2011年01月27日

全員協議会(2011.1.14)

1月14日に開催された平成23年第1回臨時会に伴う全員協議会での協議内容を報告していなかったので、ここに記します。

※ 右の写真は、Aコープつきがた(農協)で手に入れたバラです。連日ー10℃以下になる今日この頃、こんな鮮やかで立派なバラを見かけて幸せな気分になりました。みなさんにもお裾分け♪
生産者や流通業者は凍らないように細心の注意を払ったことでしょう。ありがとうございます。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

1.町側からの協議・報告事項

■平成22年度ワクチン3種補助事業について
・子宮頸がんワクチンとヒブワクチンについて、平成22年度から
 町単独で補助(補助同額を商品券で交付)を行った。
 (小児向け肺炎球菌ワクチンは未実施)

・平成23年度分は3種(子宮頸がん、ヒブ、肺炎球菌)のワクチンに対し、国による国庫補助が決定
  対象は(平成23年4月1日現在の学年及び年齢)
   子宮頸がんワクチン:中学1年 〜 高校1年
   ヒブワクチン   : 0歳 〜 5歳
   肺炎球菌ワクチン : 0歳 〜 4歳

・制度変更により、一部の幼児や生徒に補助を受けられない不利益が生じるので、その部分だけ
 町単独の補助(商品券による交付)を行う。
  対象は 子宮頸がんワクチン:平成23年度高校2年生で、3回の接種が完了してない生徒
      肺炎球菌ワクチン :平成22年3月31日までに5歳になる、4歳児

■地域活性化交付金について
・平成22年10月8日に閣議決定。12月24日までに空知総合振興局に計画提出。

・対象事業と交付額(算定額)・・・3月に補正予算提出、全額繰越明許の予定
 ○きめ細やかな交付金(緊急経済対策、地域活性のニーズ)    6,913万4千円
  ・皆楽公園関係(保全計画策定、バリアフリー化、補修、車両更新)
  ・みのり工房の製品保管庫新設
  ・昭栄排水機場の改修、町道改良(円山1号線)、円山展望台整備
  ・緊急通報装置(独居等高齢者宅に設置されている機器)の更新
  ・給食センター空調設置
  ・月形中学校黒板取替、月形中学校校長住宅新築(現教頭宅を立替)
 ○住民に光をそそぐ交付金(消費者・DV・自殺予防等の弱者対策、他) 1,043万6千円
  ・樺戸博物館展示改修
  ・図書館改修
  ・命のバトン配布(全戸)
  ・自殺予防対策(個別相談用パーテーション設置)

■美唄との一般廃棄物処理について(現状報告)・・・1月12日の北海道新聞の報道を受けて

○月形町の状況
11月26日の説明と何ら変わっていない状況。
・12月定例会の補正予算「一般廃棄物処理計画見直しのための委託料」は、現在執行を保留
・現在担当レベルで申し入れている状況。トップの正式な話しはない
・衛生センター(最終処分場)周辺地域のみなさんには多少の方向性が見えた中で説明したい。
 (今はしない ← 早急にできる範囲で状況を説明する必要があるのではないかとの質問あり) 

○美唄市の状況
・高温高圧処理を議会に説明している最中。議会の理解を得る努力をしている。
・現在はデータ収集を行っていて、1月下旬に市議会に報告

○全体の状況
・基本的に、美唄市と月形町で高温高圧処理を進めるスタンスは変わっていない。
・今後進捗状況を頻繁に議会に説明していく

2.議会内討論
■コンプライアンス条例(案)の修正について
 → 別項で報告

3.その他
■第1回定例会の日程(案)
・・・昨年同様、執行方針と行政全般に対して一般質問を行う
 2月25日(金)  議会運営委員会
 2月28日(月)  議案配布
 3月 3日(木)  定例会第1日・本会議(議案審議、町政執行方針、教育執行方針)
 [3月 4日(日)〜13日(日)本会議休会]
 3月 7日(月)  一般質問〆切
 3月 8日(火)  議会運営委員会、全員協議会
 3月14日(月)  本会議第2日・一般質問
 3月15日(火)〜17日(木)  平成23年度予算特別委員会
 3月18日(金)  本会議第3日・予算特別委員会報告、意見案等
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

今年もまた景気対策等に対応する臨時交付金が配分されることになりました。短期的に見れば地域にお金が回ることになるので、喜ばしい(?)と言えるかもしれません。しかし、あまりに唐突すぎる(早急すぎる)計画書の提出に、本当に必要な事業かどうかの吟味ができません。

この交付金分が当初予算時にキチンと組み込まれていれば、もっと有効な活用ができるのに。甚だ残念です。うちの町と同じ状況がきっと全国の自治体でも起きていることでしょう。

とは言え、普段から「もしお金があったら○○したい」と考えていれば、例え少しのお金であっても有効に使えるでしょう。ただ、新たな発想を得たり夢や目標を持つには、多少の余裕と充分な準備が(町側に)なければ。

自治体側にその余裕はあるの? 少なくとも月形町にはないように感じます。

2011年01月18日

平成23年第1回臨時会

1月14日(金)に、今年最初の臨時会が開かれました。
審議したのは以下の4件です。

(写真は臨時会が開かれた1月14日、役場3階議員控室からの風景。随分と雪が増えました。)
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

1.月形町交流センター条例の改正
■交流センターを指定管理者による管理にするための条例改正
・平成23年4月1日〜実施
・現在、交流センターは町長により管理(社会福祉協議会に委託)されている。
・町民サービスの質の向上を目指して、指定管理者制度に移行する。
[質疑応答から]
・指定管理者の選定は、これから選定委員会(役場の内部組織)を開いて決定する。
・選定方針:長期的に管理できる団体。特名による指定を考えている(社会福祉法人等)。

2.月形町固定資産評価審査委員会委員の選任
■香西博之氏(市北)の選任に同意
・香西氏は今回の選任で3期目となる(1期目は前任者の残任期間)
・任期:平成23年3月5日〜26年3月4日まで

3.月形町議会委員会条例の一部改正
■現在2つある常任委員会を1つにする。名称は[まちづくり常任委員会]
・10名の議員全員が所属する常任委員会とし、全ての分野を所管する。
・任期は 2年 → 4年
・議会運営委員会の委員数も 5人 → 4人

4.意見案(了承)
■北海道開発の枠組みの堅持と北海道局の存続に関するよう意見書の提出
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

交流センターの指定管理者制度への移行は、交流センターが建設されたときから方向付けられていたことです。今回は条例改正だけですが、業者選定や指定管理料など今後も審議に上がってくるので、[町民サービスの質の向上]の観点から注意深く見ていきたいと思います。

来期から、議会の常任委員会が2つ → 1つになります。これに対し
「範囲が広くなることで審議が浅く散漫にならないか?」
と他市町村議員から質問を受けたことがあります。私は
「縦割り行政をチェックする上で、総合的・横断的に協議する方が議会としての機能が果たせる」
「少人数の議会で個々の視点や能力を生かすためにも、全議員が全てを所管し議論することが重要」
と答えています。

月形町議会は本会議よりはむしろ委員会が活動の中心です。
(最近は全員協議会の需要度も増していますが・・・)
常任委員会が1つになって活性化するかどうかは、議員それぞれの取り組みによると考えます。

2011年01月16日

全員協議会(2011.1.14)コンプライアンス条例

 1月14日、平成23年第1回臨時会が開かれ、それにあわせて全員協議会も開催されました。様々な内容の協議・報告されましたが、まずは注目の案件「月形町職員の公正な職務の執行の確保に関する条例(コンプライアンス条例)案」についての協議内容を報告します。

 ※ 写真は今朝(1月16日)の自宅前。月形町も14日〜16日朝にかけて本格的な降雪があり、車もすっぽり雪の中です(車に乗った雪は1.5日分の降雪量。約60cm)。今朝は雪も一息ついたので、車の発掘作業や除雪作業に大わらわ。ご近所でも屋根の雪下ろしが盛んに行われていました。
 積雪はちょうど1m(それでも例年より50cmも少ない)。明日からはまた雪の予報。今しばらく気を引き締めていきましょう。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

この日の協議目標は、「議会としての修正案をまとめる」というもの。
まずは町側法務担当者との質疑応答により条例の中身の確認と技術的な説明を受けた。あわせて正・副議長から(町長ら理事者との)事前調整時の報告もなされた。

■■■ 事前調整の報告・・・正副議長より■■■
●法令遵守委員会委員の人数
 ・・・秘密性保持を徹底するために少人数の必要がある。3人にしたいとの町側の意向。
    また同じ理由で、議員が入ることも控えることになるとのこと。
●公益通報の無記名化
 ・・・無記名もありうる。
    まずは1.2年実験的に無記名とし、その結果(通報数の状況)を踏まえて検討してもいい。
●倫理規則の内容(具体性や業者との癒着防止など)は、修正要望があれば検討する。

■■■ 議員からの質問・確認と、担当者からの説明 ■■■

【法令遵守委員会について】
Q 法令遵守委員会の位置づけをどう考えているか?
A 法令に違反したことに対応する委員会。公益通報があったときのみ活動する。

Q 不正行為に対し内部調査しかしないのか? 懲罰規定は?
A 調査は法令遵守委員会が行い、違反に対しては懲戒処分等審議委員会が行う。

【不当要求行為について】
Q 不当要求行為の対処に、法令遵守委員会が関与しないのはなぜか?
  不当要求行為との判断が難しい場面はどうするのか?
A 不当要求行為には内部で十分対応・処理できると考える。それ以上の場合は警察に通報する。
  法令遵守委員会は法令違反したときにだけ対応するもの。

【倫理規則について】
Q 規則中「多数の者」とあるが、何人からか?
A 判例では50名程度となっている。

Q 関係事業者の絡みや私的な関係の取扱いが難しい。現状では紛らわしい。どうにかできないか?
A 簡単にすることは可能。

【その他】
Q 切手事件を受けてこの条例を立ち上げることになったが、切手事件はなぜ起きたと考えるか?
A 公務員として、してはいけないことをした(倫理観の欠如)による。
  公務員としての規準は持っているものの、基本スタンスを間違えてしまったことによる。

Q コンプライアンス(法令遵守)とは、単に法を守ることだけでなく、説明責任や情報公開も
  含んでいると考える。この条例ではどの部分に含まれているのか?
A この条例では(説明責任や情報公開について)触れていない。

Q この条例をつくるに当たって参考にした条例は?
A 岐阜県御嵩町、旭川市、滝川市、その他道内の町村

■■■ 議員間討議 ■■■

【各議員からの意見】
●コンプライアンス(法令遵守)は不断の改善・改革の積み重ねである。
●日常の訓示など、法令遵守の日々の努力が肝要

●法令遵守委員会は、法令遵守全般に関し、町長に外部の意見を提言する機関にしたい。
●法令遵守委員会を公益通報だけでなく、不法要求に対しても何らかの関与ができるようにしたい。
●法令遵守委員会の活動が見えるように、概要あるいは対応件数だけでも公表は必要。

●この条例は規則4本を有し、体系的に組み上げられたもの。はたして機能するのかは疑問。
●コンプライアンスの要は法令遵守委員会と公益通報。他はそぎ落としてもいのではないか。 
●職員自身が「法令を熟知し、法令を遵守する」規定を入れ、強調することも必要ではないか。
    ↓
【議会修正案】
宮下案(この日に向けて検討を重ねた私個人の案)をたたき台に、上記意見を踏まえ、文言修正・文言整理を行い、これを[議会修正案]とした。

後日、正・副議長が[議会修正案]を町長に提出する。それをもとに町側が検討を加え、1月28日の全員協議会で、議会と理事者による修正案の審議を行うことになった。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

前回の審議から約1ヶ月間、法務に関し素人の私は大学の先生や他自治体議員にもご協力いただき、できうる範囲で「コンプライアンス条例」について調べ学びました。法務はもちろんですが、コンプライアンス(法令遵守)とは何か、を考えさせられた1ヶ月でした。

結果、私の出した結論は以下の通りです。

◆コンプライアンス(法令遵守)はただ単に法令に従い守るのではなく、法令の精神を理解し、
 時代や状況に合わせ、それぞれが公平公正な判断と行動をすること。
◆現代のコンプライアンスは、法令遵守とともに情報公開や説明責任も含む。
◆コンプライアンスを確立するためには、日々の積み重ねが重要。
 個々には研修を積んで法令を理解するとともに、組織として継続的な対応を行う。

この1ヶ月コンプライアンス条例に向き合いましたが、切手事件の検証が充分でないために
「何に重点を置くことで事件が防げるのか」「月形町にとって必要な具体的な再発防止策は何か」
は未だ見えません。もし今また同じような事件が発覚した時に最善の対処ができるのかは疑問です。今後の検証作業後に再考し、対応すべきと考えます。

しかしながら、この学びを通して「切手事件は月形町におけるコンプライアンスを考えるきっかけ」だったことに気付きました。理事者も議会も、言葉ではコンプライアンスを声高に叫んでいても、充分な理解と対応はしてこなかったのも事実です。切手事件に縛られて考えを狭くするより、コンプライアンスという大きな枠の中で将来的に有効な条例を作り上げることが、今は重要である感じました。

一方、議会で議論を重ねていく中で、多くの議員から私と同じ考えの発言がありました。普段は全く違う思考や観点、経験の議員でありながら、コンプライアンスに関しては同じ感覚を持っていたことに正直驚きましたが、嬉しくもありました。議員は十人十色、様々な意見を持つものの本質的に目指すものは同じだと分かったからです。合議体としての機能が果たされているとも感じました。

コンプライアンス条例については一歩進んだだけで、完成していません。今後もひき続き注力していきます。

なお、コンプライアンス条例(宮下案)を創るに当たって特に参考にしたのは、以下の自治体の条例や規則、要綱及びその解説等です。

◎滋賀県近江八幡市「近江八幡市コンプライアンス条例」
◎京都府長岡京市「長岡京市における法令遵守に関する条例」
◎東京都千代田区「千代田区職員等公益通報条例」
実践・条例法務(7) 公益通報条例の考え方 札幌大学教授 福士明氏
                          (フロンティア180 秋季号55号)

2010年12月18日

全員協議会(2010.11.26)

遅れましたが、平成22年11月26日に行われた第5回臨時会後の全員協議会の報告です。
この日は町側から提示された2項目について審議しました。いずれも後々まで町政に関係する重要な事項です。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

1.月形町職員の公正な職務の執行の確保に関する条例(案)等の制定について

■町側から条例の概要と骨子についての説明

[条例制定の背景] 町職員が「寄贈切手換金事件」という不祥事を起こしたことにより、行政に対
         する町民の信頼を著しく失墜させた。このことを深く反省し、このようなことが
         二度と起こることのない組織を構築するため、公務員倫理及び法令遵守(コン
         プライアンス)を推進する体制を整備し、町政に対する町民の信頼回復を図る。

[条例及び規則の構成]・・・条例の下に4つの規則を設置
    月形町職員の公正な職務の執行の確保に関する条例(略称:コンプライアンス条例)
               1)職員の基本的心構え
               2)職員、管理職員、町長、町民等の責務
               3)法令遵守委員会の設置
               4)公益通報
               5)不当要求行為等への対処
                     ↓
         ○月形町職員倫理規則       ○月形町法令遵守委員会規則
         ○月形町公益通報に関する規則   ○月形町不当要求行為対策規則

■質疑応答
Q 町側の今後のスケジュールは?
A 今日は提案説明。この後、第4回定例会(12月7日開会)に提案したい。
  この条例に付随するもの(報酬条例、補正予算)も含め、提案する予定。

Q 切手事件の検証と再発防止策について、どのように対応するのか?
A 今回の切手事件のためだけに検証委員会を立ち上げるのはどうかと思う。
  法令遵守委員会の中で事件検証をしていきたい。

Q 公益通報に関わる法令遵守委員会の会議が非公開というのは理解できるが、
  切手事件の検証も非公開となるのか? 検討結果や概要も公開されないのか?
A 情報公開に関しては情報公開条例がある。

Q 今回の事件をうけての条例と考えると、抜けている(充分ではない)部分があるのでは?
A 読み取れない部分をこの中に足すことは何ら問題ない。

■議員間討議
[この条例審議に対する議員の意見]
・条例案を含め全ての関連議案を12月定例会から取り下げた上で、再度議会と理事者で協議する。
・条例案を12月定例会で可決した上で、細部に関してはその後に条例修正で対応する。
・特別委員会を立ち上げ、そこにこの条例を付託し審議する。
・12月議会で否決。次の臨時会もしくは定例会に町側が修正案を提出した場合に審議する。
   ↓
 最善策を見いだせなかったため、今後の定例会運営も含め、正・副議長が町側と調整。

■結論・・・町側は、12月定例会には提案しない。補正予算も修正する。
      今後のスケジュールとして、まずは議会が統一意見として修正案を示し、その後
      議会と町側で協議を重ね、3月の定例会に提案し承認をうける。


2.今後のゴミ処理方法について

■これまでの経過説明
・美唄市との共同で高温高圧処理施設を整備
・平成21年11月27日12月9日の全員協議会で審議。
・平成22年年明けに(衛生センター周辺)地域住民への説明を行い、概ね理解を得られた。

■現状の報告
・美唄市の事情により全体計画が遅れている(計画策定手続きの遅れ、議会承認の遅れ、その他)
・遅れはあるものの全体計画に変更はなく、月形町は当初のスケジュールに従い進めている。
  (平成26年供用開始予定)
・12月定例会に「一般廃棄物処理計画」見直しのための委託料の補正予算を計上
・共同処理施設整備に要する費用について、概算が示された(ただし今後精査する部分が多い)

■質疑応答
Q 美唄市との運用や費用負担などの話し合いはどの時期に行われるのか?
A 美唄市との協定もこれから。基本的な部分はまず最初に取り決める(合意の上で進めて行く)
  協議内容等は出来るだけ議会にも報告していきたい。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

この日初めて議会に提示された[コンプライアンス条例]は、私のイメージしていた条例の内容とは全く別のものでした。また多くの議員は予想以上に重厚でスケールの大きな条例であったことに驚いているようで、「提案が唐突すぎる」「審議する時間が足りない」という声が多く聞かれました。

切手事件の処分を発表した8月5日の全員協議会で、初めて町長が「外部も入れた倫理委員会の設置も考えられる」との考えを示したので、私は「外部委員による事件の検証が行われる」と期待を寄せていました。
私は何よりもまず初めに第三者によってこの事件が検証され、問題点を洗い出した上で再発防止策を検討すべきと考えていたからです。(この事件は教育委員会組織が起こした事件であり、その調査を行ったのが副町長を筆頭にした理事者集団であったこと。役場内部はほとんど全て利害関係者と考えることができるため。)

その想いで進めた9月定例会の一般質問でしたが、その答弁で示された「倫理委員会」のイメージは私のものとは違い、質問と答弁が噛み合わない状態でした。今こうして新しい条例の全貌が明なになってみると、「月形町法令遵守委員会(=倫理委員会)」の位置づけが(町長と私とは)最初から違っていたのだから、できあがったモノが違っていて当然だったと言えます。

今回示された[コンプライアンス条例]は、切手事件の再発防止策としては一定の効果を上げるかもしれません。これから起こるであろう新たな事件を未然に防ぐことに関しては評価できる部分もあります。しかし、この条例をなぜ立ち上げなければならなかったか! その根源にかえって考えると、事件の検証もままならないのに再発防止策などあり得るのでしょうか?

万が一、今ここで、役場のある部署が組織ぐるみで事件を起こし隠ぺいしていた事実がわかったとしたら、今回よりも公共の利益に叶うような調査や処理ができるのでしょうか?
もし今どこかの金庫から、書類上処理もされていない有価物が発見された時、職員は適正な判断の下に処理できるのでしょうか?(どんな少額でも上司に伺いを立てなければ処理できない、迷いの状態にならないか? あるいは、下手に手を出すことでリスクも背負い込むと、見て見ぬふりをする消極的な態度になってしまわないか?)

様々な想像を膨らませ、この条例が施行されたあとの月形町の姿を思い描きながら、この条例の修正案を検討したいと思います。

2010年12月13日

全員協議会(2010.12.8)コンプライアンス条例

第4回定例会にあわせて開かれた全員協議会での「月形町職員の公正な職務の執行の確保に関する条例(コンプライアンス条例)案」について、議会内討議の報告です。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

【コンプライアンス条例に対する意見】
■コンプライアンスの意味を狭めた条例ではないか。
 職員の業務がどの法律に該当し、どう行動すべきだったのかを検討すべきではないか。

■コンプライアンス条例は再発防止策として進めるのであればよしとする。
 ただし、切手事件の検証を行う予定の[法令遵守委員会]は非公開の会議であり、町側の説明では
 積極的な公開もない考えである。検証は別の委員会を立ち上げ、早急に進めるべき。

■法令遵守委員会の活動内容が公益通報に偏りすぎている。コンプライアンスに関し、町長に提言
 できる幅の広いものにするべきでは。
■法令遵守委員会の委員数は3人では少ない。5人にすべき。

■公益通報は「記名」で行うことになっているが、無記名の検討必要。
 無記名で情報を集めることで、事件の未然防止に繋がる。

■関係業者との接触が厳しく規定されているが、月形町の実情を考えれば(町民の多くが対象者となる
 ので)実現できるか疑問。
■厳しい倫理規定が設けられているので、このままの形で進めればいい。
■倫理規則に規定されている事項は紛らわしい。もっとわかりやすくできないか。

■これでまずやってみて、その後、様子を見て修正してみては。
■議会はこの問題の解決を「早く」と言ってきた。早急に動き出せるよう、まずは進めるべき。

【議長によるまとめ】
・議会はこのコンプライアンス条例を概ねよしと認めるも、内容には修正の必要がある。
 今日の議論の内容を町長に伝え、検討を加えてもらったものを議会に図る。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

この協議内容を正・副議長が取りまとめ、町長ら理事者に伝えることになりました。
今後のスケジュールはその時に調整するとのこと。

<<前の5件 3637383940414243444546

▲TOPへ戻る