2009年04月12日

第2回 さけ稚魚放流会(読み聞かせ)

須部都川縁での放流会に続き、ちらいおつ遊び塾内で「読み聞かせ会」が行われました。読み聞かせをしてくださったのは「おはなしじゃんけんぽん」の皆さんです。

「サケの一生」では、写真パネルや実物大のさけ見本を使って、長〜い長〜い「サケの一生」を小さな子供たちでも興味を持って聞けるように、様々な声色と間合いで聞かせてくれました。他に紙芝居「いっぽんばし わたる」、絵本「999ひきの きょうだい」もありました。

さすが! 今年、空知で実践教育の表彰を受けた「おはなしじゃんけんぽん」のみなさん!
読み聞かせの間、会場内は一点に引きつけられ、発せられる声に耳を澄ませ感じ入っていました。
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この「さけ稚魚放流会」事業は、町内の子供たちから大人、役場からボランティア団体、町外の関係機関、実に多くの人々が関わっていることに毎回感動します。それに、同じ時期に同じ場所で採卵された卵達は石狩川水系のあちらこちらで育てられ、時を同じくして放流会が開かれています。その情報はマスコミを通じ流れ、間接的に道内各地の人ともつながっていることを感じさせてくれます。

放流会で扱うのは「サケ」ですが、「水」によって結ばれる「生きもの」全てがつながっていることを実感させるこの事業。どうか末永く続きますように。

2009年04月11日

第2回 さけ稚魚放流会(放流の様子)

今年も「わたしたちの川に 大きくなって 戻ってきてね」を合い言葉にしたサケ稚魚放流会が、4月9日(木)、ちらいおつ遊び塾脇の須部都川で行われました。

昨年12月にもらい受けたサケの卵(発眼卵)は1,000個。月形小学区、札比内小学校、花の里保育園、友朋の丘、月形町役場でそれぞれ育てられ今日の日を迎えました。

(月形町役場での成長の様子は → その1その2その3

うまく育てられたところもあれば、そうでなかったところも・・・。1,000粒の卵が何匹の稚魚になったかは? 温度・水・餌の管理など、一冬かけて卵が仔魚に、そして稚魚に育て上げるのは大変なことです。

放流会の会場は須部都川のほとり、昔ながらの川縁です。そのためこの季節は、雪解け水で増水し辺り一面ぬかるみになっています。そこで「花の里つきがた水と緑を愛する会」の方々が木道を通し、足場を組んで特設の放流会場を作ってくれました。
放流会場は、川の水かさが上下しても安全に放流できるように「流しそうめん用の竹筒」も設置。心遣いいっぱいの手作り放流会場になりました。

この放流会に参加したのは保育園児や各学校の小学3年生、関係者や一般の型など約80名。大人も子供も稚魚を手に、放流するまでは子供のように大はしゃぎ、放流した瞬間からお母さんの心持ちで「元気に育つんだよ」と見送っていました。

ちなみに、この須部都川は石狩川へと続き、石狩湾へと注いでいます。海から放流地点までサケが戻って来る間に魚道のない関が4カ所あります(全て須部都川。石狩川に架かる関には魚道が整備されている)。この関に魚道がなければ戻ってくることができません。この放流事業がきっかけとなって、調査が始まったとのことです。

3年後? 4年後? もっと後かなあ? きっと戻ってきてね。

2009年04月08日

平成21年度北海道立月形高校入学式

縁あって、月形高校の入学式に初めて出席させていただきました。小中学校のそれとは明らかに違う緊張感と人数の少なさ(新入生60人と保護者、教職員と来賓のみ)に少し驚きましたが、大人への入り口にさしかかった「高等学校」というポジションを考えると、納得できました。

月形高校は定員80名ですが、新入生は60名。少子化の中、田舎の小規模校が定員割れに直面しています。道内の自治体では地元高校がいつ学級減になるのか、募集停止になるのか、廃校になるのかと、戦々恐々としています。月形高校も例外ではなく、その対策として月形町は(月形高校存続のため)2間口を確保することを目標に、様々な活動や支援体制を整えてきました。その成果が現れた(かどうかは正確には分かりませんが、結果として2間口が確保できた)ことは喜ばしいことです。

新入生の半数以上が札沼線(学園都市線)で通学しています。札幌など大都市で育った子供たちにとっては「田舎の学校」の雰囲気と人数の少なさ、目の届き具合にカルチャーショックを受けていることでしょう。また町内で育った子供たちにとっては「都会の風」に驚いていることでしょう。

どの子にとっても刺激的な高校生活、どうか自分自身の力で、輝く高校時代を築いて欲しいと願っています。
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今日の入学式に参加して、自分自身の高校入学時を思い出しました。

私は全校全校生徒80人弱の田舎の中学出身で、高校は1学年9クラス(1学年約400人)全校生徒1,200人の学校でした。同じ中学からは2人だけで最初は心細かったように思います。

見るもの全てが驚きでした。例えば体育の授業が2クラス合同(これだけで中学の全校生より多い)だったり、トイレの個室が1カ所20くらい並んでいたり(女子校だったこともあります)。なにより、同級生なのに名前も分からず話したことのない人がいることや、他の人に対する関心の薄さを強く感じました。

それでも高校生活は楽しい思い出ばかりです。部活に明け暮れる毎日、赤点を取らないように必死に勉強した試験前、通学の電車で他校の男子生徒にときめいたりして・・・。

どんな環境でも楽しみを見つけられるのも、高校生だと思います。

2009年04月06日

平成21年度月形中学校入学式

今日は午前中に月形小学校と札比内小学校、午後に月形中学校の入学式がありました。新しい環境に一歩踏み出す子供たちがいて、いよいよ新年度スタートを実感、町内にも活気が出てきたようです。
私は総務民教常任委員として月形中学校の入学式に出席しました。

入学式は清々しい独特の雰囲気がありますね。小学校を卒業して半月、子供たちはあっという間に大人びて、小学生の時とは隔絶の間がありました。みな背筋を伸ばし、これからの中学生活に不安を抱きながらも希望を持って進もうとする姿勢が全身からほとばしっていました。

今年の新入生は37人(全校生92人)。この学年が最後の大人数(この学年以降、月形町内の児童数は極端に減ってきます)で、2,3年生にとっては部員不足を解消するための金の卵達です。男子サッカー部、女子バレーボール部、男女剣道部と卓球部そして吹奏楽部、青春の1ページを輝かせる何かを見つけてくださいね。

主役は自分自身、そう「あなた」!!

2009年04月05日

祝・月形町交流センター「つき・あえ〜る」オープン(2)

式典にひきつづき「記念セレモニー」が開催されました。

記念セレモニーのメインは、札幌交響楽団コンサートマスターの大平まゆみさんのヴァイオリン演奏。演奏活動の傍らボランティア活動にも力を注いでおられる大平さんは、この「つき・あえ〜る」の開設趣旨(時代を越え、世代を越え、障害を越えた矯正施設)に共感され、この月形まで足を運んでくださいました。
大平さんの奏でるヴァイオリンの音色は力強く、伸びがあって心地よく、私を含め会場に詰めかけた150人以上の町民の心は釘付けにされました。会場内を移動しながら演奏したり、曲間のおしゃべりで場を和ませたり、全ての行為が「プロの技」。素晴らしかったです。

それから忘れてならないのが、地元月形中学校のブラスアンサンブルによる演奏と、学童保育所「きららクラブ」に通う子供たちの合唱。月中ブラスは日頃の練習の成果か、文字通り息のあった演奏を聴かせてくれましたし、「きららの子供たち」は元気いっぱいの歌声を披露してくれました。途中、それぞれに大平さんとの共演も有り、子供たちにとっても思い出深いものになったのではないでしょうか。

また、セレモニーの中で「きらら特製・木製万年カレンダー(1番上の写真、大平さんの背景にある)」の制作経過紹介と完成披露がありました。これは「つき・あえ〜る」開設にあわせて学童保育関係者(利用児童・保護者・OB・指導員・役場住民課)の皆さんが元月形町社会教育主事の加藤勉さんの指導の下、地元建具職人の児玉義昌さんの協力を得て作り上げたものです。

冬休みに下絵を描き始め、全てが完成したのはつい最近とか。材料の木が思いの外堅く手強かったとのこと。80人近い人の一手一手で作り上げられた木彫りのカレンダーは暖かみがあり味わい深く、「つき・あえ〜る」を象徴するものになることでしょう。

今後は施設内の「ふれあいサロン」に展示されるということなので、ぜひ皆さんも間近でご覧ください。
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月形町にとって新しい試みを持った複合施設の交流センター「つき・あえ〜る」。この施設が本来の意味で活用されるか、また町民に受け入れられるかは、これからの運用と運営にかかっていると思います。

様々な点で問題や要望が出てくるかもしれません。小さなことと放置せず、改良・改善を続けて開設趣旨に添った有効利用が図られるよう、期待していますし、私も注視していきたいと思います。

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