2019年03月24日

役場に事業仕分けを【平成31年第1回定例会/その11】一般質問の報告(6)

5.役場が機能するために、大胆な事業仕分けを!
 
■Q 宮下
ここ数年、地方創生もあって色々な計画が作られ、毎年のように新しい事業が盛り込まれているよね。その一方で、古くからの事業も温存されていてスゴイ数の事業数になっていない? 予算をつけただけの事業も多くて目的を達成できてないように見える。それに、最近の役場の仕事は様々な分野にまたがっているし、高い専門性も必要。さらに働き改革を進めるためには効率化が求められている。
つまり、事務事業の見直し=大胆な事業仕分けが必要なんじゃない? 大胆な事業仕分けによって事業の絞り込みをして(職員が能動的に取り組む)余裕が必要だと思うんだけど。
 
この件について上坂町長は「行政改革推進委員会のご意見をいただき・・・」というけれど、櫻庭前町長時代から同じことを言っていて何も改善されていないよ。それに、行政改革推進委員会は非公開の組織だから、どんなメンバーで何をやっているのかもわからない。
 
だから私は、公開や町民参加の事業仕分けを提案したい。そうすれば削られた事業に理解が生まれるんじゃない? 事業仕分けのやり方は既に確立されているし、全国各地で事業仕分けをやっている団体もいるから力を借りればすぐにでもできる。
 
■A 町長
この件は、宮下議員と同感だ。
町長になる前の12年間、行政改革推進委員(最後は委員長)をやってきたが、答申通りにはならなかったから(宮下議員の考えは)理解できる。
 
町長になってみると、国や道の色々なしばりがあって思うようにいかないのが解った。評価をしないと(国や道の)予算が獲得できないから、町は常に計画の評価をやっている。なので、計画につぶされるようなことはない。
 
月形町独自で進められることはやっていきたい。まずは、町民の代表的立場である行政改革推進委員会で、意見をいただきながら進めたい。
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私は「公開の場での町民参加の事業仕分け」を提案したのに・・・
私の意見に同感だというから期待してみたら、結局は今まで通りに「行政改革推進委員会で検討する」という結論とは!
 
全くもって、何も聞き入れない冷酷さを強く感じました。

2019年03月23日

町民は町長からの説明を待ってるよ!【平成31年第1回定例会/その10】一般質問の報告(5)

少し間が空きましたが、月形町議会定例会報告を続けます。
今回も伝わりやすいように、あえて日常的な表現で報告しますね〜
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4.町民は情報共有と参画の場を求めています!
 
■Q 宮下 
町長は以前から「団体や町民のみなさんに積極的に情報提供を行い・・・」「町民のみなさんのご意見をしっかり伺った上で・・・」と言ってますけど、現実的には「団体(商工会・農協・区長会等)」ばっかりで、町民には全然説明してないですよね。この2年半、町民として過ごしてきましたがそう感じましたし、多くの町民からもそういう声を聴きました。
確かに手続きとしての広報広聴はやってます。だけど、1度きりの開催で当事者が参加できないとか、決定直前で参画できないとか、アリバイ作りみたい。もっと町民が参画できる段階で広報広聴して欲しいし、もっと町民の側に立った情報提供・情報共有してもらえませんか?
 
■A 町長
宮下議員は「多くの町民」と言うが、何人がそう言っているのか?
私は多くの町民の支持を得て町長になったし、毎朝役場前に立っていると声をかけてくれる町民がいる。そういうところで宮下議員の言うようなことを私は聴いたことがない。
声を出せる人はまだいい。私は、自らの意見も言えない弱い立場の人にしっかり目を向けていきたい。
 
「町民との対話の場が必要」と宮下議員は言うが見解が違う。私は町民の意見を聞いている。行政区長は地域の声を拾う代表者なので区長会議で話しを聞いているし、毎朝役場の前に立っていると町民が声をかけてくれる。
 
これからも議会のみなさんと相談しながら町政を進めていきたい。
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この質問が終了した時点で開始から2時間近く。(1時間ごとに休憩10分を入れてはいるが)答弁がちぐはぐになってきたような気がしました。

「町民への直接の説明」を求めているのに、最終的に示されたのは「議会のみなさんと・・・」。
町長自身による「町民への説明はしない」と言い張るのは、なぜ?

2019年03月18日

あ〜〜〜疲れた【平成31年第1回定例会/その9】予算特別委員会&本会議(定例会)終了

まだ一般質問の報告途中ですが・・・ 近況を。

今日は予算特別委員会の最終日で、
9:30〜14:30まで総括質疑を行いました。
白熱した議論もあり、求めていた言質も取れて一安心。
(詳しくは、一般質問報告・完了後に報告します。)
 
その後、本会議での議決を経て定例会は終了。
最後の全員協議会が終わったのは16:30。
そして恒例の懇親会、二次会。
全てが終了して先ほど帰宅しました。
 
今日も一日思いの丈を発し続けたのと、定例会が終わったのと、少しお酒が入ったのとで、すでに抜け殻のようになってます。
あ〜〜〜疲れた。今夜は布団で爆睡だ!
 
そうそう、今日の午前中、北竜町から新人議員の尾﨑圭子ちゃんが総括質疑を傍聴しに来てくれました。興味津々でいっぱいメモをとってたんです。第三者の目に、うちの議会はどう映ったかな〜
 
そうそう、圭子ちゃんが今朝の朝日新聞に載っているんですよ。
中富良野町議の寺岡さんも! 記事には北海道女性議員協議会の平出会長(道議)、相内先生も。みんな繫がってる!!

町立病院はどうなるの?【平成31年第1回定例会/その8】一般質問の報告(4)

3.町立病院の在り方
 
■Q 宮下
 町長は町政執行方針の中で、町立病院を「公設民営化のへき地診療所」にする方針を打ちだしたが唐突だった。決定までの経緯の説明を。
 
■A 町長
 病院の経営については私の就任(平成28年)以前から議論してきた。それは、10年前から一般会計からの繰出金が増える一方で、地方交付税は毎年5000万円ずつ減少しているから。また、2人いた常勤医が平成29年と30年に退職し、医師確保が大変だった。
 平成30年4月に林医師が赴任したが、平成31年1月には退職願が出された。他にレントゲン技師や看護師の大量退職などもあり、財政と人的な観点から「公設民営化」にすることを決めた。
 
 町長就任以来、病院のことを考えてきた。町民に対して細かいことを知らせるより、病院で必要な医療をしっかりやっていく方が良いと判断。役場内部で検討して必要なところで説明してきたつもりだ。
 
■Q 宮下
 町立という公的医療機関なのに方針がないことで不安が広がっている。去年町立病院に林医師が赴任して看取りと在宅診療が中心になったのに、町民や利用者に説明はなかった。これから医師が変わったら、また方針が変わるのか? 広く町民に対して明確な方針を打ちだす必要がある。
 
 町長は「医療体制が確保されることが重要」と言って、医師さえ確保できれば病院が成り立つと思っているが、町民は「同じ医師に診てもらいたい」のだ。出張医でも曜日を固定するなどして同じ医師の診察が可能になるようにして欲しい。
 
 町立病院の体制を変える今だからこそ、
・町民が町立の医療機関にどんな医療を求めているのか
・町立病院で提供できる医療はどんなものなのか
・高齢者施設や在宅で、どんな最後を迎えられるのか
など、医療・福祉・介護の連携の中での町立病院(診療所)の在り方を、町民と対話して共有する必要がある。対話の場を設けて欲しい。
 
■A 町長
 私は林医師と月1回顔を合わせ課題を共有していた。次の医師が着任したら、町立病院の在り方を医師と話し合い町民に伝えたい。病院の方針は町長が決めるものではないと考えている。 
 
 「町民との対話の場が必要」と宮下議員は言うが見解が違う。私は町民の意見を聞いている。行政区長は地域声を拾う代表者なので区長会議で話しを聞いているし、毎朝役場の前に立っていると町民が声をかけてくれる。これからも議会を通して進めていきたい。

高齢化した実態に合わせた移動手段を!【平成31年第1回定例会/その7】一般質問の報告(3)

2.福祉タクシーを「月形町地域公共交通網形成計画」に盛り込んで!
 
■Q 宮下
 今、策定中の「月形町地域公共交通網形成計画(略して網計画)」には、社協が運行している「福祉タクシー(正式名称:福祉有償運送。登録のある要支援1以上の会員限定交通)」が含まれていない。
 国土交通省の「策定の手引き」には、網計画は地域交通の基礎となる計画(マスタープラン)だから、全ての公共交通を網羅するように、と書いてある。福祉タクシーも含めることができると書いてあるのに、どうして入れないの?
 
 月形町の周辺部(札比内、町南部地区=南耕地、昭栄、知来乙、中和)は公共交通が少なくてとても不便。今は朝晩のスクールバスだけだけど、網計画では昼間の時間帯にデマンド交通を走らせるとのこと。それはイイ。ぜひ進めて欲しい。
 ただ、札比内地区も町南部地区も高齢化率は50%になっていて、福祉タクシーの利用率が高い。また、運転できる人は乗れなくなるまでずっと自家用車を使うので、運転を止めるときは身体に不安を感じたとき。そうなったら福祉タクシーを利用するようになるのでは?
 年齢構成からも、これから福祉タクシーの需要は伸びると思う。それだけニーズがあるのだから、網計画に含めて一体的に管理運営していった方が良いんじゃないの?
 
■A 町長 
 これから高齢者が増えることは認識している。
 現在、高齢者の乗り物には「スクールバス混乗」「ぬくもり福祉券(民間タクシーチケット)」があるし、これからはデマンド交通が走る。これで(高齢者に限らず)全ての人の利便性が高くなる。
 
 網計画に福祉タクシーを含めなかったのは、福祉タクシーには独自の協議会があるから。そこで議論すればいい。あえて網計画に含める必要はない。
 
■Q 宮下
 福祉タクシーに独自協議会があるのは知っている。それはそういう制度だから。協議会があっても網計画に入れることはできる。なぜ含めないのか? 理由になってない。いつまで繰り返しても平行線なので、最低限の提案をする。
 
 町民からは「福祉タクシーの相乗り」要望がある。社協に確認したら「平成29年から相乗り要望がある。相乗りは制度的に可能だが、現状では運行費用と人員不足で対応できない。予算が付けば・・・」とのこと。町民のニーズが高く、社協もお金さえつけば対応できると言っている。この部分に予算をつけてくれるか?
 
■A 町長
 福祉タクシーの相乗り要望があるのは初めて聴いた。私の耳には入っていない。だが、今聴いたので検討する。

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