2018年11月10日

町の教育について語って欲しかったな〜【新教育長就任記事】

今朝の北海道新聞に月形町の新しい教育長のインタビュー記事が大きく掲載されていました。

新教育長の古谷さんは今年3月に月形町役場を定年退職するまで各課長職を歴任し、私も議員として町民として様々な場面で親交のあった方です。フットワークが軽く情報通で交際範囲も広く面倒見がよい、他町村とのつながりも持っている・・・町民の期待は高いと思います。

これからの月形町教育行政が楽しみです。
 
と思って新聞記事を読んだのですが・・・ 道立月形高校の通学問題?
確かに月形町として大きな課題だけれど、教育そのものの課題ではないですよね〜(総務課長がJR問題の延長として語るなら解るけれど・・・)。せっかくの機会だから、園小中一貫教育とか、コミュニティスクール、部活指導員、生涯学習・・・ 
 
インタビューの一部掲載だと思うので、記者のセンスの問題もあるかと思うけれど、教育に関する王道の話しが読みたかったなぁ。

2018年06月15日

プロセス【6月15日の北海道新聞朝刊から/JR札沼線問題】

今朝(6月15日/金)の北海道新聞(4面/全道版)に「札沼線の一部廃止・バス転換容認 月形町長、18日にも表明」と大きく掲載されていました。昨日、非公開で月形町議会全員協議会が開催されて表明したとのこと。


先月末の町民説明会からずっと感じていた「町長の言動を現場で見聞きしている私の感覚」と「道新の報道」の違和感。プロセスが大事だと考える私との違いなのか? これが政治なのか? 考えさせられました。


2018年03月31日

月形町の人口推計を見るときは注意が必要【北海道新聞記事から】

今朝の道新1面。道内全自治体の2045年(27年後)の推計人口が、空知面には管内自治体のより詳細なデータ(2015〜45年まで10年刻みの、推計人口と65歳以上の高齢者の割合)が掲載されている。
空知面の記事には「月形町は、月形刑務所受刑者や、福祉施設の入所者が一定程度見込まれ、推計人口は43%減。」とある。

この手の分析は国勢調査のデータを元にしているから、月形町の場合は全く活用できない。だって、月形刑務所の受刑者も人口としてカウントされてしまうから。

月形刑務所の受刑者は男性のみで若い人も多いため高齢化率は相当に歪む。さらに、受刑者は生産活動もまちづくり活動もできない。町民約3300人+約1000人の受刑者。

「受刑者も交付税の対象だから得をしている」と言うけれど、外部シンクタンクの分析を全く活用できないとしたら・・・ 自治体も独自に自立の道を探さねばならない時代において、とてもダメージが大きい。さらに、高齢化が進めば「ケアする側」の人材確保が必須なのに、人口減少で実働できる生産人口が減って賄えなくなったら・・・ 

矯正施設や福祉施設があるから安泰なんて言ってられない。矯正や福祉の仕事しかない町にはしたくない。

表面的な数字に踊らされてはダメだ。実態を、本質を、見極めなければ。時は流れていく。年齢は積み重なるばかり。

■月形町の人口
2015年国勢調査  4,577人 
同日住民基本台帳  3,535人
国勢調査からほぼ2年半後の今、2018年2月28日の月形町人口(住民基本台帳)は 3,286人。65歳以上の高齢者の割合も40%を超えている。

2018年03月30日

取扱いに変更あり♪【おまけ/月形町議会傍聴者用資料】

定例会の報告はこれで本当の最後。

議会の傍聴者用資料の取扱いについて、これまで何度も書いてきた。

定例会中の全ての資料は、過去には【配布】だったものが【閲覧】になり、さらに【会議中に閲覧できるのは当日分のみ】になっていた。(資料は議会事務局内で全て閲覧できるが、開庁時間のみ。入手したい場合は情報公開条例で請求。1枚30円。)

私はこの間、様々な場面でこの問題を提起し、情報の公開を求めてきた。資料配付が難しいならネット公開などの新しい取り組みもあると提案もしてきた。

そして3月定例会。

会期中の傍聴者資料の取扱いは従前同様。傍聴者用資料は5部で、会議当日分の資料のみが用意され閲覧できる。
が、ここからが大きく変わった!

■□■ 定例会閉会後、傍聴者用資料(5部)は欲しい人に先着順に配布する(取り置き予約可) ■□■
大きく前進!! もちろん(受取書にサインして)もらってきました。とても役立ってます。

でも、新たな問題が発生!
   ↓
5部を先着順に配布することにしたのはいいが、廃棄期限を定めていないために余分な資料をいつまでも保管しなければならなくなったもよう。そう、議会の傍聴に来るのは私と他に1人くらい。関心が薄い議会の資料を、閉会後にわざわざ取りに来る人はいないと思う。傍聴したときに手元に残ればメモもとれるし見返すこともあるだろうけれど・・・ (初めて傍聴したケイコちゃんは、通告書にメモしたかったのにできなくて、不便を感じてた。)

昔のように、傍聴者に自由に持たせれば(いらない人は戻してネ♪と書いておけば)良かったのにと思う。それで傍聴者も議会事務局もなんの不都合もなかった。議会も【開かれた議会】としての姿勢を見せられたと思う。もしも傍聴者が多くて資料が足りなくなったら、その時に対応しても遅くなかったろうし、そうなれば別の方法も考えついたと思う。

それが、様々な感情とその場しのぎの中途半端な対応を重ねた結果、常に誰かが不便や不満や余計な手間を負っている。

議長をはじめとする議員は、この現実を認識しているのか? 

指示だけ出して終わりじゃなくて、自分たちが決めたことでどんな影響が出ているのか、キチンと確認して欲しい。決定権を持つ人には影響力があるんだから(← これ、どこかで見た構図)
色々ありましたが、情報公開という意味で一歩前進して良かったです。

2018年03月28日

JR札沼線問題【月形町H30予算詳細/その4+一般質問】

詳細はこれで最後です。

赤字によるバス転換が提案されているJR札沼線。「JR北海道の赤字が拡大、早急に判断を迫られる → 夏にも結論」という緊張感ある報道を連日のように目にする。が、月形町議会では「月形までは鉄路が残り、JRを利用して観光客がやってきて街中に賑わいが戻ってくる」という、楽観した空気が漂っていて本当に驚いた。

一般質問で楠議員が「石狩月形駅をまちづくりの核に位置付け、2次交通の起点に」との提案し、金子議員が総括質疑で「まちづくりの中心をどこにするのか」と問うた。
町長は「月形駅は交通の要であり、JR存続と関係なくまちづくりの核」「月形駅から皆楽公園まで賑わいを繋いでいきたい」「駅前から国道に出る道は道道なので、道の予算で整備できる」と答えた。

果たして、石狩月形駅は月形町の(賑わいの)中心なのか?
JRが廃止になってもなお、交通の拠点にしていくのか?

私は、違うと思う。

町民の生活導線を観察すると、中心は役場前だ。
町内唯一のスーパー「Aコープ」があり、金融機関(JA、札信、道銀、郵便局)も、2つの歯科も100m圏内。美味しいと評判のパン屋「萌木」ではお茶を飲むこともできる。月形高校と中学校へは役場脇の道を入る。夕方ともなれば子ども達が役場1階の町民サロン前でくつろぎながらスクールバスを待つ。町内を循環し住民混乗ができるスクールバスは町立病院は経由するが月形駅前は素通りなのだ。 

町内で歩いている人を見かけようと思ったら、役場前が一番。だから、街頭演説の1番のスポットは役場前。選挙のときに誰もがこぞって場所取りをするではないか。

今、JR札沼線があるから交通の起点は石狩月形駅だが、町民の利便性を考えれば起点を役場に替えるべきだ。

役場には広い駐車場があるから、町内各地から集まってパーク&ライドがすぐにでもできる。町民サロンという待合所もある(少し改修すれば土日も利用できる)。つまり、町民は生活パターンを変えずにすむし、余計な税金を使わなくてもいい。町民にとって都合がいい。

さらに、観光客を出迎えるにもちょうど良い。終着点の役場前は「月形樺戸博物館(明治の北海道開削の歴史を展示)」で、降りたその場が観光地。目を引くこと間違いなし。歴史をたどる散策の道も博物館を起点にしている。

JR札沼線存続運動を展開するために、町民の暮らしを犠牲にしないで欲しい。

予算には「地域公共交通網形成計画策定業務 530万円」が盛り込まれている。ほとんどはコンサルタントへの委託料。町民アンケートを実施し、副町長が会長の法定協議会で「これからの月形町内の地域交通のあり方」を話し合う。どうか、町民の暮らしの実態にしっかり目を向けて議論してください。

そういえば浦臼町議会を傍聴した際、ある議員の一般質問で「JRから提示された(JRがバス転換したあとの)北海道医療大学駅の改修後のイメージ写真」というのがあった。JRからは既にそんな提示までされていたのかと驚いた。当然月形町にも同様の提示はなされているはず。なのに「月形までは存続」という町長の方針で、町民には一切何も知らされていない。

本当はどこまで話が進んでいるの?
夢みたいな将来像を語ってる場合なのか?

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