2010年09月07日

月形消防演習(月形支署前にて)

やっとたどり着きました。8月29日(日)に行われた3つのイベント(友朋祭コテージガーデン・トマトイベント・消防演習)の3つ目、最後の報告です。


今年の消防演習は、月形支署前を会場に行われました。月形支署があるのは友朋の丘に向かう道の入り口。開始時刻が午後2時で友朋祭終了と重なったため、帰りしなに足を止め演習を見つめる人達が多数。例年よりギャラリーが多く、団員の皆さんもやりがいがあったとか。とても良いタイミングでした。

今年も例年通り小隊訓練(分列行進)、小型ポンプ操法、ポンプ車操法が行われました。
その中で今年の注目点は小隊訓練に参加した女性団員。今まで号令をかける指揮者(部長職)は男性団員でしたが、今年女性部長が誕生し、全てを女性団員が賄って訓練を終えました。
女性消防団が発足してから約10年、その年月と団員の皆さんの努力で実現できた成果です。おめでとうございます。

それからもう1つ。今年春に購入した新しいポンプ車(月ポンプ1号車・第1分団配備)を使ったポンプ車操法の実演です。パッと見たところ小さな車ですが、勢いのいい2本の放水で力を見せつけました。
機材の更新で団員の皆さんの使い勝手が良くなり、町民の安心安全も継続的に守られていくのですね。今後も計画的な更新の重要性を感じました。

それにしても蒸し暑い1日でした(最高気温28.8℃)。長袖長ズボンの制服で演習の間中、炎天下にいた消防団員や職員の皆さんはさぞかし大変だったことでしょう。
でも
「火事の現場はこんなもんじゃないから。大丈夫。」
実践を積んでいるからこその説得力のある言葉! 流石です。

いざという時のために、時間を割いて訓練を重ねるボランティアの消防団員の皆さんと、職業人として日夜研鑽を積む消防職員の皆さんのお陰で私たちの生活は守られているのですね。

町民のひとりとして「お世話になります。そして、ありがとうございます。」

2010年09月06日

つきがたご当地グルメ発表・試食会『とま太郎の大変身』

ここのところ日曜日はイベント盛りだくさん! 昨日は学校祭の合間を縫って、表題の発表会を覗いてきました。

このイベントは月形町飲食店組合が主催、月形町地産地消計画推進協議会が後援する初めての催しです。当日朝の新聞折り込みで告知されただけなのでお客さんが来てくれるか心配だったそうですが、会場の「はな工房多目的ホール(旧紫陽花)」は月形温泉とも繋がっているので、温泉を訪れた町内外のお客さんも加わり、それはそれは賑わっていましたよ。

月形町はトマトジュース(「おはようトマト」改め「まんまるトマト」)がご当地自慢の品ですが、それを活かした「お料理」→「ご当地グルメ」→「町おこし」はまだまだ発展途上。今回飲食店組合が一肌脱いでくれました。
ちなみに上の写真は、つきがたご当地グルメのキャラクター「とま太郎」。まんまるトマトの原料である生食用トマト「桃太郎」からイメージされたもので、手には「まんまるトマト」缶を持っています。


写真は今回出品されたご当地グルメの数々。右下のトマトジュースから時計回りに紹介します。

■オレとま太郎・・・・・・トマトジュース+オレンジジュース。なかなか好評。
■とま太郎ジンギスカン・・トマトジュース入りジンギスカン
■とま太郎の白いプリン・・牛乳ベースの白いプリンにトマトジャムが乗って、美味。
■とま太郎ハヤシ・・・・・これからおいしく育ちそう。
■とま太郎のロールケーキ・トマトジャム入りロールケーキ。おいしい!! 既に人気商品。
■とま太郎の食パン・・・・トマト色がきれい。トマトの酸味がきいている。
■とま太郎ラーメンサラダ・今日の私の一押しグルメ! トマトの風味が活きておいしい!!
■とま太郎の冷やしつけ麺・さっぱりしているのにコクもある。既に商品化されて人気あり。

この他にも鍋やカクテルなど、目にも鮮やかなご当地グルメ。試食した人の笑顔がおいしさを語ってくれてますね。
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出品作の中には既に商品化されているものもありますが、これから育っていくものもあるでしょう。町内の飲食店が一斉に「とま太郎フェア」なんてやってくれたら、活気が出て楽しいでしょうね。何だかワクワクします。

それにしても日曜のお昼、町内の飲食店の皆さんが集まってお料理を介して気持ちが通じるような、プラスのエネルギーが行き交うような、本当に素敵で嬉しくなっちゃうイベントでした。
何かと厳しいご時世ですが、企画し手間を惜しまないで運営してくださった飲食店組合の皆さん、地産地消に関わる方々、場を盛り上げてくださったご当地ソングライブ関係者の皆さん、ありがとうございました。

月形って捨てたもんじゃあないでしょう♪
月形の可能性とエネルギーを感じた日曜日でした。

2010年09月05日

第50回月形中学校学校祭

9月第1日曜の今日は、第50回を迎える月形中学校学校祭がありました。
お盆を過ぎても30℃を越えるような残暑が続いていた今夏ですが、今日は朝からの雨で気温も下がり(最高気温は23℃ほど)、しっとりと落ち着いた雰囲気で鑑賞することができました。

さて、今年のテーマは『輝け 煌めけ 87の集いし星達よ! 〜It's 笑 time〜』。全校生徒87人がそれぞれに輝く学校祭になったのは言うまでもありません。

まずは意見発表
各学年2人計6人が中学生の視点で「今」を感じ、考え、そして次に繋げるために何をすべきか・・・を発表しました。「飢えに苦しむ人々」「心の悩み」「支えてくれる人の存在」「意見を出す上で」「武道について」「共存の大切さ」。普段の生活の中で何に心ひかれ、そこからどう考えを巡らし、どう展開させるのか・・・(ほどよい小ささの町なので)発表する生徒達の日常を知るだけに、外面の態度と内面の成長、思考の変化と深さ、そして輝く個性を感じさせられました。

私たち大人が何気なく思っている一場面であっても子ども達に影響を与えている事実、それとは別に個性を持ってすさまじい勢いで成長していく若さ。感じることの多い意見発表でした。

続いて演劇
毎年のことながら中学生の演劇は非常に完成度が高く引き込まれますが、今年は特に台本が良かったように思います。それにイメージにぴったりの小道具や音響、状況を説明するテロップ使いや色彩で役柄を固定する演出も新鮮でした。加えて生徒達の滑舌の良いしゃべりと、恥ずかしさなんてみじんも感じさせない演技はプロ顔負け。

時間の限られた中でここまでの完成度になったのは、指導者の力もさることながら、生徒達の基礎的な力が付いているからなのではないでしょうか。テレビやパソコンなど時代の力に加え、地元児童劇団「がたっ子」の存在もあるのではないかと。ちょっと前までの「演じるなんて遠いところの話」だった時代から、「身近で普通」の時代に変化していると思います。ひとりの人間として成長する過程で複数の人を演じられたら・・・視点も思考も多面的になれるかもしれません。ちょっとうらやましいです。

20109053.jpg途中に吹奏楽部の演奏をはさんで、最後は音楽発表。学年毎の合唱や合奏と、なんと言っても全校合唱「時の旅人」! 今年もいつの間にか涙がこぼれていました。

全校生徒87人が壇上で整然と整列し1枚の静止画となったあと、指揮者の一振りで全員が一気に息を吸い込んだその瞬間、パッと命が吹き込まれオーラがあふれ出しました。そこからは全員が一つの方向に向かって波打つように、追いかけるように、迫るように、それはそれは迫力のある合唱でした。
一人一人はパーツ(部品)でも、大きな意思のもとに集まり力を合わせれば、何十倍何千倍の力になって想いを届けることができる見本のようで、感動しました。

この他校内では様々な作品展示が行われ、「芸術の秋」を全身で楽しませていただきました。
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「若さは素晴らしい」「若い人の姿に元気をもらった」
そんなものかな? と今まで思っていた私も、今日は「その通り!!」と納得、実感できました。

私たち大人の想像つかないスピードで個性を持って独自に成長するエネルギー、
イキイキとハツラツと自然にあふれ出るエネルギー、
目的を持って集うことで爆発するエネルギー。

「プラスのエネルギーは使うことでまた生まれる。伝わることで増えていく。」

中学生から見ればお母さん、おばさんの私も、議会では一番の「若手」。若さのエネルギーを振りまいて、プラスの循環を作る役目があるのですね。中学生からいただいたエネルギーを活かしますよ♪

2010年09月03日

第16回 友朋祭

2010yuhou3.jpgまたまた日付が前後しますが、8月29日(日)にあった3つのイベントの2つ目の報告です。

それは第16回を迎える友朋祭。町内にある障がい者福祉施設「札親会 つきがた友朋の丘」のお祭りです。例年10月始めに行われていた友朋祭(一昨年の様子)ですが、今年は8月末にお引っ越し。天候の安定を考えてとのことです。それに昨年は新型インフルエンザの影響で開催できなかったので「昨年の分も楽しむぞ!」とばかりに、熱い(暑い)お祭りになりました。

会場には友朋の丘利用者さんとその家族の他、町内外からたくさんの人が詰めかけました。それに友朋の丘に関係する人達(ボランティア組織や町内会、関連施設や福祉関係、厨房などの業者)の出店も多数あり、それはそれは賑やかでした。

イベントのメインは施設内に設置した本格的で巨大な「流しそうめん」だったのですが、残念ながら見ることはできませんでした。かなり盛況だったようで、たくさんの人が会場に足を運んで楽しんだとか。夏開催だからの催しですね。

2010yuuhou2.jpgそれから外のステージでは様々な余興が行われていました。写真は立命館慶祥高校のチアリーディング部の演技。ハツラツとした笑顔とメリハリのある決めのポーズ、隊形変化など、華やかなステージに会場は一気にお祭りムードになり、友朋の丘利用者さん達もノリノリになっていました。
他に太鼓(そーらプチ太鼓)、よさこい(THE北海道医療大学)もあって、とにかくお祭りムード満点です!
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友朋の丘のパワーはスゴイ! 福祉施設が核となって、たくさんの人を集めてくれました。

そこでは人と人とが繋がり、次の展開に結びつけている・・・。福祉施設が町内にあることで、雇用の受け皿になったり、交流のきっかけになったり、楽しさを作り出す素になったり・・・。

人と人とが助けあい支えあうのが福祉。
だからこそ人と人とが自然に繋がり、交流が生まれるのですね。
町内にはたくさんの福祉施設があります。それと同じだけ、可能性もあるということです。

2010年09月02日

平成22年度 樺戸監獄物故者追悼式

本日午前、樺戸監獄物故者追悼式が今年も町内篠津山霊園内の囚人墓地で行われました。月形町は今年7月1日に開町130年を迎えましたが、樺戸監獄(当時は樺戸集治監)の開設式が行われたのは開町から2ヶ月後の9月3日。この日にちなんで、毎年この日近辺に追悼式が行われています。

今日は薄曇りながら朝から気温は高く、テントを用意していただいた私たち招待者はいいとして、式を手伝う役場職員や、町歌を斉唱するために参加してくれた月形中2年の生徒さん達にとっては厳しい状況で申し訳ないくらいでした。9月にもかかわらずこの暑さは樺戸集治監開設当時では考えられなかったことでしょう。なにしろこの地はうっそうとした大木に覆われていたそうですから。

さて、式の内容は昨年とほぼ同じでしたが、参加者がとても多かったのが印象的でした。招待者が約90名、町歌を斉唱した月形中学2年生が40名弱、事務方(役場職員)や招待者のお付きの方々を加え、総勢150名ほどとのことです。

樺戸監獄の囚人達が為し得たことは現在の北海道の礎です(詳しくは月形町ホームページの「月形歴史物語」へ)。その偉業を考えれば追悼式に招待される人が様々な方面へと広がるのも理解できます。ただ、町内の一般参加者が誰もいなかったのは残念でした。
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月形町の起こりは樺戸監獄であることは紛れもない事実です。その労役によって1,000人以上の囚人が亡くなったことも、その労役で北海道の今があることも忘れてはならない事実です。

しかし月形町民の中にはそのことを全く知らない人もいることでしょう。この追悼式が関係者や特別な人だけのものでなく、町民にとっての日常行事になるよう、周知や参加の方法を考えていく時期なのではないかと・・・開町130年の年に、そう感じました。

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