、本来の目的が達成できているかのチェックは必要。過大な課題設定をすれば教育や支援も必要になる。安易な配置は誰にとっても良い結果をもたらさないと感じた。
 
3)町営住宅管理状況(農林建設課)
・入居率98.1%
・町営住宅は本来、低所得者の住宅確保が目的。現実には、町内の住宅事情により「入居要件を柔軟に運用」している場合がある
・民業圧迫のないよう配慮していく
《所感》
住宅需要と所得状況などの詳しいデータを元に、月形町で求められている住宅の実態を把握する必要がある。現実には、低所得者向け一般町営住宅より高所得者も入居できる特定公共賃貸住宅が求められているのではないか。そうなれば現在進められている町営住宅長寿命化計画を見直すべき。
 
4)(株)月形町振興公社の運営状況(企画振興課)
・明確な経営改善は図れなかった
・トマトジュース製造販売に不安。昨年の材料不足による製造源で在庫不足。製造作業員の高齢化の材料確保が長年の課題(←解決できていない)
《所感》
・2019年度は「再生の方向性を見極める1年」として出発したが、現実は・・・。経営陣(社長は副町長)の経営判断が待たれる。
・生産者がほとんどいない桃太郎を使ったトマトジュースの製造は限界だと思う。来年度、町が支援してミニトマトの共同選別ラインが拡充される。そこからジュース用に原料調達できるのではないか。冷凍技術の応用など工夫できる余地はある! 
  
 
《全体を通して》
今回の所管事務調査の対象はどれも、これから月形が発展するときに核になるようなもの。お金や人の循環を生む大事な仕掛けの部分。投資と戦略の対象。
上手くいっていれば、夢やアイデアを具現化するための方策を話し合う楽しくて活気のある場になるはずが・・・ 
現実には、課題への対応をするだけで辛い時間だった。自治体の経営に戦略がないのと、近視眼的視点でものを考えているからだと思う。これは担当者というよりも経営者(=理事者=町長・副町長)の問題。明確なビジョンがほしい。

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