2007年10月13日

子供会の廃品回収

今日の午前中、この地域の子供会(三輪子供会)で廃品回収がありました。

三輪(みつわ)子供会では年2回、紙類やビン、缶などを回収して活動資金に充てています。参加するのは小中学生と保護者で、少ないながらも出席率はよく、地域の方も協力的で「廃品」をたくさん出してくれます。私も子供達と共に参加し、軽トラックで庭先から廃品を回収する作業をしました(他には収集場所で分別する作業があります)。子供に荷物の積み方や分別の仕方を教えたり、おしゃべりしたり、なかなか有意義な時間です。

数年前まではどこの子供会でも廃品回収をしてたのですが、少子化、交通状況の悪化、自治体での資源ゴミの分別回収開始、取引価格の低下などで、今廃品回収をしている子供会はほとんどなくなりました。と言うより子供会の活動自体が縮小傾向です。
三輪子供会にも危機感はありますが「自分達のできる範囲で、ムリしないで」やっています。もちろん保護者のバックアップは必要です。子供会といえども子供だけでは何もできませんし、先頭になって声をかける保護者一人だけでもできません。保護者がゆる〜く繋がっていること、地域として関係していることが大事だと思います。特別気負わなくても、こうした行事の度に顔を合わせているだけで「ゆる〜く繋がる」ことはできるのです。

それから、廃品回収をしていると自然に子供達にも「分別」が身についてきます。それに社会情勢もわかります。最近の古紙価格の上昇や、消費の動向(ビールから発泡酒へ)等々。
ゴミ(排泄物)は宝なのかもしれません。

2007年10月09日

月形町日赤奉仕団

今日は「月形町日赤奉仕団」の代表の方とお話しする機会があり、その事業内容や団員の状況などを伺いました。

団員数60余名(全て女性)で、実に沢山の事業を行っているのに驚きました。
定期的な活動として、毎週1回2時間、1年を通して老人施設の「月形愛光園」で奉仕活動。同じく老人施設の「藤の園」では月1回(年8回)、障がい者施設「つきがた友朋の丘」では年2回。
単発の行事として、各施設のお祭り等での協力や、炊き出し訓練、研修会、募金活動・・・。

団員の多くは他のボランティア団体や、業種別、地域別の団体(○○婦人部、○○女性部)にも属している方々で、様々な場面で「まちづくり」に関わっています。私も色々な行事で皆さんのお顔を拝見し、女性が縁の下の力持ちとなって「まち」を支えていることに感心すると共に、勇気と元気をいただいています。ただ、一人の人が何役もこなしていて負荷がかかりすぎてはいないかと心配になるのも事実です。

「ボランティア」や「まちづくり」の担い手は多い方がいいのですが、現実には少数の人の努力で成り立っています。また比較的年齢の高い人で構成されているのも否めません。もっと多くの人が気軽に参加できるようにするにはどうしたらいいのでしょう。

「若い人が参加してくれたらいいんだけど」ということを耳にしますが、若い世代の立場で言わせてもらえば「時間が取れない」というのが本音です。PTAや子供会など、子供に関係する場面での担い手も少子化で減少(保護者の数が減少)していて、一人何役もこなさなければ今まで通りの活動ができない状況です。

つまり、どんな団体、階層においても構造的に人材不足が発生しています。それを打破するための新しい発想と施策が必要です。今までと違った観点で物事を見つめ直していく時期に来ているのかもしれません。

第38回 全道ママさんバレーボール大会

日付は前後しますが、10月6日(土)に札幌市真駒内屋内競技場で行われた「第38回全道ママさんバレーボール大会」に参加してきました。もちろんプレーヤー(選手)として!

この大会は、全道各地の予選を勝ち抜いた33チームによって争われるもので、大会1日目(6日土曜日)には2会場を使って予選グループ戦と決勝トーナメントの1回戦が行われ、2日目(7日日曜日)には知事杯(総合優勝)チームが決定する、道内で最も大がかりな大会です。また、一度出場するとその後2年間は出場権が与えられないことから、年々体力が落ちていく多くのママさんにとって、知事杯(全道一)を目指した憧れの大会なのです。

私達のチーム「月形ポパイズ」の戦績は・・・この場では伏せますが、頑張ってきました。

ママさん、つまり家庭を持つ女性が本気でバレーをしようとした時、様々な問題が出てきます。ここに集ったママさん達は本人の努力と周りの大きな協力によって、それを乗り越えてきました。そのことは会場の様子からも見て取れます。乳飲み子を抱いて会場入りするママさん、年配の子守役のお婆ちゃんを連れているチーム、試合の合間合間で頻繁に携帯で連絡を取っているママさん・・・。至る所でそんな光景を目にします。
それから大会運営や審判もママさん自身で行っています。この方々のご協力とご奉仕もとても有り難いです。

そして私達のチームにも縁の下で支えてくれる人達がいます。この日試合に出る私達に代わって職場を守ってくれた同僚や家族、会場までバスを運転してくれたコーチ、わざわざ応援に来てくれた友人、他にも数え切れない支えで成り立っています。

ママさんの大会の開会式では必ず、この「支えてくれる人」に対する感謝の言葉が繰り返されるのです。

ママさんバレーは遊びの延長かもしれません。でもこうして本気で頑張れるものがあることで人生に張りと潤いが与えられ、前向きの気持ちも湧き上がらせてくれます。そして沢山の人の支えがあることを肌で感じ、自分も人のため、社会や地域のために何か貢献したいという気持ちを起こさせてくれます。
今、ママさんバレーに参加する人が少なくなり、チームや組織を維持することすら大変な時代になってきていることは寂しいことです。

ママさんバレーに限らず、女性が社会と繋がっている何かを持てたら、きっと「まち」が自然に生き生きしてくるでしょう。

2007年10月07日

第14回 友朋祭

本日、町内にある障がい者施設「札親会 つきがた友朋の丘」のお祭りがありました。
友朋の丘は市街地近くにあるので、数ある施設のお祭りの中で町内からの参加者が多いところです。子供から年配の方まで、多くのお客さんでにぎわっていました。

出店では、同施設で生産されている「友朋のゆめたまご」を使った新作「ゆめたまごプリン」や、同じく生産している椎茸を使った「椎茸のバター焼き」、生産小豆を使った「白玉ぜんざい」、生産そば粉を使って「そば打たん会」が打った「そば」など、『友朋の丘、地産地消、宣言!』にふさわしく、盛りだくさんでした。
そうそう、地元町内会出店の「綿あめ」も大盛りで大満足でした。


町内の色々なお祭りに参加してみて感じることですが、どのお祭りにも沢山の人達が関わり、ある時は催す側として、ある時はお客として参加していて感心します。みんなが裏も表も知っているからこそ、マナーを守り、心配りをしながらお祭りを充分に楽しんでいるのでしょう。子供達もそんな大人の行動を見、そしてお手伝いしながら育っています。

これこそ地域力! 小さい町のいいところです。

2007年10月05日

家族は壊れやすいもの

最後の土曜講座のあとで、スウェーデンを研究している宮本先生がこんなことをおっしゃっていました。
「北欧では『家族は壊れやすいもの』という概念があるんです。だから壊れないように様々な施策で守っていこうとしているんです。」

一方、日本は?

家族(戸籍)という枠でしっかりはめられ、介護や育児も家族で賄うべきとずっと考えられてきました。そして女性(妻、嫁)がその担い手として労働してきたのです。
『家族は壊れないもの』あるいは『家族の絆は強固だ』と信じて。

今の日本は核家族化や少子高齢化が進み、家族の中での担い手が不足しています。
それなのに頭の中は昔のまま、現実に合わせていないのかもしれません。

北欧のモデルが必ずしも日本の文化に合うとは限らないけれど、日々変化する現実を見れば参考になることは多いはず。『家族は壊れやすいもの』という視点で施策を考えれば、女性がいきいきとした社会ができると思います。私も発想を柔軟にしなくちゃね。

女性が元気になれば、「まち」も元気になります。

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