【炊き出し訓練】

炊き出し訓練は、月形町日本赤十字奉仕団(日赤奉仕団)によって行われ、2種類のご飯を作りました。

一つは「ハイゼックス」という特殊な袋を使って炊いた白米。


ハイゼックスに研いだ白米を下の目盛りまで入れ(約1合)、そこに飲料水を上の目盛りまで入れる。空気を抜いて口をゴムでキッチリ縛る。


それを沸騰したお湯に入れ、再沸騰してから30分間煮る。(この時、茹でるお湯は泥水でも可。特殊な袋のため、袋の中は安全清潔に保たれる。)


茹で上がったらお湯から取り出し10分蒸らすと出来上がり。袋の中でふっくらしたご飯になっている。ちょっと堅めだが普通のごはんと変わらずおいしかった。何よりあたたかいのが良かった。


こちらはもう一つの米「アルファ米」を使ったご飯。今回は五目ごはん味。
袋の封を切ってお湯を入れ、口を閉める。30分待てば出来上がり。(水で作る場合は60分。)
アルファ米の食味は年々進化し、味付けごはんだったせいもあって、おいしかった。

私は山登りをするので、20年くらい前に初めてアルファ米(白米)を食べました。その時は食感(ボソボソ感)と匂いと味の悪さにガッカリした記憶があります。それに比べ今回の炊き出しのご飯は雲泥の差で、驚きました。
私の中では、山の上での生活と災害時のそれとは共通しています。温かくおいしいご飯は何よりの元気の素、明日への希望です。炊き出しはとても重要な役割を担っていると思います。

月形町総合防災訓練

7月14日(土)朝、町内皆楽公園にて、月形町主催の総合防災訓練が行われました。

多くの協力団体の参加の下、被害を最小限にとどめるための訓練が行われました。
 ●住民避難訓練(住民参加による避難誘導)
 ●排水訓練(大型ポンプなどによる排水実演)
 ●土のう積み訓練(消防団による土のう積み実演)
 ●孤立者救出訓練(防災ヘリ・ボートによる救出)
 ●炊き出し訓練(日赤奉仕団による炊き出し)

町内では今までこのような大規模な防災訓練が行われたことがなかったことと、PRが不十分だったために、一般町民の関心は薄く、見学者の数が少なかったのが残念でした。

有事を想定し訓練に励む人々の姿は、見ている私にも緊迫感を与え「この人たちのお陰で守られている。有り難い。自分も何か協力したい。」という気持ちが自然に湧き上がってきました。きっと見学している人は皆、大なり小なりそういう気持ちになったのではないでしょうか。
だからこそ、訓練の目的と意義を充分にPRし、たくさんの人に見てもらいたかったです。そうすることで町民の防災意識も向上し、民と官の協働も上手くいくのではないかと思うのです。
まずはこれをきっかけに、各行政区や団体で、身近で実践的な防災訓練が行われればと思います。

2007年07月13日

空知町村議会議長会議員研修会

昨日(7月12日・木)奈井江町文化ホールにおいて、空知町村議会議長会主催の議員研修会がありました。
この研修会は昭和50年から行われ、今年で33回目とのこと。第1回当時、町村議員は328人だったものが、現在は157人になっています。これは平成の大合併と、相次ぐ定数削減によるもので、空知の人口減も関係しているとのことです。

さて、研修会では以下の講演が行われました。
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「地方分権改革委員会の行方と地方議会の責任」
                   読売新聞社東京本社 編集委員 青山彰久氏

1) 地方議会の議員は住民参加の自治の最前線にいる、地方の政治家である。

2) 二元制の地方議会とは多様な意見の集積所であり、決定プロセスを住民に見せることができる重要な機関だ。(プロセス=経緯を示せなければ議会の意味は薄れる。)

3) 地方政治家として戦うということは
・分権が歪まないように、地方から声を上げていく
・地方政府(行政権、財政権、立法権)としての力をしっかり付けていく
 → 地方議会改革が重要!

4) 「地方分権」が行われ、どこに連れて行かれるのかと右往左往するのではなく、自分達(地方自治体)はここに行くという、強い気持ちと方向性が必要だ。

5) 地方分権改革とは、自分達のことは自分達で決める(豊かな自治)ためのもので、行政改革や財政改革のためにやっているのではない。つまり政治改革だ。

6) グランドデザイン、地方政府、条例の上書き権、分権の受け皿論
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先日の議員研修と同じく「地方政府」「議会改革」が講演の主旨だったように思います。

決定プロセスを示すことが議会の最も重要な役割ということにも共感できますし、現在の私達の議会にも不足しているところです。プロセスを開示することを議会だけに求めても結果が出るまでに時間がかかるでしょう。ならば一人の議員として、私個人であってもプロセスを開示し、議員の役割を全うしたいと思います。

地方政府論をどこの講演会でも聞きますが、それを支える力(行政権、財政権、立法権)が今の地方自治体や地方議会にあるかは疑問です。その力を付けるためにも実践的な研修の場が必要だと、今回も強く感じました。

2007年07月09日

行政区対抗ソフトボール大会

昨日(7月8日)、行政区対抗ソフトボール大会がありました。

全部で8チームの参加で、私の行政区からは2チームの参加です。私達のチームは準優勝と、かなり健闘しました。私自身も敢闘賞を頂き、充実した一日を過ごしました。
(個人的な感想はこちら
http://hukinofirebomber.seesaa.net/article/47166009.html

月形町内ではこうした行政区対抗の行事が年2回あり、地域の親睦を深める大事な役割を担っています。ただ参加者は固定される傾向にあり、少し残念です。参加すれば楽しいと思うのですが、そのきっかけが難しいのでしょう。
私もソフトボール大会は今回初参加でした。今年行政区の役員なので顔出しがてら応援しようと思ったのと、応援するなら一応参加の用意もしていこうくらいの気持ちだったのです。今日参加して初めて「おもしろい」と思えた口です。

どんなきっかけでもいいので、たくさんの人が参加できる行事が一つでも増えることを願っています。私も何か考えなくては・・・

環境意識向上の動き(その2)

先日、同じ町内で葬儀があり、お手伝いに行ったときのことです。
食事の後片付けをしているときに「ゴミは分別してくださいね。」と葬儀屋のお姉さんが声を掛けてくれました。

みんな家庭ではキチンと分別していても、こうした集団の場になると『面倒くさい』『一人だけやっても意味がない』『分けるゴミ箱がない』等の理由で、全てのゴミを一緒くたにして『一般ゴミ』として出すことがよくあります。心では良くないことと分かっていても、始めるきっかけがないとつい流されてしまいます。
そんな時に葬儀屋のお姉さんは臆することもなく声を掛け、そしてダンボールで作ったゴミ箱をいくつも持ってきました。そこには「プラ」「紙」「ペット」などのリサイクルマークが書いてあり、一目で分かるようになっていました。

この葬儀屋のお姉さんの行動に私は感動し、また反省させられました。
自分一人やっていても自己満足で終わってしまい、物事の広がりはありません。ほんのちょっと勇気を出して声かけをし、みんなで一緒にゴミの減量や地球温暖化防止運動を進めていくことが、今一番大切なことなんだと気付かされました。
そしてこの月形町内に、ごく自然にこんなステキな行動をしている人がいると言うことが分かって、嬉しく勇気づけられました。

さあこれから私も、丁寧に、優しく、そしてキッパリと
「ゴミは分別しましょう!」「アイドリングはやめましょう!」
と言葉に出して伝えていきたいと思います。

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