2010年12月02日

今回の一般質問は・・・

12月7日(火)、8日(水)開催予定の平成22年第4回定例会の一般質問〆切は11月26日(金)にあり、30日(火)の議会運営委員会を経て正式受理されました。
今回は宮元議員と私の2人が行います。質問は受付順なので、私は2番目です。

以下に通告書の内容を記載します。
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1.「月形町未来を考える委員会」について 【町長に対する質問】

 本年9月の平成21年度決算特別委員会・総括質疑の町長答弁で「月形町未来を考える委員会」設置の意向が示され、9月21日発行のお知らせ号で委員募集(一般公募)がなされたが、その概要は充分に周知されていない。
 この「月形町未来考える委員会」の概要(位置づけ、設置目的、審議内容、期間、委員構成等)および総合振興計画など既存の計画や組織との関係性・整合性について伺いたい。


2.行政に町民の意見を取り入れる手法について(主に一般公募) 【町長に対する質問】

 行政に町民の意見を取り入れる手法の中で、一般公募の必要性は過去の一般質問(平成20年第2回定例会)で相互に確認済である。しかし、その取り組み方は未だ不十分と感じる。「月形町未来を考える委員会」の一般公募を例に、募集経緯と経過、定員充足のための取り組みなどについて伺いたい。
 また今後の一般公募への取り組み方や、それ以外の手法についても伺いたい。
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噛み合う議論になるよう努力します。

12月7日(火)は午前9時から全員協議会があり(本会議運営のための簡単な説明と、報告・連絡事項など)、午前10時に本会議開会です。
なお一般質問は、本会議開会後すぐです(私は10時40分頃から)。

ぜひ傍聴にお越し下さい。

2010年11月25日

議会改革シンポジウム 〜自治体議会が変わるためのヒント〜

11月20日(土)の午後、NPO法人公共政策研究所と北海道大学公共政策大学院主催の「議会改革シンポジウム 〜自治体議会が変わるためのヒント〜」に参加してきました。会場の北海道大学の教室は後部座席まで埋まるほどの参加者(約50名)で、「議会改革」というテーマは時代の関心の的であることを再認識しました。かく言う私も同族ですね。

私はこのサブテーマ「変わるためのヒント」に引かれて参加したのですが、(主催者には申し訳ないのですが)思っていたほどの収穫はなかったです。というのも話題の中心が「議会基本条例」にあり、視点が都市部の議会目線と感じたからです。
市民参加の仕組みづくり、会派制の善し悪し、議会報告会の実施などは多くの場面で語られていることですし、その問題提起の多くが「議会や行政に関心の薄い市民」を対象にしていたためです。

月形町の場合、公式的な(表面的な)市民参加は活発とは言えませんが、地元選挙の投票率が90%近くであったり、多くの町民が何らかの形で地域活動を担っていたり、議員や理事者とも地縁、血縁、仕事や趣味、ボランティアなど様々な関係が濃い・・・等、情報も比較的届きやすく市民の監視の目は厳しいです。
また議会内でも会派や政党はなく(強いて言えば地域代表の色合いはありますが)、基本的に議員個人の思想信条でそれぞれの活動をしています。議案の否決こそありませんが(公開の)全員協議会での議論は本質に迫り、調整の末に「名を捨てて実を取る」場面も赤裸々です。

このように前提となる条件が違っている以上、話題の視点や解決のための手法も違ってくるのも仕方のないことですが、ただ多くの「議会改革」議論が都市部の目線で語られていることが残念です。もしかしたら改革のヒントは地方(田舎)にあるのかもしれないと思っているので。

とは言え、キラッと光るものも見つけました。パネリストの「辻ひろし登別市議会議員」の発言には議会活動の目指すべき方向性が表れていると感じました。自分の視点を自分の言葉で語ることは人の心を捉えますね。
以下、当日のプログラムと概要、心に響いた言葉(主に辻議員の発言)を列挙します。
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 議会改革シンポジウム 〜自治体議会が変わるためのヒント〜
       主催:NPO法人 公共政策研究所、北海道大学公共政策大学院

■基調報告「北海道の自治体議会の現状
       〜アンケート調査から見る北海道自治体議会の課題〜」
                 NPO法人 公共政策研究所 理事長 水澤雅貴氏

・道内180自治体議会を対象に、今年夏にNPO法人公共政策研究所が実施した
 『市民参加により自治体議会を活性化するための環境整備に関する調査』をまとめて考察
・基本データを(議会基本条例の有る無しが中心視点で)点数化し、分類。
・議会側から市民への情報提供の少なさを問題提起。
・議会が変わるヒントは「議会のオープン化」ではないかと提言

■パネルディカッション:テーマ「自治体議会が変わるためのヒント」
  パネリスト:鳥越 浩一氏(苫小牧市議会議員)
        辻  弘之氏(登別市議会議員)
        志子田 徹氏((株)北海道新聞社記者)
        水澤 雅貴氏(NPO法人 公共政策研究所理事長)
  コーディネーター:宮脇 淳氏(北海道公共政策大学院教授)

・議会基本条例を持つことが良しではなく、
 それぞれ地域に合った(地域にとって良いと判断する)議会のあり方もある。議会のあり方は多様
・議員は「話す」仕事と取られがちだが、「聞く」ことが仕事ではないか。
 地域活動の中で話を聞き、そこから受けた感性や想像を議会に持っていき話し合う

・議会改革とは、見えやすい部分(お金、人)にばかり気を取られすぎず、質を向上させること。

・議会とは、行政が「できない」と言ったことを、
 「できる様にするにはどうすればいいのか」を議論し、話しを持っていくところ。
・首長にモノが言えない人の立場をくみ上げるのが議会
・議会は決定機関=首長のやりたい放題のブレーキ役(闇雲に判を押すのではない)

・議会に多様な人材が入ってくるためには、
 「やりたいことがあった時の手段として、議員になる」という認識を、市民に持ってもらう。
 そのために、子どもの時から「議論した内容が反映される」体験を持たせる。

2010年11月24日

平成22年度町政(まちづくり)懇談会

今年も町政(まちづくり)懇談会の季節になりました。
私は地元の懇談会(11月22日午後6時〜 多目的研修センター。対象地区:市南行政区、南耕地昭栄行政区、知来乙行政区)に参加してきました。

会場には行政側として理事者と管理職(説明員と担当者)9名、懇談内容に絡んでNTT関係者4名。住民側として町民11名と各地区の地域担当職員9名の参加でした。

今年の町政(まちづくり)懇談会の次第書には
1 開 会
2 町長挨拶
3 議題 ・IP告知端末機の設置について
     ・光ブロードバンドサービスについて
4 その他
5 閉 会
とありました。議案がIP告知と光の2点しかなかったことにまず驚きました。

町長挨拶の中で「TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)反対の動きと状況説明」があり、次いで「切手事件」についての説明(?)ともお詫び(?)ともつかない話しがなされました。

そこで私が気になったのは、町長の発言とその場の雰囲気が他人事だったことです。
「町民の皆さんにはお詫び申し上げるところでありますし・・・」とは言うものの、最高責任者として頭を下げるわけでもないし、町長がそう言っている時に他の理事者や管理職はお詫びの姿勢を示していたか・・・何だか言葉だけが上っ面を滑っている様な感じでした。

「切手事件」は触れたくない(触れられたくない)事実だと思いますが、1年に1度、町側が町民のところに出向いて町政の話しをするせっかくの機会です。この事件の発覚から処分に至る一連の経過後初めて広く町民の前に理事者が出向く場なのです。切手事件に限らずこの1年に起きたこと、これから行うことを腹を割って話し合えるせっかくのチャンスだったのに・・・残念です。

もちろん「その他」で「地域の皆さんから何かありませんか? 何でもお答えします。」という問いかけがありましたが、町民が誰も口を開かなかったのも事実です。だからといって何も問題がないと捉えているのでしょうか? 声なき声(サイレント・マジョリティ)の存在を感じなければならないと思います。

結果の如何に関わらず、「自らが積極的に関わる、伝える」という姿勢も大事なのではないでしょうか。例え町民が何も言わずとも、やるべきこと、やらなければならないことは使命感を持って進めなければ信頼回復や信用は生まれないでしょう。
町民に聞きたいことはなかったのでしょうか? 伝えたいことはなかったのでしょうか?

結果、いつになっても「つまらない町政懇談会」から脱却できないと思います。

2010年11月21日

月形町議会議長杯ゲートボール大会

11月16日、朝の冷え込みもこの秋一番(最低気温ー3.2℃)のこの日、午前9時から多目的アリーナで「月形町議会議長杯ゲートボール大会」が開催されました。この大会は既に10数回開催されているとのことですが、しばらく前から議会チームの参加はありませんでした。でも今年は参戦! 私もその一員として生まれて初めてのゲートボールに挑戦してきました。

まずはコート作り。多目的アリーナは土間のグラウンドで、様々な競技が使用しています。最も多く使っているのは少年野球でしょうか。刷毛で整えられた地面には野球用の白線がうっすらと残っていました。
そこにロープとテープを張ってゲートボール用のコートを2面作っていきます。私が会場に着いた時にはその作業のまっただ中。皆さん協力し合いながら手際よく準備を進めていました。

ゲートボールは5人1チームなので、議会からは平田、笹木、宮元、鳥潟そして宮下が参加、偶然にもそれぞれの期数が5,4,3,2,1期だったので、チームに不思議な一体感が生まれました。と言ってもゲートボールの経験者は平田議員と宮元議員のみ。ルールも含め、参加者の皆さんに手取り足取り全て教えていただきながらのプレーです。

この大会では、月形町ゲートボール協会に加盟している皆さんが地区ごとに5チーム、私たち議会チームも加えて、3チーム2ブロックのリング戦(リーグ戦でなくリング戦)を午前と午後の2回行いました。1試合30分、2コート同時進行で進められます。
参加者の多くは75歳以上ですが皆さん大変元気!!! ボールを追って小走りしたり、大きな声で作戦を指示したり、おしゃべりしては笑ったり・・・。スポーツを楽しむ姿は老若男女変わらないんですね。

さて、試合の方は・・・最初のゲートをくぐるのが至難の業。土間のコートで手入れが行き届いているものの多少凸凹しています。その凸凹が簿妙に影響して玉が思うところに行きません。私は最後まで1番ゲートを通過できずに終わってしまった試合がありました。

1番ゲートをくぐると・・・あとはチーム戦。ゲートボールがこれ程戦略的なゲームだとは知りませんでした。玉を打つ順番を考慮しながら、自分の玉の置き所を決め、そこに向かって打っていきます。正確なショットを要求されるのですが、なかなか上手くいかないのは世の常。議会チームは作戦遂行の前に、技術が伴わない場面もちらほら・・・。一方ベテランの皆さんは全員が作戦を熟知していて、あうんの呼吸で試合を進めて行きます。一打で形勢が逆転することも間々あって、それはそれはスリリングな展開で、制限時間の30分はあっという間に過ぎていきました。

「ぼけ防止には良いよ。」
「毎週火曜日にやっているから、また遊びに来てね。」

そんな声を聞きながら、全ての競技と片付けが終わったのは午後3時。身体だけでなく、頭もフル回転で一日いっぱい楽しませていただきました。初めてのゲートボールでしたが、皆さんのお陰で本当に楽しかったです。

来年もまたプレーできたらと思ってます。
月形町ゲートボール協会の皆さん、お世話になりました。そして、ありがとうございました。

2010年11月16日

(社)北海道中小企業家同友会・南空知支部11月例会

11月15日(月)岩見沢市民会館「まなみーる」で(社)北海道中小企業家同友会・南空知支部の11月例会が行われました。会場は50名近い参加者でほぼ満員。(テーマの関係で)普段の例会より農業関係者が多かったようです。

今回のテーマは『これまでの農業、これからの農業!』、報告者は長沼町在住の駒谷伸幸氏です。駒谷氏は農業法人駒谷農場の代表理事会長であり、長沼町グリーンツーリズム運営協議会会長等たくさんの役職に就いている他、過去には、ながぬま農協組合長や食料・農業・農村政策審議会委員等、様々な場面でキーパーソンとして活躍している方です。

駒谷氏の報告は、穏やかながらとてもハッキリとした口調で進められました。「私が語るのは自分で経験してきたことだけです。」と言うように、旺盛なチャレンジ精神のもとで積み重ねられた経験とそれを基に組み立てられた思考は非常に論理的で、明解かつ自信に満ちていました。2時間があっという間に過ぎ、質問時間が足りないほど。とても有意義な時間でした。
(実はその後の懇親会にも急遽参加し、駒谷さんの行動原理をじっくり伺いました。共感することも多く、これからの行動の導として大きな力をいただきました。駒谷さん、同友会のみなさん、ありがとうございました。)

さて、私の印象に残った内容を以下に記します。仕事柄農政に関わる部分の記載が多いかもしれません。
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『これまでの農業、これからの農業!』
           報告者:農事組合法人駒谷農場 代表理事会長 駒谷伸幸氏

■人との出会いこそ人生(駒谷氏の考え方の基本)
・人ひとりの力はそれほど変わらない。人と出会い、繋がりで広がっていく。差がつく。
・発展のためには、信頼できるパートナーを探し見つけること。たった一人で良い。
 あとはその人に紹介してもらうことで広がっていく。類は友を呼ぶ。

■これまでの農業【農業政策の変遷】
[戦後の農政]・増田(昭和44年に減反政策が始まっても増田は続けられた)
       ・食糧の管理=食糧管理法(農協を中心にして、農家に農家を管理させる方法)
       ・品種改良、技術改良の推進
        (戦後すぐの収量 4俵/10a → 40年後には 8俵/10a)
       ・国民の6割が農業者 = 政治力があった
   ↓
 ○農家や農業団体は政治圧力を使い、米余りであっても米を作り続けた
 ○米価運動(生産者米価の引き上げ)により、生産者と消費者の対立を生む
   ↓
 ◇高度経済成長により生活が豊かに
 ◇他産業へ人口流失 =農業人口の減少(現在、人口の2.3%)→ 政治への圧力を失っている

[現状]・本来味方にすべき人達(消費者・国民)を味方にしていない
    ・農家に補助金を出す(税を使う)ことに国民は反対している

■農家と農業団体との関係
[販売]・販売が最も難しい
    ・農家は販売を農協にまかせてきた。このことから問題が起きている
      (農家は)消費者が何を求めているのか解らない → 自立ができない
    ・売ることはエネルギーを使う
      自ら販売 → 消費者ニーズに合うものを作る → 自立した農家が育つ
    ・販売活動とは「想い」を売ること

[有利販売をするために]
○作らない権利・・・売れないものを作らない。売れるものしか作らない(計画生産)
        ・農産物は収穫した時が最高の状態。時間の経過とともに悪くなる
          → 作ってしまったら、安くても売る方がいい → 足元を見られる
○北海道からは原料を出さない・・・加工することで売価も上がり、雇用も確保できる
○流通経路の簡略化・・・日本の農産物流通は外国に比べ複雑(平均 7段階)
          ・消費者の購入価格のうち、生産者の手取額は25%
           (道産農産物の場合は手取20%・流通コストが余計にかかることによる)
          ・生産者がパッケージまでして小売業者に卸せば、流通経路を簡略化できる
           (駒谷氏は生産業、倉庫業、卸業、パッケージまでを行い、
            生産した全ての農産物を全て自分で売っている。28年かかった。)
○有機農業・・・日本は国土・気候が良く、化学肥料がなくても米4俵/10aは収穫できる
                          (戦後すぐの農業で実証されている)

■これからの農業
○価格維持を前提とした農業政策 → 価格に連動しない直接支払い制度
 ・民主党政権下での戸別所得保障制度とは発想の根本が違う
 ・現在、価格維持(農産物を高い価格で消費者が買う=消費者が負担)で農業を支えている
  → これからは、納税者負担による農業の維持
  (自由貿易で国産農産物価格は海外産と同水準まで下げる。基本の所得は税で補填)
 ・農産物価格に関係なく、農業者にも他産業と同等水準の所得を
  (現状では米農家の時給は230円台。農業生産を続けるには1俵1万2千円は必要)
 ・EUの場合、農家所得の8割が税金
  (世界で行われている農業政策を調査し、消費者にも情報開示を。消費者を味方にする。)
 ・農業の機能(国土管理、環境対策)と個人では対応できないもの(物価、天災、自由貿易)
  に対し、税で保障する・・・諸外国はGATTに影響しない範囲で自国の農業を守ってきた

○生産者・小売業者・消費者が3者得になる方法
 ・小売りには平均30%の経費がかかる。これを削るのは難しい。
 ・小売店に卸す場面で価格を20%下げる努力をする(流通の簡略化などで対応可能)。
  その20%を小売業者と生産者で分かち合えば、お互いに連携するメリットが出てくる。
 ・スローフード運動には対立の構造がない。
  (地域の気候・風土にあったものを食べられることは消費者にとっても利点がある)

○農業団体の問題・その他
 ・今まで農政に関わる会議には、農業者の代表(=農協の代表)として全農トップが参加してきた
  しかし、農業者の代表としての発言ではなく、組織を守る発言に終始。
  最近になって組織の代表でなく、農家個人が公募や推薦で参加するようになった。今後も重要。
 ・農協にも国の会計検査を入れるべき。農協組織は「守るべき対象」より大きくなった。
 ・農協はいかに原点に戻れるかが重要。
 ・今までの農業対策は直接農家には支払われていない。
  ライスセンターの建設等では補助金が下りるも、半分は農家の手出し。
  結果として償還金や固定資産税により、農家の支払額は増加した。

○グリーンツーリズムについて
 ・長沼町では6年目を迎えた。人気が高く、受入を断ることもある。
  今年は 33校 6,000人(宿泊 25校 4,500人、他には農業体験のみ)
 ・現代の子どもの母親は既に包丁を持たない世代。家庭での食文化の伝承は難しくなった。
  子どもの頃からの食文化・食生活が身体になじんでいく。 → 食育基本法の制定(原点)
 ・農家では後継者がいない=子ども部屋が空いている・・・ここに都会の子ども達を受け入れる
  (受け入れに際し、絶対に投資はしない。今あるものを工夫して、自然に)
 ・子ども達をお客さん扱いしない。『都会の孫や子どもが田舎に遊びに来た』と考える
  自分は『北海道のお爺ちゃん、お婆ちゃん。母さん、父さん』になろう!
 ・農業体験に全くメニューはない。その時やっている作業を孫に手伝ってもらう感覚。
 ・共同炊事が原則。また食材は町内で取れたものをできるだけ出すようにしている。
 ・余裕を持って接することが大事。忙しい時には受け入れない。
  受入側は毎回のことであるが、子どもにとっては『一生に一度』のこと。『人との出会い』
 ・行政や農協、町内業者、地域も協力。受入は1日1校のみ、町内無線で全町に連絡。
  町民が子どもの姿を見た時に気軽に声かけ。町全体で受け入れている雰囲気。
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駒谷さんは既存の組織や考えにとらわれず様々な提言や行動をしてきましたが、そのことで相当の軋轢があったことはすぐに想像できます。しかしそれでも信念が揺るがなかったのは「人の気持ち」を大事に思っているから。物事の判断の根本に「儲け」「名誉」などの「欲」がないからこそ、多くの人が心引かれ集まってくるのでしょう。
(駒谷さんの経営や役職変遷を一見すると、商売に長け・出世欲も強いように思うかもしれませんが、それらは結果としてついてきたものだと私は思います。判断の基準はそこにはないと感じました。)

「信頼できるパートナーを1人でいい、見つけることだ。」「類は友を呼ぶ。」

誰が信用に足る人なのか、こちらの審美眼を試されています。最善のパートナーを見つけるためには、自分自身も磨き続けなければなりません。その努力を重ねることで結果がついてくるのですね。


この日、同友会例会のあとの懇親会を終えて家路を急ぐ途中、あまりの美しい光景に車を止めて写真を撮りました。それが左の写真。月形大橋です。前日からの雪で辺りは白一面になって光を反射しています。夜遅い時間で車の通行もなく、雪が音を吸収してシーンと静まりかえっていました。

この月形大橋は石狩川に架かる町境の橋ですが、この北側には新しい橋が建設中で、あと2年もしたら取り壊されてこの光景も見られなくなります。
この美しさに出会えたのも一期一会。
この時、未来へ続く「希望の架け橋」のような感じがして・・・何だか心が騒ぎました。

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