2019年07月29日

面白かった!【議会技術研究会フォーラム2019「私はなぜ議員になったのか」】

7月27日(土)に札幌で開催された「議会技術研究会フォーラム2019」に参加してきました。主催は北海道地方自治研究所と北海道自治体学会・議会技術研究会。(2019年7月28日の北海道新聞朝刊に紹介記事)
 
テーマは「私はなぜ議員になったのか」。フォーラムのメインは5人の新人議員(補欠選挙や春の統一地方選挙で議員になったばかりの市議3人町議2人)。立候補に至った経緯を中心に語りました。5人はともに議会や政治とは関係ない普通の暮らしの中から、それぞれのきっかけを得て議員になった人たちです。
 
・遠藤友宇子議員(雄武町議会)
・碧ひろみ議員 (札幌市議会)
・佐々木百合香議員(北広島市議会)
・新岡ちかえ議員(恵庭市議会)
・沼尾昌也議員 (浦幌町議会)
 

登壇された新人議員のみなさんは話の内容も伝え方もそれぞれに個性があり、それがまさしく「議員」の原点だと改めて気づかせてくれました。「議員」は多様な住民から選出(輩出)されるのだから、本来個性的で多様なはず。なのに現実には、画一した思考と行動様式を持った「ザ・議員」にに変質してしまう。その変質する鍵は何か? どうすれば防げるのか? と、問いかけられているように感じました。
 
議会に入って初心を貫き通すのがどれほど難しいか・・・
言い換えると、初心が明確でなければ自身の変質にも気づかない。そんなことも感じました。
 
フォーラムの最初、基調提起「議会が変わればまちが変わる」の中で橋場利勝・元栗山町議会議長は、議員としての夢や希望と同じように、議員としての職責があることを伝えてくれました。
 
橋場元議長のお話から私の中でイメージが膨らみ、浮かんだのは「議決の重み」。議員になると新人も数期目議員も採決時は同じ1票。審議内容を理解できているかいないかに関わらず、採決に参加し意思表示しなくてはなりません。その結果が「まちの未来」を決めていく・・・そういう役割を議員は担っているということも自覚する必要がありますね。
 
 
議会技術研究会フォーラム2019、新しい切り口で面白かったです!

2019年07月25日

最後の施設見学会【月形学園】

この前の日曜日(7月21日)、町内にある少年院「月形学園」の最後の施設見学会がありました。そう、月形学園は今年度末で46年の歴史に幕を閉じるのです。当日は町内を中心に20人近くが参加しました。
 
月形学園は月形町の誘致により昭和48年に開庁したのですが、それは月形町が明治時代に「樺戸集治監(明治14年〜大正8年)」を開設するために拓かれた町だったから。発祥に縁を感じて「矯正の町」として活性化しようとした先人の足跡でした。(この流れで月形刑務所も誘致し昭和58年に開設された。)
それが今、施設の老朽化と(少子化の影響もあって)非行少年数の減少を受けて集約化されることに。これまで道内4つあった少年院が3つ(男子は千歳市と帯広市、女子は千歳市)になるとのことです。
 
月形学園は短期少年院(半年以内)。教育活動の中で積極的に地域と関わっていて、近隣の事業所で実習したり、地域の人が学園に来て行事をしたり・・・。今回参加した人の多くが何らかの形で学園と関わったことのある人達(同じ町内会、少年の受け入れ事業者、教科の指導者、ボランティア・・・)だったので、過去の思い出とともに感慨深そうに施設を眺めていました。
 
私自身は、月形に移住して最初に住んだ実習農場が月形学園のお隣。私が農作業しているときに、少年達も農作業をしていたり、歩くスキーをしていたり。フェンス越しにあいさつを交わすこともあって親しみを感じていました。それから20年以上経過する中で、議員や地域住民として、主に職員の方達とお付き合いしてきました。全国・全道を転勤する職員のみなさんやそのご家族も地域に馴染もうと町内行事や行政の説明会等にも積極的に参加され、「新鮮な風」を吹き込んでくれました。月形学園は非行少年の「社会への窓」であるとともに、私たち町民にとっても「外界との窓」だったように思います。
 
これだけ地域に密着していていた施設が閉じられることに寂しさを感じずにはいられませんが、現状から当然の帰結だと思います。願わくば、月形学園の取り組み(=人と人との温かなふれあいで少年教育を進める)が受け継がれますように。
 
最後に
今回の施設見学会では学園長にとても丁寧な説明と対応をしていただき、穏やかな気持ちで見学を終えました。学園長と職員のみなさんさん、ありがとうございました。
数年ごとに替わる学園長、これまで何人もの学園長と接してきましたが、これほど親しみや穏やかさを感じたことはなかったです。職場の雰囲気や外部との関係を作り出すのは組織のトップ、その役割は重要だと改めて感じました。

  

2019年07月11日

見て納得。理解が深まります。【月新水道企業団議会 議員研修会】

話は前後しますが、先週の木曜日(7月4日)に、月新水道企業団議会の議員研修会がありました。
 
月新水道企業団議会の議員6人(月形町議会から3人、新篠津村議会から3人)のうち、私を含めて3人が初めて水道議員になったこともあって、月新水道企業団について学ぶ機会を設けてくれました。
当日は、水道企業団の概要や今年度予算(←通常業務の他、トロッコ沢に水道新設)などの情報のほか、新しい取り組みの提案(=私が提出した、主に情報公開に関する取り組み)を議論したり、浄水施設等の現地視察も行いました。
 
写真は現地視察の様子。
月新水道企業団の浄水施設は町内五耕地山にあり、通常は関係者以外立入禁止(私は初めて内部を見学しました)。施設は昭和51年開設で、内部機材のほとんどは当時のまま(←面白かった!)。丁寧な手入れと修繕で使い続けることで設備投資を低く抑え、公的補助金を入れることなく(=水道料金だけで)経営しています。
 
上水道は命を支えるものだからこそ、飲んでいる水がどうやってできているのか興味のある人は多いはず。また、浄水場の仕組みや状態が解れば、昨年のブラックアウトのときのようなデマ(水道が止まる)も防げるはず。水道利用者向け浄水施設見学会(※)等、様々な情報公開をしていきたいなあと強く思った研修会でした。
 
※小学生(4年)社会科見学を受け付けているとのことなので、大人向けの見学会も可能だと思っています。

2019年07月07日

いいね!【月高祭】

昨日(7月6日・土)は月形高校の学校祭。午前中は校内で模擬店等があり、私は午後からのパフォーマンス@役場駐車場を見てきました。

パフォーマンスは月高祭の華であり、町民が楽しみにするイベント。町内外の保護者や関係者だけでなく多くの町民が集まって、駐車場は大賑わいでした。

1学年1クラス(計3クラス)になったとは言え、高校生の熱量は変わらず。学年を重ねるごとに表現に厚みが増して見応えタップリ。経験が発想や工夫を生み出しているんですね〜。発表の場があることって大事かも。1人1人が主役になれるのは地域密着型小規模校の利点ですね。

2019年07月06日

パネリスト追加【議会事務局研究会10周年記念 第6回議会事務局研究会シンポジウム】

ご案内していた標題シンポジウムのパネルディスカッションに新たなパネリストが加わり、規模が違う地方議会関係者が揃いました。(先にご案内した情報は修正済みです。)

人口規模だけで議会事務局を語ることはできませんが、多様な背景をもったパネリストが集うことで見えるものは広がるはず。どんな展開になるか、ぜひ「その場」で!

申込みをお待ちしています。
__。__。__。__。__。

〇パネルディスカッション
テーマ:議会事務局は何をどこまでできるのか~議会、委員会、会派活動別に

■パネリスト
・杉山 智博(大阪府議会事務局)     
・清水 克士(大津市議会議会局)      
・西川 明広(寝屋川市議会事務局)
・林  晴信(西脇市議会議長)
・宮下 裕美子(月形町議会議員)
■コーディネーター 谷畑 英吾(湖南市長)


■参考:自治体人口
大阪府  881.9万人
大津市   34.3万人
寝屋川市  23.2万人
西脇市    4.1万人
月形町    0.3万人
湖南市    5.4万人

<<前の5件 2223242526272829303132

▲TOPへ戻る