月形観光協会・2010クリスマスイベント

観光協会クリスマスイベントは例年よりちょっと時期を早め、12月22日に行われました。

今年は(一昨年同様)またも雪がない状況のため、思い切って円山まで雪を取りに行くことに。
観光協会のメンバーと役場職員数名とで軽トラックに資材を積み込み、車に乗って向かいました。

20101222a.jpg円山公園のソフトボール場には手つかずの雪がありましたが・・・やっぱり積雪10cm。しばらく新雪がなかったので表面は(埃などで)ほんのり茶色に変色していて残念。でもそんなことは言ってられません。バケツに一升瓶を突き立てた「特製スノーランタン型」に、ザラメ状の雪をかき集めて詰めていきました。

約1時間後、目標(開町130年にちなんで)130個に達したのでスノーランタン作りは終了。

20101222b.jpg会場である役場前駐車場に戻ってくると、他のメンバーがメタセコイヤの木の周辺や役場正面玄関付近にスノーランタンを設置し、その中にロウソクを入れているところでした。

これと並行して他の作業も進行。
商工会商工部の皆さんは雰囲気を盛り上げるための音響設備を設置したり、参加者に配布するお菓子(今年はちょっと豪華に、観光協会からのお菓子セット+商工会の商品券付き。子育て支援として商工会が独自にプラスしたそうです。有り難いですね。)や温かい飲み物の準備をしていました。
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みんなで一緒に作業を進め、午後3時40分にはロウソクに火を灯して会場設営は終了。

折しもこの日は冬至。日の入りは午後4時3分(札幌)。

辺りが徐々に暗くなってくると、自宅で作ったアイスキャンドルを手に小さなお子さんとお母さんが次々と集まってきました。

お母さん達にお話を聞くと・・・例年より気温が高かったせいで屋外でのアイスキャンドル作りは難しく、冷凍庫で作り上げた人がほとんどの様。冷凍庫のスペースの関係でそうたくさんはできないですよね。イベントの前から準備して参加してくれて、ありがとうございます。

20101222c.jpgそうこうしていると、月形中学校生徒会の面々が「歳末助け合い」の募金活動のために会場に。道をはさんでJA月形店舗前でも月形高校生徒会が募金活動を始めました。

私たち作業班は外での活動を前提にスキーウエアに防止に手袋の完全防備。中高生は・・・寒そうでしたね。それでも行き交う人に声をかけ、募金を呼びかけて多少の成果はあったようです。

20101222d.jpgさて午後4時30分。月形観光協会会長からの挨拶のあと、カウントダウン! 

メタセコイアが空中に浮かび上がりました。

電飾での飾り付け、今年も新たなデザインで目を楽しませてくれています(昨年のデザイン)。

このあと、月形町のゆるキャラ「ベルデ君」がサンタさんになり、アイスキャンドルを作ってきてくれた子ども達にお菓子をプレゼント。
楽しい雰囲気の中、クリスマスイベントは終了しました。
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今年のクリスマスイベントはアイスキャンドル持参のお子さんやお手伝いの会員の数こそ少なかったものの、月形中学校や月形高校の生徒会の皆さん、商工会商工部の皆さんなど新たな顔ぶれが加わって華やかになりました。もちろん雰囲気を盛り上げる「音楽」の存在も見逃せません。

開始から4年経ったことで主催者にマンネリ(!?)感があるのかもしれませんが、この時期にほんわかと集まれる行事はなかなかないもの。せっかく定着してきた行事なので、これからも続けられるよう、日程調整や声かけ、雰囲気作りなど、私も観光協会の一員として色々と手をかけて伸ばしていければと思っています。

何だかんだ言っても、私は企画や裏方が好きです。今日は一日楽しめました。

年末の月形風景

しばらく更新していないうちに年の瀬も押し迫ってきました。時間はあっという間に過ぎ去るものですね。

今年の月形は全くと言っていいほど雪が降りません(現在積雪約10cm)。町中の雰囲気は3月頃のよう。田んぼは畦が分かる程で、日陰や駐車場は一面ツルツルの氷。路肩に除雪された雪は陽射しを浴びて融けてツララができている状態です。
今朝の北海道新聞には「季節風が弱いことが原因で、12月の道内は、日本海側と内陸での雪の降り方が逆転する珍しい現象が起きている。」との記事がありました。
確かに! 豪雪地帯の月形には雪が降っていません。

ちょっと変な感じですが、「雪が降らないってこんなに楽なんだね〜。」と、お正月の買い物で会う人会う人、合い言葉のよう。ただ氷で滑る滑るのだけは要注意!! 皆さん、気をつけましょう。


さて、12月後半の話題を全く更新していなかったので、今日はこれから頑張ります!
季節の話題をできるだけ年内にお届けしたいです。

2010年12月18日

全員協議会(2010.11.26)

遅れましたが、平成22年11月26日に行われた第5回臨時会後の全員協議会の報告です。
この日は町側から提示された2項目について審議しました。いずれも後々まで町政に関係する重要な事項です。
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1.月形町職員の公正な職務の執行の確保に関する条例(案)等の制定について

■町側から条例の概要と骨子についての説明

[条例制定の背景] 町職員が「寄贈切手換金事件」という不祥事を起こしたことにより、行政に対
         する町民の信頼を著しく失墜させた。このことを深く反省し、このようなことが
         二度と起こることのない組織を構築するため、公務員倫理及び法令遵守(コン
         プライアンス)を推進する体制を整備し、町政に対する町民の信頼回復を図る。

[条例及び規則の構成]・・・条例の下に4つの規則を設置
    月形町職員の公正な職務の執行の確保に関する条例(略称:コンプライアンス条例)
               1)職員の基本的心構え
               2)職員、管理職員、町長、町民等の責務
               3)法令遵守委員会の設置
               4)公益通報
               5)不当要求行為等への対処
                     ↓
         ○月形町職員倫理規則       ○月形町法令遵守委員会規則
         ○月形町公益通報に関する規則   ○月形町不当要求行為対策規則

■質疑応答
Q 町側の今後のスケジュールは?
A 今日は提案説明。この後、第4回定例会(12月7日開会)に提案したい。
  この条例に付随するもの(報酬条例、補正予算)も含め、提案する予定。

Q 切手事件の検証と再発防止策について、どのように対応するのか?
A 今回の切手事件のためだけに検証委員会を立ち上げるのはどうかと思う。
  法令遵守委員会の中で事件検証をしていきたい。

Q 公益通報に関わる法令遵守委員会の会議が非公開というのは理解できるが、
  切手事件の検証も非公開となるのか? 検討結果や概要も公開されないのか?
A 情報公開に関しては情報公開条例がある。

Q 今回の事件をうけての条例と考えると、抜けている(充分ではない)部分があるのでは?
A 読み取れない部分をこの中に足すことは何ら問題ない。

■議員間討議
[この条例審議に対する議員の意見]
・条例案を含め全ての関連議案を12月定例会から取り下げた上で、再度議会と理事者で協議する。
・条例案を12月定例会で可決した上で、細部に関してはその後に条例修正で対応する。
・特別委員会を立ち上げ、そこにこの条例を付託し審議する。
・12月議会で否決。次の臨時会もしくは定例会に町側が修正案を提出した場合に審議する。
   ↓
 最善策を見いだせなかったため、今後の定例会運営も含め、正・副議長が町側と調整。

■結論・・・町側は、12月定例会には提案しない。補正予算も修正する。
      今後のスケジュールとして、まずは議会が統一意見として修正案を示し、その後
      議会と町側で協議を重ね、3月の定例会に提案し承認をうける。


2.今後のゴミ処理方法について

■これまでの経過説明
・美唄市との共同で高温高圧処理施設を整備
・平成21年11月27日12月9日の全員協議会で審議。
・平成22年年明けに(衛生センター周辺)地域住民への説明を行い、概ね理解を得られた。

■現状の報告
・美唄市の事情により全体計画が遅れている(計画策定手続きの遅れ、議会承認の遅れ、その他)
・遅れはあるものの全体計画に変更はなく、月形町は当初のスケジュールに従い進めている。
  (平成26年供用開始予定)
・12月定例会に「一般廃棄物処理計画」見直しのための委託料の補正予算を計上
・共同処理施設整備に要する費用について、概算が示された(ただし今後精査する部分が多い)

■質疑応答
Q 美唄市との運用や費用負担などの話し合いはどの時期に行われるのか?
A 美唄市との協定もこれから。基本的な部分はまず最初に取り決める(合意の上で進めて行く)
  協議内容等は出来るだけ議会にも報告していきたい。
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この日初めて議会に提示された[コンプライアンス条例]は、私のイメージしていた条例の内容とは全く別のものでした。また多くの議員は予想以上に重厚でスケールの大きな条例であったことに驚いているようで、「提案が唐突すぎる」「審議する時間が足りない」という声が多く聞かれました。

切手事件の処分を発表した8月5日の全員協議会で、初めて町長が「外部も入れた倫理委員会の設置も考えられる」との考えを示したので、私は「外部委員による事件の検証が行われる」と期待を寄せていました。
私は何よりもまず初めに第三者によってこの事件が検証され、問題点を洗い出した上で再発防止策を検討すべきと考えていたからです。(この事件は教育委員会組織が起こした事件であり、その調査を行ったのが副町長を筆頭にした理事者集団であったこと。役場内部はほとんど全て利害関係者と考えることができるため。)

その想いで進めた9月定例会の一般質問でしたが、その答弁で示された「倫理委員会」のイメージは私のものとは違い、質問と答弁が噛み合わない状態でした。今こうして新しい条例の全貌が明なになってみると、「月形町法令遵守委員会(=倫理委員会)」の位置づけが(町長と私とは)最初から違っていたのだから、できあがったモノが違っていて当然だったと言えます。

今回示された[コンプライアンス条例]は、切手事件の再発防止策としては一定の効果を上げるかもしれません。これから起こるであろう新たな事件を未然に防ぐことに関しては評価できる部分もあります。しかし、この条例をなぜ立ち上げなければならなかったか! その根源にかえって考えると、事件の検証もままならないのに再発防止策などあり得るのでしょうか?

万が一、今ここで、役場のある部署が組織ぐるみで事件を起こし隠ぺいしていた事実がわかったとしたら、今回よりも公共の利益に叶うような調査や処理ができるのでしょうか?
もし今どこかの金庫から、書類上処理もされていない有価物が発見された時、職員は適正な判断の下に処理できるのでしょうか?(どんな少額でも上司に伺いを立てなければ処理できない、迷いの状態にならないか? あるいは、下手に手を出すことでリスクも背負い込むと、見て見ぬふりをする消極的な態度になってしまわないか?)

様々な想像を膨らませ、この条例が施行されたあとの月形町の姿を思い描きながら、この条例の修正案を検討したいと思います。

2010年12月17日

今、注力していること → コンプライアンス条例

外は15日からの寒気で連日真冬日。昨日(16日)の朝はこの冬一番の寒さでー16.1℃でした。そして雪も一気に積もり冬本番といったところです。

そんな中、今週に入ってブログの更新できていません。すいません。師走に入り色々な行事が立て込んでいるのも1つの理由ですが、議員になって初めての大きな課題に向き合っているからです。

それは・・・コンプライアンス条例の修正案作り

今まで議会の中で条例の審議(可否)は行ってきましたが、具体的な修正案を検討するのは(私だけでなく、たぶん全議員が)初めてのことです。また、コンプライアンス条例はこの下に4つの規則を持つ非常に重厚で、多方面に影響のある条例なので、修正案を作ることは法制度に明るくない私にとって大きな課題であり挑戦になっています。

このコンプライアンス条例の修正案作りを行うに至った経緯は、以下の通りです。
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切手事件を受け、その後の展開として以前から話題に上っていた「月形町職員倫理条例(仮称)」。
その条例が形になり11月26日の全員協議会に提示されました。それが

『月形町職員の公正な職務の執行の確保に関する条例(案)』(略称)コンプライアンス条例

この条例(案)に対し議会から「唐突」「審議時間が足りない」「問題箇所がある」等の意見が多数出て、理事者(町長・副町長)側との協議の結果、一旦棚上げとなり12月定例会への条例提案が見送られました[11月26日の全員協議会]。
その後、議会内討議を進めるも結論は出せず、正・副議長と理事者が協議を行い今後のスケジュールを調整することに[12月8日の全員協議会]。

その結果、
1)各議員がコンプライアンス条例の具体的な修正案を作り、
          1月14日開催予定の全員協議会で「最終の議会案」としてとりまとめる。
2)1月中に全員協議会を開催し、理事者と修正案について調整
3)総務課で条例の修正事務を行い、3月定例会に提案
というスケジュールになりました。
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これを受け、現在私も個人的な修正案を作るべく、様々なツテを頼りに勉強・検討を重ねています。特に私がこだわっているのは、この条例を制定することで
●再度同様の事件が起きた時に最善の対処ができるのか(切手事件の教訓を生かせるか)
●職員が迷いなく業務に向かうことができるのか(消極的にならずに業務に集中できるか)
という点です。

私は未だこの事件の検証が不十分(特に調査と公表の部分)と考えているので、(問題箇所が不明朗なまま対策を主眼に置いた)この条例の有効性に疑問を持っています。また「公益通報」への対応を主目的に据えた「法令遵守委員会」で、果たして切手事件の検証ができるのか、検証結果等情報の公開はなされるのか・・・ここも多いな疑問点です。

しかしながら、議会全体の流れはこの条例の制定に前向きです。この条例の中で(切手事件の検証も)対処する方向で流れています。とすれば(議会は合議体である以上)、この条例の修正案で最善を尽くすことが重要に・・・

想いを形にするよう、努力したいと思います。

2010年12月13日

全員協議会(2010.12.8)コンプライアンス条例

第4回定例会にあわせて開かれた全員協議会での「月形町職員の公正な職務の執行の確保に関する条例(コンプライアンス条例)案」について、議会内討議の報告です。
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【コンプライアンス条例に対する意見】
■コンプライアンスの意味を狭めた条例ではないか。
 職員の業務がどの法律に該当し、どう行動すべきだったのかを検討すべきではないか。

■コンプライアンス条例は再発防止策として進めるのであればよしとする。
 ただし、切手事件の検証を行う予定の[法令遵守委員会]は非公開の会議であり、町側の説明では
 積極的な公開もない考えである。検証は別の委員会を立ち上げ、早急に進めるべき。

■法令遵守委員会の活動内容が公益通報に偏りすぎている。コンプライアンスに関し、町長に提言
 できる幅の広いものにするべきでは。
■法令遵守委員会の委員数は3人では少ない。5人にすべき。

■公益通報は「記名」で行うことになっているが、無記名の検討必要。
 無記名で情報を集めることで、事件の未然防止に繋がる。

■関係業者との接触が厳しく規定されているが、月形町の実情を考えれば(町民の多くが対象者となる
 ので)実現できるか疑問。
■厳しい倫理規定が設けられているので、このままの形で進めればいい。
■倫理規則に規定されている事項は紛らわしい。もっとわかりやすくできないか。

■これでまずやってみて、その後、様子を見て修正してみては。
■議会はこの問題の解決を「早く」と言ってきた。早急に動き出せるよう、まずは進めるべき。

【議長によるまとめ】
・議会はこのコンプライアンス条例を概ねよしと認めるも、内容には修正の必要がある。
 今日の議論の内容を町長に伝え、検討を加えてもらったものを議会に図る。
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この協議内容を正・副議長が取りまとめ、町長ら理事者に伝えることになりました。
今後のスケジュールはその時に調整するとのこと。

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