2008年04月28日

年度末・年度始めで、総会・役員会続き

世間同様、3・4月は年度末・年度初めで、各種団体の総会や役員会が開かれています。
私も色々な団体に所属しているので、そこに出席する機会が数多くありました。

・田園空間博物館「樺戸地区」「月形支部」総会
・月形町体育協会総会
・市南行政区総会・役員会
・市南1・2町内会役員会
・三輪子供会総会
・月形中学校PTA総会
・月形小学校PTA総会
・地球を愛する会@月形役員会
・ママさんバレー美唄連盟総会
・ママさんバレー月形ポパイズ総会

各団体によって総会の雰囲気は違いますが、いずれも【会員数の減少】【行事参加者の減少・固定化】が問題になっています。これは『過疎化の進む地方自治体』の問題と共通しているのは言うまでもなく、これらが解決できれば町も活性化するのでしょう。果たして解決できるのか・・・。

総会や役員会の参加者、ひいては住民が「自分達のこと」として捉え、問題意識と危機感を持って取り組むことからしか始まらないと思います。
自分の想いを伝えたり、意見を言ったりすることは少し恥ずかしいし、わずらわしいこともあるかも知れません。でも言葉を発しなければ、行動を起こさなければ、問題は解決しないのです。新しい波を自らの行動で作っていきませんか。

私はこれからも「想いを伝える側」でいたいと思います。

2008年03月21日

『話す』と『書く』の違い

『話す』ことで考えをまとめたり新しいアイデアを得ていた私にとって、人に会うことや議論すること、たわいのないおしゃべりも「人生の栄養」でした。
議員になって『話す』機会は増えましたが、『書く』ことも数段増え(ブログの書き込み、活動報告書の作成、一般質問の原稿づくりなどなど)、結果ここ数ヶ月は『書く』ことが私の表現の中心になっていました。

こうなると自分の考えを『話す』のがヘタになってくるから不思議です。結果、伝わらなくなり、人と『話す』のが億劫になっていきました。
本来『話す』ことで人生の栄養を得ていた私が話さなくなる → (人生の)栄養不足で疲れが見える。勢いがない。新しい芽が出ない。 → ますます人と話したくなくなる → ますます萎びる → → →どんどん悪循環に・・・。

そんな折り「地球を愛する会@月形」「まちづくりNPOふきのとう」「ママさんバレー・ポパイズ」の活動を通して仲間と『話す』、3月定例会で『話す』、家族とこれからについて『話す』・・・
次第に感覚が戻ってくるのを感じました。

『話す』ことと『書く』ことは表現の仕方も、思考の仕方も違うんですね。

『書く』ことは考えをダラダラと帯のように吐き出し、それを後から切ったり貼ったりして一つのストーリーを作っていく作業。これに対して『話す』ことは瞬間の技。口から後戻りのできない「力の球」を瞬時に投げ合う緊張感のある行動。

日本の英語教育が『書く』ことから入ったがために、いつになっても『話す』ことができないことも、メールで会話することによって『書く』ことは歴史上最も活発に行われているにもかかわらず、周囲の人と『話す』ことができずコミュニケーションが取れない人が増えていると言われていることも、実感として理解できました。

『話す』ことと『書く』こと、どちらも大事。
だからこそ適度なバランスをとっていきたいと思います。

2008年02月27日

まちづくり研修会(地域主権出前講座)

今日の夕方、「まちづくり研修会(地域主権出前講座)」が開かれました。
研修会の対象者は町議会議員、町監査委員、町の各行政委員会員、町職員で、会場の役場大会議室はいっぱいでした。


研修会は、空知支庁参事(地域調整担当)の新出哲也氏の講演「地域主権の推進」〜道州制、支庁制度改革、市町村合併をめぐる動静〜を聞くものでした。
内容は、国・道・地方自治体がそれぞれの立場で効率化、集約化する必要があるという説明と、実際の動き、今後の方向でしたが、講演の多くの時間は「説明」に当てられました。

この手の研修会を聞く度に「地域主権(=地域がそれぞれの独自色を持って行政に取り組む)がこれからの進む方向」→「小さい自治体ではやっていけない」→「合併」という構図を植え付けられます。確かにその通りだとは思いますが、最近は腑に落ちないところも出てきました。
・効率化の名の下に小さい組織をまとめる中間組織を作り、元の組織は規模縮小しながらも残す。(→これでは組織の多層化になり本当の効率化に繋がるのか?)
・国(道州制)、道(支庁改革)、地方自治体(合併)とも同じ構図の問題を抱えており、いずれもそれぞれの組織の維持のために改革が進まない。上部組織の動きがハッキリしないので動けない。(→住民にとって枠組みの変更は大きな意味があるのだろうか? 組織に関係する人達にとっての問題だけでは?)

私は市町村合併に賛成しています。少子高齢化の進行や人口減の観点から、地域の担い手が不足し、現状を維持するには大きな枠組みでの人材確保が必要と考えるからです。ただ現状維持することが本当に必要なのか、規模縮小してでもこのままの体制を保った方がいいのか、考える余地はあると思います。
たまたま月形町は財政的に余裕があり、緊迫感は薄いです。だからこそ今、余裕のあるうちに未来について持って議論する必要があると思います。議会もそうです。

2008年01月10日

『マイ箸』を使う理由

私が『マイ箸』を持つようになったきっかけは、地球を愛する会@月形の活動です。

地球温暖化防止の勉強をするうちに、日本の割り箸の原料が中国の森を皆伐(全ての木を切り倒す)することによって生産されている事実を知りました。もともと水資源の少ない中国で、皆伐によって砂漠化していくメカニズムに納得したことと、経済的に優位な日本がお金にものを言わせて他国の資源を買いあさっていることへの反発が直接的な動機です。

それまで「割り箸は日本の間伐材の有効利用」という話しを鵜呑みにしていた私は、自分の使っている(買っている)割り箸がどこで作られているのか、気にも留めていませんでした。普通のスーパーで、50膳100円で売っているような割り箸が日本の間伐材でできているわけがないのに。
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夫も『マイ箸』を使っています。「なぜ使うのか?」という話しになりました。
「俺は、ゴミを出したくないから。自分が使っただけでゴミになってしまうようなものを使うより、自分が『マイ箸』持ち歩くことでゴミを出さないなら、その方が良いと思って。」

なるほど! 私にとって説得力のある言葉でした。でも周りの人からは
「割り箸の中には日本の間伐材を使っているものもある。経済を回すという意味で、そういう割り箸は使った方が良いんじゃないか?」

夫曰く
「経済を回すというのであれば、間伐材は別の有用な資材として活用されればいいんじゃないか。すぐにゴミになるような割り箸をあえて作らなくても、使わなくても。」

これにも納得。大量生産・大量消費に慣らされ、経済を廻すと言われればその方が優位性があると考えてしまいがちだった社会への明解な反論に正直驚きました。間伐材といえども何年もかけて育った木、一瞬でゴミにしてしまうのは申し訳ないと、私も思います。
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今、私が『マイ箸』を使う理由は・・・

私にとって『マイ箸』が、ものの見方を変えるお守りのようなものだからかもしれません。

マイ箸を使うようになってから、
世の中を『もったいない』の視点から見ることができるようになった。
『愛着』という言葉の意味を理解できるようになった。
『必要なもの』を見極められるようになった。
自分の使うものは自分で用意する → 人に頼らなくなった(かな?)。

小さなことでも一歩踏み出してみれば、世界が変わっていくことを実感する今日この頃です。

2008年01月07日

国民年金の未納率

今日の日本経済新聞朝刊1面、日本経済新聞社年金制度改革研究会報告の「基礎年金、全額消費税で」という見出しが目に留まった。年金制度の現状と問題点、改革案などが記されていた。

この中で私が驚いた事実がある。
「国民年金の未納率は34%、免除や猶予を含めた実質未納率は51%に達している。」

現行の国民年金に対する不信感があるにせよ、これ程までに未納率が高いとは!

少子高齢化が進み、そもそもの現役世代が少なくなってきている上に、社会保険庁のずさんな管理や未納があったのでは、素人の私が考えても制度が成り立たないのはわかる。かといって、現行の制度の中で信頼を高めたり、未納率を劇的に減少させることはできないとも思う。よって、研究会の報告(基礎年金の財源を保険料から全額消費税に置き換える → 税率5%上げ、保険料廃止 など)は十分理解できた。

国民年金は「国」という単位だからこそ賄えるが、大きい単位のために社会保険庁のようなずさんな管理も見過ごされてきた。分野は違うが国民健康保険(国保)の問題もある。国保は基礎自治体単位できめ細かいかもしれないが、小さな自治体にとって財政的に厳しく、相互扶助にも限界がある。また後期高齢者医療制度は都道府県単位で財政規模等は改善され良い方向に向かっていると思うが、細部の問題(高齢者が支払う保険料、基礎自治体ごとの賦課金など)で、この制度自体の土台が崩れそうな気配を感じる。

もっと議論をつくし、制度理解を進めるとともに、現場の声(制度を支える最小単位の末端者。収納者、利用者の声。)を拾って制度改善に役立てて欲しい。それが国会議員の役目であると思う。もちろん私達地方議員は、小さい声を届ける役目があるのは言うまでもない。

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